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第6話 下着事情
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背中が痛い。
固い床で寝た影響だ。
それだけで昨日から始まった、この馬鹿げた状況が目を開けずとも、夢でもなんでもない現実だと思い知ることができる。
気軽に異世界転生とか考えていたけど、柔らかいベッドもない生活に音をあげるような軟弱な精神では3日ともたないな。案外神様はすべてをお見通しなのかも知れない。
最悪の目覚めでゲーム2日目を迎えた。
「程々にしておけ芹香に詩、ポイントは限られているのだぞ?」
「でも一華先輩、昨日から替えてないんですよ?」
「お姉ちゃんと一華先生はいいよ、服着てるんだから。私なんてダイレクトに見えるんだから気の使い方が半端ないんだけど?」
姉たちの密談めいた声を落としたひそひそ話が聞えてきて目を開けるタイミングを逸してしまった。
うわー。会話内容だけで容易に中身を想像出来てしまう。
朝から青少年の煩悩を刺激するような生々しい話は止めていただきたい。
シャワーユニットのおかげで体を清潔に保つことが出来るけど、身を包む服はいかんともしがたい。
特に肌に直接触れている下着は。
物臭な男子なら3日くらいは気にはしないが女子としては看過できない緊急事態なのだろう。
だけど詩、お前は別だ。
その恥ずかしい汚れているかもしれない下着を俺に見せるために半裸だったんだから自業自得だ。
弟の目を気にして身嗜みに気遣う姉たちの心意気は天晴れだが、もちろん時と場合による。
今はもっと深刻な緊急事態の最中ということを知ってるよね?
これが、ポイントチャージが成人指定じゃないモンスターとの戦いとか心踊る内容なら一蹴する。
下着の汚れを気にしてる場合か! と。
そうはいかないのがこのゲームのルールだ。
無理に見せる必要はないが気持ちの問題なのだろう。
俺だって例えば彼女と良い雰囲気になった時に下着が臭うだなんて思われたくない。
ささやかな気休めがあるとすれば、好きで相手をするわけじゃないという部分だろう。俺は彼氏でも旦那でもない良くも悪くも弟だからな。
「姉としての沽券に関わる問題だと思います」
「ふむ……」
「男子ってそういうの好きそうだよね」
残るのはせいぜい姉のプライドか。
綺麗なお姉さんは好きですか?
いつまでも弟にそんな質問ができる姉でありたいと、芹香さん辺りは気にしそうだ。
一華姉もあれで純なところがあるのかも知れない。想像できないけど。
詩はまあ年相応だろう。逆にクラスメイトの男子だから余計に気になるか。
友也の友人という立場だしな。
俺の存在があると気を遣うだろうから寝たふりでやり過ごすことにしよう。
セルフコントロール、セルフコントロール。
その間にこの猛りが静まってくれれば良いな。
「いつまで寝ている馬鹿者が! 早起きは三文の徳だ」
しばらく続いたミーティングが終了したのか、一華姉のモーニングコールで寝たふりが二度寝に変わっていたことに気付かされた。
見上げると一華姉のすらりと長い足が見える。
膝丈上の裾と男前に肩幅に開いている足のおかげでその奥まで見えてしまう。
ブルーの下着だった。
昨日は黒だったな。意匠までは見えないが大変眼福だ。ごちそうさまです。
どうせ気付かれているだろうけど不躾に見続けていたらゲンコツが舞うので程々にしておこう。
何より、呆れた顔で腕を組んだ一華姉の黒シャツを盛り上げている豊かな乳房が揺れて否応なしに昨日の記憶を蘇らせてまともに顔を合わせることが難しい。
ああ、俺は昨日この憧れの人とセックスしたんだな。
童貞からの卒業という実感が今になって現れる。
記憶が蘇って胸の奥がじわりと熱くなった。
甘いキスも雰囲気も愛撫すらない捕食されるような一方的なセックスだったけど、きゅうきゅうと締まる姉の禁断に場所に迎え入れられてありったけの欲望を吐き出したのだ。
俺の初めての女性だ。
一生誰にも自慢できないけどな。
その後もシャワールームで見る久しぶりの一華姉の全裸に興奮が収まらずに口で処理をして更に飲んでくれた。
実の姉であり既婚者である姉と不実の関係を結んでしまった悔恨はもちろんあるが、我を忘れるくらい気持ちよかった行為と嬉しさが大半を占めている。
セルフコントロール、セルフコントロールだ。
昨日の夜のことは緊急事態の出来事だから、元の世界に帰れば忘れなければならない。
「昨日のエッチを思い出してる顔だよ、一華先生」
「ん? ふふ、朝からたるんだ顔をするな、真二」
余計なことを言って煽るな詩。あと、お前はエスパーか。
二人の関係がギクシャクしちゃうだろ?
だけど一華姉が驚くほどにいつも通りで助かった。
これで赤面とかされたら言葉も交わせなくなる。やっぱり想像も出来ないけど。
多少険のある視線は和らいだが眼光は怠惰な弟を叱責する鋭さだ。
一華姉にとっては弟のセックスなど戯れの一環に過ぎないコミニュケーションなのかも知れない。
「で、なんで真二くんは床で寝てるの? 趣味なの?」
声のする方に意識を向けると、50センチほど高い位置から詩がジト目で覗き込んでいた。
え? なんだ、この台。
どうして台の上に寝そべった姿勢のような詩に見下ろされている?
眉を寄せた顔と寝起きで整っていない跳ねた髪が可愛らしい。
「見るな、バカ」
視線に気付いたのか唇を尖らせて詩は手櫛で髪を撫でていた。
そんな奇特な趣味はないが、床以外に寝る場所なんてないだろう?
それで気付く。
詩が寝そべっているのは白いマットレスのような厚さだ。その下には黒いフレーム。
これはあれじゃないか?
立ち上がると相変わらずの半裸の詩がベッドに寝そべっていた。
白い綺麗な背中に見える下着の色が黒に変化している。
幅が1.5メートル長さは2メートルはある立派なダブルベッドに頬杖をついて俺を見上げる詩は片足だけを曲げてゆらゆらと動かしていた。
女子高生のおみ足は美しい。
可愛らしいフリルのついた黒いショーツに包まれた丸いお尻がぷりぷりと足の動きに合わせて揺れる。
その足は黒い透けるストッキングで包まれており腰のガーターベルトの紐で吊られていた。
全体は見えないけど、メイド服を模した下着だ。
なにそのチョイス。
密談内容から下着の新調は予測をしていたけど、どうせポイント利用するなら服を買えよ。
いやいやその前に、なにこのでかいベッド。
いつの間に購入したんだ?
まるで記憶にないぞ?
「あ、起きたんだね。おはよう真くん」
髪がしっとりと湿り顔が火照っている芹香さんが遠慮がちに挨拶してくる。
シャワーを浴びてきましたというほっこりとした雰囲気だ。
その装いを思わず二度見してしまう。
胸元の白さが際立つスクエアネックの黒いキャミソール姿だ。
光沢が美しいサテン生地はしっかりと胸のふくらみで押し上げられている。
剥き出しの肩も色気たっぷりだ。
白い清楚な首元までボタンを留められていたブラウスの下にはこのような物が隠されていたのか。
艶めかしい鎖骨が見えても胸元はしっかりと清楚にキープしている所が芹香さんらしい。
というか、なんだこの温泉に家族旅行に来ましたみたいな雰囲気。
拉致されて色々な覚悟を決めなければならない脱出ゲームだよね?
看板に偽りありすぎるだろう。
もちろんその間も視線はしっかりとキープだ。
芹香さんは遠慮のない俺の視線にあははと困った顔をする。
お風呂上がりにばったりと出くわして凝視されて困惑してしまった義姉の図だな。
だけど、どことなく態度は余所余所しくて若干距離が遠い。
いつもなら平気で頭のひとつも叩いてきそうな芹香さんに警戒されて、その理由も理解してしまえるからただひたすら申し訳なかった。
「見過ぎ、大した格好もしてないのに、見過ぎ」
2回言われた。出しっぱなしのお前とは違うんだよ詩。
お前の歳では理解できないわびさびだ。
姉を見習うがいい。
「真二、何を呆けている?」
ベッドの端に腰掛けて大胆に足を組んでいる一華姉が睨み付けてきた。
切れ長の瞳にじっと見つめられると、言いたいこととか聞きたいことは山ほどあるというのに言葉が出ずに顔が火照るのが分かる。
間抜け面と言い放って詩はベッドをごろごろと転がった。
白と黒の下着は予想通りのものだった。フリルが可愛らしい。
こんなメイドにご奉仕されたという願望は男子高校生としては標準装備だろう。
だが、下着姿についつい目を奪われるから止めろ。
動くとずれたりしてひやひやワクワクするだろ?
詩は、はしたないと芹香さんに叱られていた。
「それで一華姉、このベッドは?」
「しっかりと睡眠を取って疲れを回復させるために必要だ。それに、今後もポイントをチャージしていくなら固い床では困るだろう?」
つまり次からはこのベッドの上でするという意味か。
そう言われると途端に清潔なベッドが淫らな物に思えてくる。
無理すれば四人同時に寝転がれるベッドの大きさも意味深だな。
美女と美少女とエロエロ三昧。
いかんいかん。
セルフコントロール、セルフコントロールだ。
うん、あれだ。
前線で戦うだけが戦争ではない、というやつだ。衛生面も然り、体をしっかり休める環境も然り。
怪我や病気が命取りの過酷なゲームという戦争中なんだからな。
一華姉の慧眼に素直に感服しておこう。
そうしよう。
「立派なマットレス付で10ポイントだ。いい買い物だった」
ああ、はい。
日頃頑張っている自分へのご褒美だと言いたいような晴れ晴れとした顔ですね。
一華姉が生きるために断腸の思いで旦那さんに目を瞑り俺を受け入れたのだから、その対価として何にポイントを使用するのも文句は言えない。
俺なんて無責任にたっぷりと気持ちよくなっただけなのだから。
買うのはいい。だが優先順位としては疑問が残る。
俺たちの目的はこの脱出ゲームをクリアして一刻も早く元の生活に戻ることだ。
長くいればいるだけ姉たちに辛い思いをさせることになる。
多少ながらも俺の心の呵責も蓄積されていく。
なんというアンビバレンス。
食べたい、でも痩せたい、と同じだ。
いっそもう元の世界には戻れないと絶望させてほしかった。
恨むぞ、神様。でもちょっぴり感謝します。
「ふかふかだね。これ、持って帰れないかな」
お前の部屋にこれをいれたらラブホテルになるだろ?
寝室でもないのに、ベッドしかない部屋。
友也の緊張して引きつった顔が思い浮かぶよ、勘弁してやれ。
拠点の環境を整えるというのも大切なことだと当然理解はする。
だが多少は戦いに備える物も購入して欲しい。
そんなピリピリとした視線のぶつかり合いは芹香さんのぱんぱんと打ち鳴らす手で中和された。
「はいはい、一華先輩も真くんも朝から喧嘩しない。さ、朝ご飯だよ」
りっぱな重箱のお弁当が並べられた。
久しぶりの食事に腹がぐうと音を立てる。
食べないと生きていけないからね。
タブレットを確認すると、ベッドで10ポイント、姉たちの下着事情で4ポイント、日用雑貨の詰め合わせ、タオルとか歯ブラシとか身嗜みを整えるあれこれで2ポイント、朝食で1ポイント使用されて、残りは3ポイントになっていた。
このトンデモゲームに参加している他チームがもし存在するのなら、一度進捗を聞いてみたい。こんなに呑気に構えていて大丈夫なのかと心配になるのは俺が子供だからか?
チュートリアルではゲーム攻略を有利に進めるアイテムを手に入れる手段だと聞いたんだが、使い方は本当にあってるんだろうか?
抱いた疑問もシャワーを使い始めた詩の白い肌が曇りガラスから見えて煩悩に上書きされてしまうのだから偉そうなことは言えないが。
午後には念願の衝立が更に追加されてトイレ事情が改善された。
「さて、ではそろそろ始めるがいい」
昼食も終えて一段落ついたところで一華姉はそう言った。
「え? え? でも一華先輩、まだ明るいですよ?」
途端に芹香さんが気の毒なくらい動揺し始めて一華姉の言葉を補足した。
「別に夜まで待つ必要はなかろう? どうせ見えるのだ」
確かに薄暗くはなっても視界は確保されることが昨日の夜に確認された。
恥ずかしいから電気は消してね、が通用しないうらやまけしからんピーピングトムが目を光らせているに違いない環境なのだ。
「……その心の準備が」
チラと一瞬だけ俺を見る芹香さんの眉尻は下がっていた。
もじもじと手をにぎにぎしている。
「せめて森で食べるものでも調達してポイントを浮かせようと思ったが、丸腰では心許ないからな」
今それを言いますか? ねえ、一華姉。
「しかし芹香の提案通りポイントを消費したので残りは3ポイントだ」
夕食用と明日の朝食用に2ポイントは必要になる。
唇を尖らせて拗ねたように一華姉を睨む芹香さんはほんのりと顔は赤く、だがまとう雰囲気は打ちひしがれていた。
胸が痛い。
だけど仕方が無い。
これは労働だと割り切って貰うしかない。
「連続して私が相手を出来るなら代わってやるのだが、そうもいかんのは承知だろう? それとも、詩に変わって貰うつもりか?」
一華姉の辛辣な言葉を受けて途端に詩が挙動不審になる。
なんちゃってメイドさん下着姿で赤面するな。興奮しちゃうだろうが。
処女性を重んじるのは男子の性だが、初めての相手というのは女子なりにも思い入れがあるだろう。彼氏の親友が初めての相手でしたなんてエロマンガみたいなシチュエーションに耐えられる女子は少ない。
「じゃ、じゃあ口とか手で」
「何を生娘みたいなことを言っている。覚悟を決めろ芹香」
セルフコントロールが間に合わないよ。
芹香さんの華奢な手がペニスを扱く場面。
知りたくなかったけど経験豊富らしい可憐な唇がペニスを咥える場面。
嫌そうにでも弟にそんな顔を見せないように気を遣って、照れた表情をするに違いない。
「だって一華先輩……真くんは真人さんの弟なんだよ?」
元の世界に無事戻れた時の衝撃は、一華姉以上の物になる。
何しろ一華姉は家を出ているので旦那さんと俺が顔を合わせる機会なんてそうそうない。ましてやその場に一華姉が立ち会うことなど更にない。
だが芹香さんは、穴兄弟と一緒に暮らしていかなければならない。
妻妾同居の対義語があるのか知らないが、好んで関係を持ったわけでもない間男が旦那の弟で横に並んでいるのだ、想像しただけで胃が痛くなるだろう。
それは、覚悟のいる決断だった。
「分かりました。でもせめてシャワーを浴びさせてね、真くん」
さすがにそれくらいの猶予に異議を唱える者はいなかった。
明日は我が身だもんな。
「真くん……真くんとするのが嫌じゃないんだよ? だけど私は真人さんのお嫁さんだから……」
頑なに拒否を口にした芹香さんが俺に耳打ちしてくる。
こんな時まで弟の気遣いが出来る立派な姉の態度に感服だ。
芹香さんはシャワーユニットに入る。
衝立が用意されていて良かった。
見えていたらきっと脱衣シーンに釘付けで一華姉のゲンコツに見舞われただろう。
だけど全部を隠せるわけではなく、白い華奢な後ろ姿がチラ見できた。
丸い可憐なおしりが人妻の持つ強烈な色気で魅惑的だった。
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