【R18】static禁断関係game

あらいん

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第12話 休息日の迷惑な心理的攻防戦

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 012

「うわ、人の顔ってここまで青くなるものなんだ、昔から疑問だったけど青ざめるって言葉の意味を理解できてなんか嬉しいかも」

 詩にそう言わしめる顔色だったらしい。

 聞きなれない音に目を開けると、ベッドに腰掛けて青と白の縞柄ストッキングを片足に通していた詩がいた。
 まるで不倫関係の情事の後に身嗜みを整える理由あり女みたいだなと寝惚けた頭で考える。
 屈んで少しだけ丸くなった詩の背中を見て一瞬で顔から血の気が引いた。

 詩は目覚めた俺の気配に気付いて目を向け、朝の挨拶をしようと桜色の唇を「お」の形にしたところで目を丸くして苦笑する。それから人の顔色を丁寧に教えてくれた。

 詩の綺麗な背中に残る赤くて少しだけ紫色のいやらしい傷痕、キスマーク。
 一際大きいのは歯形のなれの果てか。
 顔が青くなるには十分の材料だった。

 怒濤の初体験の後、ずっと体を休めていた詩と顔を合わすのは半日ぶりだ。
 小さい頃から一緒だった詩とセックスした時の証を眺めていると途端に昨日の痴態がリフレインした。
 最後まで甘い声なんて聞けなかったが、中に出した時に震える肩や背中の汗の匂いに我慢が出来ずに甘えるように肌に吸い付いたり甘噛みしてしまった。

 無抵抗の詩をベッドに押し付けての凌辱劇を。
 思い出して今度は顔が熱くなる。

「ぷぷ、なによ、次は真っ赤になって。信号機に就職でもすんの?」

 微妙に片足をあげてタイツをスルスルとなまめかしくふとももで覆っていきながら詩は吹き出していた。その見事なラインに見とれてしまう。

「朝から遠慮なしに女子高生の足を視姦すんなし」

 綺麗な絶対領域を存分に見せつけてから詩は眉を吊り上げた。

 別に期待をしていたわけではないが、初めてベッドで朝を迎えた二人のウレシハズカシな何とも言えない照れた感じなど埃ほどもない、普段通りの詩だった。
 二人の関係なんてこんなものだろう。
 再確認させてくれてありがとよ詩。
 だから俺もいつも通りだ。

「鏡がないからお姉ちゃんに教えてもらったんだけどさ、真二くん。乙女の柔肌になんてことすんのよ」

 柔らかい体を誇示したストレッチを始めて詩は背中を撫でている。
 処女雪のように白い詩の背にちりばめられた牡丹のような情欲の跡。
 犯人は俺。

「親友の彼女にキスマークつけてバレないかヒヤヒヤする私の姿を影から眺めたいの?」
「そんな特殊な趣味はない。けど、ごめん。もし傷痕が残ったりするなら――」
「へぇ、責任取るの?」
「俺の背中の皮を移植する」
「余計酷くなる! 一緒にすんなし!」

 下着姿の癖に謹み深いやつだ。
 まあ、言いたいだけ言わせよう。それだけの事をした自分への罰だと受けとるだけの甲斐性はあるさ。

「あ、ごめん、起こしちゃったかな?」

 芹香さんが本日もポワポワとした雰囲気でにこにこと微笑みながら「おはよう。今日もおねぼうさんだね」と挨拶をしてきた。
 余計な露出は一切無い。だというのに女性の色気というものを十二分に発揮できる佇まい。どうしてこの二人が姉妹なのか神様に聞いてみたい。

 だが、俺の視線は芹香さんではなく、芹香さんが操作する壁際に設置された四角い箱にどうしても向かってしまった。

「あー。これはね、そろそろ新調した服とか下着とかが心許なくなってきたから、思いきって買いました」

 当然、ポイントで。

 芹香さんのガッツポーズ姿が可愛い。
 歳考えてと詩が呟いているが無視だ無視。

 いや。仕方がない。
 わかるつもりだ。

 金満貴族のごとく一度袖を通した服をまた着るなんて庶民の真似はできませんわとはいかない。むしろ、そっちの方がポイントの無駄遣いだとは理解している。

「だけど、外はあれでしょ? 怖い狼がいるから」

 呑気に物干し竿にかけている暇もないだろう。

「部屋干しばかりというのも嫌だし」

 どうしてもかび臭くなりますよね。

「真二くんも年頃だから、その……洗濯物とか干されていたら気を使うよね? お姉ちゃんも恥ずかしいし」

 芹香さんは俯き加減で栗色の髪の端を弄りだした。僅かに頬を染める。その表情だけでノックアウト寸前です。

「下着以上の恥ずかしいところをおっぴろげてたのになに言ってんの?」

 ベッドの上で体育座りをして、ふとももを抱え込んだ詩は唇を尖らせる。
 膝に顔を乗せて、足でそれなりに膨らんだ胸の形を凹ませている。
 お前はグラビアアイドルか。元々アイドル級のキュートな顔立ちだから大変眼福だ。

 絶対領域の白いふとももの裏が最高だな。
 もちろん立て膝だから縞柄の下着も見える。
 魅惑の股間に視線は一直線だ。

「詩、あなたの洗濯物だけは別にして真二くんに洗わせるわよ?」

 詩の汚れた下着の洗濯係だと!
 学校では競争率が激しい当番になりそうだ。主に思春期男子限定だけど。

「は? 別に平気だし」
「知らないの? 真二くん、臭い嗅いだり舐めたりするのよ?」
「うわ、キモ」

 しねえよ!
 冤罪だよ。

「下着を使って、その、いけない事をしたりすると思う」

 しないよ!

「……はいはい、それはお姉ちゃんがされたいことでしょ?」
「違います」

 芹香さんは何故かほんのりと頬を染めて目を潤ませていた。

「あーだけど、下着に出してもポイントってつくのかな?」

 興味深い表情で詩は自分の下着の真ん中を指で撫でる。
 割れ目の筋に沿ったようにいらやしく。上下に行き来する細い指をネコのように目で追ってしまう。

 くそっ、強制視線誘導に抗えない自分のスキルの低さが憎い。
 ポイントに余裕が出来たら俺、セルフコントロールのスキルを取るんだ。

 あの青と白の布の向こうは、女になったばかりの貫通した穴が潜んでいる。
 どうしても中の感触とか温かさが甦ってくるから、自力のセルフコントロールだ。
 友也、見るだけならいいよな?

「どうなの? 使うの? いまするならここで脱いであげるけど?」

 脱衣は見てみたいけどその後の扱いが酷すぎる。
 義姉二人の前で義姉の下着を使ってマスターベーションとか自殺ものです。
 姿が見えない一華姉も憤慨するだろう。
 無駄撃ちをするとは貴様も偉くなったものだな真二と。うん、言いそう。

「ノーサンキューだ」

 使わないし、試すかバカ。

「本物に好きなだけ注ぎ込めるんだからオナニーなんかするのも馬鹿馬鹿しいか」

 いや、お前の馬鹿馬鹿しい言葉遣いをどうにかしろって。

「はいはい、とにかく! 以上の理由で可決されたんだよ」

 脱線気味に道を踏み外しそうな未成年の暴走をしっかりと手綱を取る芹香さんはとても姉っぽくてチャーミングだった。癒やされます。

 聞き慣れない音の正体は、全自動乾燥機能付ドラム式洗濯機でした。
 洗濯機があるだけで異世界転移の冒険はさぞかし捗るだろうな。
 なんて現実逃避をしてしまう。

 ポイントは残りどれくらいだ? 見える所にはないタブレットを目で探していると、唐突に外界を隔てている壁が左右に割れた。森の緑の匂いが入ってくる。

「なんだ、まだ寝ていたのか真二」

 現れたのはお目当てのタブレットを片手に持った一華姉だった。
 切れ長の瞳が怠惰な弟のだらしない生活に吊り上がる。さーせん。

 姿が見えないから衝立の向こうかと思っていたからわざと意識から外していたのに、まさか外出していたとは意表を突かれた。

 一華姉は余裕の俺の態度に、すぐに肩の怒りを鎮めて呆れ混じりの息を吐く。

「まあいい。昨日も話したが本日は休息日だ。あまりに怠惰な生活はゆるさんがしっかり体を休めておけ」

 そうです。今は休憩時間です。
 なんだ? 詩は目を光らせて、芹香さんはもじもじと顔を赤くしたけど。

「一華姉は外で何してきたの?」
「うむ。何かヒントになるようなものはないかと思ってな。後はこのタブレットが外でも有効か試していた」

 なんということでございましょう。
 一華姉が遂に脱出ゲーム攻略に取りかかってくれたのか。

 別に俺だけの休息日という訳じゃない。
 過酷な脱出ゲームというストレスの溜まりそうな環境に身を置く家族の消耗を考慮して休みを定めた張本人が休んでいない。
 まあ、一華姉が休憩とか想像できないんだけどさ。

 ああ、そうだ。
 昔から一華姉が休憩をするのは、体力が尽きた俺に付き合っていただけだ。
 一華姉の膝枕とか懐かしい。今でも頼めばしてくれるんだろうか?

 いやいや落ち着こう。

 でもどうして怠け者の節句働きみたいな真似をする?
 どうせやるなら毎日やる気を出して欲しい。

「家の周囲を少し探索してきた」

 未だ一歩も森に踏み出していない俺たち三人は興味津々で一華姉の報告に耳を傾ける。

「建物の周囲を囲むように森が開かれている。この家は、外から見れば真四角の豆腐のような形をしていた。日当たりに問題は無いが、家の周囲は1メートル幅のコンクリートだ。その窓はおそらく西側だな」

 日当たり?
 コンクリート?
 何を気にしているのか切れ者の一華姉の話についていけない。

「だから、芹香の案を試すためには、まず家の周囲の森を切り開くことから始めねばならんな」

 芹香さんまでその気になってくれているというのか!
 本当に、なんということでございましょう。
 だというのに。

「おい、詩、お前もいつまでも下着姿みたいにチャラチャラしていないで落ち着いたらどうだ?」
「ん? 真二くんが見なくなったら服着るし」
「お前、それ一生服着ない宣言だぞ?」

 男子が女子高生の生下着に興味をなくす事などあり得ない常識だろうが。
 何をほざいているんだこの下着女子高生は。

「お姉ちゃん、私、プロポーズされちゃったんだけど? 真二くんが一生私を見ていたいって」

 ドヤ顔の妹をはいはいと芹香さんは軽く流している。

「結婚式も葬式も下着姿の妹とか要りません」

 葬儀にはシックな黒い下着で。結婚式には華やかな白い下着の詩の姿か。
 弁えているならそれも有りかも知れない。周囲の目が凄いことになるし、友也辺りが必死で説得しそうで微笑ましいが。

 なんだろう。
 ここに来て一気に脱出ゲーム攻略が進む気がする爽やかな朝だった。

 すぐに爽やかではなくなったけどね。
 芹香さん自慢の手料理が並ぶ朝食の時のことだ。

「一華先輩、そろそろ生理ですよね?」

 新たに購入されたちゃぶ台の上に思わず極上の芹香飯を吹き出すところだった。

 あの、芹香さん。食事中に女子の楽屋裏で話すような秘密の花園の暴露はやめてください。それでなくても男子は血に免疫がないんです。ドギマギするんです。

「うむ。だが、それがどうしたのだ芹香」

 一華姉も顔色ひとつ変えやしない。俺のこと妹だと誤解してない?
 下着姿では羞恥など感じない詩までご飯に苦虫が混ざっていたような顔だよ?

 いきなりのことで驚いたが、一華姉だって立派な女性なのだから生理はあるだろう。生々しい想像に一華姉の存在が遠くなる。どこか一線から飛び抜けている一華姉はフィクションのように感じて憧れているが、血が体中を巡って時にはそれを滴らせる生身の女性だと実感してしまう。

「生理用品の準備が必要かなって」

 可愛らしく笑っているが、目は据わっている。
 そういうめんどくさい仕事はいつでも全部私任せですよねと言う無言の抗議が見て取れる目の色だ。

 確かにそういう細かい配慮というのは男前な性格の一華姉には備わっていない能力だな。君臨しても統治せずを地でいく女帝らしい。

 自然と宰相めいたポジションの芹香さんが取り仕切ることになるんだろう。
 問題だらけの姉妹に囲まれて摩耗する姿が垣間見える。
 我が家の母親的存在の義姉に感謝をしておこう。孝行したい時に義姉なしだ。

「どうして真くんは私を見て手を合わせているのかな?」

 感謝の気持ちを表す作法としてはオーソドックスだと思ったんだが。
 小首を傾げる芹香さんが愛らしいから良かったことにする。

 で、だったら詩は?

「わたしの予定はまだ先よ変態」

 別にお前の生理周期を気にした訳じゃない。
 男子としては気になるが断じて違う。
 お前の役割を気にしたんだよ。役立たず。

「ふむ。だがそれも予定通りに来ればの話だ」

「……」

 生理が遅れるなんて良くあるらしい話だが、お味噌汁を美味そうに堪能している一華姉の顔から察するに、内容的には「ちゃんと生理が来ればな」という意味合いが強すぎる。

 やめてやめて! そんな恐ろしいことを口にしないで一華姉。

「あんたね、なに絶句してんのよ。やることやって中に出してるんだから出来ても不思議じゃないでしょ?」

 ぐうの音も出ないが、それとこれとは話は別だ。
 男子は女子が妊娠したという話に滅法弱いというのを知らないのか?
 女子高生でも母親になれる奴は言うことが違う。

「……まさか一華先輩、もうできちゃったとか言いませんよね」

 何故か芹香さんはおたまを一華姉に突きつけている。
 女子が受精とか着床とかを感じ取れるなんてエロゲの話だよね?

「ふむ。しかし私は膣内射精を受けたのは初めてだからな。その後の経過をどう捉えるのか等はわからん」

 ずずっとお味噌汁をすする音が周囲に鳴り響いた。

「え? なんで?」

 時々忘れるけど一華姉、結婚してるよね?
 だというのに、フェラはなし。生セックスもなしなの?
 少子化が進むわけだ。

「何を勘違いしているのか知らんが、元の世界と進む時間の速度が違うのだ、すべての生理現象が確実に一致するとは限らないと言っている」

 ああ。確かに一理ある。

「その辺りは検証していくしかないだろう」

「じゃあ、出来てないんですね?」
「くどい」
「でも一華先生、どうして旦那さんと生でしなかったの?」

 詩も釣られるように卑猥な言葉を吐き出し始めた。
 どうして俺が耳を塞ぎたくなるような事を聞く。恨むぞ詩。
 一華姉が珍しく苦悶の表情で俺を一瞥して、箸を置いた。

「……教職にあと三年はついておきたいからだ」

 ああ、明るい家族計画ですか。

「一華姉……」

 俺はそんな一華姉の願望を踏みにじるように欲望を吐き出してしまったのか。
 子供ができてしまったら、しかもその相手が実の弟で、当然私生児を抱えた教師なんて一華姉自身が継続を許すとは思えない。

「十年以内に戻ればなんとかなるのだ、心配そうな顔をするな馬鹿者が」

 痛くない優しいゲンコツだった。
 それより、どうしてそんな長期計画なんですか?

 現実世界で三日程度の失踪。
 十分に取り戻せる範囲ではある。ただし、子供がいたらそれも無に帰す。
 時間の進み方が元の世界と一致した状態でこの生活が続いたら10年後には何人子供ができているのか考えたくもない。

「子供ができる過程だが、その辺りの話は経験豊富な芹香にご教授いただこう」
「経験豊富じゃありません!」

 うわ。また聞きたくない話になりそうだ。

「だが、経験があるのだろう?」

 膣内射精の。

 セルフコントロール、セルフコントロールだ。
 我ながら女々しいことだが、振られた義姉の他の男との秘め事を赤裸々に語られて恋バナのように盛り上がれるほど大人になれていない。

「うふふ。家族のそういう話を聞いてびっくりしちゃったんだね。大丈夫だよ真くん。お姉ちゃんはお姉ちゃんだから。もうっ、一華先輩はデリカシーがないから青少年の性の相談とかは受けない方が良いですよ」

 それ俺も前に思ったよ。
 芹香さんにぎゅっと抱きしめられて大人の香りと柔らかい体で精神が安定していく。おたまが当たりそうで怖かったけど。

「ちょっとだけだよ私だって。まだ子供は予定してなかったからしっかり避妊具をつけてたからね」

 安心してね? 耳元で卑猥な言葉を呟かれた。
 安心も何も兄貴と芹香さんは夫婦なんだから問題ないと思う。
 でも気を遣ってくれる芹香さんが、ちょっぴり嬉しい。

「おい、芹香。それはルール違反だ。すぐに真二の体から離れるがいい」

 何か新しいルールが布告されていたらしい。

「休息日というのは体と心を休める時間だ。この間だけは真二に課せられている義務は発生しない。ただしセックスを禁じているわけではないぞ?」

 食事を終えた一華姉が艶やかな黒髪をはね除けて、じろりと睨んでくる。

「真二からの誘いに同意出来るなら好きにするがいい。だが、女性側からの誘いは御法度だ」

 抱き付いた芹香さんは俺を誘っているとジャッジされたらしい。

「異議あり。これは姉と弟の正当なコミュニケーションの範疇です」
「異議を却下」
「うむ。私も却下だ。賛成2、反対1、よって本件は芹香の誘惑と判断された」
「控訴! 控訴!」

 うん、まあ。
 つまり義務から解放されたこの時間は、俺にとっては脱出ゲーム攻略に充ててもいい時間だと、そう理解することにしよう。

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