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2-28そう簡単に逃げられない
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「なんだぁ、また会ったな。なぁ、ガキども」
「ふふっ、不思議なめぐり合わせね」
「何かお宝でも見つけた?」
「神よ、我らを正しき道にお導きください」
それはドラゴンをトカゲと馬鹿にしていた、ラバードという男のパーティだった。あんなに大きな地震が起こって大小の岩たちがこの周辺に飛び散った、なのにこのラバードという男のパーティは冷静そのものだった。このパーティの全員が俺たちを観察しているようだった、俺はとりあえずは全て誤魔化してしまうことにした。
「いやぁ、おじさん凄い地震と地すべりだったね」
「そうだな、坊主。まったくだ、今度のは凄かった」
「俺たちも運が良かったよ、おじさんたちは怪我しなかった?」
「いや、俺も運が良い方でな。み~んな怪我はしなかった」
「それじゃ、俺たちは山から下りることにするよ。おじさんたちも元気でね」
「そうか、でもそう簡単には行かないんだよなぁ」
そう言いながらラバードという男、そいつはゆっくりとこっちに歩いてきた。気だるそうに笑っていて彼の目には殺気がなかった、俺はだから剣が届かない距離までの接近は許した。向こうも剣が届かないギリギリの距離で止まった、そうしてから体をかがめて俺の目を覗きこんできた。俺はここで視線を逸らしたら負けだと思った、だからいつもどおりに笑って彼の目を逆に覗きみた。
「――――ッ!!」
「よいしょっと」
その次の瞬間だったラバードという男が俺に剣を向けた、俺はアクアをその場に背から降ろしてそれをどうにか防御してみせた。そうして俺のショートソードとラバードのロングソードが触れ合ったままで、俺たちは睨み合い向かいあうことになった。アクアのことを素早くリッシュが抱き上げて守っていた、俺は純粋な力だけの勝負なら負けなかった、俺は以前よりまた強くなっていたからだ。
「これって一体何の真似かな、おじさん」
「おじさんじゃねぇ、ラバードって呼んでいいぞ」
「そう、でも俺は長い付き合いをするつもりはないんだ。ねぇ、おじさん」
「ラバードだ、そう呼びな坊主。そういえば名前は何だ? 坊主」
「教えてあげないよ、おじさん。俺たちはもう山を下りるんだからね」
「いいや、ここに残ってもらうさ。俺たちの聞きたいことが聞けるまではな」
そうして今度は殺気を出し始めた、そんなラバードと俺は戦うことになった、今の俺には剣術だけならちょっと強すぎる敵だった。でも相手の目に殺気があるのなら、こうやって剣を向けられたんじゃ仕方がなかった。他の仲間たちもラバードの仲間たちと相対していた、レンはフェーヤと呼ばれたシーフらしき女性と、そしてアクアとリッシュはラミヤとエトワールという女性たちとそれぞれが対峙していた。
「えへへへっ、僕はシーフのフェーヤだよ。君のお名前はなぁに?」
「教えるわけねぇだろ、お前みたいな怪しい奴に」
「そんなこと言わないで仲良くしようよ、ぼ・う・や」
「俺様はもう大人だ、子ども扱いをすんな!!」
「へぇそうなんだ、それじゃ怪我をしても仕方がないね」
「――――!!」
シーフのフェーヤはとても素早かった、そして鋭い一撃をレンの左の肩に加えていた。レンはフェーヤの早さに一瞬だけとまどったが、今度は油断することなく臨戦態勢をとった。フェーヤは余裕を持って、手に持ったナイフを手元で回して見せるなどした、一方のレンは速さで後れをとっていた。だから彼は冷静さを保つようにした、そうしてロングソードを隙がないように構えていた。
「ふふっあたしは魔法使いのラミアよ」
「神官のエトワールです」
「申し訳ありませんが、僕は貴方がたに名乗る名を持ちません」
「私も名乗る気はないの」
「ふふっ、そう言わずに仲良くしましょう」
「そうです、神は自ら投降するものには慈悲を与えます」
「あいにくと僕の信じる神は違います」
「うん、私も仲良くする気はないの」
「ふふっ、それじゃごめんなさい。『氷撃槍』」
「神はいつでも皆を見守っています。『聖なる守り』」
「言葉だけの謝罪など結構です、炎よ!!」
「防御はお任せなの、『聖なる守り』!!」
アクアとリッシュも魔法使いのラミアと、それに神官のエトワールと対峙していた。相手は優しく自ら戦いを止めるように言ってきた、でもお互いに臨戦態勢なのは明らかだった。だからこちらでは魔法戦が始まった、魔法使いのラミアが氷の槍で攻撃してきた、それをアクアが防御の中級魔法で防いだ。リッシュは炎の矢を生み出して、ラミアのことを狙ったが神官の防御魔法で防がれた。
「おい坊主、いい加減に名前を教えろよ」
「だからそれは嫌なんだって、おじさんたちってどこの国の組織?」
「ああ? このリジエール国に決まってるだろ」
「そうか、それじゃ。もちろん俺の名前はおあずけだね」
「おれはおあずけは嫌いなんだ、特に女の場合はな」
「あいにくと、俺は男だから関係ないね」
俺とラバードは一見すると互角に剣で戦っていた、でも俺には余裕がないのに向こうにはまだ余裕があった。俺は向こうがまだ遊んでいるうちに、そうこっちをなめてかかっているうちに、勝ってしまいたかった。だがなかなかそう簡単にはいかなかった、酔っていないラバードは簡単に隙を見せてくれなった。俺は魔法を使ってみようかとも思ったが、そう思うだけでも俺の隙に繋がりかねずできなかった。
「ロングソードって間合いだけは広いね」
「ああっ!! そんなちっさいナイフじゃ、俺さまには届かねぇな!!」
「でも、さっきはちゃんと届いたよ」
「……もう女だろうが、手加減はしねぇ!!」
「へぇ~、手加減されてたんだ。君ってうん、優しいね」
「ぶっ殺すぞ、このくそシーフ!!」
レンは簡単に隙を見せないように、最小限の動きでロングソードを振るっていた。それに対して余裕しゃくしゃくでフェーヤは動き、レンのことをよく観察していた。それはまるで踊っているように綺麗な動きだった、レンはフェーヤのことを用心深く慎重に見ていた、さっきのように簡単には隙はみせなかった。
「本当に可愛い女の子、ああ、あたしにもあんな時代があったわ」
「そうですか、それは少し疑問なのです」
「貴女と僕たちのお嬢様を一緒にしないでください」
「そうなの、わたしは違う人間なの」
「ふふっ、そうかしら。あたしたち、案外と似た者同士かもよ」
「ラミアに似ているのなら、それはとっても怖い敵なのです」
「お嬢様、あんな女の言葉を気にしないでください」
「私、全然気にしてないの」
「ふふっ、それじゃあ魔力比べといくとするわ。『氷竜巻』」
「神よ、我らを邪悪な者からお守りください。『聖なる守り』」
「僕のお嬢様はそう簡単には負けない、もちろん僕だってそうです。氷よ!!」
「魔力比べなら、私の方が有利なの。『聖なる守り』」
今度はラミアという魔法使いは残酷に、鋭い氷で相手を切り刻む魔法を使ってきた。もちろん俺の優しいアクアがその氷の刃から、リッシュと自分を防御魔法で守ってみせた。リッシュはその氷の竜巻の中でも飛ぶ、そんな強い鋭い氷の矢で攻撃をした。でもそれはまた相手の神官による魔法によって防がれた。氷の魔法を二度使ったおかげで、辺りの空気はかなり冷たくなり体の自由を少しづつだが奪っていった。
「もう終わりだぜ、坊主」
「ふふっ、不思議なめぐり合わせね」
「何かお宝でも見つけた?」
「神よ、我らを正しき道にお導きください」
それはドラゴンをトカゲと馬鹿にしていた、ラバードという男のパーティだった。あんなに大きな地震が起こって大小の岩たちがこの周辺に飛び散った、なのにこのラバードという男のパーティは冷静そのものだった。このパーティの全員が俺たちを観察しているようだった、俺はとりあえずは全て誤魔化してしまうことにした。
「いやぁ、おじさん凄い地震と地すべりだったね」
「そうだな、坊主。まったくだ、今度のは凄かった」
「俺たちも運が良かったよ、おじさんたちは怪我しなかった?」
「いや、俺も運が良い方でな。み~んな怪我はしなかった」
「それじゃ、俺たちは山から下りることにするよ。おじさんたちも元気でね」
「そうか、でもそう簡単には行かないんだよなぁ」
そう言いながらラバードという男、そいつはゆっくりとこっちに歩いてきた。気だるそうに笑っていて彼の目には殺気がなかった、俺はだから剣が届かない距離までの接近は許した。向こうも剣が届かないギリギリの距離で止まった、そうしてから体をかがめて俺の目を覗きこんできた。俺はここで視線を逸らしたら負けだと思った、だからいつもどおりに笑って彼の目を逆に覗きみた。
「――――ッ!!」
「よいしょっと」
その次の瞬間だったラバードという男が俺に剣を向けた、俺はアクアをその場に背から降ろしてそれをどうにか防御してみせた。そうして俺のショートソードとラバードのロングソードが触れ合ったままで、俺たちは睨み合い向かいあうことになった。アクアのことを素早くリッシュが抱き上げて守っていた、俺は純粋な力だけの勝負なら負けなかった、俺は以前よりまた強くなっていたからだ。
「これって一体何の真似かな、おじさん」
「おじさんじゃねぇ、ラバードって呼んでいいぞ」
「そう、でも俺は長い付き合いをするつもりはないんだ。ねぇ、おじさん」
「ラバードだ、そう呼びな坊主。そういえば名前は何だ? 坊主」
「教えてあげないよ、おじさん。俺たちはもう山を下りるんだからね」
「いいや、ここに残ってもらうさ。俺たちの聞きたいことが聞けるまではな」
そうして今度は殺気を出し始めた、そんなラバードと俺は戦うことになった、今の俺には剣術だけならちょっと強すぎる敵だった。でも相手の目に殺気があるのなら、こうやって剣を向けられたんじゃ仕方がなかった。他の仲間たちもラバードの仲間たちと相対していた、レンはフェーヤと呼ばれたシーフらしき女性と、そしてアクアとリッシュはラミヤとエトワールという女性たちとそれぞれが対峙していた。
「えへへへっ、僕はシーフのフェーヤだよ。君のお名前はなぁに?」
「教えるわけねぇだろ、お前みたいな怪しい奴に」
「そんなこと言わないで仲良くしようよ、ぼ・う・や」
「俺様はもう大人だ、子ども扱いをすんな!!」
「へぇそうなんだ、それじゃ怪我をしても仕方がないね」
「――――!!」
シーフのフェーヤはとても素早かった、そして鋭い一撃をレンの左の肩に加えていた。レンはフェーヤの早さに一瞬だけとまどったが、今度は油断することなく臨戦態勢をとった。フェーヤは余裕を持って、手に持ったナイフを手元で回して見せるなどした、一方のレンは速さで後れをとっていた。だから彼は冷静さを保つようにした、そうしてロングソードを隙がないように構えていた。
「ふふっあたしは魔法使いのラミアよ」
「神官のエトワールです」
「申し訳ありませんが、僕は貴方がたに名乗る名を持ちません」
「私も名乗る気はないの」
「ふふっ、そう言わずに仲良くしましょう」
「そうです、神は自ら投降するものには慈悲を与えます」
「あいにくと僕の信じる神は違います」
「うん、私も仲良くする気はないの」
「ふふっ、それじゃごめんなさい。『氷撃槍』」
「神はいつでも皆を見守っています。『聖なる守り』」
「言葉だけの謝罪など結構です、炎よ!!」
「防御はお任せなの、『聖なる守り』!!」
アクアとリッシュも魔法使いのラミアと、それに神官のエトワールと対峙していた。相手は優しく自ら戦いを止めるように言ってきた、でもお互いに臨戦態勢なのは明らかだった。だからこちらでは魔法戦が始まった、魔法使いのラミアが氷の槍で攻撃してきた、それをアクアが防御の中級魔法で防いだ。リッシュは炎の矢を生み出して、ラミアのことを狙ったが神官の防御魔法で防がれた。
「おい坊主、いい加減に名前を教えろよ」
「だからそれは嫌なんだって、おじさんたちってどこの国の組織?」
「ああ? このリジエール国に決まってるだろ」
「そうか、それじゃ。もちろん俺の名前はおあずけだね」
「おれはおあずけは嫌いなんだ、特に女の場合はな」
「あいにくと、俺は男だから関係ないね」
俺とラバードは一見すると互角に剣で戦っていた、でも俺には余裕がないのに向こうにはまだ余裕があった。俺は向こうがまだ遊んでいるうちに、そうこっちをなめてかかっているうちに、勝ってしまいたかった。だがなかなかそう簡単にはいかなかった、酔っていないラバードは簡単に隙を見せてくれなった。俺は魔法を使ってみようかとも思ったが、そう思うだけでも俺の隙に繋がりかねずできなかった。
「ロングソードって間合いだけは広いね」
「ああっ!! そんなちっさいナイフじゃ、俺さまには届かねぇな!!」
「でも、さっきはちゃんと届いたよ」
「……もう女だろうが、手加減はしねぇ!!」
「へぇ~、手加減されてたんだ。君ってうん、優しいね」
「ぶっ殺すぞ、このくそシーフ!!」
レンは簡単に隙を見せないように、最小限の動きでロングソードを振るっていた。それに対して余裕しゃくしゃくでフェーヤは動き、レンのことをよく観察していた。それはまるで踊っているように綺麗な動きだった、レンはフェーヤのことを用心深く慎重に見ていた、さっきのように簡単には隙はみせなかった。
「本当に可愛い女の子、ああ、あたしにもあんな時代があったわ」
「そうですか、それは少し疑問なのです」
「貴女と僕たちのお嬢様を一緒にしないでください」
「そうなの、わたしは違う人間なの」
「ふふっ、そうかしら。あたしたち、案外と似た者同士かもよ」
「ラミアに似ているのなら、それはとっても怖い敵なのです」
「お嬢様、あんな女の言葉を気にしないでください」
「私、全然気にしてないの」
「ふふっ、それじゃあ魔力比べといくとするわ。『氷竜巻』」
「神よ、我らを邪悪な者からお守りください。『聖なる守り』」
「僕のお嬢様はそう簡単には負けない、もちろん僕だってそうです。氷よ!!」
「魔力比べなら、私の方が有利なの。『聖なる守り』」
今度はラミアという魔法使いは残酷に、鋭い氷で相手を切り刻む魔法を使ってきた。もちろん俺の優しいアクアがその氷の刃から、リッシュと自分を防御魔法で守ってみせた。リッシュはその氷の竜巻の中でも飛ぶ、そんな強い鋭い氷の矢で攻撃をした。でもそれはまた相手の神官による魔法によって防がれた。氷の魔法を二度使ったおかげで、辺りの空気はかなり冷たくなり体の自由を少しづつだが奪っていった。
「もう終わりだぜ、坊主」
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