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第37話 世の中にはどうしても超えられない姉というものが確かにある
しおりを挟む037
「ん? もういいのか?」
ちゅっと音を出して葉月ちゃんがおっぱいから口を離すと一華姉は吊り目がちな目尻を下げて柔和な笑みを浮かべた。
たわわに揺れるおっぱいと子供を産んで授乳中とは思えないサーモンピンク色の乳首が濡れて光っていて大変エロい。
弟の前で授乳やおっぱい丸出し程度では恥じらったりしない男前な一華姉だから隠したりしないので朝から眼福だった。
「ありがと、一華先生。ジロジロ見んな変態バカ真二」
一華姉から受け取った葉月ちゃんを縦抱っこしてゲップをさせながら詩が非難がましい目を向けてくる。
見ているのは一華姉のおっぱいでお前のじゃないというのに相変わらずのシスコンだ。
搭載量に難のある詩の母乳が足りない時は供給過多の一華姉が補っている。
といっても、巨乳の方がミルクの出が良いというのは迷信らしい。どちらかと言えば産後ケアの影響で体が若返ってしまった事の影響が大なのだろう。
睦月ちゃんでは飲みきれないほどの母乳を産出する一華姉にとっては渡りに船だ。なにしろ。
「ふむ。やはり少し張っているな」
白い柔らかそうなおっぱいを手で触診しながら一華姉が眉を寄せる。
ボタンを外した黒シャツからまろびでている見事な柔肉に手が埋もれる。
見た目がおっぱいを自ら慰めているような格好なので胸が躍ってくるのを非難するような目で見られても困ります芹香さん。
おっぱいは男の性です。
「何言ってんのか、さっぱり意味不明なんですけど? いいから、ジロジロ見るなし」
「そうですよ一華先輩。青少年の教育に著しくよろしくないんですから授乳用の服を来て下さい。それともわざとですか? わざと真くんにその自慢のおっぱいをみせているんですか?」
姉妹で言っていることは同じなのに被害者と加害者が見事に入れ替わっていて興味深い。
目を三角にして芹香さんが両手に腰を手に当てた「困ったね」のポーズだ。
一華姉は正論に弱い。
「いまさら乳くらいで何を興奮している。真二は弟だぞ? しかも今や子供を作った仲だ、何を遠慮する必要がある」
唇を尖らせて一華姉がぼやく。
「真くんの視線に恥じらいを持って下さいとは言いませんけど、節度は守って頂かないと困るんです!」
「ふむ。しかし下着姿の妹を持つ姉に節度を説かれても説得力にいまいち欠けるな」
姉に睨まれて下着姿の詩がそっと視線を逸らす。
「ちょ、なんですか、このちゃんと服を着ている私の方がおかしいみたいな空気は!」
「ていうか悔しいならお姉ちゃんも脱げばいいじゃん」
「脱ぎません! ほんともう頭が痛いよ……」
芹香さんは頭痛を堪えるようにこめかみを手で押さえていた。
朝からご苦労様です。
「少し出しておくか。真二、容器を持ってきてくれ」
そうだった。生成された母乳の行く末の話だった。
飲みきれなかった母乳は出しておかないと溢れて服に染みを作ってしまうし張って痛いらしい。
姉が白いおっぱいを晒して方乳ずつ母乳を絞って容器に溜めている光景は大変神々しくもあるけど、やっぱりエロい。
尖った先端から何本かの白い線がしぶいて容器に収められていく。
しっかり管理すれば非常用のミルクに出来るらしい。
一度直接飲ませて貰ったけど残念ながら牛乳ほども美味しくなかった。一華姉のおっぱいから出ているものを吸っているだけで幸せだったけど。
おっぱいは吸われていると気持ちがいいらしい。たまっていたものを出すような無防備な表情が更に眼福です。
「一華姉、やってみたい」
「愚弟、姉を搾乳される牛みたいな目で見るな」
「まんまホルスタインです、一華先輩」
「キモ」
詩に白い目で見られながらお手伝いをさせてもらう。
柔らかいおっぱいを軽く揉んで乳輪を指で摘まむと母乳が溢れた。
女体の神秘という奴だ。
触っていると我慢できなくなってきた。
反対側の乳首に吸い付く。
強めに吸うと驚くほどの勢いで口の中に甘ったるいミルクの匂いが広がった。
「おい、んッ……」
産後の敏感になった体に慣れない一華姉が甘い息を飲み込む。
だがすぐにポカリとゲンコツを落とされたので素直に搾乳する事にした。
「うふふー。お乳すってる真くんって可愛いね。でも……この場合はマザコンって言えばいいの? それともシスコンかな?」
「は! オワコンで十分でしょ」
遺恨が残ることを言うなバカ。
さて、お昼前のことだ。
睦月ちゃんと葉月ちゃんが生まれて4カ月。
声を出して笑うあどけない姿が大変可愛らしい。
2カ月年長の弥生ちゃんは白いちっちゃな歯が生え始めるほどに成長した。
「では芹香、睦月のこと頼んだぞ?」
「はいはい、お任せください一華先輩」
芹香さんの胸に抱かれて眠る睦月を撫でていた一華姉がきびすを返すと、ふわりと控えめに広がる黒髪が宙を舞った。
育児に一段落が付いた一華姉が今日から森の探索に復帰する。
同じタイミングで芹香さんも、俺が代理で面倒を見ていた猪用の畑仕事に戻るらしい。
ふたりの手が空いていない時間の育児は詩が受け持つことになっている。
といっても子供と一緒にゴロゴロしているだけだが。子供同士で気が合うのだろう。
将来下着姿で過ごすような破廉恥な娘にならないかとても心配だが背に腹は代えられない。
ロッジ周辺の最低限の安全は確保できたとのことで、一華姉が家を長時間空けるだけの余裕が出来た。
本日は時計回りに探索を進めて5キロ進み問題が無ければロッジを建設する予定だ。
帰還するために必要なアイテムの探索は捗っていない。だが、探索範囲は確実に広がっている。時間だけはたっぷりあったからな。
一華姉が前を歩く。
それだけで、やる気が出なかった森の探索も俄然楽しくなってくるから男なんて現金なものだ。
森特有の湿った空気にまじる清浄な一華姉の香りはどこかミルクのような甘い匂いだ。口の中にも微かに残っている。
体の線を大胆に見せるフィットした黒いタンクトップと詩好みの迷彩柄のパンツスタイルで、軍人のように颯爽と歩を進めている一華姉のまるいおしりがとてもセクシーで目が離せない。
前は胸の谷間がはっきりとわかる深いUネック。下着なのか水着なのか分からない迷彩柄のインナーがチラチラと覗いて色白な肌が目に刺さる。時折後方を確認する度に揺れる胸と谷間をサービスしてくれるので気分が高揚して集中できない。
腰元にはベルトに留められた刀が勇ましく揺れていた。
やはり姉の後ろを歩くというのは心地良い。
「集中しろ、気もそぞろではないか」
いつの間にか後ろに回り込んでいた一華姉のゲンコツが落ちる。
え? 縮地?
「お前はいつもこんなことをしているのか?」
視線でバレバレだったらしい。一華姉の目が怖い。
「いや、流石にひとりで探索する時に脳内一華姉に欲情したりしてないよ」
無言のゲンコツが落とされる。
とても痛い。
「誰がそんないかがわしいことを聞いている。こんな探索を続けていたのかと聞いているのだ」
紛らわしいな。ちょっぴり恥ずかしい。
しかし探索の方法って言われても困る。
探したり調べたりする意外に何をしろっていうんだろう?
「前にも話したと思うが、帰還アイテムに触れるという条件を逆手に取れ。正体不明の物を探すなどナンセンスだ。言葉としてはどうかと思うが、探すより触れろだ」
習うより慣れろみたいに言われた。
草でも木でもそれこそ落ちている小枝でも。
もちろん実行したよ一華姉。
屈んで腰が痛くなるくらいにね。
まさかと思い敵対していたはずなのに友好関係を築いているトーヘンボクに触れたりもした。
だが逆に触れ続ける事で思いついたことがある。
このくそつまらないゲームを企画した運営の意図についてだ。
何の目的で始めたのか知らないが、人選も生きるための条件も禁忌に近い嫌がらせをするような奴らが、いつまで経っても帰還できない展開を期待するだろうか? と。
程良く弄んだところで、今の俺のように人なんて状況に慣れてしまう。
この世界でプレイヤーが脱出を断念して割り切って皆で仲良く暮らしましたというパターンは避けたいはずだ。
何故かって?
それは、このゲームの最大の嫌がらせは帰還してからにあるからだ。
パートナーのいる姉達とセックスして子供をもうけた後、帰還してからの言い訳の出来ない状況こそが最高のエンターテイメントになるんじゃないのか? 観察者としては。
俺の出した仮説ではあまりに偶然性の強い帰還条件は運営側のコントロールが出来なくなる恐れがあるから可能性が低いと思う。
それこそ、帰したい時にアンフェアでも理由なんてこじつけて強制的に送還すればいい。
がむしゃらに帰還方法の模索に振り回される滑稽な姿を眺めるのは悪質だが楽しいだろう。だが、慣れて諦めて反応がなくなってしまえば元も子もない。
だから結論は、果報は寝て待てのスタンスが最も効率がいいと思う。
「ふむ。それが真二の出した結論か?」
長々と話を終えた俺に一華姉は首を傾げて睥睨する。
「半分くらいは苦労したくないっていう現実逃避だけどね」
「ふん。異世界転生などとつまらない事を考える愚弟にぴったりの仮説だな」
俺は肩を竦める。わるかったな。
そしてもうひとつ。ずっと気にかかっていた疑問。
仮説を考えている内に浮かび上がってきた事実。
多分、聞いても答えてくれないだろうから聞かなかった。
いや違うな。聞いてはいけないような、さもすれば心の奥底で警報が鳴り響いているような恐怖があったから聞けない。
どうして、一華姉は、芹香さんは、詩は――。
セルフコントロール。
真意を悟られないよう誤魔化すように口を開く。
「……一華姉はどう思う? この脱出ゲームの意図はどこにあるって」
一華姉はつまらなさそうに笑う。
「さてな。考えた奴に聞くがいい」
一華姉の言葉は森に吸い込まれてすぐに消えた。
「ところで話は変わるが、お前は今欲情しているのか?」
なにそのシリアスな雰囲気をぶった切るような超展開。
「先程そう口を滑らせただろう?」
うわ。聞き流して欲しかった。
「よもや姉に本心がバレた事を誤魔化そうと、それらしい戯れ言で口車に乗せようとしたわけではあるまいな?」
ひぃ。あわてて首を振る。滅相もございません。
「ふむ。では欲情したというのは嘘というわけか?」
えー。
なにこの羞恥プレイ。
一華姉に無言で睨まれる。
正直に話すまで、先生は許しませんよという沈黙だった。
「うう、はい。……おっぱいを触った後で胸の谷間全開の一華姉に欲情しました」
「そうか。仕方が無いな」
一華姉は不敵に笑うと俺の手を取る。
めちゃくちゃ顔が熱いんだけど。
一華姉は一本の木に近寄ると背中を向けたまま、無造作に迷彩柄のパンツを下ろす。
え? 何事?
緑の中に真っ白い一華姉のふとももが際だつ。
女の足というのはどうしてここまで男子の視線を奪うことに長けているのだろう?
ショーツはブラと同じ迷彩柄でおそろいだ。
突き出されたまるいお尻にどうしようもなく衝動が湧き上がる。
抑えきれない興奮が凄いがセルフコントロールだ。
「一華姉、外は危険だよ」
慎重な一華姉が外でセックスを誘ってくる?
産後ケアの影響で性的に敏感になっているのは何度かセックスしているから一華姉も理解しているはずなのに。
俺の言葉なんて一蹴してタンクトップをたくし上げてブラまで見える格好になってた一華姉が口の端を上げた。
なんて細い腰なんだろう。我を忘れてしまいそうだ。外なのに。
晒された肌はすべすべしていて張りがある。若返って更に美肌になっている。
「ふん。愚弟が一発抜く程度で姉が警戒を切らすわけ無かろう。大口を叩くのは私を攻略してからにしろ」
そう言われると俺も男子なので頭に血が上ります。
一華姉は気付いていないかも知れないけど、回数を重ねる度に一華姉の感度は確実に上がっている。
是非、もう外で真二とするわけにはいかんなと言わせたい。
「ふふ。いい顔だ」
その余裕の顔をアヘ顔に変えてやる。
なんだろう。上手いこと乗せられたというか、一華姉こそ何か誤魔化したいことでもあるんだろうか?
ショーツに手をかけてゆっくりと下ろすと更に白い肌が現れる。
べっとりと透明な愛液がビックリするくらいショーツと割れ目に糸を引いた。
えーと。もしかして一華姉朝に胸を弄られてからずっとこの状態?
なにそれ滾る。
いやでも本当に大丈夫なんだろうか?
姉と合体している隙に狼にかみ殺されましたとか洒落にならない。
開放的な外での行為に興奮したペニスは最大限に膨張しているから説得力は無いんだけどさ。
一華姉が、どうした怖じ気付いたのかと振り返ってくる。
少しだけ紅潮している顔を見たら、慎重論なんてどこかに吹き飛びました。
ペニスに手を添えると一華姉のお尻を掴む。
一華姉の体がひくりと震え興奮度が更に上昇。
ずぶりと一気に奥までペニスを貫く。狭い肉の輪が広がってヌルヌルとした細い空洞を無理矢理にこじあけて、すぐに先端が子宮口を捉えた。興奮すると子宮の位置が下がってくるって本当なのかな?
「くッッ」
一華姉が体を痙攣させる。膣内がうねり柔肉が締め付けてくる。
はっきりと言葉にしていないけど気をやった。
繋がった状態がもどかしいのか刺激が強いのか離そうとする腰を掴んで更に奥を突く。
「んくッ!」
奥だけを突くように腰を前後させてカリで中を掻き出すように小刻みに動くと呼応するように一華姉のヒダが絡みついてきた。
確かに感度は上がっているけど、男を気持ちよくさせる内部の状態も変わっている。ダイナミックに動けばすぐに出る。確信する。どうして俺の姉達は名器揃いなんだよ! 嬉しいけど悔しい。
「どう……した、そんなことではいつまでたっても姉に追いつけんぞ?」
挑発されても腰が引けて動けない。だって動いたら数秒で撃沈する。そんな危険な姉の穴なのだ。
神秘の深淵は絡みついて包み込むだけじゃない。
蠕動してペニスの敏感な先端をヒダが微妙に擦ってくる。動かないのに気持ちいいとか反則じゃないんだろうか。
もちろん、擦り合っているのだから一華姉にも快感はあるらしい。それだけが救いだよ。
「ああッ、ふふ、真二のペニスの形が……分かるぞ。ビクビクと震えているな」
たまりかねたように一華姉が腰を動かす。たぷんとお尻の膨らみがゆれて腰に打ち付けられてゆっくりと中で擦られる。
じわじわと腰中に広がっていた快感が先端に集中してきた。
嘘、だろ?
こんなに気持ちいいなんて。まだ何分もたっていないよな?
「出すのか? あッ、んんッ、いいぞ、いっぱい出せ」
甘美な刺激に誘われて堪えきれず、自爆するように腰を激しく打ち付けるとペニスの感覚がなくなってしまうような気持ちいい波が来た。
ストロークがどうしても短く短く早く早くなって。合わせるように一華姉の声も高く息づかいも鼻にかかる。それがまた体を熱くして。限界一歩手前ですべての動きが止まる。
「うわぁっ! 出るよ! 一華姉っ!」
奥に奥に吸い込まれる。
出る前に尿道を吸われるような感覚。
どくんと、あっという間に精液が迸った。
「んッッふぅッ」
奥に浴びせられた熱い塊に反応して一華姉の内部が蠢く。
体の痙攣が止まらない。もっと出したい。もっと気持ちよくなりたい。
どくどくと次々とあふれ出す。
「ふふ。凄い量だ」
出す度に体をひくりと蠢かせて一華姉が笑みを浮かべる。
また負けた。そんな気がした。
「真二、お前はしたいようにするがいい。足らないところはこの姉が支えてやる」
出し切った後、甘えるように姉の背中に体を預けていたら、そんな言葉が聞こえた。
手を回してブラの間から手を入れておっぱいを掴むとその柔らかな弾力にまたムクムクとペニスに力が戻ってくるような気がした。
「うむ? ふふ、節操のないやつめ」
一華姉がきゅっと中を締め付ける。
それだけでもう出てしまいそうなくらいに気持ちが良かった。
世の中にはどうしても超えられない姉というものが確かにある。
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