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混血系大公編:第一部

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「おーおー、ヤってんなぁ」
「あッ、あッ、ロルフぅ…!」
 ロルフが帰って来た時、私は側位の体勢でイスに貫かれていた。背中越しにイスと密着して、緩く突かれながら手で胸と陰核を愛撫されている。強い刺激じゃないから絶頂はしないけど、ふわふわずっと気持ちいい。
 ロルフが服を脱ぎながら、私の痴態をじっと見つめる。それに応えるように、イスが私の片足を持ち上げて、入っているところを見せつける。
「だらしねー顔しやがって。イスハークのじゃ物足りねぇんじゃねぇの?」
 ロルフがニヤニヤしながら、指でイスのが入ってるところの周囲をなぞる。
「ん…ッ」
「言うほどお前のと変わらないし、私には魔力がある」
「ケッ、魔力に頼らねぇとイカせられねぇ奴が、なに言ってんだ」
「あんッ、やぁ!」
 ロルフの指が陰核を押し潰して、グリグリと捏ねられる。
「使えるものを使って何が悪い。それに、今は魔力を使っていない」
「だからイッてねぇんだろ?」
「違う。スローセックスを楽しんでいるだけだ」
「ヘッ、物は言いようってか」
 ロルフは鼻で笑うとズボンを引きずり下ろし、私の頭の所に陣取った。
「じゃあ、俺のも舐める余裕があるよな?」
「ん…」
 固くなったものを唇に押し付けられて、私は口を開いて先端を少し咥える。先走りが滲んでいて、ちょっとしょっぱいそれを舐めとる。手で扱きながら亀頭の窪みをチロチロ舐めていると、ロルフが小さく喘ぐのがすごく色っぽくて、お腹の中がキュンとする。それで締め付けてしまったみたいで、耳元でイスが熱いため息をついてきて背中がゾクゾクする。
「…近くで、お前のを見たくないんだが」
「ハッ…、じゃあお前が体勢変えろよ。それじゃあ、どうせ動きにくいだろ?それに、ッく、喜んでしゃぶってるとこ、止めたら可哀想じゃねぇか」
「ぬかせ」
 イスはちょっとイラっとした声を出しつつ、一度抜くと私を横にしたままで自分は体を起こし、再度挿入して来た。
「ん…、んん…ッ!」
私の片足を跨いでいるので、私が横向きの松葉崩しって感じ?四十八手で何かしらの名前がついてるのかもしれないけど、流石にそこまで詳しくないです…。さっきより腰が密着して、奥までイスのが届いて気持ちいい。その間にロルフが自分の膝に私の頭を乗せて、膝枕状態にしてからまた陽根を押し付けてくる。口を開けて咥えようとすると、「おっと」とロルフが指を突っ込んで来て阻止する。
「はへ?」
「咥えんな、舐めるだけにしとけ」
 2本の指が私の舌をスリスリと撫でて、それだけでもなんか気持ちいい。
「ん、んむ…ッ」
「歯ァ立てられちゃ、たまんねーからな」
「……?」
 最後にスル、と上あごを撫でて指を引き抜かれる。よくわからなくてロルフを横目で見上げた瞬間、お腹の中のモノがズルズルっと抜けたかと思うとズプン!と奥まで入ってきた。
「あはぁ…ッ!」
 急な強い刺激に、手に持っていたロルフの陽根をキュッと握ってしまう。
「…ッ」
 ロルフが苦し気な声を上げたので慌てて手を緩めるけれど、再度ギリギリまで抜かれてから奥を突かれる。また手に力が入ってしまって、ロルフに「おい!」と怒られる。
「だって、だって、イスがぁ…!あぁ…ッ!」
「チ…ッ、テメェ、手加減しろよ」
「文句が多い」
「テメェもな」
 相変わらず仲がいいんだか悪いんだか。私を挟んでケンカすんのやめてくれません?もちろんそんなことツッコむ余裕はないんだけど。
「あッ、あッ、あぁッ…」
 さっきより優しく、奥をトントンとノックされる。ああ、これも気持ちいい。
「こっちも休むなよ」
「あ、んむ、ん…」
 ロルフに促されて、顔に陽根を押し付けられて。とりあえず口に触れた部分を舐めて、手で擦り上げる。ロルフが気持ちよくなれてるかはわからないけれど、私の髪を耳に掛けて、自分のモノを舐めているところをじっくり見て、それに興奮しているみたいだ。
 教えられたくらいの力を意識して、ロルフのを擦り上げる。啄むようにキスをして、裏筋の先端あたりを集中的に舐める。
「ハァ…」
 ロルフが荒い息を吐いて、眉間に皺を寄せる。
「ん、はぁ…ロルフ、気持ちい?」
「あぁ、ハハッ、最初に比べりゃあ、上手くなった」
「んふ…イケそ?」
「いんや、無理」
「んもう!」
 ペシッと陽根を軽く叩いてやると、ロルフがゲラゲラ笑った。そして私のおへその下あたりを撫でながら、獲物を狙う獣のようなギラギラした目で見つめてくる。
「あー、でもスゲェ興奮する。こっち挿れたら、すぐ出ちまいそうだ」
「んッ、ふふ、そーろー」
「あぁ?後で覚えとけよ、テメェ」
「イスの後でね?あッ、はッ、イス…ッ」
 ロルフとの会話が終わったのを見計らってか、イスのピストンが早くなる。
「また私を忘れているな?」
 ズッポリ奥まで入っているものを、忘れるわけがあるかい!
「忘れてないよ…!あッ、あッ、気持ちいい…」
 イスはフン、と鼻を鳴らして、私の体を揺さぶる。わざとかな、Gスポットらへんをグリグリ抉りながら突き込まれて、気持ちいいけど何かが漏れてしまいそう。
「あッ、やだ、イスッ!そこ、グリグリしちゃやだ…!」
「そこ?…っはァ、どこだ?」
 イスが腰をとめないまま聞いてくる。あッ、知らずに当たっちゃってるパターン?確かに、こんな体位でしたことないかも。そう考える間にもグリグリ抉られる。
「待って、止まって…!」
「無理を、言うな…!」
 イスも自分の快楽を追っていて、止まらない。私の様子に気づいたらしいロルフが、手を伸ばしてクリトリスをグリっと押し込む。うわぁぁもう無理!
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