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第10話 親友の彼女に膣内射精
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手がじっとりと汗ばんでいるのが分かった。
セルフコントロール、セルフコントロールだ。
この程度の緊張感をはね除ける事が出来なくて、何が脱出ゲーム早期クリアだ。
異世界転生希望が聞いて呆れる。
「どうした真二、動きが止まっているぞ?」
はい、一華姉……。
「真くん、その……程々に頑張ってね」
うん、芹香さん……。
でもですね、一挙一動をつぶさに観察する姉二人の視線が強烈すぎて緊張感が半端ないんです。
もし応援してくれている気持ちが本物なら、少しの間だけでもいいからその目を閉じていただけないでしょうか?
脱出ゲームは早くも5日目を迎えた。
窓から届けられる目も眩むような濃厚な緑色の森は体にまとわりつくような霧雨で靄がかかっている。
タブレットに表示される森の探索達成率はまさかの0%。マッピングもお手のものという高性能タブレットを少しだけ憐れに思う。もし名前をつけることを許されるなら宝の持ち腐れにしよう。うん、名案だ。
拝啓、お母様。今はその時じゃないと籠もり続けて五日目です。元の世界では7分と言われると焦る気持ちも萎んでしまうので考えないようにする。
だからこうして今、俺が手を震わせている行為もただ空しい限りだ。
ただの言い訳だけどさ。
「あのね、真二くん……ブラ外すだけでどれだけ時間かけるつもりよ。それともこれは私を恥ずかしがらせるのが目的の放置プレイなの?」
ベッドに横座りになって背中越しに呆れ顔で唇を尖らせる詩の本日の装いは白い上下の下着だった。
ただし清楚な色は露出度に裏切られている。
下はサイドが紐のように細いローライズなショーツで面積は今までの約半分。
上はレース地の白いハーフカップブラで幼い頂きが露出しちゃうか心配になる程度にしか隠れていない。
半分こぼれている初々しいおっぱいが体を横向けているから隙間から見えそうで気になって目は釘付けだよ。
決して勝り劣りがあるわけではないが、肌の張りはやはり凄い。義姉たちにはない瑞々しさだ。
「聞いてる? ていうかガン見!?」
ゲンコツが落とされる。
これ絶対一華姉の悪影響だよな。
おかげで正気に戻れたからいいけど。
大体こんなシチュエーションに陥った原因は詩にあるんだから少しは協力しようという姿勢を見せて欲しいものだ。
自覚あんのかこの年中下着女。
本日のお勤めを果たすのは三人目の失恋相手、親友の友也の彼女だ。
失恋というのはやっぱり語弊があるな。別に告白したわけでも付き合っていたわけでもない、たまたま義姉でたまたま同居していた昔から同じ時間を過ごすことが多かった気になっていた、ただの幼友達だ。
俺にとっては同級生の義姉だが、二人の姉にとっては妹だということを失念していたのが敗因だろうな。
特に甘やかすような性格ではない二人だが愛情は深い。
10歳も離れていては妹と言うより保護対象だ。
その可愛い可愛い詩の初体験を目の前にしているこの光景。
多分に同じ女子としての感情移入もあるのかも知れないが。
姉たちの目の色が違う。正直に言います。怖いです。
発端は詩の発言だった。
「真二くんさあ、今更気にしないでよ。昨日まで散々お姉ちゃん達を裏切らせたんだから、私だけ特別扱いはしなくていいって。一回突っ込んじゃえば同じでしょ? 処女なんて膜一枚なんだから」
え? あ、はい。
もちろん友也に先んじて申し訳ないという気持ちはある。それもある。もちろんだ。
俺の躊躇を友也に対する尻込みと判断した詩は眉を釣りあげていた。
だが違うんだよ詩。
尻込みしている理由が少しだけな。
お前には見えないのかあの視線を。
感じないのかあのオーラを。
お前に対する心配しすぎの姉の態度を。
失礼があったら無礼討ちにでもされそうで怖いんです。
そのためならすぐに刀を買いそうだよ、腹立つなぁ。
「ほら立って、パンツ下ろして……って、躊躇ってる割にチンポギンギンだし」
「お、おい」
うら若き女子の口から飛び出した卑猥な言葉に、ペニスは反応する。
トランクスの下から現れたバネ仕掛けの如く鎌首をもたげたペニスに「ひっ」と詩は息を飲んで硬直した。
ばかやめろなんて声を出すんだよ!
今、姉二人の腰が浮いたぞ?
取り押さえられるだろうが!
ペニスの覚醒した姿に戦く詩にとっては、昨日まで可愛がっていた小動物が実は猛獣でしたという衝撃だろう。
少し不謹慎かもしれないが大変に気分がいい。
今まではどちらかというと可愛がられるばかりだったからな。
怯える少女を前に男だと感じる瞬間だ。
「でか……」
まともに目を向けられなくてチラチラと見ながらごくりと詩が生唾を飲む。
「いい? 真二くん。淫乱なお姉ちゃんたちはいざ知らず、女の子のここはデリケートなんだよ? 足を広げてはい挿入なんて無理だから、勘違いしないでよね!」
ツンデレか!
それ使いどころ違うから。
あと無駄に姉たちを煽るな。
「失礼な妹御だ」
「ホントですね一華先輩」
む。言われて思い出す。
なるほど、確かに今まで気にしてこなかった。気が付いたら童貞を失い、導かれるままという他力本願なセックス体験だったからな。
世間で囁かれている女子の準備をするまでもなく姉達の魅惑の穴は濡れそぼっていた。
大人の余裕というやつだろうか?
「……ただ淫乱なだけに決まってるでしょ」
ですよね。
「ふむ。では、真二よ、初めての詩が怖がらぬようにたっぷりと前戯を勤めるがいい」
「うん、そうだね、恥ずかしくてそんな生意気なことなんか口にできなくなるくらい可愛がってあげてね」
目が据わっている。
そして始まったのが詩の事前準備という針のむしろだった。
姉達から立ち上るのは早く鳴かせろというプレッシャーしかない。
だが伸ばした手は下着を脱がす事すら出来なかった。
出来る弟がいるなら連れてきてくれ。
「もう、しょうがないな。これじゃあいつまでたっても終わらないし。だからこれは、スムーズに入れるための準備よ!」
いつまでも動けなかった俺に痺れを切らした詩が膝立で近付いてくる。
ペニスを掴むとじっと睨み付けてから、同じように俺を睨んだ。
それから、口に含む。
「んむっ」
それは愛撫というよりは入念に唾液をまぶしていくような動きだった。
味見をしながらだろうな。
さすがに姉たちも目を白黒させていた。
潤滑油代わりに自分の唾液を直接舌を使ってペニスに塗りつける。
しかもその理由が自分の処女を奪わせるためとか。
ペニスは否応なしに益々固くなる。
「ちょっと、なんで固くしてんのよ? これはそういうのじゃないって言ってるでしょ」
いや無理だから。
女子高生まで育った幼友達が、俺のモノをしゃぶる光景とか興奮しない方が病気を疑われる。
だけど、同時に友也の顔が浮かぶ。
先んじて、詩の口を汚してしまった。
顔に出たのか途端に詩は眉を寄せる。
「私のことは、そうね、その辺でナンパしたオマタのユルい女子高生とでも思えばいいの。詩なんて名前じゃないから」
ペニスを唾液でたっぷり濡らしたことを確認して詩は笑う。
俺の眉間のシワをグリグリと指で押してくる。
「ほら、後ろ向いてあげる。顔が見えなきゃ女なんて誰でも一緒よ。真二くんは私が誰かなんて気にしないでいい。気持ちいい穴に突っ込んでぴゅっぴゅって出せばいい」
詩は後ろを向くと四つん這いの姿勢になり頭を下げておしりをあげる。
卑猥なポーズに思わず喉が鳴る。
詩は、間を空けずに聖域を守っていたショーツを片手で器用にくるりと下ろした。
白い綺麗な丸いおしりが目に飛び込んでくる。
くっ。下着一枚ないだけでこれほどまで無防備になるのか。
半端に下ろされた下着がふとももに絡まり淫靡な光景に一役買っている。
更に、薄い毛に彩られた清楚な割れ目が丸見えになって、視線を感じたのか少しだけ息を飲むような声が聞こえた。
まあ、平気ではないだろう。
初めての相手が彼氏の親友という事実に直面しているんだからな。
友也との仲に決定的なヒビをいれる禁断の行為。
割れないかも知れないが、一度はいったヒビは元には戻らない。
見る度に思い出させる瑕。
「私は私じゃないし、何も覚えていない。知らないことは思い出せないし、引け目にも感じないでしょ?」
だが、そんな自分の都合を一切語らず逆に俺を一生懸命に応援してくれている。
不甲斐ない俺を。
罪悪感を削り取るように。
手を出せない馬鹿を奮起させるために。
抱くなら全員抱くとか威勢のいいことを考えていた決心が恥ずかしいよ。
女というのはどうしてここまで強くなれる?
それとも男の意気地が無さすぎるのか?
「さあ、楽しみなさい」
発破をかけられて、詩の唾液にまみれたペニスで清楚な線を割る。
温かい粘膜が出迎えた。ぷっくりと圧力に負けたように広がり、窪みがペニスの先に捉えた。
体勢のおかげかそれほど明確な対抗感はない。たっぷりの唾液が道を滑らせるおかげだ。
詩の汚れなき穴がペニスで拡張されていく、あまりのにスムーズさに拍子抜ける。
「いっ……」
先端が埋まる頃に初めて抵抗があった。
噛みついてくるような締め付けと行き止まり感。
処女膜と詩の最後の抵抗。
ああ、そうだ。
今ならまだ、森を走り抜けてあの狼から逃げおおせて偶然向かった場所にゴールがあれば、二人の仲を壊さずにすむかもしれない。
「余計なこと考えるな!」
詩が叫ぶ。
だから、お前はエスパーか?
下半身に力を込めて突いてきた。
ちょっと待て。
ズブリとペニスが埋まる。
詩の純潔は散らされた。
感じるはずもないのに温かな血の感触がペニスにまとわりつく。
くそっ。
おい、くそ運営! 見てるんだろ? 答えろよ!
腟内射精がセックスの終わりなら、セックスの始まりはどこだ?
中までいれたらか? 半分までなら違うのか? 詩の純潔はどうやったら守れるんだ? 体と心は別とかいう寝言は聞きたくないぞ!
詩の処女を買い戻すには何ポイント必要なんだ!
最後まで詩に重荷を背負わせてしまった自分に虫酸が走って錯乱してしまった。気付けば体を硬直して小刻みに震える詩の白い弱々しい背中が見えた。
だから失態を取り戻す。その先は俺が進める。
さらに奥にペニスを突き刺す。完膚無きまで詩の処女道を蹂躙する。
ひきつったよう肉壁の感触を無視して一気に貫く。
痛みだろう、詩の背中が反り返った。
だが声は上げない。
詩は俺を受け入れたのではなく、俺が犯した。
友也、だから詩を責めないでくれよ?
責めるなら俺だけにすればいい。
どうせ一度は振られた身だから痛くも痒くもない。ちょっぴり胸が痛んでもそれは既に与えられていた痛みだから痒いの勘違いだ。
一華姉の旦那さんも、兄貴もな。
俺が犯したんだ。勘違いされると困る。
だから、本当にお願いします。
それ以上入らないと、詩がむずがるように頭を振るくらい奥までペニスを突き立てて、乱暴に抜き差しする。
少しだけこなれてきた中は徐々にスムーズに擦ることが出来る。
締め付けは姉達以上でペニスが千切られそうだ。
乱暴なピストンに詩は肩を震わせたが、何も言わなかった。
それほど長い時間でもなかったと思う。
気持ちの良い詩の温かい膣壁が拒否反応を無くしていないくらいには締め付けが続いていた。
出し入れするペニスを見下ろしながら吸い付いてくる詩の痛々しい穴は少しだけ赤くなっていた。
「詩! 出すぞ!」
気持ちはどれだけ高尚でも擦れば気持ちよくなってあっという間に射精感が高まる。
出す場所は親友の彼女の中。
嫌でも興奮する。
戸惑いもあるが女性経験の少ない俺にコントロールなんて期待されても無理だった。
どくんと一撃目が詩の柔らかい粘膜に飛び散った。
甘噛みしてくるようなヒダの絡みにすべて行き渡るように迸らせた。
詩はその瞬間をびくりと体を震わせただけで耐えた。
何度も迸らせる体はコントロールが効かないくらい昂ぶってきた。
女の中に出すというのは本当に格別だ。征服感が凄い。子供ができるかも知れないという選択を与えている自分が気持ちいい。これでどうして世の中少子化なんだ?
白い柔らかいおしりの肉を掴んで多分、獣みたいに声をあげていたと思う。
どくどくとした律動が終える頃には詩の体の力が抜けた。
ベッドにうつ伏せになった詩に、覆い被さってまだ萎える気配のないペニスを動かし始める。
中での摩擦が欲望の迸りのせいで緩やかになった分、スピードを上げる。
ようやく詩の中を味わうだけの余裕が出てきた。
細かい粒々した突起を壁に感じる。擦る度に嫌がるように締め付けてくる肉壁の奥に子宮口だろうか、プリっとした感触がある。
執拗に突くといやいやと詩が首を振った。
次はこの近くで出してやろう。
詩を妊娠するかも知れないという恐怖に戦かせてやろう。
それは多分、ものすごく気持ちの良いことだと思う。
最後まで、詩は俺に顔を見せなかった。
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