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北欧系戦士兄弟編

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 バチュンッバチュンッバチュンッ
「あんッ、あッ、はぁッ、あぁッ!」
 ロルフが下から突き上げてくる。長いこと入ったままだったからか、私の中がロルフのモノにすごく馴染んでいて。苦痛なんて感じない。ただただ、快楽が叩き込まれる。
「はぁ、ハハッ!お前、さっきよりヤベェな。めちゃくちゃ、吸いついて来やがる…ッ!」
「あッ、やぁッ、だって、あッ、気持ち、んッ、よすぎぃ…!」
「兄貴に見られて、興奮してんじゃねぇのか、あぁ?」
「ちがっ、ロルフのが、アッ、奥まで、いじめる、からぁッ!」
「…あー、ハハ」
 ロルフの声が、低く掠れる。グッと身を乗り出してきて、私の顔を横に向けさせる。
「舌ぁ出せよ」
「ん…」
 素直に舌を出して、ロルフのに絡め取られる。グチュグチュ、水音が響くくらいに激しく貪られる。密着して動いてないのに、お腹の中がキュンキュン疼いてしまう。
「締め付けやがって。オネダリが上手いな?」
「んふふ。ロルフも、さっきまで童貞だった割には上手よ?」
「ぬかせ」
 ちゅ、と舌を吸って、唇を離す。それから今度はうなじにガブ、と歯を立ててきて、またズブズブと腰を動かす。
「はぁ、あ、あ…」
 またじんわりと快感が広がっていく。なんでだろ、ロルフとするの、すごく気持ちいい。私も彼も、テクニックなんてないはずなのに。これが体の相性がいいってやつ?
 ふと、ビョルンの様子が目に入る。膝に置いた手をぎゅっと握りしめて、こちらをじっと見ている。泣きそうな目をしている?悔しそうな目?快感で靄がかかった頭では、よくわからない。様子を知りたくて、じっと見つめていると。
「他の男見るなんざ、余裕だな?」
「ひゃあ?!」
 ロルフが私の腰を持ち上げて、ズプン!と奥まで一気に突き入れた。
 グプグプグプグプッ!
「あん、あッ、ひあッ、やあぁッ!」
 ロルフの突き上げが激しくなる。突き込まれるのも、ズリっと中を抉りながら抜け出ていくのも、両方気持ちいい。快感で視界が滲む。ビョルンの姿が見えなくなる。
「あッ、はぁッ、ロルフ、ロルフッ!もう、ダメ、イっちゃいそう…!」
「あぁ、いいぜ、好きなだけイケよ!俺も、そろそろ、出そうだ…!」
 ああきっと、また中に出される。ふと頭に過った不安を、首を振って打ち消す。もういーや、もう。どうせ一回出されたし。今更だし。それに中に出されたとこ見せつけてやったら、ビョルンはもっと傷つくんじゃない?ちょっぴり感じた罪悪感を押しつぶして、嗜虐的な考えが顔を出す。
「うん、いいよ…ッ、中に、出して…?」
 シャーラ!
 遠くでビョルンの悲痛な声がした。でも、ぐちゃぐちゃの水音と、ロルフの荒い息の方が近くて、よく聞こえない。ぎゅうぎゅう、中のモノを締め付ける。お腹の奥に快感が集まって、頭のてっぺんに突き抜けていく。
「ああッ、イく、イくぅ…ッ!はッ、やぁッ、いあああぁぁッ」
 嬌声を上げながら達した瞬間、ロルフがジュブン!と奥まで突き込んで。
「くっ、う…ッ!」
 短く唸って、ブルブルっと腰を震わせた。ああ、出てる。感覚はよくわからないけど、あんな大きなモノが奥まで入ってるんだもの。きっと子宮の入口に先っぽがぴったりくっついて、中にタップリ出しているんだ。想像して、また軽くイってしまう。そのたびに、きゅ、きゅ、とお腹の中を締め付けてしまって、ロルフが切なげな吐息を漏らしながら、またブルっと震えた。ああ、お腹の中が、熱い。
 しばらくそのままでいて、体を支配していた快感がようやく通り過ぎていって。視界もクリアになって、ビョルンの姿が目に入る。呆けたような顔をして、頬が濡れていて。ああ、ごめん、泣かせちゃったね?男を泣かすなんて、私も悪い女ね、なんてくだらないこと考える。
 気怠い体にムチを打って、腰を浮かせる。中のモノを抜かせないようにか、ロルフが腰を掴んできたけれど、ペチリと手を叩いて阻止する。
「ん、ふぅ、ん…ッ!」
 ずるり、大きいモノが抜けていく刺激でまた軽く達する。体が震えちゃったから、きっとバレバレだね。抜け出たロルフの陽根は白い精液がついていて、ぴよん!とまた元気に勃ちあがっていた。え、ウソでしょ?まだ勃つの?こわいこわい。
 ベッドを降りて、ビョルンの目の前に立つ。どろり、ロルフの出した精液が中から出てくる。太ももを伝って、白いモノが落ちていく。同時に鼻の奥がツンとして、別のものが零れ落ちそうになる。
「ビョルン」
 涙に濡れた顔が、私を見上げる。
「満足?」
 目から溢れそうなものを必死に我慢して、微笑みかける。ビョルンは激しく首を横に振った。
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