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3-02いつかきっと本物になりたい
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「誰かを殺すと決めたなら、自分が殺される覚悟を持つものだ」
「そんな……」
「お前たちに襲われた旅人や街や村の人間たち、彼らはお前たちを殺そうともしていなかった」
「ですが……」
「何と言われようとも盗賊になったお前たちが悪い、お前たちは自分たちに無理を言う領主、そいつだけを殺せば良かったんだ」
「そんなことできるわけがない!! 私たちにはできるわけがなかった!! そんなことをしたら私たちが殺された!!」
俺たちは再び剣と弓を握って盗賊たちに向き合った、盗賊たちは俺たちにどんな言い訳してみても、自分たちが殺されることが分かったようだ。だから次々と盗賊たちは武器を持ち、また俺たちと戦おうとしていた。その中にはアクアくらいのまだ幼い者もいた、でも武器を持って俺たちを襲ってきたのなら仕方なかった。
そうせめてこれ以上この幼い子どもが苦しまないように、俺たちが一思いに優しく一瞬で殺してやるくらいしか、ここの盗賊たちにしてやれることはなかったのだ。俺はだから幼い子どもは優しく一瞬で楽にしてやった、痛みすら感じる暇がないように剣で首を落として殺してやった。そうしてやがて誰もいなくなったら、俺は仲間たちとここのことを話しあった。
「まぁ確かにただの平民が貴族である領主、そいつに何かを訴えるのは難しい」
「領主とか、貴族って人の話を聞かないの?」
「俺様には難しいことは分からねぇが、貴族である領主って平民を馬鹿にしがちだな」
「ですがシエル様が言ったことは、そう決して間違ってはいません」
「俺が言ったことは間違ってはいないが、ただの農民では無茶なことでもあるな」
「そうなの、じゃあここの盗賊はどうすることもできなかったの?」
「そうだよな、チビ。どうすることもできねぇのかもな」
「ええ、そうですね。貴族という人間は平民や違う種族、自分たちより下の者を見下しています」
「それでも盗賊になっていいと言う話はない、盗賊になって何をしてもいい理由にはならない」
「とっても話が難しいの、もっと世界が安全で皆が仲良しだと良いのに」
「チビは優しいからな、そんな都合のいい世界があればそりゃ良いだろうさ」
「現実には難しい話です、全ての種族が殺し合わない世界とは難しいものです」
ある者にとってはとても世界は残酷だった、最初から最期までが決まっているかのような人生、そして無残な死から逃れられない者もいるのだ。それでもこの世界で生きていたいのなら、必死に考えて何か努力をすべきだった。ここの盗賊たちでいえば自分たちの領主に訴えるべきだった、領主の心を動かせるように全員で力を合わせて訴えかけるべきだった。
それでもし領主から死を命じられたとしても、それしか彼らが全員でそろって生きていく方法はなかったのだ。でもよく考えてみたならば他にも方法はあった、俺がすぐに思いついたのは全員でそろって生きていくのではなく、それぞれが勝手に村から逃げ出すという選択肢だった。そうしていたら彼らは盗賊にならずにすんだかもしれない、今もどこか他の村で農民として生きていたかもしれなかった。
「他には領主から別々に逃げ出して、他の土地で働くという方法もあったな。彼らがもっとよく色々と考えてみれば、盗賊になる以外にも何か方法があったはずさ」
「シエルは優しいの、でもこの世界ってとても残酷なの」
「そうだよな、だからって愚痴っても仕方ねぇさ」
「この残酷な世界で生きていく、その為には知恵と弛まぬ努力が必要なのですね」
「まぁ、それはそれとしてだ。せっかく盗賊は倒したんだから、いつもどおりに宝探しだ!!」
「シエルの好きな金貨と銀貨、アクアはいっぱい集めるの」
「ほっんとシエルはお宝が好きだな、確かにドラゴンはキラキラした物が好きだけどさ」
「元は弱者から奪われたものです、僕たちが他の弱者を助ける為に使いましょう」
「あっ、そうだ。レン、俺たちどっちが勝ったかな」
「アクア途中までは倒した盗賊を数えてたけど、盗賊が難しいことを言ってきたから分からないの」
「今日は引き分けでよくねぇか、俺様もいちいち数えていなかったしな」
「シエル様もレン様も、お二人ともお強いですからね」
「それからまだ捕まっている人間、その人たちも解放しないとな」
「いつも女の人が捕まってるの」
「人間は本当に一年中が発情期だな、だから盗賊に攫われる女が後を絶たないな」
「だから人間は繁殖力が凄く強いのです、とても子どもが産まれるのが早く、それで多くの国に沢山の人間がいるのでしょう」
それから俺たちはまずはいつも通りに盗賊が隠していた宝探しをした、奥の方の鍵がかかった部屋に金貨や銀貨それに様々な宝物が置いてあった。そうして見つけた宝はいつも通りに俺とレン、それにリッシュで分けることになった。もちろんアクアにもこの宝を貰う権利があるのだが、まだアクアは十歳の子どもなので俺が預かっておいた。アクアが大人になって自立したいと言いだしたら、その時に俺が十分なお宝を渡してやるつもりだった。
「アクアのお宝は俺が預かっておくからな」
「うん、アクアの物はシエルの物なの」
「いつかアクアが大人になったら、そして俺と別れる時にはちゃんと渡してやるからな」
「アクアはずうっとシエルといるの、だからそんな日は絶対にやってこないの」
「そっ、そうか。いやぁ、アクアは本当に可愛い、そして大切な俺の家族だ」
「うん、アクアはシエルの家族。いつかきっと、シエルの本物の家族になるの」
俺はアクアの言ったことに首を傾げていた、アクアはもう俺の家族だった。だから本物の家族という意味が分からなかったのだ、そんなアクアは無邪気に金貨や銀貨を集めて、俺の『魔法の箱』にどんどん入れていた。俺はそんなアクアの言葉を少し不思議に思ったが、まぁアクアが大切な家族にはかわりない、そう思ってそれ以上は気にしなかった。
それから盗賊に捕まっていた女たちの牢を見つけて、俺たちはそこの鍵を壊して彼女たちを解放した。彼女たちはそれぞれ好きなように逃げていった、やっぱり盗賊という人間は許せない者だった。解放した彼女たちは明らかに性的暴行を受けていたようだ、その証拠に碌に服も着ておらずにほとんど裸の女性もいたからだ。まぁこれでとりあえずは今夜の俺たちの仕事、そう盗賊退治はこれで終わりだった。
「それじゃあ、今夜の寝る場所を探そう」
そうして俺たちは野営をする場所を探して歩き出していた、アクアがちょっと眠そうだったので俺が背負って歩いていた。アクアは本当に可愛くて強い俺の家族だな、そう思って俺が森の中を歩いていた時のことだった。森の中にちょっとした屋敷が建っていたのだ、それは貴族の館を小さくしたような屋敷だった。アクア以外の俺たちは顔を見合わせて、とりあえずはそこを訪ねてみようと囁き合った。
そして灯がついているその屋敷の玄関のドアベルを鳴らしてみたのだ、もしも誰も住んでいなくてもそれはそれで良かった、森での野宿より屋根のある場所で眠れる方が良いからだ。でも灯がついていることからして誰かが住んでいるのだろうが、こんな森のど真ん中に住んでいるとはまた変わり者だと思った。しばらくしてドアの向こうから声がした、そうしてドアが開いて地面につきそうな黒髪と黒い瞳を持つ女性が現れた。
「何よ? こんな夜中に何の用? 急病人でも出たの?」
そうして現れた女性は人間じゃなかった、彼女の頭の両側からは立派だが可愛らしい角が生えていた、それに彼女には細くて長いしっぽがあった。俺たちが訪ねた屋敷に住んでいたのは悪魔族だった、ちょっと人間より寿命が長くて力が強くて長生きするという種族だった。俺は悪魔族に会うのは初めてだった、でも悪魔族は見た目が変わっているが、人間のようにドラゴンを殺そうとしたりはしない種族だった。だから、俺たちは正式な挨拶をした。
「暗き夜に祝福されし民よ古き良き隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「そんな……」
「お前たちに襲われた旅人や街や村の人間たち、彼らはお前たちを殺そうともしていなかった」
「ですが……」
「何と言われようとも盗賊になったお前たちが悪い、お前たちは自分たちに無理を言う領主、そいつだけを殺せば良かったんだ」
「そんなことできるわけがない!! 私たちにはできるわけがなかった!! そんなことをしたら私たちが殺された!!」
俺たちは再び剣と弓を握って盗賊たちに向き合った、盗賊たちは俺たちにどんな言い訳してみても、自分たちが殺されることが分かったようだ。だから次々と盗賊たちは武器を持ち、また俺たちと戦おうとしていた。その中にはアクアくらいのまだ幼い者もいた、でも武器を持って俺たちを襲ってきたのなら仕方なかった。
そうせめてこれ以上この幼い子どもが苦しまないように、俺たちが一思いに優しく一瞬で殺してやるくらいしか、ここの盗賊たちにしてやれることはなかったのだ。俺はだから幼い子どもは優しく一瞬で楽にしてやった、痛みすら感じる暇がないように剣で首を落として殺してやった。そうしてやがて誰もいなくなったら、俺は仲間たちとここのことを話しあった。
「まぁ確かにただの平民が貴族である領主、そいつに何かを訴えるのは難しい」
「領主とか、貴族って人の話を聞かないの?」
「俺様には難しいことは分からねぇが、貴族である領主って平民を馬鹿にしがちだな」
「ですがシエル様が言ったことは、そう決して間違ってはいません」
「俺が言ったことは間違ってはいないが、ただの農民では無茶なことでもあるな」
「そうなの、じゃあここの盗賊はどうすることもできなかったの?」
「そうだよな、チビ。どうすることもできねぇのかもな」
「ええ、そうですね。貴族という人間は平民や違う種族、自分たちより下の者を見下しています」
「それでも盗賊になっていいと言う話はない、盗賊になって何をしてもいい理由にはならない」
「とっても話が難しいの、もっと世界が安全で皆が仲良しだと良いのに」
「チビは優しいからな、そんな都合のいい世界があればそりゃ良いだろうさ」
「現実には難しい話です、全ての種族が殺し合わない世界とは難しいものです」
ある者にとってはとても世界は残酷だった、最初から最期までが決まっているかのような人生、そして無残な死から逃れられない者もいるのだ。それでもこの世界で生きていたいのなら、必死に考えて何か努力をすべきだった。ここの盗賊たちでいえば自分たちの領主に訴えるべきだった、領主の心を動かせるように全員で力を合わせて訴えかけるべきだった。
それでもし領主から死を命じられたとしても、それしか彼らが全員でそろって生きていく方法はなかったのだ。でもよく考えてみたならば他にも方法はあった、俺がすぐに思いついたのは全員でそろって生きていくのではなく、それぞれが勝手に村から逃げ出すという選択肢だった。そうしていたら彼らは盗賊にならずにすんだかもしれない、今もどこか他の村で農民として生きていたかもしれなかった。
「他には領主から別々に逃げ出して、他の土地で働くという方法もあったな。彼らがもっとよく色々と考えてみれば、盗賊になる以外にも何か方法があったはずさ」
「シエルは優しいの、でもこの世界ってとても残酷なの」
「そうだよな、だからって愚痴っても仕方ねぇさ」
「この残酷な世界で生きていく、その為には知恵と弛まぬ努力が必要なのですね」
「まぁ、それはそれとしてだ。せっかく盗賊は倒したんだから、いつもどおりに宝探しだ!!」
「シエルの好きな金貨と銀貨、アクアはいっぱい集めるの」
「ほっんとシエルはお宝が好きだな、確かにドラゴンはキラキラした物が好きだけどさ」
「元は弱者から奪われたものです、僕たちが他の弱者を助ける為に使いましょう」
「あっ、そうだ。レン、俺たちどっちが勝ったかな」
「アクア途中までは倒した盗賊を数えてたけど、盗賊が難しいことを言ってきたから分からないの」
「今日は引き分けでよくねぇか、俺様もいちいち数えていなかったしな」
「シエル様もレン様も、お二人ともお強いですからね」
「それからまだ捕まっている人間、その人たちも解放しないとな」
「いつも女の人が捕まってるの」
「人間は本当に一年中が発情期だな、だから盗賊に攫われる女が後を絶たないな」
「だから人間は繁殖力が凄く強いのです、とても子どもが産まれるのが早く、それで多くの国に沢山の人間がいるのでしょう」
それから俺たちはまずはいつも通りに盗賊が隠していた宝探しをした、奥の方の鍵がかかった部屋に金貨や銀貨それに様々な宝物が置いてあった。そうして見つけた宝はいつも通りに俺とレン、それにリッシュで分けることになった。もちろんアクアにもこの宝を貰う権利があるのだが、まだアクアは十歳の子どもなので俺が預かっておいた。アクアが大人になって自立したいと言いだしたら、その時に俺が十分なお宝を渡してやるつもりだった。
「アクアのお宝は俺が預かっておくからな」
「うん、アクアの物はシエルの物なの」
「いつかアクアが大人になったら、そして俺と別れる時にはちゃんと渡してやるからな」
「アクアはずうっとシエルといるの、だからそんな日は絶対にやってこないの」
「そっ、そうか。いやぁ、アクアは本当に可愛い、そして大切な俺の家族だ」
「うん、アクアはシエルの家族。いつかきっと、シエルの本物の家族になるの」
俺はアクアの言ったことに首を傾げていた、アクアはもう俺の家族だった。だから本物の家族という意味が分からなかったのだ、そんなアクアは無邪気に金貨や銀貨を集めて、俺の『魔法の箱』にどんどん入れていた。俺はそんなアクアの言葉を少し不思議に思ったが、まぁアクアが大切な家族にはかわりない、そう思ってそれ以上は気にしなかった。
それから盗賊に捕まっていた女たちの牢を見つけて、俺たちはそこの鍵を壊して彼女たちを解放した。彼女たちはそれぞれ好きなように逃げていった、やっぱり盗賊という人間は許せない者だった。解放した彼女たちは明らかに性的暴行を受けていたようだ、その証拠に碌に服も着ておらずにほとんど裸の女性もいたからだ。まぁこれでとりあえずは今夜の俺たちの仕事、そう盗賊退治はこれで終わりだった。
「それじゃあ、今夜の寝る場所を探そう」
そうして俺たちは野営をする場所を探して歩き出していた、アクアがちょっと眠そうだったので俺が背負って歩いていた。アクアは本当に可愛くて強い俺の家族だな、そう思って俺が森の中を歩いていた時のことだった。森の中にちょっとした屋敷が建っていたのだ、それは貴族の館を小さくしたような屋敷だった。アクア以外の俺たちは顔を見合わせて、とりあえずはそこを訪ねてみようと囁き合った。
そして灯がついているその屋敷の玄関のドアベルを鳴らしてみたのだ、もしも誰も住んでいなくてもそれはそれで良かった、森での野宿より屋根のある場所で眠れる方が良いからだ。でも灯がついていることからして誰かが住んでいるのだろうが、こんな森のど真ん中に住んでいるとはまた変わり者だと思った。しばらくしてドアの向こうから声がした、そうしてドアが開いて地面につきそうな黒髪と黒い瞳を持つ女性が現れた。
「何よ? こんな夜中に何の用? 急病人でも出たの?」
そうして現れた女性は人間じゃなかった、彼女の頭の両側からは立派だが可愛らしい角が生えていた、それに彼女には細くて長いしっぽがあった。俺たちが訪ねた屋敷に住んでいたのは悪魔族だった、ちょっと人間より寿命が長くて力が強くて長生きするという種族だった。俺は悪魔族に会うのは初めてだった、でも悪魔族は見た目が変わっているが、人間のようにドラゴンを殺そうとしたりはしない種族だった。だから、俺たちは正式な挨拶をした。
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