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2-23助け出せたらそれでいい
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「欲にまみれた汚い人間たちよ!! 我が同族を捕らえ売り払おうとするとは万死に値するぞ!!」
そうレンはなかなか威厳のある声で言っていた、レンの体格は良かったから俺と違ってドラゴンの姿にも迫力があった。ドラゴンであるレンは街が燃えないように空中に炎のブレスを吐いた、そうやって何度も街の人間たちを脅して、怒っているドラゴンが恐ろしいものだと教えてやった。やがて全てのエルフの奴隷を助け出したら、俺は合図にちょっと工夫した高い温度の青い『火炎球』を空中に放った。
それから南門の外に出ていたエルフたちを、南門に降りてきたレンが背に乗せて飛んだ。俺も陰に隠れてドラゴンに変身して、大切な家族のアクアと残りのエルフたちを背に乗せて飛んだ。そうして俺とレンはドラゴンの姿で街を脱出した、最初はエルフの隠れ里とは違う南に向かって飛んだ。だがカラモスの街の追っ手を振り切ると方向を変えて、今度は北のエルフの隠れ里を目指して飛んでいった。
「兄さん!!」
「ああ、ディア!!」
「兄さんが生きててくれて良かった!! 本当に良かった!!」
「ああ、そうだ!! ディア、お前にまた会えて良かった!!」
リッシュの案内で数刻でエルフの隠れ里につくことができた、ディアは突然降りてきたドラゴンの俺たちを恐れず、すぐにレンの背中の上にいたリッシュを見つけて再会を喜んだ。他の捕まっていたエルフたちもそれぞれ家族や友人、それに恋人との再会を喜んでいた。集落の族長であるルーフェンはとても驚いていた、それからドラゴンから人間の姿に変身した俺たちは、彼から深く頭を下げられてお礼を言われた。
「本来なら私たちで解決しなければならないこと、ですが太古からの強く優しき隣人に感謝致します」
「いや、俺たちもあの街で人間に狙われたので」
「そうだな、糞みてぇな街だったからな」
「レンったら言葉遣いが悪過ぎるの、でもとっても変な街だった」
その時俺はすっかり忘れていることに気づいた、まだリッシュの傷を治していなかったのだ。街の中で目立ちたくなかったから、あの街から脱出するまでリッシュの傷はそのままにしていたのだ。リッシュとディアたち兄妹が再会を喜んでいる最中で、それを治療とはいえ邪魔をするのは気が引けた。だから一通り再会の挨拶が終わったら、二人に声をかけてリッシュの治療をすることにした。
「えっと、『完全なる癒しの光』」
「ああ、僕の目が!? 顔と体も!?」
「兄さん!? ああ!! 昔の兄さんだわ!!」
「ふうぅ~、これでもう大丈夫なの」
「ああ、ありがとうございます、アクア様」
「本当にありがとう、アクアさん」
リッシュの傷は俺たちの中で一番、回復魔法が得意なアクアが治した。リッシュの焼け爛れていた皮膚や体は綺麗に治って、見えていなかった右目も見えるようになっていた。他にも傷を負っているエルフがいたので、アクアは一生懸命にその傷を魔法で治していった。俺はそんな優しいアクアを誇りに思った、レンもそう思っていたに違いない、俺の肩を叩いて力強く頷いていたからだ。
「それでは皆の者、宴をひらくとしよう!!」
そうして解放されたエルフたちは宴をすることにした、囚われていたエルフを救った俺たちを称える宴だった。俺とレンは蜂蜜酒を沢山飲まされた、俺たちドラゴンは酔っぱらうことがない、だから有難く美味しい蜂蜜酒を飲み干した。アクアにはジュースが振る舞われた、他にはエルフの里にしかない果物なども貰って喜んで食べていた。
「アクア、ジュースは美味しいか?」
「うん、シエル。このジュース、とっても美味しいの」
「おいチビ、こっちに上手い果物があんぞ」
「おお、レンはいつもアクアに優しいな」
「ありがと、レン。これもとっても美味しいの」
「チビも大きくならねぇとな、いっぱい食いやがれ」
「アクア、いっぱい大きくならないとな」
「うん、分かった。アクアはいっぱい大きくなる」
「良い事じゃねぇか、偉いぞチビ」
そうしてこの前にここに来た時に貸してもらった空き家、あれはリッシュの家だったと初めて知った。今夜からしばらくは妹のディアの家に泊まるからと、またリッシュの家を俺たちは貸してもらった。楽しい宴で沢山の食べ物を飲み食いしたので、アクアを中心にして俺たちはまた大きなベットで眠った。そうして次の日もスッキリした気分で目を覚ました、そんな俺たちは朝もご馳走をたっぷりと食べさせてもらった。
「いや、こんなにお世話になって申し訳ない」
「何をいいます、貴方たちは私たちの家族を救ってくれたのです」
「でも全部を救えたわけじゃない、悲しいけどそうなんでしょう」
「…………ええ、家族が帰ってきていない者もおります」
「俺たちが助けられたのは、まだ奴隷商人のところにいたエルフだけだった」
「既に他の人間に売られてしまった者は帰ってきておりません、ですが貴方たちがしたことは決して無駄ではないのです」
そう俺たちは神のような大きな力を持っていない、もう人間に売られてしまったエルフは助けられなかった。誰に売られたのか調べようがなかったからだ、街全体に奴隷契約を破棄する魔法を使ったから、運が良ければ自力で逃げ出している者もいたかもしれなかった。俺たちはできるだけのことをした、それでも助けられない命も確かにあったのだ。
こうして俺たちは十日の間、エルフの隠れ里に滞在させて貰った。さすがに俺とレンも疲れていた、それにあのカラモスの街からの追っ手も心配だった、族長のルーフェンからはこの村に住む私たちエルフが、自分たちで立ち向かわなければならない問題だと言われた。そうして何事もなく十日が過ぎた、ディアからリッシュを助け出したお礼の宝石の原石も貰った、だから俺たちは次の街へ向かうことにした。その時になってから、突然リッシュがこうとんでもないことを言いだした。
「エルフは助けられた恩を忘れないんです、僕は貴方たちについていって助けになります」
「いやいや俺たちも襲われたから、だから戦っただけなんだから」
「僕は弓と上級魔法も少ないですが使えます、きっと貴方たちのお役にたってみせます」
「ええと、ディアたちを守るのも大事なリッシュの仕事だろ」
「僕はあの街に攫われた時に一度死んだんです、僕はもっと広い世界を知らなくてはならないのです」
「えっと、レンとアクア。これって、どうするべきかな?」
俺たちはリッシュのことを話しあった、リッシュは絶対に俺たちについてくる気だった。あの妹のディアでさえそのことに反対しなかった、上級魔法が使えるエルフが何故攫われたのかも聞いた。なんでも他のエルフを人質にとられて、そうしてリッシュは攫われのだった。そしてあの酷い火傷は人間に買われたくなくて、リッシュ自身が自由なうちに自分でしたことだったと知った。
「僕はなんと言われようが、貴方たちについていきます」
そうレンはなかなか威厳のある声で言っていた、レンの体格は良かったから俺と違ってドラゴンの姿にも迫力があった。ドラゴンであるレンは街が燃えないように空中に炎のブレスを吐いた、そうやって何度も街の人間たちを脅して、怒っているドラゴンが恐ろしいものだと教えてやった。やがて全てのエルフの奴隷を助け出したら、俺は合図にちょっと工夫した高い温度の青い『火炎球』を空中に放った。
それから南門の外に出ていたエルフたちを、南門に降りてきたレンが背に乗せて飛んだ。俺も陰に隠れてドラゴンに変身して、大切な家族のアクアと残りのエルフたちを背に乗せて飛んだ。そうして俺とレンはドラゴンの姿で街を脱出した、最初はエルフの隠れ里とは違う南に向かって飛んだ。だがカラモスの街の追っ手を振り切ると方向を変えて、今度は北のエルフの隠れ里を目指して飛んでいった。
「兄さん!!」
「ああ、ディア!!」
「兄さんが生きててくれて良かった!! 本当に良かった!!」
「ああ、そうだ!! ディア、お前にまた会えて良かった!!」
リッシュの案内で数刻でエルフの隠れ里につくことができた、ディアは突然降りてきたドラゴンの俺たちを恐れず、すぐにレンの背中の上にいたリッシュを見つけて再会を喜んだ。他の捕まっていたエルフたちもそれぞれ家族や友人、それに恋人との再会を喜んでいた。集落の族長であるルーフェンはとても驚いていた、それからドラゴンから人間の姿に変身した俺たちは、彼から深く頭を下げられてお礼を言われた。
「本来なら私たちで解決しなければならないこと、ですが太古からの強く優しき隣人に感謝致します」
「いや、俺たちもあの街で人間に狙われたので」
「そうだな、糞みてぇな街だったからな」
「レンったら言葉遣いが悪過ぎるの、でもとっても変な街だった」
その時俺はすっかり忘れていることに気づいた、まだリッシュの傷を治していなかったのだ。街の中で目立ちたくなかったから、あの街から脱出するまでリッシュの傷はそのままにしていたのだ。リッシュとディアたち兄妹が再会を喜んでいる最中で、それを治療とはいえ邪魔をするのは気が引けた。だから一通り再会の挨拶が終わったら、二人に声をかけてリッシュの治療をすることにした。
「えっと、『完全なる癒しの光』」
「ああ、僕の目が!? 顔と体も!?」
「兄さん!? ああ!! 昔の兄さんだわ!!」
「ふうぅ~、これでもう大丈夫なの」
「ああ、ありがとうございます、アクア様」
「本当にありがとう、アクアさん」
リッシュの傷は俺たちの中で一番、回復魔法が得意なアクアが治した。リッシュの焼け爛れていた皮膚や体は綺麗に治って、見えていなかった右目も見えるようになっていた。他にも傷を負っているエルフがいたので、アクアは一生懸命にその傷を魔法で治していった。俺はそんな優しいアクアを誇りに思った、レンもそう思っていたに違いない、俺の肩を叩いて力強く頷いていたからだ。
「それでは皆の者、宴をひらくとしよう!!」
そうして解放されたエルフたちは宴をすることにした、囚われていたエルフを救った俺たちを称える宴だった。俺とレンは蜂蜜酒を沢山飲まされた、俺たちドラゴンは酔っぱらうことがない、だから有難く美味しい蜂蜜酒を飲み干した。アクアにはジュースが振る舞われた、他にはエルフの里にしかない果物なども貰って喜んで食べていた。
「アクア、ジュースは美味しいか?」
「うん、シエル。このジュース、とっても美味しいの」
「おいチビ、こっちに上手い果物があんぞ」
「おお、レンはいつもアクアに優しいな」
「ありがと、レン。これもとっても美味しいの」
「チビも大きくならねぇとな、いっぱい食いやがれ」
「アクア、いっぱい大きくならないとな」
「うん、分かった。アクアはいっぱい大きくなる」
「良い事じゃねぇか、偉いぞチビ」
そうしてこの前にここに来た時に貸してもらった空き家、あれはリッシュの家だったと初めて知った。今夜からしばらくは妹のディアの家に泊まるからと、またリッシュの家を俺たちは貸してもらった。楽しい宴で沢山の食べ物を飲み食いしたので、アクアを中心にして俺たちはまた大きなベットで眠った。そうして次の日もスッキリした気分で目を覚ました、そんな俺たちは朝もご馳走をたっぷりと食べさせてもらった。
「いや、こんなにお世話になって申し訳ない」
「何をいいます、貴方たちは私たちの家族を救ってくれたのです」
「でも全部を救えたわけじゃない、悲しいけどそうなんでしょう」
「…………ええ、家族が帰ってきていない者もおります」
「俺たちが助けられたのは、まだ奴隷商人のところにいたエルフだけだった」
「既に他の人間に売られてしまった者は帰ってきておりません、ですが貴方たちがしたことは決して無駄ではないのです」
そう俺たちは神のような大きな力を持っていない、もう人間に売られてしまったエルフは助けられなかった。誰に売られたのか調べようがなかったからだ、街全体に奴隷契約を破棄する魔法を使ったから、運が良ければ自力で逃げ出している者もいたかもしれなかった。俺たちはできるだけのことをした、それでも助けられない命も確かにあったのだ。
こうして俺たちは十日の間、エルフの隠れ里に滞在させて貰った。さすがに俺とレンも疲れていた、それにあのカラモスの街からの追っ手も心配だった、族長のルーフェンからはこの村に住む私たちエルフが、自分たちで立ち向かわなければならない問題だと言われた。そうして何事もなく十日が過ぎた、ディアからリッシュを助け出したお礼の宝石の原石も貰った、だから俺たちは次の街へ向かうことにした。その時になってから、突然リッシュがこうとんでもないことを言いだした。
「エルフは助けられた恩を忘れないんです、僕は貴方たちについていって助けになります」
「いやいや俺たちも襲われたから、だから戦っただけなんだから」
「僕は弓と上級魔法も少ないですが使えます、きっと貴方たちのお役にたってみせます」
「ええと、ディアたちを守るのも大事なリッシュの仕事だろ」
「僕はあの街に攫われた時に一度死んだんです、僕はもっと広い世界を知らなくてはならないのです」
「えっと、レンとアクア。これって、どうするべきかな?」
俺たちはリッシュのことを話しあった、リッシュは絶対に俺たちについてくる気だった。あの妹のディアでさえそのことに反対しなかった、上級魔法が使えるエルフが何故攫われたのかも聞いた。なんでも他のエルフを人質にとられて、そうしてリッシュは攫われのだった。そしてあの酷い火傷は人間に買われたくなくて、リッシュ自身が自由なうちに自分でしたことだったと知った。
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