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第35話 お薬の弊害
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「あんたね、いくらなんでもこれはやり過ぎじゃない?」
すやすやと眠る赤子を3人並べたベッドに一緒に転がって頬杖を突いている詩が睨んでくる。
見慣れた青と白の縞々模様の下着姿で白い足を不機嫌そうな猫の尻尾のように揺らめかせている。
ここ最近、詩の機嫌の悪さはとどまるところを知らずに下降気味だ。
詩と一華姉が無事子供を出産して一月。慣れない育児が加わった慌ただしい生活にようやく落ち着きを見せ始めた昼過ぎのことだった。
なんのイチャモンだよと聞き返す前に詩は付け加える。
「自分のハーレムを守るために全員女の子とかあり得ないし」
「天からの授かり物に文句をつけるなよ」
というかお前こそ子供をハーレムの一員に加えるな。鬼畜過ぎるだろ。
「文句じゃなくて、やり過ぎって言ってるし」
確かに生まれてきたのは三人続けて女の子だったが別に狙い撃ちをしたわけではない。
男子高校生に男女の産み分けなんてそんな器用な真似ができるか。
第一、子供を作るのは男女共同作業なんだから一方的に非難される謂われはない。半分は母親側の責任だ。
「詩、真くんの気持ちを蔑ろにしちゃ駄目だよ」
家事の合間に時間を見付けては我が子の顔を眺めて蕩けるように微笑んでいる芹香さんが眉を寄せて妹にメッと叱る。
首元までしっかりとボタンが止められた白いブラウスが眩しく足首がチラリと見える丈の長いフレアーなスカート姿が今日も清楚だ。
「いや意味わかんないんだけど」
詩の顔は困惑を通り越して真顔になっていた。俺に真意を問うような視線を向けてくる。
知らん。なんの企みなのよと目が語っていたが冤罪だ。
「だって、先に女の子が生まれないとお姉ちゃんになれないでしょ?」
ポンと手を打ち鳴らしたのはソファーに深く腰をかけ大胆に足を組んだ一華姉だ。
はち切れそうな胸を盛り上げた黒いシャツにタイトなスカート姿なので目のやり場に大変困ってしまう。角度的にふとももの裏とかスカートの奥が際どく見えているので、電車なんかで前に座られると視線の持っていき場所に困るあの感覚だ。
「ふむ。重畳だ、愚弟」
一華姉は満足そうな笑みを浮かべる。
つまりあれだ。
次に男子が生まれれば弟になり、姉弟になる。
「……真二くん、あんたこの喜劇を子供にまで引き継がせるつもり?」
詩の視線が痛い。
だから誤解だ。
というか良くそんな事を考えられますね芹香さん。何処まで弟好きなんですか。あと一華姉も。
姉と弟の禁断関係の末に勃発する腹違いの姉弟の物語とか笑えない。
実の姉だけでもお腹一杯だというのに。
早く脱出しないと子供を不幸にしかねない。
弟は誰が産むのか競争ですねという会話を始めた一華姉と芹香さんに、俺は三児の父親になったという感慨深さ以上にある種の焦燥感に苛まれることになった。
「ホント、バカ。キモ。こっち見んな!」
唇を尖らせている詩と目が合うと、フンと顔を逸らす。
どうも産後の女子というのは情緒が不安定であるらしい。
「――ということがあったんだよ」
最早日課となっている帰還アイテム探索ついでのトーヘンボクとの交流だ。
といっても本日はとても探索する気分にはなれなかったので詩の不機嫌オーラから逃げるようにロッジを出てすぐに休憩しているんだけどな。
相変わらず返答は枝を揺らして葉を鳴らすという異国の言語なので会話が成り立っているかどうかは不明だが、聞いてくれる存在がいるという安心感がありがたい。
芹香さんに続いて起こった詩の不機嫌状態は日を追う毎に悪化している。
「これもベビーブルーとかいうやつの一種か? それとも欲求不満か?」
詩とのポイントチャージなやりとりはここ2ヶ月間ご無沙汰だ。
女子とはいえ若い体だから性欲が有りあまっているのだろうか?
妊娠と出産を経て育児というストレスも半端ないだろう。
産後は体が敏感になるという事が芹香さんで証明されている。性欲が増していても不思議はない。
何しろあの一華姉ですら……。
駄目だ、セルフコントロールだ。思い出すだけで滾ってくるから止めておこう。
というか回想するだけで一華姉のゲンコツが飛んできそうで怖い。
女子高生の欲求不満とか言葉にすると興奮してくるが、直面している当事者としては呑気に喜んでいられない。不満を解消する方法は多分ひとつだろうが、一方通行な冷戦状態で半径1メートル以内に近付くことさえ許して貰っていない現状だからな。
男のように抜いておしまいという単純なものではない。
女子の扱いというのは手順が複雑で難しい。
ふわふわとした芹香さんは安定していて、自己統制が完璧に近い一華姉も比較的落ち着いているので助かっているが、出口の見えないトンネルを走るみたいで疲労が激しい。現実逃避したくなる気持ちも察して欲しい。
≪現実逃避されたい真二様の苦悩はお察しいたします。なにしろ一言でも申しますと、自業自得でございますからね。おわかりなんでしょう?≫
言葉って胸に刺さるものなんだな。とても痛い。
そうなのだ。
タブレットから聞こえた、おませさんが突きつけてきた事実に頭を抱える。
詩が不機嫌な理由についての心当たり。
不用意な一言。これに尽きる。
「だからってもう三週間だぞ?」
≪いえいえ真二様、女性にとって出産後のお悩みは数多でございますが、その中でも群を抜いているのはズバリ体型の悩みでございますよ? 時間が解決してくれるなんて妄想はお控え下さい≫
タブレットから発せられた言葉に反応するように、サワサワとトーヘンボクの葉が揺れる。
おそらく首があれば傾げたのだろう。
植物には理解しがたい会話なのかもしれない。
≪平均いたしますと産後は約五キロの体重増加が報告されてございますからね≫
体重の増加と共に体形の崩れというものは女性にとっては無視できないものだろう。もちろん重々承知している。
≪やはり女子としてスタイルは気になります。どうしても妊娠前と比較してしまいがちでございます≫
当然、女性としては出産を経て体型が崩れてしまったのなら妊娠前のスタイルに戻りたいと願うものだろう。
出るところが出て引っ込むところが引っ込んでいる体型に。
女性の美に対する意識は男子では想像も付かないほどに高い位置にある。
理想の追求に終わりはない業の深さだ。
≪いえあの……大概は男性の掲げる理想の数値であるのですが。ウエスト等は特にそうでございますよ、いえ失礼。この際はよしとしましょう≫
「だが俺が何をした?」
そこまで失礼な言葉を口にした覚えはない。
少なくとも1ヶ月も機嫌が悪くなるようなものは。
≪デリカシーに欠けていたことは否めませんね≫
拉致監禁からの脱出ゲームという特殊な状況下での出来事なのだ、大概のことは「そういうもの」と半ば思考を放棄していたつもりだった。
だが、今回の件については予想を遙か斜めに突き進んだ。
まさに驚天動地だった事に情状酌量して欲しい。
「ふむ。しかしこれは中々示唆を含んだ物と思わんか真二よ」
突然の一華姉の声に身を竦める。示唆を含むだって?
というかいつの間に?
「本当だよ真くん」
え? 芹香さんまで?
溜息をつく寸前みたいな顔とにこにこ顔を向けてくる姉ふたりがいつの間にか立っていた。
「しかし……いつの間にこのような場所で奇妙な木と友誼を結んでいたのだ」
サワサワとトーヘンボクが動く。
それは何処か肩を竦めたような人間くさい動きだった。
「いつも真くんがお世話になっています。仲良くしてあげてね」
深々と頭を下げてにっこり笑うと照れたようにサワサワとトーヘンボクが揺れる。
あの、芹香さんごめんなさい。
身内が友達に挨拶をする姿というのは思春期の少年にはとても羞恥心が刺激されるものなのでやめて下さい。うふふーと笑ってないで。
かつては宿敵だったトレントと弟が話しているという場面に遭遇したにしてはふたりとも順応が早いな。話しかけるのを観察されていたに違いない。ちょっと恥ずかしい。
「一華姉、芹香さん。どうして……」
「ふん。姉を舐めるな。お前の様子が変だったからな」
「詩に弥生ちゃん達は任せてきたんだよ」
にこにこと芹香さんは笑い、一華姉は煩わしそうに眉をしかめている。
詩との関係に疲れて思い詰めた顔でもしていたのかも知れない。
「もう俺には何が何だか……」
事の起こりは一月前、産後一週間たった後、体調を戻した詩がポイントチャージに挑んできた事だ。
「ふふん、久しぶりだし一緒にお風呂に入ってあげよっか? そろそろ年増の体に飽き飽きして若い肉体を欲してるんでしょ? 特に親友の彼女の体に」
まったくもってそんな気持ちはなかったけどな。
あと芹香さんを年増とか言うなよ。
産後の女性はデリケートに扱うべしと芹香さんからの強いお言葉に従うつもりだったのだが、浴室で一月ぶりに見た詩の裸体に狼狽してしまった。
明らかに態度に出てしまったのが敗因のひとつ。
理不尽に良く効くお薬のおかげで経過は良好だった詩の体は、なんといえばいいか悩むが、様変わりしていた。
これがおませさんが説明したような産後の女性が抱える悩みで、多少丸くなったとか太ったとか体形が崩れていたとかなら想定の範疇だから回避できたかもしれない。思っても口に出したりしなかった。子供を産むというのはそれくらい大変なことなのだと敬意を表しただろう。
だがしかし、バスタオルを取った詩の体型は予想外だったのだ。
「お前……なんか幼くなってないか?」
不用意に発してしまった言葉が敗因のひとつ。
「は?」
詩の眉がキリリと吊り上がった。
結論から言うと、発育の良い部類の女子高生の体付きだった詩の体は、発育の良い部類の女子中学生のような初々しい凹凸に変化していた。
なだらかな曲線を描くおっぱいとは言えない盛り上がりも細い足も腰回りも。
いや体型だけではなく身長も僅かながら縮んでいたように思う。
産後の体型の変化と言うよりは若返りだった。てともスレンダーに。詩の名誉のために言っておくとスタイルは抜群だった。ただ、幼かっただけだ。
「死なす」
一華姉ばりのゲンコツを残して浴室から去って行った詩は三日ほど口をきいてくれなかった。昔からの決まり事だ。成長のない奴。体が若返っている詩に言うのは気の毒だが。
もちろんポイントチャージなんて以ての外だ。
いや、その点は別に構わないのだ。元々詩は友也の彼女であるわけだし肉体関係がある事の方がおかしいからな。
特殊な例だが産後セックスレスに陥るご夫婦も一定割合存在するらしいので特異では無いと思う。こんな馬鹿げた理由が原因なのは世界で一例だろうけどな。
その日から、詩の機嫌は絶望的に悪い。
まさに失言だった。
サワサワとトーヘンボクが揺れていた。
芹香さんが心配そうに顔を覗き込んでくる。
一華姉は何を考えているのだろう、眉をしかめていた。
「おませさん、どうして詩の体は若返ったんだ?」
≪うむむ。今後の経過観察が必要でございますが、産後ケアの弊害でございますかね?≫
傷や体調を整える薬効の副作用が体の成長を逆流させるとかあってたまるか。
なんだその魔法の薬は!
だいたいどうして詩だけが若返る? 相性か?
うちには姉があとふたりいて同じように子供を産んで同じように治療を受けているんだぞ?
そこまで考えて思い至る。
いや、待てよ?
一華姉のさっきの言葉。示唆を含んでいるという部分。
同じ薬で治療を受けた一華姉と芹香さんには表れなかったからと視野狭窄に陥っていないか?
ふたりの姉に目に見えた体型の変化がなかったのは成長を終えていたからであって、成長著しい年頃の詩にだけ顕著に表れたものかもしれないと。
もう少し視野を広げるならば、そもそも薬が原因だと特定されているわけではないという事実。
つまり。
考えてぞっとする。その仮説に。思わず自分の手や腕を確認してしまう。
確かに産後よくお相手をしてくれていた芹香さんはとっても肌が綺麗になっていた。若々しくなっていた。
これが若返りの結果だと言われてみれば納得できる。
これが薬の弊害だというのなら百歩譲って納得しよう。
だが。
思考の渦から浮上する。
何処まで口にしていたのか分からない。
「うむ。確かに芹香は子供を産んでから瑞々しくなったな」
「あの、一華先輩。私だけ老化していたみたいな言い方はやめて下さい。わざとですか?」
芹香さんが憤慨する。
節制の塊のような一華姉には確かにあまり変化は見られなかった。
「真くん! お姉ちゃんすっごく怒ってるよ!」
視線だけで心を読み取られた俺の頭に久しぶりに芹香さんのゲンコツが落とされた。痛いです。
「話を戻すぞ」
一華姉が真面目な声を出す。
唇を尖らせて頬を膨らませている芹香さんが可愛いが観賞するのは後にしよう。
「これが小娘の言う薬の弊害だというなら問題はない」
おませさんが小娘の部分に「むう」と唸る。
そうだ。
問題があっても回避はできる。害があれば使わなければ良いのだ。
だが問題なのは。
「だが、これが説明されていないこの脱出ゲームのルールだとしたら厄介だ」
可能性として考えていたが、一華姉が口にした言葉に戦慄する。
どれだけ理不尽なんだよ。
時間経過と共に老いるではなく若返るとか。
新たに生まれた子供は成長しているのに非常識な。
「うふふー」
「芹香よ、何を想像しているのか知らないが涎をふけ」
「垂らしてません! ちょっと小学生くらいの真くんとうふふな関係を想像しただけです。一華先輩だって興味ありますよね?」
「そんな特殊な趣味はない」
そうだ。
時間経過と共に成長が逆転してしまうルールならば俺だって例外ではいられない。
確かにいつか夢見たように女子高生に戻った一華姉とか芹香さんとセックスとか想像するだけで燃えてくるけど、その時は俺の年齢は一桁代。
とても行為に及べるとは思えない。性的に興奮しないだろう。
年の差というのはいかんともしがたいな。
冗談はともかく、抱える問題は大きい。
このまま俺が若返れば数年でポイントチャージそのものが成り立たなくなるからだ。
一華姉も腕を組んで難しい顔をしている。
これは暗に時間制限を課せられているに等しい。
そんな重苦しい沈黙を打ち破ったのは芹香さんだった。
「でも一華先輩、ルールで若返ってるっていうのは違うと思いますよ?」
「何故だ? たしかに赤子は成長しているが確信は……」
一華姉も同じ仮説らしい。
成長する子供の存在。
理屈ではもちろんその点は外せない。
この世界がなんでもありだと言われれば道理も引っ込むが。
「真くんです」
「真二がどうした?」
「だって真くんのおちんちん……大きくなってますよ一華先輩」
え?
一華姉が一瞬だけ視線を股間に向けた気がする。
ぎゃー。
途端に顔が熱くなった。なんてこと言うんだこの姉は。
なんとも言えない沈黙が支配する。
なんとなくトーヘンボクがこっちを見ないようにしてくれているような気がした。
一華姉が場を取り繕うように咳払いとかしているのが余計に気まずい。
「どうしてそう言える、芹香」
いつのまにサイズを計測なんてされたんだ?
俺だって気付いていないのに?
「それはだって、お姉ちゃんですから」
うふふーと照れたように芹香さんが笑う。まったく説明になっていない。
「成程」
納得しちゃったよ!
「つまり受け入れるだけでサイズの微妙な変化まで読み取ることができると……これが性技に特化した一族の力量か」
「違います! 人を淫乱みたいに言わないで下さい! わざとですか?」
「一華姉、芹香さんはただものすごく弟が好きなだけだよ。度を超して」
まったく一華姉。芹香さんみたいな清楚な人になんてことを。
「……愚弟が。詩の気持ちが少し分かるな」
何を言ってるんだか。
「だから、若返ってるのは多分お薬の副作用だと思います。これって夢が広がりますよね! うんと若くなって真くんとしちゃうとか、真くんより幼くなってしちゃうとか」
やってばっかりなんですね。本当に芹香さんは弟好きだな。コレクションの感覚に近いのだろうか。想像するとちょっと催しちゃいます。
「芹香……お前、まさか最初からわかっていたのか」
「はい?」
「まあいい。しかしまだ問題は残っている」
「詩のことですよね? 大丈夫だよ真くん、お姉ちゃんに任せなさい」
芹香さんがふふんと鼻を鳴らす。
「アレはね、怒ってるんじゃなくて怯えているだけなんだよ真くん」
姉が自信たっぷりに言う言葉は全くもって意味が分からなかった。
真意を理解できたのは夜になってからだった。
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