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中東系エルフ魔術師編
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「あッ、待って、もう、止めてェッ」
「ラフィク、まだだ、動かないでくれ!」
「ムリッ、やぁん!なにこれ、なんなのこれぇッ?!」
快感に悶えながらパニックになる私に、イスは苦慮した揚げ句に助けを求めた。
「そこの二人、手伝ってくれ!」
驚いて見守っていた二人は、常にないイスの焦った声にようやく動き出す。
「おい、魔術師!どうなってんだ?!」
「説明は後でする!彼女を押さえてくれ、このままじゃ診れない!」
「彼女は大丈夫なのか?!」
「苦痛はない!別の、その、感覚はあるが…。とにかく、腹部に魔術の痕跡を見つけた。恐らく私が知りたかったもので、彼女の知りたかったものでもあるはずだ。もっと深く魔力を通して、全貌を診なければ…!」
魔術の痕跡、という不穏な言葉にビョルンが反応し、私の足を押さえにかかる。ロルフに指示を出し、私の両手を拘束させる。魔術は完全に門外漢だから、いまはイスに従うしかないのだ。わかってる。わかってるけどぉ…!!
「いやぁ、ばかばかばかッ!なんでイスの、あッ、言うこと聞くの?!」
涙をこぼしながら抗議する。その間もイスは私のお腹に魔力を通し、さざ波のような快感を広げていく。暴れようとしても屈強な男二人がかりで押さえこまれて、イスの手から逃れられない!
「すまん、我慢してくれ、シャーラ!お前の腹に怪しいモノがあるのなら、いま診てもらった方がいい!」
「うらぎりものッ!はぁ、あぁッ、ロルフッ、ロルフッ!イスに攻撃ぃッ!!」
「いま俺は手がふさがっている。あとお前を見るのに忙しい」
「ばかーーーッ!」
こんな時に人の痴態を楽しむんじゃねぇぇぇ!!
「直接肌に触れる。…許せ」
ビョルンが許可を出す。私の拒否は聞いてくれない。
味方がいないまま、服を捲られ今度は直接お腹に触れられた。さっきよりも鮮明に、イスの魔力を感じる。奥に奥に彼の魔力が入り込んで、快感で私のお腹をグチャグチャにする。もう、もう耐えられない…ッ!
「あぁッ、はぁッ、やぁッ、やぁぁッ!」
いやだ、いやだ!こんなわけのわからない刺激で、イくなんて…!
それでもどうしようもできなくて、体が昇りつめようとした瞬間。
「診えた…!!」
イスが金色の瞳を輝かせて、魔術を紡ぐ。その瞬間、私のお腹の上にぶわりと魔法陣が浮かび上がった。サイドテーブルに準備してあったスクロールを広げ、さらに魔術を紡ぐ。浮かび上がった魔法陣が徐々に光を失い、代わりにスクロールに写し取られていく。やがて光が完全に消え失せ、魔法陣のコピーが完了した。イスは急いでそれを巻き取り、筒の入れ物に放り込む。厳重に蓋をしたところで、彼はようやく息を吐いた。
「とりあえず、終わった」
「それ、それ、なんの魔法陣…?」
「わからない。これから調べる。そのために視覚化し、スクロールに写し取った。だがコピーが定着するのに時間がかかる。説明は明日になると思う」
「シャーラの腹のモノは、取れたのか?」
「いや。写し取っただけだ。効果を阻害する魔術は紡いでみたが、気休め程度だろう。まずは術式を調べ、効果を調べ、解き方を調べることになる」
「そ、そう…とりあえず、放っておいても平気?」
「問題ない」
ビョルンと私はひとまず、ほぅっと息を吐いた。イスが問題ないと断言したんだから、とりあえず放っておこ。ビョルンが私の足の拘束を解く。ロルフはまだ腕を捉えたままだ。多分、説明を聴いてないな。
「今日は帰る。宿にある道具で、魔法陣を調べなければ。また明日、今日と同じ時間に来るつもりだ。来なければ通信具を使ってくれ」
「わ、わかった…」
私が頷くと、イスは荷物をまとめて風のように去っていった。いつもより早口だったし、きっと急いで調べたかったのかな。
あとに残されたのは、お腹が疼いたまま放置された私と、気まずそうなビョルンと、まだ私の腕を捉えているロルフ。
「もう、放してよ!」
力任せに手を振ると、ロルフがようやく解放した。ベッドになんとか起き上がり、ふたりをジロッと睨みつける。うう、下着がべっちょり濡れてるぅぅ。
「あんたたちよくも、よくもあんな事ができたわねぇ…?!」
「待ってくれ、シャーラ!お前の腹に怪しいものがあるなら、どのみち見てもらわにゃならん。それなら早い方がいいだろう!」
「そりゃそうだけど!でも人が恥ずかしい思いをしてるのに、助けないなんてひどい!」
「うっ、そうだな。恥ずかしい思いをさせて、すまない」
「なに言ってんだ、めちゃクソ気持ち良さそうに善がってたじゃねぇか」
「ロルフーーー!」
「お前は、煽るんじゃない!」
もう、もう、許せない!
「ビョルン、ロルフ、腕出して」
「シャーラ、何をする気だ…?」
「あんたたちも、ひどい目に遭わせてやるんだから…!」
「ラフィク、まだだ、動かないでくれ!」
「ムリッ、やぁん!なにこれ、なんなのこれぇッ?!」
快感に悶えながらパニックになる私に、イスは苦慮した揚げ句に助けを求めた。
「そこの二人、手伝ってくれ!」
驚いて見守っていた二人は、常にないイスの焦った声にようやく動き出す。
「おい、魔術師!どうなってんだ?!」
「説明は後でする!彼女を押さえてくれ、このままじゃ診れない!」
「彼女は大丈夫なのか?!」
「苦痛はない!別の、その、感覚はあるが…。とにかく、腹部に魔術の痕跡を見つけた。恐らく私が知りたかったもので、彼女の知りたかったものでもあるはずだ。もっと深く魔力を通して、全貌を診なければ…!」
魔術の痕跡、という不穏な言葉にビョルンが反応し、私の足を押さえにかかる。ロルフに指示を出し、私の両手を拘束させる。魔術は完全に門外漢だから、いまはイスに従うしかないのだ。わかってる。わかってるけどぉ…!!
「いやぁ、ばかばかばかッ!なんでイスの、あッ、言うこと聞くの?!」
涙をこぼしながら抗議する。その間もイスは私のお腹に魔力を通し、さざ波のような快感を広げていく。暴れようとしても屈強な男二人がかりで押さえこまれて、イスの手から逃れられない!
「すまん、我慢してくれ、シャーラ!お前の腹に怪しいモノがあるのなら、いま診てもらった方がいい!」
「うらぎりものッ!はぁ、あぁッ、ロルフッ、ロルフッ!イスに攻撃ぃッ!!」
「いま俺は手がふさがっている。あとお前を見るのに忙しい」
「ばかーーーッ!」
こんな時に人の痴態を楽しむんじゃねぇぇぇ!!
「直接肌に触れる。…許せ」
ビョルンが許可を出す。私の拒否は聞いてくれない。
味方がいないまま、服を捲られ今度は直接お腹に触れられた。さっきよりも鮮明に、イスの魔力を感じる。奥に奥に彼の魔力が入り込んで、快感で私のお腹をグチャグチャにする。もう、もう耐えられない…ッ!
「あぁッ、はぁッ、やぁッ、やぁぁッ!」
いやだ、いやだ!こんなわけのわからない刺激で、イくなんて…!
それでもどうしようもできなくて、体が昇りつめようとした瞬間。
「診えた…!!」
イスが金色の瞳を輝かせて、魔術を紡ぐ。その瞬間、私のお腹の上にぶわりと魔法陣が浮かび上がった。サイドテーブルに準備してあったスクロールを広げ、さらに魔術を紡ぐ。浮かび上がった魔法陣が徐々に光を失い、代わりにスクロールに写し取られていく。やがて光が完全に消え失せ、魔法陣のコピーが完了した。イスは急いでそれを巻き取り、筒の入れ物に放り込む。厳重に蓋をしたところで、彼はようやく息を吐いた。
「とりあえず、終わった」
「それ、それ、なんの魔法陣…?」
「わからない。これから調べる。そのために視覚化し、スクロールに写し取った。だがコピーが定着するのに時間がかかる。説明は明日になると思う」
「シャーラの腹のモノは、取れたのか?」
「いや。写し取っただけだ。効果を阻害する魔術は紡いでみたが、気休め程度だろう。まずは術式を調べ、効果を調べ、解き方を調べることになる」
「そ、そう…とりあえず、放っておいても平気?」
「問題ない」
ビョルンと私はひとまず、ほぅっと息を吐いた。イスが問題ないと断言したんだから、とりあえず放っておこ。ビョルンが私の足の拘束を解く。ロルフはまだ腕を捉えたままだ。多分、説明を聴いてないな。
「今日は帰る。宿にある道具で、魔法陣を調べなければ。また明日、今日と同じ時間に来るつもりだ。来なければ通信具を使ってくれ」
「わ、わかった…」
私が頷くと、イスは荷物をまとめて風のように去っていった。いつもより早口だったし、きっと急いで調べたかったのかな。
あとに残されたのは、お腹が疼いたまま放置された私と、気まずそうなビョルンと、まだ私の腕を捉えているロルフ。
「もう、放してよ!」
力任せに手を振ると、ロルフがようやく解放した。ベッドになんとか起き上がり、ふたりをジロッと睨みつける。うう、下着がべっちょり濡れてるぅぅ。
「あんたたちよくも、よくもあんな事ができたわねぇ…?!」
「待ってくれ、シャーラ!お前の腹に怪しいものがあるなら、どのみち見てもらわにゃならん。それなら早い方がいいだろう!」
「そりゃそうだけど!でも人が恥ずかしい思いをしてるのに、助けないなんてひどい!」
「うっ、そうだな。恥ずかしい思いをさせて、すまない」
「なに言ってんだ、めちゃクソ気持ち良さそうに善がってたじゃねぇか」
「ロルフーーー!」
「お前は、煽るんじゃない!」
もう、もう、許せない!
「ビョルン、ロルフ、腕出して」
「シャーラ、何をする気だ…?」
「あんたたちも、ひどい目に遭わせてやるんだから…!」
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