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第31話 泡沫の夢 後編
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目が覚めて始めに感じたのは体の怠さだった。まず、頭痛がする。鼻がつまっていて息が苦しく口呼吸のために喉が痛い。
完全に風邪の諸症状だった。
あれ?
確か俺は猪にはねられたんじゃなかったか?
事故に遭遇して目が覚めたら風邪を引いていたって、どういうことだ?
「あ、うふふー。目が覚めたんだね真くん」
耳鳴りがして聞こえづらいが聞き間違えるはずがない芹香さんの優しげな声がした。
少し舌ったらずの口調はなんだか懐かしい。
そう、あれだ。
昔々、まだ芹香さんが一華姉の友達として家に遊びに来ていた頃によく聞いた。
「お腹出して寝たのかな? 風邪引いちゃうなんて」
んー? と顔を覗きこんでくる整った顔にドギマギしてしまう。芹香さんは髪を結んでいるのか形の綺麗な耳が見てえいた。
いやいや、お腹って。子供じゃないんだから。
こういう言い方は墓穴を掘るようだけど子供扱いしてくる芹香さんは俺の子供がお腹にいるんですよ?
あれ?
そんな自虐的な考えを持ってしまったのか意識もしていないのに少しだけかがみ込んでいる芹花さんのお腹に視線が向く。それで気付く。
熱が高いのか思考が定まりにくいぼんやりとした視界の芹香さんは、変わった服装をしていた。
何その格好。どうして詩が着ていそうなセーラー服姿?
赤いリボンが結ばれた紺襟の白いセーラー服は裾が短く芹香さんの白い肌を覗かせて魅力的だけど。
アラサー女子が着ているとさすがに痛々しい……くないぞ?
不思議なことだが着慣れた様子の服装に無理は感じられないし、なによりも俺が芹香さんの格好を認識したと目を見開いてしまっているのに照れた様子もない。もしかしてうちに嫁に来た姉様はコスプレ経験者だったのか?
もちろん減点になどならないから大歓迎です。
俺の真意を読み取ったのか芹香さんのにこにことした笑みが深くなる。
さすがは清楚の塊の義姉だ。
人妻でも女子高校生姿に違和感のない雰囲気に脱帽してしまう。
だけど、お腹の膨らみがないのはどういう仕組みなんだ?
口を開きかけて思うように声が出ない俺に気付いたのか芹香さんが心配そうに顔を寄せてくる。本来ならここで芹香さん匂いがほんのりと漂っているはずだが鼻づまりが邪魔をする。
その構図は、物凄いデジャブだった。
そう、あれだ。
小学生の頃に風邪を引いて学校を休んだ時に現れた芹香さんだ。
お熱測ろうねと言いながら顔を近付けたかと思うと、冷たいほっぺを熱で火照った俺の頬に押し付けるという更に熱が上がってしまうような悪戯を仕掛けてきた。
熱か羞恥かわからない俺の真っ赤な顔を見て嬉しそうに、でも少しだけ悪戯っぽく笑っていたから、からかう意図があったと後で気付いた。
懐かしいな。
その時の再現をするためにわざわざ制服まで用意したんですか。
確か、その後に一華姉が不機嫌そうな顔でやって来て頭突きを頂戴した。思い出すだけでおでこが痛む。
最後には詩がなにか意味不明な風邪に効くという疑わしい民間療法を試さないかと言ってきたので、丁重にお断りしたら突然不機嫌になって帰っていったな。
あの頃からよくわからないやつだった。
頭の中に記憶がよぎる。病気で弱気になった心が過去を見せつけてくるんだろうか? それとも猪に撥ねられたときに頭を打ったのかもしれない。
「うふふー。お熱測ろうね?」
やっぱりな。
芹香さんがわくわくした顔を近付けたかと思うと冷たいほっぺをくっつけてきた。
ひんやりとして気持ちが良い柔らかいほっぺを堪能するだけの余裕があった。多少の羞恥心は残っているが抑えこめる。緊張感はそれほどではない。
ふふ。小学生とは違うのだよ芹香さん。
さあ、顔をくっつけられても平然としている弟を見て悔しがれ。
いや、待てよ。
ここは反撃をする場面じゃないだろうか?
いつも弟扱いをしてくる姉に一矢報いるチャンスなのかもしれない。
くっついている頬を少しだけずらして唇を軽く芹香さんのピンク色の唇に触れさせる。
びくっと芹香さんの体が震えた。
慌てて弾かれたように顔を離した芹香さんは驚いたのか目を丸くする。
手で口元を押さえ、あわあわとしている顔色は湯気でも出そうなくらいに真っ赤に染まった。
え? あれ? どうしてそんな初々しい反応?
キスなんて唇が腫れちゃうんじゃないかと言うくらいに積極的に仕掛けてきましたよね。
それともこれこそが罠なんだろうか?
「芹香さん?」
「えーと、真くん。めーだよ? そんな悪戯なんかしちゃ」
「え? でもいつもしてるし」
「い、いつも? 想像の中でかな? え? もしかして一華先輩と? そんな……こんな幼気な子供に手を出すなんて……」
何やら難しい顔で呟き始めた。
「うふふー。そうだったね、ごめんね。突然で驚いただけだから。もう一回しようか真くん」
まだ少し赤い顔を近付けて妖艶に目を細めている芹香さんは見慣れた芹香さんだった。でもすぐに顔を離す。
「何をしている芹香」
眉をひそめた一華姉の登場だから。
「一華先輩! なぜここに?」
「何故もなにもあるか。ここは私の家だ。お前こそどうしてここにいるんだ?」
「そうでした。お帰りなさい一華先輩。私は風邪を引いた真くんのお見舞いによっただけです」
「ほう。それで、芹香は病床の私の弟に何をしようとしていたんだ?」
「それはですね、そう、真くんが……熱に浮かされて……」
芹香さんのしどろもどろとした態度に一華姉は不機嫌そうな顔になる。
ああ、予想はしていたけど一華姉も芹香さんと同じセーラー服姿だった。
よくもまあ、あの一華姉をコスプレなんかに誘って承諾させたものだ。
でもさすが一華姉だ。じっと観察しても凜とした雰囲気がすべてを包み込んでいて違和感がない。
すらりと姿勢の正しい二人が立つと足の長さが映える。
当時を再現した格好にしてはスカートの丈が短めだがサービスだろうか?
いや、小学生の時とは観察する部分が異なるからか。
短めのスカートや白い足に対する興味が当時はそれほどでも無かったから気にしなかったが、二人の姉のミニスカート姿とか垂涎ものです。
特に一華姉の姿は感動に近い。
タイトスカートでしっかりとガードされていない、すらりと伸びた足を風ひとつでまくれ上がるような無防備なスカートで見せてくる一華姉が眩しくて直視できない。
「まったく風邪なんぞひきおって、この軟弱な愚弟が」
昔から風邪一つ引かない健康体の一華姉は弟達が体調を崩すと不機嫌になる。理不尽な。
眉を寄せた一華姉が顔を寄せてくる。綺麗なお顔が近付くのは嬉しいがこの先の展開を知っているから辛くもあった。
頭突きだろう。
思わずぎゅっと目を閉じてしまう。だが逃げも隠れもしない。
当時の俺はその迫力に慌てて逃げようとしたが数々の試練をくぐり抜けた経験が肝を据わらせた。
衝撃に備えていたおでこにぴたりと当てられた冷たい感触があった。
あれ?
目を開けると一華姉の顔のどアップだった。
これはもしかして、熱を測ってる?
あの時もそのつもりだったけど俺が慌てて体を起こそうとしたから頭突きになっただけ?
なんということだ。
あまりの恥ずかしさと情けなさで顔が火照り始める。
「ふむ、確かに熱いな」
過去の回想に思いを寄せていたが一華姉の呟きで我に返った。
切れ長の鋭い目を開いたままなのは分かるけど近すぎてぼやけている。
お互いがまともに見えていない中で目が合ったような気がした。
顔を近付けているシチュエーションが芹香さんにした悪戯を思い出させる。
一華姉はどんな反応を見せるだろう?
物凄い低確率だけど芹香さんみたいに赤面したりするのかな。
なんだと? 一華姉の赤面だと?
駄目だ。想像すらすることが難しい高難易度な思考に熱が上がりそうだ。
でもちよっと見てみたいかも。
少しだけ顔をずらして一華姉の赤い唇に不意打ちのキスをする。
「……」
「……」
しまったな。つまらないことを考えるんじゃなかったよ。
死刑執行を待つような間が開いた。
「……真二、なんだ今のは?」
「申し訳ありませんでした!」
「今のは何だったのかと聞いている」
「ごめんなさい」
「まったく」
一華姉は顔を寄せると先程とは桁が違うほど深く唇を押し付けてきた。
鼻が詰まっているので口を塞がれると息ができない。
「ちょ、一華先輩、何してるんですか! 弟相手に!」
ぐいぐいと芹香さんが一華姉の服を引っ張っているが流石最強の姉はびくともしない。
息苦しさに空気を吸い込もうとすると一華姉の舌が侵入してきた。
甘い舌で口の中をくすぐられて恍惚としてくる。
ちゅっと音がして唇が離れる。
唾液を男前に手で拭う仕草が一華姉らしくてとても色っぽい。
「どうせならこれくらいやれ、愚弟」
最強の姉を出し抜こうなんて儚い夢だったな。
一華姉はそっと顔を離すと無言でゲンコツを落とした。
とても痛いが、それは一華姉なりの照れ隠しなのかも知れないので我慢しよう。
「ねーねー、私さ風邪に良く効く方法知ってるんだけど?」
ゲンコツの痛みに耐えかねて目を閉じていると最後に詩の声が届く。
良く覚えていないが胡散臭い民間療法だったような気がする。
「してあげてもいいけど?」
どんな胡散臭いものか知らないが、なんで上から目線なんだよ。
「ああ、頼む」
「は? なにその偉そうな上から目線」
お前がな。
「はいはい、して下さい」
「し、仕方なしなんだからね!」
何言ってるんだこいつは。
そんな疑問もすぐに氷解する。
唇に熱いものが被されて慌てて目を開けると真っ赤になって目をぎゅっと閉じた詩の顔が目の前にあったからだ。
本当に胡散臭い民間療法らしいということはともかく、それよりも看過できない事があった。
詩、だよな?
「おい、詩……」
「ふん。風邪は人にうつすと早く治るのよ、だから風邪を貰っただけだし。勘違いするなし!」
いやいや、そうじゃなくて。
お前、縮んでないか?
ついこの間まで天下無敵の女子高生だったはずの詩は小学生くらいにまで若返っていた。
猪に撥ねられて意識不明の重体で目覚めれば長い時が経っていたというのなら理解できる。だが時間が巻き戻るというのはどういう理屈だ?
何やら言い争いをしている姉二人に目を向ける。
その肢体を眺めて確信した。
二人は若作りしていたのではなくて若くなっていたと。
つまり、本物の女子高生だった。
女子高生の一華姉と芹香さん、だと?
これは、デジャブどころではないんだけど。
心臓が大きな音を立て始める。
もしかしてこれは、若返った姉たちとのやり直しの人生。
慌てるな、俺。
思い出せ、俺。
姉達が俺の前から去って行ったときの事を。
同じ過ちは繰り返さない。
次こそは姉達を失わないように行動する。
これは神様が与えてくれたチャンスなんだ。
なんという夢のような響き。
夢のような。
え、夢?
――。
「何起き抜けにガッツポーズしてんのよ、バカじゃないの?」
最近は目にしなかったブルーの縞々柄の下着姿をした詩が呆れた顔で俺を見下ろしていた。妊娠してからワンサイズ成長した張りのあるおっぱいが下着からこぼれそうで眼福だ。だがそれは夢が夢であったという証拠だった。
「詩、大きくなったな」
「は? 何処見て言ってんのよ、死なすよ? それとも記憶喪失か何か?」
言葉はいつも通りだが罵倒にどこか勢いがない。
猪に撥ねられてどの程度怪我を負ったのか分からないが心配してくれたのだろう。
どうなのよと促してくる詩に肩を竦める。
記憶喪失ではないな。
何しろくだらない脱出ゲームに巻き込まれたこともしっかりと覚えているし、詩の膨らんでいるお腹の理由もしっかりと記憶に残っているんだから。
「できれば事実ごと忘れたかったけどな」
「は? ヤリ逃げとかあり得ないんですけど?」
詩は、ほっとした顔になる。
詩なりに安心したのかも知れない。
「真くん! 目が覚めたのね!」
顔面蒼白の芹香さんが覗き込んでくる。セーラー服ではないマタニティなワンピース姿が良くお似合いです。
現場に居合わせていた芹香さんには気の毒なくらい心配をかけたに違いない。
大変申し訳ございません。
「どこか痛いところはないの? 我慢しないでしっかりお姉ちゃんに言うんだよ?」
ぺたぺたと体中に触れられてくすぐったい。
ぐいぐいと顔を近付けられると、さっきまで見ていた夢を思い出して顔が熱くなった。
「顔が赤い……お熱測ろうね」
ぎゃー。
頬と頬をくっつけてくる芹香さんのいい匂いと暖かさとほっぺの冷たさで体は硬直してしまう。
なんというデジャブだ。恥ずかしすぎる。先刻の夢の内容が丸かぶりで、しかも恥ずかしい悪戯なんてした内容だから、熱を測っているのか抱き付いているのか分からない状況で更に顔の熱さに拍車がかかった。
だが芹香さんが少しだけ震えているような気配があって、心配をかけたんだなと反省して背中を軽く撫でておく。
「大変……凄い熱だよ」
違います。恥ずかしいだけです。
顔を近付けた体勢が夢のままだった。
無意識のうちに芹香さんの赤い唇を見つめてしまったのだろう。
「い、いやっ」
何かに気付いたように芹香さんが顔を離す。押しのけるように手が顔に突きつけられていた。
それは火照った顔なんか一瞬で凍り付かせるような拒絶の声だった。
「なに? 軟弱な。あの程度で怪我をするだけでも噴飯ものだというのに、熱まで出したのか?」
入れ替わりに覗き込んだ一華姉がおでこをくっつける。
ぎゃー。
覚めた筈の顔がまた火照る。
どうしてここまで忠実に歴史とか夢の内容を再現されるんだよ?
これは誰かの陰謀なのか? 何か策にはまっているのか?
それともまだこれも夢なのか?
目の前の一華姉の美しい顔に心臓は早鐘のように鳴り響く。
ぷりっとした瑞々しい唇が「なるほど、熱いな……」と呟き声をもらす。
ああ、夢の中で貪り合った甘い唇がほんの少し顔を寄せるだけで届く位置にある。
だが一瞬、眉を寄せると一華姉もすっと身を引いた。
え?
「風邪? だったら私良く効くおまじない知ってるよ」
詩、お前もか。
「誰かに移すと早く治るらしいから。お姉ちゃんでも一華先生でも良いから真二くんとキスして、感染してあげて」
詩は何故かニヤニヤと笑っていた。
「わ、私はちょっと今日は気分が優れないから……一華先輩お譲りします」
「ふん。弟と接吻などできるか。私は教師だぞ? 詩、お前に任せる」
「お断りよ! 真二くんとキスなんてできるわけ無いでしょ!」
猪に撥ねられたときよりも地面に叩き付けられたときよりも心が痛かった。
セルフコントロール。セルフコントロール。
やっぱりまだ夢から覚めていないのかも知れない。
「あ、あ、違うんだよ真くん、これには訳があって……んんっ、それより、体の方はなんともないの真くん」
歯切れの悪い芹香さんの口調がいささか気にはなったが、体には特別痛みもないしベッドに寝ている範囲で動かす分にも支障は無かった。
「そうだったな。体の方は大丈夫そうだが、頭は大丈夫なのか?」
もちろんそれは頭を打って記憶が飛んでないかという意味だろうな。
「一華先生……いくらあの薬が良く効くからって真二くんの出来の悪い頭までは治してくれないと思うし」
敢えて考えなかった事柄に突っ込んでくれてありがとうよ!
そこで思考が停止する。
待て。待って待って。ちょっと待て。今、なんて言った?
薬……だと。
途端に口の中に嘔吐感に刺激されたように唾液が溜まる。
だらだらと汗が流れる。
言われて感じる。
口の中に残る嫌な生臭い臭い。
体からも漂う嫌な臭い。
もしかしてもしかすると。信じたくないけどまさかこれは。
二人の年長の姉達が一歩下がる。
今まで散々朝一番のおはようのキスを奪い合っていた二人の姉が口づけを拒んだ理由。
目をキラキラさせて「どんな味だった? ねえ今どんな気持ち?」と言いたげな顔の詩。
間違いない。
分かりたくないけど答が分かる。
これは。
俺はあのおぞましい薬を、飲まされて、ぶっかけられたのか。
あーっ!!
後で聞いた話だ。
まったくもって思い出したくもない話だが、猪に撥ねられて地面に叩き付けられた俺の怪我は、内臓が傷ついた事を疑うような重傷だったらしい。
一華姉は迷うこともなく例の薬を使用した。
あのくそったれな味とねっとりした液体の薬が俺にぶっかけられて、あまつさえ飲まされたとか悪夢以外の何物でも無い。
意識がなくて何よりだったよ、まったくな。
夢の中で走馬灯のように駆け巡ったのは思い出した過去の記憶だった。
一瞬だけチラついた三人の姉とのやり直しの人生。
夢のくせにはっきりと覚えている胸の高鳴りは決して俺が持ってはいけないものだろう。
だからあれはただの夢。
泡沫の夢。
そう、あれだ。
やたらとキスに拘っていたのは、無意識の内にこの口の中に流し込まれた毒物を吸い取って欲しいという表れだったに違いない。
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