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北欧系戦士兄弟編

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「ロルフ、手伝ってくれ」
「ヨロコンデー」
「ちょっと居酒屋風返事やめて!」
 それアレよね?!4番街の酒場で私が酔っ払ってお店に教えちゃったやつ!他の酒場と違う目立つことがしたいって言ってたから、とりあえず返事変えてみたら~とか言っちゃったのよね。次に行ったとき店員さんに注文したら「はい、喜んで!」って返事されて驚愕したわ。ロルフが何故かどハマりしてしばらく返事がそれだったのも腹立つんだけど。
 ロルフはニヤニヤしながら、ちゅ、とキスを落としてきた。
「喜んで御奉仕しますよ、女王様」
「必要なくてよ!お下がりなさッ、んッ、もぉー!」
 女王様とか呼ぶくせに、言うこと聞きゃしねー!
 ちゅ、ちゅ、とキスをして、舌を絡めてくる。左手が胸を撫で、乳首をクリッと潰す。快感がじわじわ広がって、体の力が抜けていく。
「ああ、上手だ、シャーラ。もっと体の力を抜いて」
 そう言って、またビョルンがグッと押し入ってくる。ああ、そっか。いつの間にか痛みに身構えて、体が強張っていたみたい。
 チュル、とロルフが私の舌を吸いながら口を離す。首筋を吸って、鎖骨に軽く歯を立てて、胸にツウッと舌を這わせて、乳首にキスをする。
「ん、ふ…ッ」
 乳輪をチロリとなぞって、乳首を口に含んで、舌で転がす。左手は相変わらず、もう片方の乳首を虐めている。両方の乳首からの刺激が、子宮に信号を送る。愛液が溢れ出て、ビョルンの挿入を助ける。グッと体が揺らされ、また彼が少し入ってくる。
 グッ。
 苦しい。大きい。でも胸からのチクチクとした快感も、体に滲んでいく。
 グッ。
 キツい。お腹いっぱい。ロルフの手がするりとお腹を撫でて、太ももを撫でて、陰核に伸びる。
 グッ。
 まだ入れるの?入るの?グチュリ、陰核が潰される。鋭い刺激にお腹がきゅっと締まる。ビョルンが眉間に皺を寄せて、熱い息を吐く。
 グッ、グチュ。
 ビョルンの肌が、私の太ももにピタリとついた。そこからは進まずに、荒い息を吐いている。視界が滲んで、涙が目尻から零れる。
「入ったよ、シャーラ」
「はいっ、た…?」
 ビョルンの少しカサついた指が、涙を拭う。
「全部入った。ありがとう、頑張ってくれて」
 ウソ、すごい。あんな大きいの、入ったんだ…。
「も、もう…」
「ん?」
「このまま動かずに、射精してぇぇ…」
「そ…れは、無理だな…」
 無理なの?でももう、この状態でいっぱいいっぱいで、動かれたらどうかなってしまいそう。
「ロルフはすぐイってくれたのにぃ…」
「テメェあとで覚えてろよ」
 ロルフがめっちゃドスを利かせてくる。事実じゃん!1回目早かったじゃん!
「ゆっくり、ゆっくりするから。どうしても無理なら、止めるから。もう少し、頑張れるか?」
 ヨシヨシと頭を撫でられる。そうよね、この状態で止めるのだって、ホントは辛いはず。それでもビョルンは、待ってくれている。
「うん、ゆっくりしてね。無理だったら、ロルフに殴らせるからぁ…」
「あー、うん、…そうだな。止まれなかったら、頼む」
 そこからゆっくり、ビョルンが律動を開始した。
「はぁ、あッ、はぁ…ッ!」
 ゆっくり、ゆっくりビョルンはしてくれた。抜く時はお腹の中全部持ってかれそうだったし、入ってくる時もとんでもない質量だったけど。ゆっくりだったから耐えられた。あとロルフがいなかったら無理だったと思う。彼が熱心に愛撫してくれたから。苦痛の中に少しずつ、快感を混ぜてくれたから。それで体の力をなんとか抜くことができたから、全部迎えられたんだと思う。
 最初は3人でなんて、って思ったけど。ビョルンがいなきゃ衝突してしまう2人と、ロルフがいなきゃ体を繋げられない2人。私たち、3人だからこそ関係が成立するのかもしれないね。
 すごい長い時間、そうしていた気がする。少しずつ、ビョルンの腰の動きが早まっていたけれど、彼の息がすごく荒くなっていて、限界が近いんだなってわかる。
「シャーラ、シャーラ…!すまない、最後に少し、我慢できるか…?」
 ビョルンの声がいつもより、少しだけ高い。いつも落ち着いている彼の、余裕のない声。私は必死に頷く。
「我慢、じゃないよ…?あッ、私も欲しい…!」
 ロルフの時みたいに、引き摺り出されるような快感はない。苦しさと痛みの方が多かった。でも、すごく満たされる。この世界に来てからずっと、体の中にポッカリ空いていた穴を。なんだか異質な私の中にある空虚な穴を。ビョルンが満たして、ここに馴染ませてくれた気がする。
「シャーラ、愛してる…!」
 バチュッ!!
「うッ、ああッ!!」
 衝撃が、打ち込まれた。
 バチュンッ!バチュンッ!バチュンッ!
「あッ、うぁッ、あッ、はぁぁッ!」
 すごい音が響くけど、頭に入ってこない。衝撃に耐えるので精一杯。どこかに飛んでいってしまいそう。はふはふ、と息を吐きながら、涙でぼやけた視界の中で両手を彷徨わせる。
 ぎゅ、と同時に両手の指が絡め取られた。大きさの違う手。少しカサついていて、指も太くて大きなビョルンの手が右手を取る。指が長くて節が目立つ、しっかり剣だこがあるロルフの手が左手を取る。ああ、きっとこの手が。寄る辺ない私をこの世界に留めてくれる、楔なのね。
「シャーラ、もう、出る…!っぐ、中に、出しても、いいか…?」
「うん、ビョルン…!中に、いっぱい、出して…!」
 ちゃんと答えられたかも、わからない。でも必死に頷いたから、きっと届いているはず。
 バチュンッ!とビョルンの腰が打ちつけられる。
「ひぃんッ!」
「うっ…ぐ…ッ」
 肌が密着するくらい擦り付けられて、ビョルンの腰が、ビクビク震えた。あ…あ、出てる。きっとたくさん、中に熱いモノが出てる。大丈夫かな?ビョルンのが大きすぎて、子宮の入り口めり込んでない??でもそうしたら、直接精液が注ぎ込まれてるんだ、って感じてお腹がじわじわ温かくなる。ビョルンは腰を緩く動かして、何度も震えて、お腹の中でピュッピュッってまだ出してるみたい。全部飲み干したくて、お腹の中を意識して締め上げる。ビョルンが吐息を震わせて、またビクッと腰が動いた。

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