27 / 90
1-27世界に決まった形はない
しおりを挟む
「……もうしばらく魔物の解体はしたくない」
俺はもう血と肉にまみれて解体をするのが嫌になった、だからダンジョンスタンピートの後始末が収まったら、しばらく狩りは止めて大人しく人間相手に鍛練するだけですませていた。でもなぁどうも最近は相手が一人だと物足りない気がするな、俺はどこかに手頃な盗賊団でもいないかと、鍛練のついでに冒険者ギルドの掲示板を見てみた。
すると数は少ないが幾つか盗賊団の討伐依頼が出ていた、俺はその規模と場所をよく覚えておいた、そして正式な依頼は受けずにそいつらを潰しに行った。小規模の盗賊団だったから母さんと鉢合わせする心配も少なかった、だから安心をして盗賊団を幾つか潰しにいったのだ。ダンジョンスタンピートで戦えなかった分も合わせて、俺の戦闘意欲はいつになく激しく燃え上がっていた。
「てめぇ、動くとこの人質を殺すぞ!!」
「はいはい、よっと!!」
俺が盗賊団のアジトにお邪魔すると時々、こんな場面に出くわした。でも俺としては複数の人間との、効果的な戦い方を学びたいだけだった。だから誰が人質だろうと言われたことは無視した、人間はドラゴンのことをでっかいトカゲだ、そうトカゲなんかと同じにして酷い悪口を言うことがあった。でもドラゴンの俺にすればまた人間は違うものだった、俺にとって知らない人間は猿のようなものなのだった。
だから人質がとられていても、俺は全く気にせずにその盗賊を殺した。人質が少しくらい傷ついたってお構いなしだった、俺にとって知らない猿が怪我をしたのと同じことだった。俺は身元を特定されるのだけは嫌だったので、ローブを深く被って黒い布で顔を隠して盗賊団を潰していった。一度にいろんな武器で狙われることもあった、それらを魔法で撃退しながら更に飛んでくる武器を避けることもあった。
俺は大勢の人間と戦うのが、だんだんと上手くなっていった。相手がそう十数人くらいの人間なら剣だけでも、俺は上手く一人で戦って殺してしまえるくらいに強くなった。それにしても人間というものは、時には狡猾で随分と卑怯な手を使った。ドラゴンと違って人間は正々堂々と戦うことは少なかった、人間には知恵というものがあってそれは様々な罠となって現れた
「貴様、動くとこの人質を……」
「はいはいっと、えいっ!!」
「えっ、やだ!! 父さんが!? 死んでる!! この人殺しー!!」
「なんだお芝居かよ、ということはお前も盗賊なんだな」
時々人質になっている者自身が盗賊だということもあった、だから俺が人質を取っていた方の盗賊を殺すと非難された。全くの逆恨みで誰かに殺されるのが嫌ならば、誰かを殺す盗賊団なんてところにいなければいいのだった。そうやって俺はフィーレの街の近くにある盗賊団を始末していった、街では最近は街道が安全で通りやすいと噂になっていた。
「うーん、小さな盗賊団は儲けもやっぱり少ないなぁ」
俺は倒した盗賊団からきっちり金貨や銀貨を貰っていった、俺が使うことで世間へと返還されるという良い仕組みだった。もっとも小さな盗賊団ばっかりだったので、儲けもそう大したものではなかった。一度だけそんな俺でも対処に困ったことがあった、俺よりも背の小さい子どもばかりの盗賊団に会った時のことだった。彼らは武器を持って俺を襲ってきた、だがあまりにも弱々しく無力だった。
「くっそっ、殺すならさっさと殺しやがれ」
「お前そんなに死にたいのか、死にたいなら勝手にその辺で自害しろ」
この時ばかりは俺もさすがに殺しをしなかった、全員が十歳前後の子どもで碌に金も持っていなかったからだ。仕方がないのでその時は匿名で役人に手紙を書いておいた、こういう場所にこういう子どもの盗賊団があるとそう教えておいたのだ。人間はそれをどう処理するのかと思っていたら、数日後にその盗賊団は皆殺しにされた。街道を通る旅人の安全を守るためだった、盗賊団にいる者の年齢などは殺さない理由にならなかったようだ。
「うーん、俺もまだまだ甘いな」
一度盗賊という行為を働いたらもう殺されても仕方がないのだ、それがどんなに幼い者でもこの無慈悲な世界は、更生するという機会を与えてくれないのだった。殺すなら殺される覚悟を持ちなさい、ぼんやりと母さんに言われたことを思い出した。全くそのとおりで俺も殺される覚悟、それをいつもしておかなければならなかった、だが上手く言えないが俺はなんだか納得ができなかった。
それでこの一件で俺はどうにも気分が悪くなって、しばらくの間は盗賊団退治は止めることにした。そうして冷静な人間の意見が聞きたくて、月の日にツカサに会いに行って全てを話してみた。ツカサは静かに俺の話を全て聞いていた、子どもだけの盗賊団がいて役人に退治された、そう聞いたときには少し目のふちを指で拭っていた。やがてツカサは俺にこう返事をしてくれた、穏やかに優しく大切なことを教えてくれた。
「なぁ、ツカサ。もっと世界が優しくて、素晴らしい場所なら良いのにな」
「シエル、自分たちがいる世界を形作るのは、いつだってそこに住む者たちだよ」
「えっと、つまりどういうこと?」
「君が優しくて素晴らしい世界を望むなら、そうなるように努力しなければならないってことさ」
「えっと俺にできることなんてあるかな、こんな出来損ないの情けないドラゴンなのにさ」
「君はまだいろんな可能性を持っている、この世界を優しいものにするか、厳しいものにするかも君次第なんだよ」
それから俺はツカサの言葉をよく考えた、それで俺にできることがあるかと悩んだ。しばらく悩んだすえに俺は余裕がある時には、神殿の孤児院に寄付をすることにした。俺は弱々しく生きていたあの盗賊団、その非力な人間の子どもの姿が忘れられなかったのだ。俺は商業ギルドの狩人だってことになっていた、だから寄付をするとしても大した金額じゃなかった。時には金じゃなく俺は子どもたち全員が食えるように、沢山の肉を狩って持っていくこともあった。
「お兄ちゃん、ありがと」
「お肉とっても美味しいよ」
「えへへへっ、お肉嬉しいな」
「お腹がいっぱいだ」
「ありがとね」
俺はドラゴンらしくないドラゴンだった、普通のドラゴンは弱者には無慈悲だった。でも俺は今から大きくなるという可能性がある人間の子どもたち、そんな弱者たちが安心して成長できるような世界を望んだ。俺ができることなんて微々たるものだったが、孤児院の子どもは素直に喜んでくれることが多かった。ツカサやあかり姉さんのような良い人間に彼らには育って欲しかった、孤児院で学んで立派で優しい人間になって欲しかったのだ。
母さんがあかり姉さんを保護した時、その時もこんな気持ちだったのだろうか、遠い世界からやってきた迷い人に優しく安全な世界を与えたかった。俺はそんなことを時々だが考えるようになった、俺にとってはあかり姉さんは新しい隣人ができた、最初はこれは面白そうなそれくらいの認識だったが、母さんはもっと色んなことを考えていたはずだ。母さんは俺に対してとても厳しかったが、でも理不尽な要求をしたことは一度も無かった。
それに今ではあかり姉さんは俺のとても大切な家族だった、血は繋がっていなくてもたとえ種族が違っていたとしても、あかり姉さんはやはり俺にとって失えない大切な家族になっていた。俺の母さんが子どもだった俺のために作っていた世界は安全で優しいものだった、俺もいつか縄張りをもって俺の子どもにとって優しくて安全な素晴らしい世界を作るのだ。そうツカサの言葉を胸に焼き付けて、俺はまだ見たこともない自分の子どもを想ってみたりした。
「まぁ、そんな夢を見るのは自由だろ」
俺はもう血と肉にまみれて解体をするのが嫌になった、だからダンジョンスタンピートの後始末が収まったら、しばらく狩りは止めて大人しく人間相手に鍛練するだけですませていた。でもなぁどうも最近は相手が一人だと物足りない気がするな、俺はどこかに手頃な盗賊団でもいないかと、鍛練のついでに冒険者ギルドの掲示板を見てみた。
すると数は少ないが幾つか盗賊団の討伐依頼が出ていた、俺はその規模と場所をよく覚えておいた、そして正式な依頼は受けずにそいつらを潰しに行った。小規模の盗賊団だったから母さんと鉢合わせする心配も少なかった、だから安心をして盗賊団を幾つか潰しにいったのだ。ダンジョンスタンピートで戦えなかった分も合わせて、俺の戦闘意欲はいつになく激しく燃え上がっていた。
「てめぇ、動くとこの人質を殺すぞ!!」
「はいはい、よっと!!」
俺が盗賊団のアジトにお邪魔すると時々、こんな場面に出くわした。でも俺としては複数の人間との、効果的な戦い方を学びたいだけだった。だから誰が人質だろうと言われたことは無視した、人間はドラゴンのことをでっかいトカゲだ、そうトカゲなんかと同じにして酷い悪口を言うことがあった。でもドラゴンの俺にすればまた人間は違うものだった、俺にとって知らない人間は猿のようなものなのだった。
だから人質がとられていても、俺は全く気にせずにその盗賊を殺した。人質が少しくらい傷ついたってお構いなしだった、俺にとって知らない猿が怪我をしたのと同じことだった。俺は身元を特定されるのだけは嫌だったので、ローブを深く被って黒い布で顔を隠して盗賊団を潰していった。一度にいろんな武器で狙われることもあった、それらを魔法で撃退しながら更に飛んでくる武器を避けることもあった。
俺は大勢の人間と戦うのが、だんだんと上手くなっていった。相手がそう十数人くらいの人間なら剣だけでも、俺は上手く一人で戦って殺してしまえるくらいに強くなった。それにしても人間というものは、時には狡猾で随分と卑怯な手を使った。ドラゴンと違って人間は正々堂々と戦うことは少なかった、人間には知恵というものがあってそれは様々な罠となって現れた
「貴様、動くとこの人質を……」
「はいはいっと、えいっ!!」
「えっ、やだ!! 父さんが!? 死んでる!! この人殺しー!!」
「なんだお芝居かよ、ということはお前も盗賊なんだな」
時々人質になっている者自身が盗賊だということもあった、だから俺が人質を取っていた方の盗賊を殺すと非難された。全くの逆恨みで誰かに殺されるのが嫌ならば、誰かを殺す盗賊団なんてところにいなければいいのだった。そうやって俺はフィーレの街の近くにある盗賊団を始末していった、街では最近は街道が安全で通りやすいと噂になっていた。
「うーん、小さな盗賊団は儲けもやっぱり少ないなぁ」
俺は倒した盗賊団からきっちり金貨や銀貨を貰っていった、俺が使うことで世間へと返還されるという良い仕組みだった。もっとも小さな盗賊団ばっかりだったので、儲けもそう大したものではなかった。一度だけそんな俺でも対処に困ったことがあった、俺よりも背の小さい子どもばかりの盗賊団に会った時のことだった。彼らは武器を持って俺を襲ってきた、だがあまりにも弱々しく無力だった。
「くっそっ、殺すならさっさと殺しやがれ」
「お前そんなに死にたいのか、死にたいなら勝手にその辺で自害しろ」
この時ばかりは俺もさすがに殺しをしなかった、全員が十歳前後の子どもで碌に金も持っていなかったからだ。仕方がないのでその時は匿名で役人に手紙を書いておいた、こういう場所にこういう子どもの盗賊団があるとそう教えておいたのだ。人間はそれをどう処理するのかと思っていたら、数日後にその盗賊団は皆殺しにされた。街道を通る旅人の安全を守るためだった、盗賊団にいる者の年齢などは殺さない理由にならなかったようだ。
「うーん、俺もまだまだ甘いな」
一度盗賊という行為を働いたらもう殺されても仕方がないのだ、それがどんなに幼い者でもこの無慈悲な世界は、更生するという機会を与えてくれないのだった。殺すなら殺される覚悟を持ちなさい、ぼんやりと母さんに言われたことを思い出した。全くそのとおりで俺も殺される覚悟、それをいつもしておかなければならなかった、だが上手く言えないが俺はなんだか納得ができなかった。
それでこの一件で俺はどうにも気分が悪くなって、しばらくの間は盗賊団退治は止めることにした。そうして冷静な人間の意見が聞きたくて、月の日にツカサに会いに行って全てを話してみた。ツカサは静かに俺の話を全て聞いていた、子どもだけの盗賊団がいて役人に退治された、そう聞いたときには少し目のふちを指で拭っていた。やがてツカサは俺にこう返事をしてくれた、穏やかに優しく大切なことを教えてくれた。
「なぁ、ツカサ。もっと世界が優しくて、素晴らしい場所なら良いのにな」
「シエル、自分たちがいる世界を形作るのは、いつだってそこに住む者たちだよ」
「えっと、つまりどういうこと?」
「君が優しくて素晴らしい世界を望むなら、そうなるように努力しなければならないってことさ」
「えっと俺にできることなんてあるかな、こんな出来損ないの情けないドラゴンなのにさ」
「君はまだいろんな可能性を持っている、この世界を優しいものにするか、厳しいものにするかも君次第なんだよ」
それから俺はツカサの言葉をよく考えた、それで俺にできることがあるかと悩んだ。しばらく悩んだすえに俺は余裕がある時には、神殿の孤児院に寄付をすることにした。俺は弱々しく生きていたあの盗賊団、その非力な人間の子どもの姿が忘れられなかったのだ。俺は商業ギルドの狩人だってことになっていた、だから寄付をするとしても大した金額じゃなかった。時には金じゃなく俺は子どもたち全員が食えるように、沢山の肉を狩って持っていくこともあった。
「お兄ちゃん、ありがと」
「お肉とっても美味しいよ」
「えへへへっ、お肉嬉しいな」
「お腹がいっぱいだ」
「ありがとね」
俺はドラゴンらしくないドラゴンだった、普通のドラゴンは弱者には無慈悲だった。でも俺は今から大きくなるという可能性がある人間の子どもたち、そんな弱者たちが安心して成長できるような世界を望んだ。俺ができることなんて微々たるものだったが、孤児院の子どもは素直に喜んでくれることが多かった。ツカサやあかり姉さんのような良い人間に彼らには育って欲しかった、孤児院で学んで立派で優しい人間になって欲しかったのだ。
母さんがあかり姉さんを保護した時、その時もこんな気持ちだったのだろうか、遠い世界からやってきた迷い人に優しく安全な世界を与えたかった。俺はそんなことを時々だが考えるようになった、俺にとってはあかり姉さんは新しい隣人ができた、最初はこれは面白そうなそれくらいの認識だったが、母さんはもっと色んなことを考えていたはずだ。母さんは俺に対してとても厳しかったが、でも理不尽な要求をしたことは一度も無かった。
それに今ではあかり姉さんは俺のとても大切な家族だった、血は繋がっていなくてもたとえ種族が違っていたとしても、あかり姉さんはやはり俺にとって失えない大切な家族になっていた。俺の母さんが子どもだった俺のために作っていた世界は安全で優しいものだった、俺もいつか縄張りをもって俺の子どもにとって優しくて安全な素晴らしい世界を作るのだ。そうツカサの言葉を胸に焼き付けて、俺はまだ見たこともない自分の子どもを想ってみたりした。
「まぁ、そんな夢を見るのは自由だろ」
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。

契約結婚のはずが、気づけば王族すら跪いていました
言諮 アイ
ファンタジー
――名ばかりの妻のはずだった。
貧乏貴族の娘であるリリアは、家の借金を返すため、冷酷と名高い辺境伯アレクシスと契約結婚を結ぶことに。
「ただの形式だけの結婚だ。お互い干渉せず、適当にやってくれ」
それが彼の第一声だった。愛の欠片もない契約。そう、リリアはただの「飾り」のはずだった。
だが、彼女には誰もが知らぬ “ある力” があった。
それは、神代より伝わる失われた魔法【王威の審判】。
それは“本来、王にのみ宿る力”であり、王族すら彼女の前に跪く絶対的な力――。
気づけばリリアは貴族社会を塗り替え、辺境伯すら翻弄し、王すら頭を垂れる存在へ。
「これは……一体どういうことだ?」
「さあ? ただの契約結婚のはずでしたけど?」
いつしか契約は意味を失い、冷酷な辺境伯は彼女を「真の妻」として求め始める。
――これは、一人の少女が世界を変え、気づけばすべてを手に入れていた物語。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる