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混血系大公編:第一部
37※
しおりを挟むロルフの言動はサイテーだけど、私自身もサイテーな気がするから下手なことも言えない。言おうにもロルフがくれる快感が強くて、喘ぎ声が出てしまう。ロルフの口がチュッと音を立てながら離れて、そっちの乳首も自分で弄れって左手を誘導される。
私が自分で乳首を慰めるところを、ロルフがじっくり見ながらクリトリスを責めてくる。ズルリと指が差し入れられて、膣壁をスリスリ擦られる。私の様子を見ながら、指が増やされる。2本の指でナカを広げながら、親指で陰核をグリグリ押しつぶされる。
「あ…、はぁ…ッ、ロルフ、気持ちい…ッ」
「……ッ、ああ…」
コクリ、とロルフの喉が動く。普段は冷ややかな色を湛えた灰色の瞳に、情欲の炎がちらついている。見てる。見られている。羞恥で顔が熱くなって、頭が逆上せて思考が鈍っていく。体中が快感に支配される。ロルフが熱くて荒い息を吐きながら、いやらしい笑みを浮かべる。
「あッ、あッ、ロルフッ、もうイくぅ…」
「ああ…イけよ。好きなだけな」
「あッ、うぅ、ふッ、んああ…ッ」
ロルフの手は止まらなくて、ゆっくりと追い詰められる。のけぞって、体を震わせて、強い快感を味わう。
「あッ、あッ、あぁ…」
昇り詰めていた感覚が少し戻ってきて、涙でぼやけた視界が開けていく。見上げた先は天井で、ロルフの姿がないことに気づく。
「ロルフ…?あッ?!ああぁッ!!」
クリトリスに、強い刺激。いつの間にかロルフが股のところにいて、チュウゥっと強く吸われる。さっきイったばかりなのに、さらに深く、強くイかされる。
「あッ!あッ!あッ!」
「ハハ…魚みてぇ」
掠れた声で笑って、イって痙攣する私の体を押さえつけて、容赦なく陰核を舐られる。指も増やされたのかな。質量が増えた気がするけどわからない。ひどい快感が体を支配して、ビクビクと体が勝手に痙攣する。
「ぃや…ッ!やだぁ…ッ!あッ!イ…ッ、もう、イったからぁ…!」
「あぁ…もっとイけよ」
「やだぁ…ッ!」
抗議の声は聞いてもらえない。何度も何度も、無理やりイかされる。頭の中がどうかなりそう。もう無理、無理だから、止めて…!
意識が遠のきそうになって、やっとロルフのひどい責めが止む。必死で呼吸を整えて、なんとか自分を取り戻していく。涙でぼやけた視界の中に、ロルフの姿が映る。ぐいっと乱暴に自分の口元を拭って、私の膝裏に手を差し込んで持ち上げて、足の間に自分の腰を入れ込んで。手で掴んで切っ先を私の蜜口に押し当てて。
ああ、ひどい。
「あ……ッ!」
ロルフの陽根が、ずぶずぶと入り込んでくる。イってるからギュウギュウ中を締め付けているはずなのに、無理に押し入ってくる。指では届かなかった、奥の奥まで。切っ先が届いて、コンコンってノックするように小刻みに出し入れされて。
「あ…ッ、は…ッ!」
声が出てこない。体がビクビクと痙攣する。イってるって、わかってるはずなのに。容赦なく、何度も、奥の気持ちいいところを突かれる。
ああ、もう、駄目。イき過ぎて辛いくらい、気持ちイイ…!
「あ、あッ!ひぃん、ひあッ!」
「ッハハ、だらしねー顔、しやがって…!そんなに、いいのか?あ?」
「いい…ッ、ひんッ、いいよぉ、ロルフぅ…ッ!」
「甘ったるい声、出しやがって…、っは、たまんねー」
ロルフがグッと体を倒してきて、さらに奥まで突いてくる。噛みつくようなキスをされて、舌を引きずり出される。舌をからめて、軽く歯で扱かれて、奥を小刻みに突かれて。
「ハァ、ハ…ッ!」
口を離して、私の耳元で荒い息を吐きながら、激しく突かれて。
逞しくて美しい体にしがみつきながら、湿った肌に唇を押しつけて。
ロルフの齎す熱が、外側からも内側からも沁み込んできて、私を支配する。
「ロルフ、あッ、また、また、イくゥ…!」
「あぁ、俺もだ。タップリ出してやるから、全部、全部ッ、飲み干せよ…!」
「うん…ッ、あ、あぁぁ…ッ!」
ロルフの腰の動きが激しくなって、抑えることもできずにそのまま絶頂する。ギュウギュウ締め付けるナカをこじ開けて、ロルフが奥に突き込む。ジワっとお腹の魔法陣が熱を持つ。
「ぐ、うぅ…ッ」
ロルフが獣のような低い唸り声を上げて、2度、3度と腰を打ちつけてくる。
「あ…ッあ…ッ」
その度に、さらに深い絶頂を味わった私は。ロルフの熱を全身で感じながら、ゆっくりと意識を手放した。
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