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3-01殺すと決めたのに覚悟がない
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「それじゃあ、用意はいいな。皆、行ってみよう」
ある日の真夜中のことだった、俺たち全員は顔を隠して行動していた。顔を隠しているからといって、別に悪い事をしていたんじゃない、逆に俺たちにとっては良い事をしにきていた。俺はアルカンシエル、皆はシエルと呼ぶドラゴンだ。ドラゴンだが人間の姿でいるという縛りプレイ、俺はそんなことをしている珍しいドラゴンなのだ。この縛りプレイのおかげで、俺はすてーたす?とやらが上がり続けて強くなっていけるのだった。
そんな俺は仲間と一緒に今夜の目的である、山の中にある小さな要塞のような場所にきていた。俺たち四人は正面の門から堂々と中に入ろうとしていた、正面の門を見張っていた数人の人間は戸惑っていた。俺たち四人は顔を隠していてどう考えても怪しい集団だったから無理もなかった、俺は見張りをしていたその人間の一人に向かって明るい声で話しかけた。
「こんばんは、ここにビアッヘ盗賊団がいるって本当なのかな?」
「なんだ、貴様ら。たった四人だけで、このビアッヘ盗賊団に何の用だ!!」
「やっぱりそうなんだ、ありがと」
「ああ、何を言っていやがる!?」
「お礼に君たちを楽に殺してあげるよ、『電撃槍』!!」
「ぎゃあああぁぁ!?」
俺はここが盗賊団であることを確かめて、それから見張りをしていた数人を魔法で焼き殺した。あとは普段通りの簡単なお仕事である、俺の大切な家族であるアクアをいつものように背負って、俺たちは盗賊団の正面の門をギギギギギッとこじ開けていった。俺の親友であるレンも扉を開けるのを手伝ってくれた、もう一人の友達のリッシュはその間に他の人間が来ないか見張っていてくれた。
「シエル、ここに三百人くらいの盗賊がいるの?」
「そうだよ、アクア」
「それならアクアは頑張る、皆を守ってみせる!!」
「はははっ、頼んだよ。アクア」
俺の大切なアクアは迷い人だ、俺とは違う世界から来た人間だ。だから少し変わっている、あらゆる言語の読み書きができるし、すてーたす?という不思議な板がアクアには見えるのだ。すてーたす?というのは今も俺にはよく分からないが、名前と種族に体力や魔力の総量それに各能力値など様々なことが分かる、そういう不思議な板が見えるとアクアはいつも言っていた。でも俺にとってはそんなことは関係なく、今では種族が違ってもアクアは俺の大切な俺の家族だった。
またアクアは防御と回復の上級魔法を使える人間でもあった、上級魔法の使い手はとても珍しい者でもあった。国に二、三人いれば良い方だという話だった、だから上級魔法が使えるとどの国でも追われることになるのだ。そういう理由でアクアはもちろん、俺たちは全員が上級魔法がいくつか使えるので、それを誰にも知られることがないようにしていた。今回の盗賊退治もアクアは防御の上級魔法まで使いこなして、俺たち全員をしっかりと守ってみせると張り切っていた。
「なぁ、シエル。どっちが盗賊を多く始末するか、せっかくだから競争しねぇか?」
「それは面白そうだ、レン」
「俺様をなめんなよ、きっとお前より多く倒してやるぜ」
「いいや、俺だって強くなったんだから、きっとレンに勝ってみせるさ」
そして俺に競争しようと言ってきた、そのレンという友達は俺と同じくドラゴンだ。俺に合わせて人間の姿をしているが、彼は誇り高きドラゴンだった。ちょっと言葉遣いが悪いがとても良いドラゴンで、最近では俺はもうレンのことを親友だと思うようになっていた。だから素直に俺はレン本人にもそう言ってみたら、体中を真っ赤にして彼は照れていた、そんなふうに不器用だが大切な親友でもあった。
そうして俺とレンは競争することになったから、正面の門から入って俺たちを襲ってきた盗賊を次々と倒していった。俺とレンとで百人くらいの盗賊たちを倒してしまった時だった、盗賊の一人が小さな子どもをどこからか連れてきた。そうして俺たちに向かってこう言ってきた、まぁこれも俺たちにとってはよくあることだった。
「貴様ら、動くな!! この人質がどうなっても……」
「炎よ!!」
「うわぁ!? とっ、父ちゃん。父ちゃん!? うわああぁぁん、この人殺しー!!」
「なんですか、お芝居でしたか。シエル様の言う通り、本当に人間とは卑怯ですね」
その一人の盗賊は人質をとったふりをした、だが実際にはそれは本物の盗賊の被害者ではなく、盗賊自身の家族の一人だったようだ。そいつは人質を盾にして俺たちをどうにか脅そうとしたが、俺たちに脅しをかけるよりも友人であるリッシュが早く動いた。人質をとっていた盗賊をエルフであるリッシュは、自分の持っている特別な魔法の弓で、素早く炎の矢を生み出してその盗賊を射殺してしまった。
リッシュは俺たちに助けられたエルフだった、だから俺たちに恩義があるといって旅についてきたのだった。彼の持っている弓矢は特別でそれに弓の腕は確かだった、どんなに的が小さくても彼は敵を射抜いてみせた。リッシュは以前に人間の奴隷狩りに遭ったことがある、だからどちらかというと人間が好きではなかった、こうして人間に卑怯な手を使われると更に静かに深く怒っていた。
「降参だ!! 俺は降参する!!」
そうして俺とレンそれにリッシュが更に百人ほどの盗賊を倒してみせた、アクアはずっと俺たちの動きをよく見て防御魔法を上手く使ってくれていた。そうして残りの百人くらいの盗賊も倒してしまおうとしていた時だった、若い一人の青年が降参すると言いだした。一人がそう言いだすと次々と他の盗賊もそう言い初めた、そうして武器をその場に捨てて俺たちに命乞いをし始めたのだ。
「投降する、助けてくれ」
「もう戦えない、降参するから殺さないで」
「ほらっ、武器は捨てた、だから助けてくれ」
「お願いよ、私たちも事情があったの」
「そうなんだ、俺たちも被害者なんだよ」
俺とレンが倒した盗賊の数は同じくらいだった、二人で百七十人くらいの盗賊を片付けた、リッシュも三十人くらいの盗賊を射殺していた。でも残りの百人の盗賊はもう戦わないと言ってきた、そうして武器を投げ出して本当に俺たちに命乞いをしてきたのだ。ドラゴンとしては戦いを止めた者を攻撃するのは気が引けた、でもここは確かに盗賊団で彼らは悪人だった、殺人や窃盗それに強姦など様々な悪いことをしていた。そんな相手がもう戦わないなどと勝手なことを言うので、俺が向こうの代表者と話してみることにした。
「わっ、私たちは元は別々の村のただの農民です。税が重くて払いきれなくなって盗賊になりました」
「ふーん、だから何? だから殺人や窃盗それに強姦をしても許されるのか?」
「他に生きていく方法が無かったのです!! 私たちは盗賊にならなかったら死んでいました!!」
「だったらお前らはまず話す相手を間違ったんだろ、最初にお前たちを治めていた領主に現状を訴えるべきだったろ」
「領主さまが話を聞いてくれなかったのです!! 私たちが生き残るためには盗賊になるしかなかった!!」
「…………そうか、でもな。」
俺はここの盗賊たちの訴えの一部は理解できた、でもこいつらの領主が話を聞いてくれないからといって、こいつらが盗賊となって殺人や窃盗それに強姦をしていい理由は全く無かった。こいつらは強い者にどうすることもできず逆らえなかったから、より弱者から何かを奪って生きる道を選んでしまった。前者は気の毒な話かもしれないが、後者は同情するところは少しもなかった、だから俺はここの盗賊たちを許さなかった、どんなに命乞いをしようと俺たちに彼らを許す気は無かったのだ。
「誰かを殺すと決めたなら、自分が殺される覚悟を持つものだ」
ある日の真夜中のことだった、俺たち全員は顔を隠して行動していた。顔を隠しているからといって、別に悪い事をしていたんじゃない、逆に俺たちにとっては良い事をしにきていた。俺はアルカンシエル、皆はシエルと呼ぶドラゴンだ。ドラゴンだが人間の姿でいるという縛りプレイ、俺はそんなことをしている珍しいドラゴンなのだ。この縛りプレイのおかげで、俺はすてーたす?とやらが上がり続けて強くなっていけるのだった。
そんな俺は仲間と一緒に今夜の目的である、山の中にある小さな要塞のような場所にきていた。俺たち四人は正面の門から堂々と中に入ろうとしていた、正面の門を見張っていた数人の人間は戸惑っていた。俺たち四人は顔を隠していてどう考えても怪しい集団だったから無理もなかった、俺は見張りをしていたその人間の一人に向かって明るい声で話しかけた。
「こんばんは、ここにビアッヘ盗賊団がいるって本当なのかな?」
「なんだ、貴様ら。たった四人だけで、このビアッヘ盗賊団に何の用だ!!」
「やっぱりそうなんだ、ありがと」
「ああ、何を言っていやがる!?」
「お礼に君たちを楽に殺してあげるよ、『電撃槍』!!」
「ぎゃあああぁぁ!?」
俺はここが盗賊団であることを確かめて、それから見張りをしていた数人を魔法で焼き殺した。あとは普段通りの簡単なお仕事である、俺の大切な家族であるアクアをいつものように背負って、俺たちは盗賊団の正面の門をギギギギギッとこじ開けていった。俺の親友であるレンも扉を開けるのを手伝ってくれた、もう一人の友達のリッシュはその間に他の人間が来ないか見張っていてくれた。
「シエル、ここに三百人くらいの盗賊がいるの?」
「そうだよ、アクア」
「それならアクアは頑張る、皆を守ってみせる!!」
「はははっ、頼んだよ。アクア」
俺の大切なアクアは迷い人だ、俺とは違う世界から来た人間だ。だから少し変わっている、あらゆる言語の読み書きができるし、すてーたす?という不思議な板がアクアには見えるのだ。すてーたす?というのは今も俺にはよく分からないが、名前と種族に体力や魔力の総量それに各能力値など様々なことが分かる、そういう不思議な板が見えるとアクアはいつも言っていた。でも俺にとってはそんなことは関係なく、今では種族が違ってもアクアは俺の大切な俺の家族だった。
またアクアは防御と回復の上級魔法を使える人間でもあった、上級魔法の使い手はとても珍しい者でもあった。国に二、三人いれば良い方だという話だった、だから上級魔法が使えるとどの国でも追われることになるのだ。そういう理由でアクアはもちろん、俺たちは全員が上級魔法がいくつか使えるので、それを誰にも知られることがないようにしていた。今回の盗賊退治もアクアは防御の上級魔法まで使いこなして、俺たち全員をしっかりと守ってみせると張り切っていた。
「なぁ、シエル。どっちが盗賊を多く始末するか、せっかくだから競争しねぇか?」
「それは面白そうだ、レン」
「俺様をなめんなよ、きっとお前より多く倒してやるぜ」
「いいや、俺だって強くなったんだから、きっとレンに勝ってみせるさ」
そして俺に競争しようと言ってきた、そのレンという友達は俺と同じくドラゴンだ。俺に合わせて人間の姿をしているが、彼は誇り高きドラゴンだった。ちょっと言葉遣いが悪いがとても良いドラゴンで、最近では俺はもうレンのことを親友だと思うようになっていた。だから素直に俺はレン本人にもそう言ってみたら、体中を真っ赤にして彼は照れていた、そんなふうに不器用だが大切な親友でもあった。
そうして俺とレンは競争することになったから、正面の門から入って俺たちを襲ってきた盗賊を次々と倒していった。俺とレンとで百人くらいの盗賊たちを倒してしまった時だった、盗賊の一人が小さな子どもをどこからか連れてきた。そうして俺たちに向かってこう言ってきた、まぁこれも俺たちにとってはよくあることだった。
「貴様ら、動くな!! この人質がどうなっても……」
「炎よ!!」
「うわぁ!? とっ、父ちゃん。父ちゃん!? うわああぁぁん、この人殺しー!!」
「なんですか、お芝居でしたか。シエル様の言う通り、本当に人間とは卑怯ですね」
その一人の盗賊は人質をとったふりをした、だが実際にはそれは本物の盗賊の被害者ではなく、盗賊自身の家族の一人だったようだ。そいつは人質を盾にして俺たちをどうにか脅そうとしたが、俺たちに脅しをかけるよりも友人であるリッシュが早く動いた。人質をとっていた盗賊をエルフであるリッシュは、自分の持っている特別な魔法の弓で、素早く炎の矢を生み出してその盗賊を射殺してしまった。
リッシュは俺たちに助けられたエルフだった、だから俺たちに恩義があるといって旅についてきたのだった。彼の持っている弓矢は特別でそれに弓の腕は確かだった、どんなに的が小さくても彼は敵を射抜いてみせた。リッシュは以前に人間の奴隷狩りに遭ったことがある、だからどちらかというと人間が好きではなかった、こうして人間に卑怯な手を使われると更に静かに深く怒っていた。
「降参だ!! 俺は降参する!!」
そうして俺とレンそれにリッシュが更に百人ほどの盗賊を倒してみせた、アクアはずっと俺たちの動きをよく見て防御魔法を上手く使ってくれていた。そうして残りの百人くらいの盗賊も倒してしまおうとしていた時だった、若い一人の青年が降参すると言いだした。一人がそう言いだすと次々と他の盗賊もそう言い初めた、そうして武器をその場に捨てて俺たちに命乞いをし始めたのだ。
「投降する、助けてくれ」
「もう戦えない、降参するから殺さないで」
「ほらっ、武器は捨てた、だから助けてくれ」
「お願いよ、私たちも事情があったの」
「そうなんだ、俺たちも被害者なんだよ」
俺とレンが倒した盗賊の数は同じくらいだった、二人で百七十人くらいの盗賊を片付けた、リッシュも三十人くらいの盗賊を射殺していた。でも残りの百人の盗賊はもう戦わないと言ってきた、そうして武器を投げ出して本当に俺たちに命乞いをしてきたのだ。ドラゴンとしては戦いを止めた者を攻撃するのは気が引けた、でもここは確かに盗賊団で彼らは悪人だった、殺人や窃盗それに強姦など様々な悪いことをしていた。そんな相手がもう戦わないなどと勝手なことを言うので、俺が向こうの代表者と話してみることにした。
「わっ、私たちは元は別々の村のただの農民です。税が重くて払いきれなくなって盗賊になりました」
「ふーん、だから何? だから殺人や窃盗それに強姦をしても許されるのか?」
「他に生きていく方法が無かったのです!! 私たちは盗賊にならなかったら死んでいました!!」
「だったらお前らはまず話す相手を間違ったんだろ、最初にお前たちを治めていた領主に現状を訴えるべきだったろ」
「領主さまが話を聞いてくれなかったのです!! 私たちが生き残るためには盗賊になるしかなかった!!」
「…………そうか、でもな。」
俺はここの盗賊たちの訴えの一部は理解できた、でもこいつらの領主が話を聞いてくれないからといって、こいつらが盗賊となって殺人や窃盗それに強姦をしていい理由は全く無かった。こいつらは強い者にどうすることもできず逆らえなかったから、より弱者から何かを奪って生きる道を選んでしまった。前者は気の毒な話かもしれないが、後者は同情するところは少しもなかった、だから俺はここの盗賊たちを許さなかった、どんなに命乞いをしようと俺たちに彼らを許す気は無かったのだ。
「誰かを殺すと決めたなら、自分が殺される覚悟を持つものだ」
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