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北欧系戦士兄弟編

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 中は散々ほぐされてたから、もう挿れていいよって言ったんだけど。
「全部やりてぇ」と言ってロルフは譲らなかった。
「ふ、ん、んむ…」
 たくさんキスをして、胸に触れて。首をちゅ、と吸われて、鎖骨を舐められて。ロルフお気に入りのおっぱいにたどり着くと、左の乳首をチュウッと強く吸われる。
「んッ、あん…ッ」
 私の右側の乳首をいじめる手には、最初のぎこちなさがなくなってる。夢中になってるようでいて、こちらがいい反応をする触り方を覚えていってる。生き方は不器用だけど、手先は器用なのよね。
「はあ、あッ、あッ…」
 おっぱいは長めに弄って、左手がするっとウェストラインをなぞる。そんな優しい刺激も、気持ちいい。おへそを辿って、内ももを撫でて。ぐい、とちょっと乱暴に右足を持ち上げられる。足を開かされて、ロルフの左手が陰核に触れる。またぎこちなくて、焦ったい。優しい優しい触り方。
「すげぇ、ヌルヌル…」
「ん、だって、気持ちいいもん…」
「ハッ、そうかよ、エロ女」
「うっさい童貞!…ね、もうちょっと、強く触って?それじゃぁ足りないの」
 ロルフ相手のいいところは、何でも自由に言えちゃうところかも。向こうが好き放題言ってくるから、こっちも遠慮する必要がないのよね。ビョルン相手じゃ、ついつい飾っちゃうんだけど。
「うはは、いいねぇ。そうやって躾けてくれよ。お前好みの男によ」
「ん、ふふッ…はぁ、それ、楽しそー…あッ」
 クチュクチュ、と音を立てて擦ってくる。それもいいけど、もうちょっと。
「もうちょっと、グリグリしてぇ…あッ、やんッ」
 口にすればすぐに反応してくれて、陰茎をグリグリ捏ねくり回してくる。ああ、気持ちいい。そのまま快楽に身を委ねようとしていると、ロルフが左手で私の右足をグイッと持ち上げた。そろそろ挿れるのかな?と思っていると、薄茶色の頭が私の股間に近づいてくる。彼がやろうとしていることに気づいて、慌てて抵抗した。
「ちょっと待って、ストップ!舐めるのやだ!ロルフ、ステイ!」
「犬かよ」
 ロルフは全く止まる様子もなく、私の陰核をベロリと舐めた。もー、この駄犬!
「もう、バカっ!あッ、舐めるの、やだぁッ」
「なんでだよ」
「だってすぐイッちゃう…あ、やッ、ああッ」
 そう答えた瞬間、ロルフは張り切って舐め始めた。陰核の周りをなぞって、指で剥いて、一番敏感なところを舌先でつついて。弱く吸って、強く吸って、私の体から抵抗する力を奪っていく。時おり軽く歯も立ててくるから、気持ちいいけど怖さもあって腰の辺りがゾクゾクする。
「も…、なんで、あッ、童貞のくせにぃ…」
 ホントに未経験?!うますぎない?!
 私の疑問にロルフはハァ、と熱い息を吐きながら言った。
「童貞童貞うるせぇな。俺のちんこにやらせてぇことを、お前にやってんだよ」
「んッ、うそでしょ?童貞の妄想力、やばぁ、あッ」
 次は俺にやれよ、と笑って、またちゅくちゅくと虐めてくる。ふと、「私がするのじゃ難易度違いすぎない?」と思ったけど、急に膣内にズリっと侵入されて、疑問は押し流されていった。1本?2本?わからないけど、指が入って来てる。ロルフがぼそりと低い声で呟く。何を言ってるのかはわからない。でも興奮しているような、荒い息を感じる。指が動く。丁寧に、膣壁をなぞって、中を探る。これから自分が入るところを、確かめるみたいに。
「んん、ふッ、あッ、あぁッ、やぁんッ」
 声が止まらない。ぐちゅぐちゅ、水音もひどい。気持ちいい。気持ちいい。快感が私を高みに押し上げていく。
「あぁッ、ロルフ、ロルフ!もうだめ、イく、イッちゃう…ッ!」
 体がビクビク震えて、絶頂を迎えようとした瞬間。
「あー、クソ…ッ!」
 ロルフがガバッと起き上がって、私の膝裏を乱暴に掴んだ。腰が浮くほど膝を持ち上げられ、秘部が丸見えになる。ロルフが左手で自分の陽根を掴んで、私の陰部に押し当てて。
「……入れるぞ」
 ズチュッ!
 一気に奥まで、彼の硬いモノが突き込まれた。

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