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混血系大公編:第一部

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「ふふ…」
「クソッ、シャーラ、早く…!」
「ん…」
 シャツをたくし上げ、肌に手を這わせる。鎖骨あたりに入った刺青をスルリと撫でる。筋肉で盛り上がった胸の谷間にキスを落として、ちゅ、ちゅ、と徐々に唇を下ろしていく。その度にロルフの体がピクピクと反応して、…ああ、攻めるのってこんなに楽しいんだ。いつも嬉々として、私を攻める男たちの気持ちがわかっちゃった。
 おへその近くにキスをして、胸を股間に押し付ける。ほーれほれ、大好きなおっぱいだよー。むにむにおっぱいを押し付けて楽しんでいたけれど、ふとロルフが黙り込んでしまったことに気づく。
 あれ、呆れちゃったのかな?チロっと見上げた瞬間、獲物を狙う灰色の目に射すくめられる。あ、まずい。調子に乗りすぎちゃったかも。
 ちょっと距離を取ろうかと思って身を起こすも、何かにぐっと引き寄せられる。
「わッ」
「逃げんじゃねぇよ」
 掠れた声と共に、ロルフの足に絡め取られて逃げられない。ガッシリと私を拘束したまま、グリグリと固いものを押し付けてくる。ひぇぇ。
「オラ、早く咥え込めよ。上のでも下のでもいいからよ」
「動けないわよ…ッ、あっ、ちょっと…!」
 身動き取れないでいると、誰かがスリスリと陰唇を撫でてくる。もうひとりの誰かが、背筋を指でツゥっと撫で上げる。
「待ってろロルフ、準備してやる」
「あッ」
 ビョルンの声がして、指がツプリと入ってくる。優しく私の中を探りながら、陰核は強めに押しつぶされる。
「あッ、あッ」
「遅っせぇよ」
「そう言うな、焦らされるのも楽しいだろ?」
「ケッ」
 ロルフが足をほどいて解放されるけど、ナカが気持ちよくて動けない。そんな私に笑いながら、お尻にキスを落とされる。ザラっと髭が当たって、ビョルンがしたんだってわかる。
「は、あ…ッ」
 チュッと背筋にキスが落ちて、こっちはイスだ。スルッと手が滑り込んで来て、乳首が摘まれる。
「んッ」
「おい、俺の乳に触んじゃねぇ」
「お前のじゃないぞ」
 ロルフとイスがまた言い合いを始めてしまったので、ビョルンがため息をついてチュルっと指を抜いた。
「シャーラ、口でしてやれるか?」
「ん…」
 頷くと腰をズルッと引かれて、ロルフの腰のところに顔が来る。ベルトを外してズボンをくつろげて、パンツも下ろして陽根を握る。
「おっ…ハハ」
 チュッチュッと先っぽに口付けると、ロルフが嬉しそうな声を上げる。イスがやれやれとため息をついて、私の背中を撫でる。ロルフに甘いって思ってるかな。後でちゃんとするからね、という気持ちを込めてイスの股間の固くなっているところを手で撫で上げる。イスから喜色を含んだ吐息が漏れる。
「はぁ、ん、ん…ッ」
 ロルフの裏筋をペロペロ舐め上げて、片手で擦り上げる。色っぽい吐息が聞こえて、お腹がキュンとする。
「あん…ッ!」
 ビョルンの指がまた膣口に侵入する。Gスポットをスリスリと擦られて気持ちいい。イスが背中や肩口にキスを落としながら、乳首を虐めてくる。クリトリスを弄ってくるのは誰?わからないけれど、気持ちよくて頭がふわふわする。
「んッ、ん…ッ!」
 指が増えて、ナカの気持ちいいところを優しくトントンされて、耐えきれずにピュッと潮吹きしてしまう。
「あぁ、は、ああぁッ」
 そのまま責め立てられて、体を震わせながら絶頂する。ロルフのを握ったまま息を荒らげていると、背後でボソボソと会話しているのが聞こえてきた。
「あぁ…すごいな。前に私がした時にも出たことはあったが、どうやってやるんだ?教えて欲しい」
「悪いな、ここは俺が開発したところだ。教えたくない」
 そう言いながらビョルンがズブズブっともう1本指を増やす。
「ハァ、俺も何回も聞いてんだけどな。そこは頑固だぞ」
「そうか。じゃあ別のところを開発するか」
 別のところ?!
「どこよそれ…ッ、あッ、んあッ!」
 増えた指がクチュクチュとナカを探り、また高い声が出てしまう。男たちが低い声でボソボソと話しているけれど、頭がふわふわして内容は聞き取れない。後頭部を優しく押されて、ロルフの陽根に顔を寄せる。熱と匂いにクラクラしながら、舌を這わせる。乳首を弄られて、ナカの指もさらに増やされて、すごい水音が響いて。
「あ…イクゥ…!」
 だけどこのままイケそう、って時に指が抜かれてしまう。
「やだ、なんで…?」
「イくならこっちで、な?」
 力が抜けているところに体を持ち上げられて、逆らうことなんてできずにロルフの上に跨る。まだ入ってはなくて、自分のお腹にペタリとついたロルフの陽根の上に秘部を押し付けて乗っている感じ。
「んん…ッ」
「シャーラ…!」
 ロルフが腰を振って、私の秘部に陽根を擦り付ける。
 熱い。
 擦れたところが熱くて、火傷しちゃいそう。
「あッ、あッ」
「ハァ、クソッ!早く入れてくれ…!」
「あんッ!じゃあ、止まってよ…!」
 抗議すると納得したのか、ロルフの動きが止まる。腰を持ち上げて、カチカチに固くなった陽根に手を添える。切先を自分に向けて、先っぽだけ少し飲み込んで。ちょっと呼吸を整えていると、ロルフがものすごく興奮した目でこちらを見てくる。
 ふふ、可愛い。
 深く息を吐いて、腰を落としてズブズブと飲み込む。
「ふぅ、ん、ふ…ッ」
「く…ッ」
 ロルフの色っぽい目を見つめながら、根元まで飲み込む。隙間を埋められたような満足感で、体がブルっと震える。でもいつもしてもらってるから、どうやって動いたらいいかわからない。
「んッ、んッ」
 疎く腰を振ってみるけれど、物足りないのかロルフが下から突き上げてくる。
「あんッ、あッ!」
 体が揺れる。下からジュプジュプ激しく突かれるのを、両手を突っ張って必死に耐える。それなのに他の男の手が伸びてきて、乳首を触ったりお腹を撫でたりして来るから気持ちよさが止まらない。
「ハァッ、シャーラ、ひとりで気持ちよくなってんじゃねぇ、もっと腰振れ…!」
「やぁん、だって、だって、…あぁぁッ!」
 さっき焦らされてしまったせいか、奥を突かれて絶頂を迎える。
「う…ッ、グ」
 中をキュウキュウ絞り上げているのに、ロルフは少し呻いただけでまた腰を振る。イッて力が抜けたところに更に突き上げられて、体を支えられなくなってロルフの上に倒れ込む。それでもお構いなしに、ガンガン突かれて喘ぎ声を上げる。
「あぁッ、待って、もう、イッた…やぁあ!」
「あー、クソッ!」
 思うように動けなくてイけないのか、ロルフが悪態をつく。そこでやっと動きが止まって、逞しい体の上でうつ伏せのまま息を整えていると、ロルフが顔を寄せて来て囁く。
「おい、腕貸せ」
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