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中東系エルフ魔術師編
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「イス、お願い。この魔法陣を解いて。今すぐ」
「…まだ、充分な解析ができてない。その状態で無理やり解(ほど)くのは、危険だ」
「じゃあどうすればいいの?なんとかならないの?こいつが私のお腹にある限り、子どもを殺し続けるんでしょう?!」
そんな、そんな残酷な魔法陣が、私のお腹の中にあるなんて許せない!
イスに迫るけれど、彼は緩やかに首を振った。
「あの男の魔法陣は、我々の編み方とは違う。複雑怪奇で、一見しただけでは意味をなさないような魔術も編み込まれ、絡み合っている。そもそも正常に作動しているのが不思議なくらいだ。しかも、先ほど言ったように禁術でもある。解(ほど)くには情報が少なすぎる。慎重に慎重を期さねば、お前の身が危ない」
「でも…!」
「だめだ、ラフィク。これだけは譲れない」
さっきまで揺れていた琥珀の瞳が、まっすぐ私を射抜く。表情は変わらないけど、瞳が強く物語っている。私を危険に晒す方法は、取らないと。
でもじゃあ、私はどうしたらいいの?イスが魔法陣を解く方法を見つけるまで、このままでいろっていうの?何か、何か、私にできることはないの?
「…その男の屋敷ってのは、私も入れるの?」
ふと思いついた提案を口にする。
「外部から封鎖して以来、サークル以外の人間が立ち入った前例はない。…入ってどうする?」
「…魔術についてはわからないから、結局無意味かもしれないけど…。このまま、何もせずにじっとしているのは、耐えられない」
可能性は少ないと思う。あれば、イスが思いつかないはずがないもの。でも、でも、もしかしたら、別の視点でみればわかることがあるかも。何にしろ、このままじっとしていることはできない。
私がそう告げると、イスはしばらく沈思した後、頷いた。
「塔長たちに掛け合ってみよう。許可がもらえるかは…いや、私が必ず許可を取ってくる。だから少し、待っていて欲しい」
イスがそう請け負ってくれる。通常だったら私が入れるわけがない。サークル内でだって、一定の権限を持ってないと無理なんだものね。でも、その無理を通そうとしてくれている。
「ありがとう、イス…」
「待ってくれ。彼女が行くのなら、俺たちも連れて行って欲しい」
私たちの会話に、ビョルンが割って入る。あー、過保護が発動しちゃった。気持ちはわかるけれども。でも私一人だって難しいだろうに、ビョルンとロルフの2人もなんて絶対ムリじゃない?
そう言って止めようとしたけれど、ギュッと手を握られ真剣な目で見つめられると、邪険にもできない。
「俺たちはお前の夫になるんだ。お前について知る権利があるし、お前一人に真実の重荷を背負わせたくはない」
「でも、でも、さらに何か嫌な事実を目にしちゃうかも。それであなた達に嫌われたら、私は立ち直れないよ」
「俺たちの愛は、そんな軽いものじゃないぞ。逆に聞くが、お前は俺とロルフがもしホムンクルスだったら、どう思うんだ?」
そう聞かれて、考える。2人がもしホムンクルスだったら?想像してみる。
…………。
「へー、そうなんだ。って感じ…?」
戸惑いつつも答えると、ビョルンは微妙な笑みを浮かべ、ロルフが鼻で笑い、イスが「軽いな」と言い放った。あれ、変なこと言った?
「いやだって、そもそもホムンクルスとか言われても、実態がよくわからないし!でもイスが普通の人と変わらないっていうんなら、まぁ人なんじゃない?って思うし。ビョルンとロルフであることに変わりはないんだから、私は別に…」
そこまで言って、はたと気づく。ああ、そっか。私、難しく考えすぎていたのかも。私がそうであるように、彼らからしても、突然ホムンクルスだとか言われてもよくわからないよね。でも生まれがどうであれ、目の前にいる2人は何も変わってない。苦楽を共にしてきた、私の愛しい男たちだもの。だったら、私は気にしないようにする。あなたたちも、そういう気持ちでいてくれたんだね。
するり、とロルフの腕が私の腰に回る。
「言ったろ。お前はお前だ」
うん。
ビョルンが私の肩を抱く。
「お前がそうしてくれるように、そのままのお前を愛しているよ」
うん、ありがとう。私を、私自身を見てくれて。私自身を、愛してると言ってくれて。そうやって教えてくれるたび、さっきの衝撃でついた傷が、少しずつ埋められていく気がするよ。
そんな私たちを見ていたイスは、一緒に行くのがいいと思ってくれたのかな。頷いて口を開いた。
「わかった、やってみよう。幾人かは弱みも握っている、何とかなると思う」
…おおい、ちょい待ち!なんで塔長たちを脅迫しようとしているの?!
ビックリして頭が少し冷静になってくる。
「待って待って、自分の立場が悪くなるほど強く押しちゃだめだからね!恨み買うと、あとで自分が大変だよ」
「私は構わない」
「私が構うよ!私にとって、イスは大切な友達なの。誰かに傷つけられたり、嫌な思いをしたりしたら、私も悲しいし腹が立つよ。だから私のためにも、自分のことを大事にして」
身を乗り出して、目をまっすぐに見て、告げる。私の発言のせいで、思いつめたような目をしたイスを、なんとか止めたくて。ビョルンがいなければ、ギュッと手を握って止めたんだけどな。
「……私は、お前のためなら、構わないのに」
「ううん、イスが優先だよ。それに、時間がかかっても、イスがきっとこの魔法陣を解いてくれるって信じてる。無理な時は、ちゃんと待つから大丈夫」
それに子どもはできれば欲しいって思ってるけど、元々思ったからできるってものじゃない。この世界では気まぐれな受胎の女神の仕業だっていってたけど、ある意味その通りよね。授かりものとはよく言ったもので、人の身でどうこうできる問題じゃないもの。ただ私は、お腹の中で子が殺されるのは許せない。それを避ける方法だけは、何としてでも見つけたいけれど。
「…わかった。だが何とか、説得してみせる」
「うん、ありがとう」
イスは琥珀色の瞳を少し陰らせて、頷く。表情も口調もほとんど変わらないけれど、なんとなく、感情が読み取れるようになってきた気がする。今はちょっと不満が残りつつも、私に同意してくれた感じかな。
思いとどまってくれたようで、ホッと胸を撫でおろす。説得するときって、親しい間柄だとボディタッチも有効だと思うんだけど、使わなくてもなんとかなった。でも考えてみたら、婚約者のいる身で他の男にそれはアウトよね。ロルフがキレるかもしれないし。なるほど、ビョルンがわざわざ間に入ったワケがわかったわ。
「ならば、今日はこれで帰る。また通信具で連絡を入れる」
「うん。わかった」
イスが立ち上がり、荷物をまとめて帰り支度をする。
「すまんな、無理を言ったが」
「いい。気持ちはわかる」
ビョルンは軽く挨拶をしてその場で見送って、私は玄関までついていく。(ロルフはソファから立ちもしないし見送りもしない!)
「無理しないでね、イス。食事も睡眠も忘れずにね」
そう言った私を、イスは黙ってじっと見つめる。そして何かを振り払うように、そっと目を閉じた。
「…気を付ける」
イスは頷くと、背を向けて去っていった。
「…まだ、充分な解析ができてない。その状態で無理やり解(ほど)くのは、危険だ」
「じゃあどうすればいいの?なんとかならないの?こいつが私のお腹にある限り、子どもを殺し続けるんでしょう?!」
そんな、そんな残酷な魔法陣が、私のお腹の中にあるなんて許せない!
イスに迫るけれど、彼は緩やかに首を振った。
「あの男の魔法陣は、我々の編み方とは違う。複雑怪奇で、一見しただけでは意味をなさないような魔術も編み込まれ、絡み合っている。そもそも正常に作動しているのが不思議なくらいだ。しかも、先ほど言ったように禁術でもある。解(ほど)くには情報が少なすぎる。慎重に慎重を期さねば、お前の身が危ない」
「でも…!」
「だめだ、ラフィク。これだけは譲れない」
さっきまで揺れていた琥珀の瞳が、まっすぐ私を射抜く。表情は変わらないけど、瞳が強く物語っている。私を危険に晒す方法は、取らないと。
でもじゃあ、私はどうしたらいいの?イスが魔法陣を解く方法を見つけるまで、このままでいろっていうの?何か、何か、私にできることはないの?
「…その男の屋敷ってのは、私も入れるの?」
ふと思いついた提案を口にする。
「外部から封鎖して以来、サークル以外の人間が立ち入った前例はない。…入ってどうする?」
「…魔術についてはわからないから、結局無意味かもしれないけど…。このまま、何もせずにじっとしているのは、耐えられない」
可能性は少ないと思う。あれば、イスが思いつかないはずがないもの。でも、でも、もしかしたら、別の視点でみればわかることがあるかも。何にしろ、このままじっとしていることはできない。
私がそう告げると、イスはしばらく沈思した後、頷いた。
「塔長たちに掛け合ってみよう。許可がもらえるかは…いや、私が必ず許可を取ってくる。だから少し、待っていて欲しい」
イスがそう請け負ってくれる。通常だったら私が入れるわけがない。サークル内でだって、一定の権限を持ってないと無理なんだものね。でも、その無理を通そうとしてくれている。
「ありがとう、イス…」
「待ってくれ。彼女が行くのなら、俺たちも連れて行って欲しい」
私たちの会話に、ビョルンが割って入る。あー、過保護が発動しちゃった。気持ちはわかるけれども。でも私一人だって難しいだろうに、ビョルンとロルフの2人もなんて絶対ムリじゃない?
そう言って止めようとしたけれど、ギュッと手を握られ真剣な目で見つめられると、邪険にもできない。
「俺たちはお前の夫になるんだ。お前について知る権利があるし、お前一人に真実の重荷を背負わせたくはない」
「でも、でも、さらに何か嫌な事実を目にしちゃうかも。それであなた達に嫌われたら、私は立ち直れないよ」
「俺たちの愛は、そんな軽いものじゃないぞ。逆に聞くが、お前は俺とロルフがもしホムンクルスだったら、どう思うんだ?」
そう聞かれて、考える。2人がもしホムンクルスだったら?想像してみる。
…………。
「へー、そうなんだ。って感じ…?」
戸惑いつつも答えると、ビョルンは微妙な笑みを浮かべ、ロルフが鼻で笑い、イスが「軽いな」と言い放った。あれ、変なこと言った?
「いやだって、そもそもホムンクルスとか言われても、実態がよくわからないし!でもイスが普通の人と変わらないっていうんなら、まぁ人なんじゃない?って思うし。ビョルンとロルフであることに変わりはないんだから、私は別に…」
そこまで言って、はたと気づく。ああ、そっか。私、難しく考えすぎていたのかも。私がそうであるように、彼らからしても、突然ホムンクルスだとか言われてもよくわからないよね。でも生まれがどうであれ、目の前にいる2人は何も変わってない。苦楽を共にしてきた、私の愛しい男たちだもの。だったら、私は気にしないようにする。あなたたちも、そういう気持ちでいてくれたんだね。
するり、とロルフの腕が私の腰に回る。
「言ったろ。お前はお前だ」
うん。
ビョルンが私の肩を抱く。
「お前がそうしてくれるように、そのままのお前を愛しているよ」
うん、ありがとう。私を、私自身を見てくれて。私自身を、愛してると言ってくれて。そうやって教えてくれるたび、さっきの衝撃でついた傷が、少しずつ埋められていく気がするよ。
そんな私たちを見ていたイスは、一緒に行くのがいいと思ってくれたのかな。頷いて口を開いた。
「わかった、やってみよう。幾人かは弱みも握っている、何とかなると思う」
…おおい、ちょい待ち!なんで塔長たちを脅迫しようとしているの?!
ビックリして頭が少し冷静になってくる。
「待って待って、自分の立場が悪くなるほど強く押しちゃだめだからね!恨み買うと、あとで自分が大変だよ」
「私は構わない」
「私が構うよ!私にとって、イスは大切な友達なの。誰かに傷つけられたり、嫌な思いをしたりしたら、私も悲しいし腹が立つよ。だから私のためにも、自分のことを大事にして」
身を乗り出して、目をまっすぐに見て、告げる。私の発言のせいで、思いつめたような目をしたイスを、なんとか止めたくて。ビョルンがいなければ、ギュッと手を握って止めたんだけどな。
「……私は、お前のためなら、構わないのに」
「ううん、イスが優先だよ。それに、時間がかかっても、イスがきっとこの魔法陣を解いてくれるって信じてる。無理な時は、ちゃんと待つから大丈夫」
それに子どもはできれば欲しいって思ってるけど、元々思ったからできるってものじゃない。この世界では気まぐれな受胎の女神の仕業だっていってたけど、ある意味その通りよね。授かりものとはよく言ったもので、人の身でどうこうできる問題じゃないもの。ただ私は、お腹の中で子が殺されるのは許せない。それを避ける方法だけは、何としてでも見つけたいけれど。
「…わかった。だが何とか、説得してみせる」
「うん、ありがとう」
イスは琥珀色の瞳を少し陰らせて、頷く。表情も口調もほとんど変わらないけれど、なんとなく、感情が読み取れるようになってきた気がする。今はちょっと不満が残りつつも、私に同意してくれた感じかな。
思いとどまってくれたようで、ホッと胸を撫でおろす。説得するときって、親しい間柄だとボディタッチも有効だと思うんだけど、使わなくてもなんとかなった。でも考えてみたら、婚約者のいる身で他の男にそれはアウトよね。ロルフがキレるかもしれないし。なるほど、ビョルンがわざわざ間に入ったワケがわかったわ。
「ならば、今日はこれで帰る。また通信具で連絡を入れる」
「うん。わかった」
イスが立ち上がり、荷物をまとめて帰り支度をする。
「すまんな、無理を言ったが」
「いい。気持ちはわかる」
ビョルンは軽く挨拶をしてその場で見送って、私は玄関までついていく。(ロルフはソファから立ちもしないし見送りもしない!)
「無理しないでね、イス。食事も睡眠も忘れずにね」
そう言った私を、イスは黙ってじっと見つめる。そして何かを振り払うように、そっと目を閉じた。
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