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第25話 幕間 芹香の挑戦/秘密兵器
しおりを挟む025 芹香視点
朝からお風呂に誘った真くんが目を丸くしている。
うん、可愛い。
恥ずかしいからそんなにガン見して欲しくないけどやっぱり嬉しい。
「芹香さん、それ、どうしたの?」
「ん? 何が? ほら、早く服脱いで。昨日は初めて冒険したから気分が昂ぶって良く寝付けなかったでしょ?」
「あ、それは、その――」
「お風呂で軽くマッサージしてあげるね」
ふふん。昨日は私に隠れて一華先輩といいことしちゃった罰に夜に悪戯したり際どく下着を見せたり匂いをさせたりしたからムラムラしたんだよね?
そのまま襲いかかってきても良かったけど優しい真くんは寝ている私に無理矢理なんて無理だよね。
お姉ちゃんは怒っていますよ?
でも、裸になった私から目を離せなくなったから許してあげる。
見てる見てる。
後で見るだけじゃなくて触らせてあげるよ。
お風呂で軽く真くんの体を洗ってから床にマットを敷く。
大人のお店にあるような本格的な物じゃなくて転倒防止用のマットだ。
これもお小遣いで買いました。
「はい、そこに寝てね」
真くんは、屈んだ私の足の間に目が釘付け。
さりげなく少しだけ見えるように調節してあげよう。
うん、昨日とは違う獣の目になってる。
正直な体はもうピンと立ってるし。真くん本当にエッチだね。
「昨日、一華先輩と何回したのかな?」
別に悪いことをしたわけじゃないんだからそんなに目を泳がさなくていいんだよ?
タブレットでしっかり確認してるから知ってるんだけどね。
中出しで2回。後、3ポイントっていう微妙な数字は、口内射精とその他部位ってなってたけど。
真くんがごにょごにょと言い訳するように顔を真っ赤にして報告してくれるのをにっこり笑って聞く。
顔射とかマニアックな事を一華先輩としたんだ。へー。
お仕置き決定。
「ほら、マッサージ始めるよ」
「う、うわっ芹香さん」
弟の顔に跨がる。
恥ずかしいけどおイタをした罰だから我慢する。
割れ目を真くんの顔中に擦り付けるように動かせる。
うわ、おちんちんがぴくぴく震えてる。
どうしてもポイントチヤージ優先だったからこういうオーラルセックスというか前戯は省略気味だったから新鮮なのかな?
よく見てね、新しくなった私のあそこを。
って近すぎて見えないか。
もう興奮してぬるぬるした液を滲ませていたからにちゃっていやらしい音がする。それを真くんに塗り付けるように顔全体に割れ目を動かす。
女の匂いで狂っちゃうくらいに。
あ、鼻とかに引っかかって気持ちいいかも。
ふふ、真くん我慢できなくなって舌を伸ばし始めたから更に気持ちよくなる。
でもこれは罰だからそんなに簡単に舐めさせてあげたりしない。
「芹香さん、すべすべしてる」
「ありがとう。もっとしてほしい?」
「して欲しい」
「しょうがないなー」
顔中をベタベタになるくらいに擦り付ける。
一華先輩の弟の顔に跨がって「もっともっと」って言わせてる義理の姉とかどんだけ変態なのよ私は。
でも気持ちいい。真くんの顔中に私の匂いをつけて他の二人が顔をしかめるくらいにマーキングしておく。
「すごい……ふにゃふにゃして柔らかい」
うふふー。だってこれも秘密兵器だから。
邪魔な物がなくなったんだから気持ちいいよね。
あっ舌が中に入ってきた。少しだけサービスしてあげよう。
お姉ちゃんのお汁を味わいたいんだね、弟だから仕方ないか。
「どうして?」
夢中で舐めながら真くんは聞いてくる。
全男の憧れ、それはこれ、パイパン。
少女みたいな見た目なのに成熟した女の肉と匂いってギャップが凄いでしょ?
昨日。
一華先輩と真くんが見回りに出かけてから食器を手早く洗い、洗濯物を放り込んでお風呂に入った私は鏡で最終確認をした。
あ、一応詩から見られないように背中を向けて座ったよ?
妹とは言え見られると恥ずかしい姿だからね。デリケートゾーンのお手入れは。トイレでするにも限界があるので仕方が無い。
タブレットで見付けたのは芸能人も御用達の永久脱毛クリームでお肌もケアできる成分付きといううたい文句が目に付いた物だった。
塗って10分してから洗い流すだけという簡単効果。
半信半疑だったけどお小遣いも入ったことだし思い切って購入。
鏡に映るアソコは、うん、綺麗になってる。
下手に剃毛とかすると跡が残ったり黒ずんだりするけどコレなら大丈夫。
肌の色と比べても遜色ないくらいの綺麗な仕上がりだ。
真くん驚くだろうな。想像するだけで胸が幸せ一杯に暖かくなる。
私の予想通り真くんはお姉ちゃんを強く求める弟だってはっきりと分かったことだしここから巻き返しましょう。
ルールが改正されて連日のポイントチャージが解禁。
生理あがりの一華先輩と生理が始まった詩。
来た! 天の時は来た!
さらにこの秘密兵器を使用して真くんは私にメロメロ間違いなし。
でももうひとつあるんだから簡単に堕ちないでね。なんてね。
一華先輩の生理が意外と早く終わったのは想定外だけど、生理の後って中々色々気になって積極的にはなれない筈だから問題ないよね。
一華先輩ももう若くないんだし。おっと。こんなこと考えたら察知される。
地獄耳ならぬ地獄読心の天才だからね。
いつも大体一時間くらいで戻ってくる一華先輩はでも今日に限って中々戻らず、お帰りはお昼前だった。
何この微妙な時間の使い方は。
でもってしっかりと後始末はしたんだろうけど黒シャツの胸元についた染みの残りと不自然に皺になった折り目。何よりメイクが不自然に直されている。
汗で崩れたというレベルじゃないですよ!
ショーツの中を確認するまでもなく分かる。一戦交えてきやがった。
戻った真くんも良く見ると肌つやが良くなってる。大満足という顔が憎らしい。
というか、え? 何処で? 外は危ない動物がウロウロしてるっていうのに何処で二人はセックスしたっていうのよ!
「一華先輩……今日は休息日ですけど、さすがにお外では危ないと思いますけど……」
「ん? 屋外ではないぞ?」
チョロすぎる。いやいや。一華先輩だから隠す気なんて最初からないんでしょう。というか室内だというの? いつのまにか帰ってきていて私の目を欺きながら二人でイチャイチャしていたの?
まったく気付かなかった。
一華先輩の充実した腰辺りから察するに1回……いや2回は注がれてる。生理あけで皮膚が弱ってたりしないのかなこの人は。
どこまでも強い先輩が羨ましい。
弟バカだから久しぶりの若い肉体を満喫したに違いない。なんか悔しい。
でも去勢された動物みたいに悟りを開いた真くんのオーラじゃこれから誘惑なんてしてもしつこい女って思われちゃう。
一華先輩、恐ろしい人。
でも先輩だけには負けるわけにはいかないんです。
幸い、一華先輩の生理はあったんだから肉体的には負けていない。
精神的には優しい真くんだから旦那さんのいる私たちは不利に違いない。
重さで考えるなら、まだ結婚をしていない詩が一番有利なんだろうな。我が妹ながら羨ましい。
真くんが犬みたいにペロペロと舌を伸ばして興奮して止まらないくらい溢れてくる女の蜜を舐め取っている。
んーそろそろ助けてあげようかな?
「真くん、今日は休息日じゃないんだから、我慢しないとダメなんだよ?」
真くんは、聞いてるのか聞いていないのかお姉ちゃんのアソコに夢中だ。
余計な毛がなくなったから舐めやすいんだね。いいよ。いっぱい、好きなだけ舐めていいからね。
真くんのおちんちんを口に含む。ゆっくり丁寧に気持ちよくなってね。
でもしっかり我慢してお勤めを果たすんだよ?
びくんと震えたと思ったらどくどくって白いのがあふれ出した。
ちょっと、真くん! どうしていっちゃうの?
凄い量……。
そんなに興奮してたんだ。ちよっと焦らしすぎたかな。
飲みきれない分がおちんちんを伝って流れていく。
もう、一華先輩に怒られちゃう。
後3回ちゃんと出せるのかな?
仕方が無い。
もうひとつの秘密兵器使っちゃおう。
口の中の分を飲み込んでビクビクと震えている真くんのおちんちんを扱いて最後まで出し切ると体を起こす。
「もう、我慢って言ったのにびゅーびゅー出して……」
「ごめんなさい」
顔真っ赤の真くん可愛い。
でももっと興奮させてあげるね?
「真くん、私ね、ちょっと遅れてるかも」
「え?」
「意味、分かるよね? パパ」
にっこり笑う。
無類の姉好きの真くんだからこの秘密兵器は強烈だよね?
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