【R18】static禁断関係game

あらいん

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第33話 ベビーブルー

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 033

「どういうことなのかな、一華先輩……それと詩も」

 ジトっとした目を左右真横に並ぶ2人に向けて芹香さんが唇を尖らせる。

「んっ……私に聞くなし」

 詩は眉をしかめた大層不本意な表情で顔を曇らせながらもしっかりと伸ばした舌でペニスをペロリと舐め上げる。痺れるような気持ちよさにペニスを震わせると、反対側からは抗議でもするかのようにお返しがあった。

「うむ。私に矛先を向けられても困る」

 一華姉の少しザラついた舌がペニスを舐め上げたのだ。

 無表情なのに艶めいた仕草で一華姉が左右にかぶりを振る。
 真面目くさった顔で妖しい色気がある唇を割り、伸ばした赤い柔らかそうな舌が淫らにペニスに唾液を塗布するギャップが謎の色っぽさを出しているらしい。
 普段生活をする中で中々お目にかかることのない女性の舌というのは大変可愛らしくてエロいな。耳に次いで大好物です。

「んっ……じゃあ誰に向けたら良いのかな?」

 先っぽに吸い付いていたピンク色の唇をすぼませてペニスから離すと芹香さんが拗ねたように裏筋の一番敏感なところを舌で攻撃してくる。ピリピリとした刺激にぷくりとカウパーが溢れだし、すぐに芹香さんの舌で拭われる。

 あの二人して無言でこちらを見るのは止めていただきたいのですが。

「真くん?」

 ちょっと待て、ふたりが決めたことなのにズルくないか?
 夜のお相手のサポートを言い出したのは俺じゃないんですけど。

「お姉ちゃんだけだと満足できないエッチな弟になっちゃったのかな?」

 お仕置きですと、じゅぷじゅぷとわざと音を立てて芹香さんは先っぽを唇で締め上げた。
 呻き声が出そうなくらいに芹香さんの熱い口中は気持ちが良い。
 ねっとりとした唾液に包まれてペニスはひくひくと歓喜に震える。

「……そういうわけじゃないんだけど」
「んぷっ、じやあ、どういう訳なのかな?」

 足を開いてベッドに座りふとももにもたれかかってペニスを横から刺激してくる姉ふたりと正面からお仕置きをしてくる姉が一人。
 左右のふたりはそっと目を逸らした。裏切り者!

「んー、なんかお姉ちゃんだけズルくない?」

 詩が舌を伸ばして先をチロチロと舐める。
 しきりにブラのズレを直す姿が変に色っぽい。

「なんか最近下着が合わないし……って、見るなスケベ」

 ブラが浮いて見える胸の尖りは初々しい桜色から褐色に変わっていてとてもエロイ。女子高生の黒乳首とかギャップ萌えが凄い。
 妊娠してバストアップするならともかく詩の場合は縮んでいるらしい。
 栄養が子供に向かう分一時的に小さくなることもあるのかも知れないな。

 無言で一華姉も舌を伸ばしてくる。決めたことだからやり通す姿勢は一華姉らしくていいんだが。

「もう! ふたりとも邪魔しないで」

 負けじと舌を伸ばしてくる芹香さんの俺に対する誤解を解いて欲しいです。

 姉達が頬をくっつけて争うようにペニスにむしゃぶりつく様子を見下ろしていると、ハーレムに憧れる男子の気持ちが痛いほど良く分かる。
 この光景を見られただけでもこのくそったれな脱出ゲームに参加した意義がある。現実世界では到底叶わなかった憧れのシチュエーションだからな。

「は? 4Pくらいお金払えばできるっしょ?」

 品のないことを言うな女子高生。

「あの真二くん、そういう所に行ったり、エッチな女の子を呼んだりするのは良くないと思う」

 芹香さんまで。いや確かにお金を払わない状態でハーレムまがいの状況を作り出すだけの甲斐性は無いんだけどさ。

 そう、あれだ。
 清楚な芹香さんには看過できない妹の発言に苦言を呈したかっただけだ。

「まったく甲斐性の無い愚弟だな」

 いやいや絶対その現場に居合わせたらお金を払っていようが払ってなかろうがゲンコツ三昧だろ一華姉!

「じゃなくて!」

 芹香さんがふたりの舌を振り払うようにペニスを喉奥まで一気に飲み込む。
 きゅっと締まる喉の粘膜に擦られた表面から電気が走り腰が浮き上がった。

 卑猥な音をさせながら喉奥を使った激しい愛撫に腰が砕けそうになって、芹香さんはペニスを解放する。
 危ないところで寸止めされた。というかこの短時間で射精寸前まで持って行くこの技術に戦慄するよ。いつもは加減されているって事なのかな? なんという底が知れない義姉なんだ。

「ぷはっ。どうしてふたりが参加してるのかな?」

 一年前に連続した相手とのポイントチャージは無効というルールが改定されてからは順番など無く、誰かがセックスを始めたら基本的に他は遠慮するというのが暗黙の了解だった。

 今日に限って芹香さんがいそいそと清楚なお口でご奉仕を始めた途端に弾かれたようにふたりが参戦したのだから困惑するのも無理はない。

「は? これは困惑じゃなくて拗ねてんのよ、分かれよバカ真二」

 拗ねてるのはお前だ。相変わらずシスコンの詩は姉が絡むと絡んでくる。

「ふたりは出産間際なんだから、無理しなくて良いんだよ?」

 一華姉と詩は大きくせり出したお腹を見下ろしている。
 詩の真似をしているのかという芹香さんはピンク色の下着姿で、露わになっているそのよく引き締まった白いお腹を見つめてしまう。産後を感じさせない張りのある肌だった。
 最近益々輝かんばかりに肌が美しくなっている。

 そうなのだ。
 芹香さんは無事出産を済ませたのだ。
 可愛らしい珠のような女児が誕生したのは一週間前のことだ。

「お姉ちゃんこそ無理すんなし。大体、子供生んだ後って回復まで一月はかかるんでしょ? 無理して真二くんのお相手なんてしなくて良いし」

 出産時には会陰部の切開などあって外部的には痛みが有り、産道が広がっている内部的にも無理をしてはいけない時期であるはずだ。

「私たちに任せろとは言わん、少し負担を減らしてやろうと思ってな」

 芹香さんの献身といっても差し支えない行いを無下に扱うのではなく尊重する一華姉の口ぶりにも、だが、「どうだか」と尖らされた唇の形は継続中だ。

「ご心配には及びませんよ一華先輩。しっかりとお薬をいただいて回復してますから」

 芹香さんが豊満な胸を反らすとゆさりと揺れる。
 ペニスがぴくっと動き丁度舌を絡めていた詩が睨んでくる。

「……なに反応してんのよ」

 仕方がないだろう乳の揺れというのは男子のロマンなんだから。

≪左様でございます。オーク印の――失礼、すごく良く効く薬を処方させていただいております≫

 突然タブレットから流れた声に一同は口を閉ざす。

 お前、昼間に芹香さんは疲れているって言ってなかったか?
 今のはごく一部の身体的な回復状態の話だけどさ。

 いやいや待て待て。
 今聞き捨てならない発言がなかったか?

 おい、今、なんつった?
 さらっと流したけどオーク印って言わなかったか? オークってあのファンタジー世界で大活躍する男子の味方のエロい豚顔のやつじゃないだろうな?
 まさか。あの薬って……。

≪会陰部はもとより、内部も芹香様のお体は完璧に癒されております。産道周りの筋肉も修復されて、今や膣内はおボコの少女のような狭さと熟女の複雑に絡み合う発達したヒダを持ち合わせる男子垂涎の名器となっております≫

 え? そうなんだ!
 オークとか吹っ飛んじゃうな!

「だから、なに反応してんのよ!」

 失われた清純さを取り戻した姉に嫉妬を隠せない詩が吠える。

「その清純とやらを奪ったあんたにだけは言われたくないわね」

 そうでした。さーせん。

≪さすがに処女膜までは再生叶いませんでしたが、芹香様のヴァギナはいまや未使用なのに成熟しているという理想の形でございます≫

 なにそれすごく興味深いんですけど!

「ちよっと、恥ずかしいからやめてー!」

 真っ赤になった芹香さんがタブレットに向かって手を振っている。

 そうなのだ。
 事の発端とも言える今回の一件は、この声の主のお喋りから始まったのだ。

 昼間のことだ。

「うふふー」

 芹香さんがベビーベッドを覗きこんですやすやと眠るちっちゃい赤ちゃんを飽きもせずに眺めている。

 芹香さんが無事に女の子を出産して一週間が経った。

 出産に関しては医療機関もないこの閉塞した世界に危機感を抱いていたが、ポイントで特殊な医療機器を部屋ごとレンタルできたことで心配の大半はなくなった。

 産後の経過も良好の様子なので昔の時代に戻ったような血まみれの子供の出産を経験することもなく母子ともに最大限安全な形での医療ケアが実現できて一安心だ。

 尤もオロオロとしていたのは一華姉いわく愚鈍な弟だけだバカものが、ということらしい。
 女は、いや母は強しだな。

 だから、ベッドから3人揃って顔を出し、芹香さんの動向を窺っているのは別の理由からだ。

 抱っこしては頬ずりを注意されるまでしたり、まだ目も見えていないのにいないいないバアをしたりしている芹香さんは大変微笑ましい。
 本当に子供が大事で大事で大好きだと伝わってくる。

 姉から母へと進化を遂げた芹香さんは産後の体を締め付けないゆったりとした寝間着代わりのロングTシャツ姿で今までに無い母性たっぷりの色気を出している。
 初々しい幸せ絶頂の表情だ。

 だが、ふと目を離すと、はらはらと泣いていたりする。
 生まれたての赤ちゃんにぼそぼそと話しかけている内容はよく聞き取れないが謝ったり感謝したり少し唇を尖らせたりと忙しい。

 些細なことでご立腹してしまうこともある。
 と言っても唇を尖らせて可愛らしく怒るだけだが。

「なんとなく機嫌が悪い時があるよな」

 おっとりとした芹香さんらしからぬ態度もたまに見せる。

「ふん。一時的なものだろう。動物でも子を産めば過敏になるというしな」

 何かを思い出すような一華姉の口調だ。

「赤ちゃんが生まれてテンションが高いだけじゃないの?」

 いつもあんな調子だし。心配性の俺を嘲るように詩は溜息を漏らす。

「おい、おませさん。お前専門家なんだろ? 何か分からないのか」

 タブレットに向かって話しかける。

≪あの真二様、何度も訂正させていただいておりますが私のコードネームはお任せさんです。その年齢のわりに大人びている少女を揶揄する如き呼び掛けは遠慮してほしいのですが≫

 タブレットに映るのはデェフォメルキャラの少女だ。白衣を着ている。
 特殊医療機器を統括する自立型のAIらしいが真偽の程は定かではない。
 いや、正直にいうと中の人がいると睨んでいる。

「はいはい、で、どうなんだよ?」

≪私は出産支援に特化しました機能しか有しておりませんので分かりかねますが、あれがかの有名なベビーブルーではないでしょうか?≫

「なんだそれ?」

≪ベビーブルーとは出産後のホルモンの減少による情緒不安定な状態を示します。ご家族が増えるという環境の変化や戸惑いもございますし、育児と家事の両立というのも身体的に過酷とお見受けします≫

「治療方法はないのか?」

≪申し訳ございません。心の問題が色濃い領分ですのであいにく管轄外でございます≫

 出産に対してのサポートはできても総合的な技術を持つ産婦人科とは違うらしい。
 融通の利かない奴だな。

 確かに、最近の芹香さんは感情の起伏が激しいかもしれない。
 ホルモンの減少と言うことは情緒不安定な思春期の若者と同じ状態と言うわけか。
 もちろん体の疲れもあるだろう。出産は命がけと昔から言われているわけだし。

≪出産と申しますのは大変お体に負担のかかるものでございます。心身の疲れがベビーブルーに繋がっているのかも知れませんね≫

 世話を焼いている嬉しそうな芹香さんに甘えているだけではダメなのだ。

≪そうでございますね、まずは育児の負担を減らすことから始めてはいかがでしょうか?≫

 芹香さんを見る。
 どこからどうみても育児疲れという風には見えない。寧ろ、育児を手伝ったりしたら噛みつかれそうだ。いや拗ねるの間違いか。
 それくらい子供の世話をしている芹香さんは幸せいっぱいの表情なのだ。

≪とすれば……夜のお相手の方でございますかね?≫

 いやいや、芹香さんとはここ一月はポイントチャージを行っていない。
 臨月だったしね。

「ありそう。旦那でもない弟の子供を産まされた挙げ句に、性欲処理でもうすぐ真二くんの相手を再開とか考えてブルーになっても仕方ないし。労災認定レベルだし」

 性欲処理って、なにその謂われな……くはないけど辛辣な意見。
 だいたい、お前は労災って意味分かってないだろ?
 俺も知らないが。

「ふむ。そうだな」

 え? 一華姉までそんな結論?

「芹香の負担を減らしてやる事は、やって悪い結果を生むこともない」

≪ははぁ。では、この野獣の如きエロ男子が発情しやがりました節にはサポートとして芹香様をお助け下さいませ≫

 やかましい!

 そんな話があって、その日の内に芹香さんが行動を開始したもんだからふたりは大層慌てていた。
 俺からの要請ではなく、芹香さん自らの申し出だからな?
 その辺りを踏まえてふたりの仮説が見当違いであると自覚してくれ。

 芹香さんが可愛らしく頬を膨らませて立ち上がる。
 均等の取れたプロポーションが目を奪う。
 出産後の体型の崩れというものまであの忌々しい薬で矯正されていると思うと複雑だな。
 でも綺麗だから飲み込もう。

「もう……私からだからね?」

 少しだけ照れくさそうにショーツを下ろすと芹香さんの無毛の割れ目が見えた。
 そのまま後ろを向く。
 たっぷりとふくらんだお尻がプリンのように揺れる。
 ますます張りのある艶々した魅惑のヒップに見とれてしまう。
 そんな俺の心を見透かしように目を細めると、芹香さんは座ったままの俺のペニスに手を添えてゆっくりと腰を落としてきた。

「真くん、久しぶりだからゆっくりいれるね?」

 芹香さんの体重でズブズブと沈んでいくペニスが胎内の熱さに迎えられ信じられないほどの気持ちよさが無数のヒダによって与えられた。

 これは、狭い。トロトロの愛液で隙間は潤っているが膣肉が詰まっている所を無理矢理こじ開けるような感覚だ。
 だというのに痛くない。少しずつペニスを迎え入れるように開いている。
 芹香さんは中まで芹香さんだった。
 空気も通さないような密着感は数回擦るだけで出ちゃいそうで怖い。

「す……ごい芹香さん」

 本気で体に力を入れないと暴発しかねない。

「あっ……はっ、ダメぇ、いぐぅ!」

 え?
 奥まで到達して体重を預けてきた芹香さんがびくっと体を痙攣させた。
 膝の上にのったまま芹香さんが背中を反らせた後がくがくと震える。

「はぁ、はぁ……いれられただけでイっちゃうなんて……すごい。久しぶりの真くんのおちんちんだからかな。でも形が元に戻っちゃったみたいだね……ごめんね。また、真くんのおちんちんの形にしてね」

 胸が締め付けられるような言葉に複雑な感情が渦巻くけどセルフコントロールだ。

 うふふと笑いながら芹香さんは体を倒して腰を高く持ち上げた四つん這いの体勢に移行した。

「うふふ。真くんが動いてね。お姉ちゃんもう限界だから」

 久しぶりのセックスでイっちやったから体に力が入らないんだよと恥ずかしそうに顔を赤らめて芹香さんは白い歯を見せる。

 そういう事ならと、ゆっくりとペニスを抜こうとして衝撃を受けた。

「あ……ん、真くん、意地悪しないで……」

 違うんです。抜けないんです。

 芹香さんのやわらかいお尻に手を当てて引き剥がすようにペニスを抜いていく。何という膣圧と吸引力。返すペニスが今度は逆の動きでヒダに絡め取られる。

「あぐっ、え、また? やだっ……いぐぅ!」

 芹香さんが抜く動きで体を震わせる。
 背中には大量にぽつぽつと汗が噴き出していた。

≪ははあ、直接塗布すると感度の改善効果もあるようですね≫

 タブレットから聞こえた声に震える。
 は? なんだと?
 おませさんの言葉で更にペニスはいきり立つ。

 つまり芹香さんは薬とは言え偽精液を膣内に塗り込められた?
 得体の知れないあの粘液を?
 怪我の治療のためとはいえ?

 自然と体中が熱くなる。
 セルフコントロールなんて追いつかない程の嫉妬心が湧き上がる。
 くそっ。

「ちょ、真二くん? 顔が怖いんだけど?」

 詩は俺をじっと見つめていた。何故かその唇が弧を描いている。
 偽物とはいえあの薬の使用で擬似的に寝取られた俺を嘲笑うかのように。

 そんなもの剥がしてやる。
 もっと深くに突き刺す。掻き出してしまう!

 とまあ、雄々しい気持ちとは裏腹にミチミチと音がしてきそうな狭い膣内にそろそろとペニスを進ませる。だってこれ普通に動いたらペニスが萎んじゃうくらいの気持ちよさがあるんだよ。あまりの快感に体が付いてこれないんだよ。

「あふぅ! いっくぅ、真くん、凄いの……何回もイっちゃうよ、またくる、またくるの!」

 芹香さんがまた体を硬直させた。
 センチ単位で侵入する度にヒダが絡みブツブツとした壁が擦り吸い上げるように穴が締め付けてくる。なんだこの気持ちよさ。
 奥のコリっとした部分に先端が当たると「ひっ」と声を上げて体を震わせる。

「奥に……あたってる! 気持ちいいよ! 真くん……真くん! いぐぅ、止まらない、いぐぅ!」

 がくがくと絶頂しながらも貪欲にお尻を突き出して押し付けられて気分が良い。もっともっとと求められると男としては鼻が高い。

「じ、焦らさないで! 真くん、もう赤ちゃんは生まれたんだから……んっ遠慮なんてしなくて良いんだよ! いっぱいイカせて、いっぱい出して!」

 文字通り一突きで絶頂を繰り返す芹香さんの中をがくがくと足を震わせながら往復する。
 五往復くらいで目の前に星が瞬いた。

「あわあっ」

 戻しかけていたペニスを奥まで突っ込む。

「あっ、そんな、急に! ダメダメっ……凄いの……くるっ……んんっ……いっぐぅっ!」

 芹香さんが悲鳴に近い嬌声を上げて最後の仕上げとばかりに強烈に中を痙攣させた。
 体中が溶けてしまいそうな衝撃の後にペニスは大爆発を起こす。

 どくんどくんと尿道を圧迫するような放出に目の前が白くなった。
 どれだけ気持ちが良いんだ?
 女子みたいに頭の中まで真っ白になる。

「あっ……熱いよ! す、凄い勢い……どんどん……出てるぅ」

 後はもう聞こえない。体が痙攣するような快楽を堪能しつくす。
 どくんどくんと次から次へと放出される。新しくなった芹香さんの隙間のない膣内に。多分子宮の中まで真っ白に染めている。
 ようやく治まる頃には、芹香さんのお尻を強く掴み過ぎたのか赤くなっていた。
 ごめんなさい。

 力尽きてベッドに座りかかると抜ける過程で魅惑の穴に擦られたペニスに刺激が走り、断末魔の如く精液が飛び散って芹香さんの背中を白く汚した。
 なんだよこれは。腰が抜ける気持ちよさだ。

「ちょ、もう出ちゃったの?」
「ふむ。出したようだな」

 ふたりの呆れた声に高くなっていた鼻がへし折られる。男としての自信を喪失しかねない早さだった。

「はふぅ……幸せだよぉ……」

 四つん這いの体勢のまま大量の白い粘液をごぽっという音と共に吐き出しながら芹香さんが譫言のように呻く。

≪ふむふむなるほどなるほど。なんとなく分かったような気がします≫

「何が?」

≪芹香様の最近のご様子でございますが、つまるところ出産で男を断っていたために発生した欲求不満だったわけですね≫

「……淫乱の血というやつか。まったく人騒がせな」

 一華姉が溜息を着いている。

「でも一華先生……」

 ごくりと詩が唾を飲み込む音が聞こえた。

「私たちも子供産んだら、こうなるって事ですよね?」

 詩の卑猥な未来予想図に反応したペニスがひくっと震える。
 元々過剰に敏感な詩は更に激しく、更に行為中は比較的クールな一華姉は。

「ふふ、それは楽しみだな」

 はい、楽しみです。

 ぶほっと下品な音を立てて芹香さんが割れ目から白濁した液を吹き出した。
 逆流する精液は凄い量だ。

「や、やだ。真くん、見ちゃダメだよ? 聞いてもダメだよ?」

 トロトロと流れ出す卑猥な光景を堪能しているとベビーベッドからむずがるような声が聞こえた。

「あら、大変……」

 慌てて立ち上がると芹香さんは愛しい我が子に近付いていく。
 そのふとももに垂れる欲望の証を見ているだけでペニスは張り裂けんばかりに復活した。

「もう、仕方ないなぁ……」

 詩がよいしょと体を起こす。
 立派にお腹が膨らんだ女子高生だ。

「中はダメだからね?」

 そういって後ろ向きの体勢で熱く潤った穴にペニスを飲み込むとすぐに赤ん坊に負けないくらいの声を上げ始めた。
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