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第22話 姉の躾け
しおりを挟む022
日が昇ってから家を出る。
見事に畑は荒らされていた。
収穫間近だった芋はそのほとんどが掘り返されていて見るも無惨な惨状だ。
「やっぱり柵がいるねー」
意外にも芹香さんは、成果物を台無しにされたというのに苦笑いを含ませたのんびりとした口調で感想を口にした。
俺だったら悔しさに爆発していたところなんだけど。思わず真意を探りたくて芹香さんに目を向けてしまう。
麦わら帽子に白のワンピースがどうやら芹香さんなりの畑仕事の制服らしい。
盛り上がった胸の谷間に汗が浮いていて思わずごくりと喉を鳴らしてしまった。
セルフコントール、セルフコントロール。
眉尻を下げた芹香さんに悲壮感はなくて、どちらかというと弟が悪戯をして困ったねという姉みたいな顔色だった。
「でも、お姉ちゃん、あの狼だったら簡単に飛び越すんじゃない?」
詩の意見も尤もだ。
一華姉から外出のお許しを得るために着込んだ露出もあらわなワイルドな格好の詩の白い肌が日を照り返して眩しい。
「ふん。狼ならな」
一華姉は面白くなさそうに意味ありげな台詞を口にする。
赤みの強い唇がきゅっと結ばれているのは機嫌の悪い証拠だ。くらばらくわばら。
一華姉は少し強めの日差しをものともせずに汗ひとつかいていない。
熱を集める黒シャツだというのに非常識な。
最強の姉はさながら静かに燃える青い炎というところだ。
柵の問題は、更に付け加えるなら芹香農園が拡大すればするほど手間が増えるというデメリットが大きい。
作付け面積が増えればそれだけ柵も増える。とてもじゃないが材料も時間も追いつかないから現実的ではない。
害獣を駆除することに比べればいくらかましというレベルだ。
「今日も頑張るよー」
芹香さんが腕を上げて可愛らしい声を上げた。
俺は呆気にとられる。
この現状を目の当たりにして気落ちすることもなく前向きな逞しさは賞賛に値するが無為無策では時間とポイントの無駄になりかねない。
「芹香さん、何か対策を打たないと今日の二の舞だと思う」
「うふふーそれでいいんだよ?」
にこにこと笑う芹香さんの真意が知れない。
どういう事だ? まったくもって意味不明だ。
姉の心を読むなんて弟には荷が重いのか。
一華姉を窺うと注意深く芹香さんを睨み付けていた。ちょっと怖くて直視できないような真剣な眼差しだ。
だが数秒の後に一華姉は肩を竦める。
「真二、芹香の好きにさせてやれ」
「……わかった」
何か一華姉なりに考えがあるのだろう。
ポイントの無駄遣いだとは思うが、ポイントを稼ぐ為に負う義姉の心労と、大きな犠牲の上で成り立っているという事実に思い至り、俺が強硬に口出しをする立場ではないと弁えることにする。
悲壮に落ち込んでいたのならまた別の考えもあったかもしれないが、芹香さんがどこか楽しそうだから別にいいか。
「ありがとうね真くん」
何故か芹香さんに頭を撫でられた。それから情熱的にハグしてくる。
柔らかくてあったかい姉の体に胸と顔が熱くなる。芹香さんの良い匂いに包まれてちょっと嬉しかったから顔が綻んでしまったのだろう、俺を白い目で見る詩に「このシスコン」と低い声で罵られた。
ぐうの音も出ないので準豊満な芹香さんをこの機会にたっぷりと堪能しておく。
芹香さんの胸に顔を埋めると汗の甘い匂いが鼻腔をこれでもかとくすぐって雄の本能が目覚めそうなくらい興奮した。
詩が更に苛々とした顔になる。姉を取られて悔しいのだろうか?
お子様め。もっと悔しがらせてやろう。
「あらあら。真くん、今日は甘えん坊なんだね?」
芹香さんが姉に目覚めたような嬉しそうな顔で頬ずりをしてくる。セミロングの手触りの良い髪が顔を撫でて心地良い。
でも違います。詩をからかっているだけです。
姉弟のスキンシップは「緊張感が足りん」と一華姉のゲンコツが落とされるまで続き、頭を押さえた俺と芹香さんを見た詩が「バーカバーカ」とドヤ顔だった。
タブレットで近付く赤い点がいないか確認をしながら芹香さんの手伝いをする。
芹香さんは食べ残された芋を一カ所に集めると損傷のない五個ほどをトートバックに仕舞い込んでいた。
「真くん、タブレット貸してくれるかな?」
一華姉が村正を手にした影響なのか時間帯が関係しているのか狼が近付いてくるような気配はない。
芹香さんは慣れた手つきでタブレットを操作すると前回と同じ種芋と薩摩芋の苗がセットになった促成栽培セット購入する。収穫した物で栽培可能かも調べたかったなーと呟いている。
どうやら本気で二度目に挑戦するらしい。
「本当は味を確認してからにするつもりだったんだけど」
なるほど。確かに一週間で栽培可能な簡易の食材だが味が同一とは限らない。
収穫量によっては単価が抑えられたとしても安かろう悪かろうでは主婦である芹香さんを満足させることは出来ないか。じゃあ何故新しい種を買ったんだ?
芹香さんはワンピースの裾を気にしながら屈み込むと、驚くことに熊手を使って新しく畑を一面追加した。面積まで増やすのか。
前向きを通り越して無謀だ。
それ以上に驚愕したのは畑の区画に引っかかったそれなりに立派な木が掻き消えたことだった。
「うふふー便利なのね」
芹香さんもさすがに驚いていたが、すぐににこにこと笑う。
便利で済むか!
なんで5ポイントで購入できる熊手ごときがここまで高性能なんだよ。
これ一本で腰が痛くなるのを我慢すれば森を一掃だって出来てしまう。
面白がって芹香さんが農地を拡大している姿を見て脱力する。
この脱出ゲームの難易度の判定を見直すべきだろうか?
高難易度だなんて自らを縛る固定観念にまみれていたという知りたくもない事実に向き合わされる可能性があるが仕方が無い。
「あれー?」
だけど、6面目の畑を耕した段階で芹香さんが困ったような顔で俺に振り返る。
手にした熊手は真っ二つに折れていた。
なるほど、使用制限があるんですね。
良くないけど良かった。
ここまで複雑な心理状態に浸るなんて人生で初めてかも知れない。
芹香さんが農作業を終えると一華姉が近付いてきた。
「終わったか? では、次だ」
芹香さんが汚れた手を洗ってから家を背にして右側に移動する。
仮初めの安全地帯の森側は手付かずの鬱蒼とした森が広がっている。
タブレットを確認するとわりと近くに赤い点があった。
動く気配は感じられないからトレントだろう。一応狼が身を潜めているという可能性を考慮して一華姉に報告を入れる。
木に紛れてまったく見分けが付かない所に驚きを隠せない。
一華姉が不意を突かれる訳だ。
「出番だ、詩」
一華姉が詩を促す。
詩はドヤ顔で俺を見て唇の端を上げた。クラスのアイドル的な顔に悪戯っ子めいた小悪魔な色が浮かぶ。
クラスの男子とおじさんをたちまちに虜にしてしまいそうだな。
大変小憎たらしいが昔よく見た懐かしい顔だった。
「この……スケベシスコン!」
森に向かって叫ぶ詩の姿は錯乱を疑うような奇行だ。
事前に説明を受けていなければ、この過酷な脱出ゲームで蓄積したストレスで心を蝕まれたと心配したところだったよ。
それはともかく、よりによってなんて言葉のチョイスなんだ?
詩を睨むと詩も負けずに睨み返してくる。
バサバサと音がしたので目力勝負を中断した。
赤い点のあった場所の木がふるふると幹を揺らして緑色の葉がヒラヒラと宙を舞う。
一華姉から説明された通りの結果に驚きを隠せない。
詩の声質はトレントにとって天敵という話はどうやら事実だったらしい。
一華姉が冗談など口にする事はないから、疑っていたわけではないが目の当たりにすると非現実感が凄まじいな。
これでいいのか脱出ゲーム。
一華姉は気難しげに腕を組み空を睨み、芹香さんは何故か悲しそうな目でトレントを眺めていた。
拍手喝采で迎えられるとでも考えていたのだろう詩が拍子抜けた様子で俺たちを拗ねたように見ている。
「この間説明した通りだ」
「うん、一華先輩……でも」
「悲惨……だな」
「え? ちょっと待って待って、ここは異能に目覚めた詩ちゃんすげぇの場面だし」
駄々っ子のように唇を尖らせる詩はちょっぴり可愛らしい。
「あの唐変木は一華姉に怪我をさせた間抜けの一味だが……」
トレントという正式名称は姉たちに伝わらないので愛称が用いられている。
「ふん。罪を憎んで人を憎まずだ」
本来なら万死に値するから切り刻んでやりたいところだが、怪我を負わされた本人がそう言っているんだから仕方が無い。肩を竦めてやれやれと首を振る。
「いやいやおかしいでしょ。だってこいつ木じゃん! 人ちゃうし!」
バサバサと緑色の葉っぱが落ちる。トレントは戦いて後退を始めた。
「バカ、声落とせって。この歳で禿げちゃったらかわいそうだろ?」
「木に雄とか雌とかないっしょ?」
「詩、抜け毛の悲しさに男女の区別はないのよ」
納得いかない全開の詩を一華姉は促して適量の声を発生しながらトレントを追い払う作業に入る。
一見、木と見分けの付かないトレントの脅威はこうして去った。
俺が想像する冒険活劇的な要素は一切ない空しい勝利だが、脱出ゲーム攻略が一歩進んだのだから素直に喜ぶことにしよう。
ただ、森に落ちた大量の若葉がもの悲しかった。
夜のことだ。
芹香さんの手で即席栽培のジャガイモはフライドポテトに調理された。
「んー。味が薄いねこれ」
一口目で芹香さんは眉尻を下げる。
釣られるように熱々のフライドポテトをいただくと、素揚げで塩だけのファストフード店で売られているあの味が口の中に蘇る。
だが、芹香さんの言う意味が分かる。
もさもさしている食感はともかく味が薄い。
パラパラと振っただけなのに塩味だけが強くて芋の甘みを余り感じないのだ。
一週間で収穫できる食材としては十分に合格なのかも知れない。
だが、今の所は無理をしてまで育てる価値は低い。
「む。来たぞ、芹香」
「あ、はい。ありがとうございます、一華先輩」
窓際で日の暮れた外を見ていた一華姉の目が光る。
獲物を見付けた狩人の目だ。
芹香さんと一華姉が外出準備に入ると慌てて詩が服を羽織る。
一華姉は抜刀して外に出た。
芹香さんが手にしているのは購入したばかりの充電式懐中電灯だ。
夜の森はとにかく暗い。
電気文明で慣された俺の目では月明かりとか星明かりなんて無いに等しいくらいに外は闇だ。
当然俺と詩の手にも同様の懐中電灯が握られている。
一華姉は、うん、夜目が利きそうだから必要ないのだろう。深く詮索はしないようにしよう。
「無理に静かに歩こうとしなくともいいぞ? それよりも足下に気をつけて転ばぬように気を遣え」
仮にも野生動物なのだ、鼻も耳も効くから素人の忍び足などとうに見破られていると一華姉は小さな声で補足する。ごもっとも。
畑からは荒い鼻息が聞えてくる。
タブレットを確認するとウロウロと動く四つの赤い点がある。
「一華姉、4匹いる」
「そうか」
そうかって。一華姉と互角に戦う狼が4匹なんて勝ち目はない。
一華姉自身が安全地帯には過信するなと言った癖に。刀を持って気が大きくなっているのか、4匹程度なら話にならないというのか。
芹香さんがライトの光りを畑に向けるとびくりと動きを止めた獣がいた。
「え?」
詩がそっと近付いて俺の服の裾を掴む。
予想していた狼よりも横にゴツイ体格。体長は1メートル半ほどもある。
黒っぽい体毛。上向きの鼻。口元の立派な牙。あれは。
「猪だし」
詩の言葉にかぶせるように一華姉が納得した口調で「やはりな」と漏らして頷く。
半ば予想していたのだろう。
狼ほどの俊敏性のない猪ならば対応可能という判断か。それでも人を凌駕する速度で走るはずだから油断は出来ない。この森の猪の身体能力など知らないけどな。
一華姉にしては冒険に過ぎると思ったが、猪の正体を看破した上に身体能力では勝る狼と互角に相手が出来る事を考慮した結果、日が暮れてからの外出許可を出した訳だ。
昨日の夜もこの猪たちの仕業なのだろうか?
懐中電灯で照らされた猪は警戒したように小さな目をこちらに向けたまま固まっている。その間にも残りの3頭は昼間に芹香さんがまとめた芋の残骸に群がっていた。
「あっ、こらー!」
芹香さんが不意に声を上げて細い腕を振り上げる。
え? 今? いくらおっとりした芹香さんでも遅くない?
というかそんな声をあげたりしたら興奮した猪がこちらに牙を向きます。
一華姉が刀を構える。
「そこは今日植えた場所なんだから入っちゃダメでしょ!」
あ、なるほど。
残骸を食するのは想定内なんですね。
というかこれ見よがしに置いていたのは撒き餌だったのか。
おびき寄せて一華姉の一太刀か。猪どもには不憫だが弱肉強食は世の常だから納得して貰おう。
だが、そんな暇は与えられなかった。
猪たちは芹香さんの叫び声にびくっと体を震わすととっとと退散したからだ。
「……」
この森の動物、これでいいのか?
野生動物は臆病で慎重だとは知識で知っているが気概無さすぎだろう。
たしか猪は慎重でも挑発すれば襲ってくる獰猛さも持ち合わせていなかったか?
まさか、トレントに続いて芹香さんの声が苦手とか言わないでくれよ?
だが心配は杞憂だった。
猪たちは一定距離だけ離れた後にこちら側の動きがないことを判断してまた集まってきたからだ。
そう、あれだ。
良くないけど良かった。
昼間に引き続いて複雑な心理だった。
「うふふー可愛いねー」
「いやいや獰猛の間違いだし。牙とか見えてないの? お姉ちゃん、女子が何でも可愛いで済ませる事が出来るのは年齢制限があるんだからね?」
詩が呆れて憎まれ口を追加している。
もちろん俺も同感だ。
芹香さん、あの獣が食べているのは芹香さんが一生懸命に育てたお芋ですよ?
その後も3回程同じやりとりが続いた。
新しい畑に入ろうとすると芹香さんが大声を上げて猪は逃げ出して、また戻ってくる。
さすがに学習能力が高い猪だ。
再び集合した猪は、新しい畑に入ることはなくなった。
満足そうにうんうんと芹香さんが頷いているの姿が頼もしい。女は……いや、姉は強い。
もしかすると、あいつらは弟なのかもしれない。
「なに拗ねた顔してんのよ?」
俺としたことが芹香さんを猪に取られるなんて馬鹿な事を考えてしまったらしい。
セルフコントロールだ。
もうすでに兄に取られた後なのにな。
「今度は暗い顔になったし」
考えてみれば芹香さんは兄と結婚したから姉になったんだな。
今の俺が求めているのは果たしてどっちの芹香さんなんだ?
姉なのか、女なのか。
「難しい顔だし」
もちろん答えなんて決まっている。
女であり姉である芹香さんだ。兄に申し訳ないから期間限定だけどな。
猪との不思議な交流を終えたあと、家に戻ると芹香さんは夕飯後の後片付けを始めた。
あの後、芹香さんは無謀にも猪に近付いて一華姉を大いに慌てさせたのだからたいしたものだ。
「そんなに危ない感じはしないよー」
姉のなせる技なのか、一華姉は感心して詩は面白くなさそうだった。
「真二くん、実験するから着いてきて」
部屋に戻ってしましま柄の下着姿に戻った詩がキッチンを窺いながら小声で耳打ちしてくる。
半裸姿の女子高生が近付いて良い匂いが漂い頭がくらくらした。
「なんだよ詩、手を引っ張るなって」
「静かに! もっと頭を下げて! 見付かっちゃうでしょ?」
遮蔽物なんて何処にもない空間で頭を下げろと言われてもな。
だいたい何から隠れているつもりなんだ? 探検ごっこなら他を当たってくれ。
だが浴室に向かって手を引く詩の後ろ姿は薄暗い照度で大変色っぽいので抵抗はしない。
「昨日は私の番だったのに結局お姉ちゃんと二回もしたでしょ?」
上目遣いで睨まれる。
なるほど。姉に重荷を背負わせてしまったから借りを返すというわけか。姉に対して色々と反発しているわりには姉思いな一面も待ち合わせているらしい。
詩の指摘の通り、昨夜は途中から芹香さんに選手交替劇があった。
ルール改定も有り彼氏持ちの妹を見て芹香さんは姉として放っておけなかったに違いない。
「実験だって乗り込んできたくせに、自分だけで楽しんで、あの淫乱人妻」
ぶつぶつと姉の献身に対して悪態をついている。
「今日は私が実験する番だし。真二くん、外に出て汗かいたから、私の体を洗う栄誉を与えてあげるわ」
恥ずかしいなら言わなければいいのに顔を真っ赤にした詩が浴室の前で胸を張る。
今更だが、すまん友也。
だが女子高生の入浴介助とかいう言葉に胸の内は踊り、拒否できる程の言い訳材料は思い浮かばなかった。
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