【R18】貧乳の国、豊胸の森

あらいん

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第7話 胸ポチは成長の始まり

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 007

 女性の乳房の成長段階は4段階あるという。
 口に含んだときの違和感と、舌触りのほんの僅かな差異に気がつく。
 乳首周りが、盛り上がっている。
 つまり成長の第1段階。
 体が感動で打ち震えてしまうという昂りなんて初めての経験だった。

 出発してから2週間足らずで、おっぱいの成長を目の当たりにできるなんて!
 おっぱいの神様、ありがとうございます。

 ひとしおの高揚感に、ぷるんと舌の気持ちよさに反抗するみたいな弾力も歓喜だし、いつもよりも甘く感じる味覚も喚起される。

「あッ……くっ」

 未熟に芽吹いた尖りからの甘い信号に思わず口から漏れた艷やかな、少し鼻にかかった甘い息。でもすぐに、感じたことを恥じるように、理不尽な快楽に我慢するような舌打ちみたいな噛み殺した息遣い。どっちも可愛くて2重マル。

「……本当に少年は胸が好きなのだな。まるで、幼子のようだ。我が子を抱くことなど夢のまた夢と思っていたから感慨深い」

 おっぱい様の前では男は童心に帰ってしまうものなのです。

「くぅぅ、ば、馬鹿もの、そ、そんなに吸ったら乳首が取れてしまう……んッ……ますます女から遠ざか……んんッ!」

 ディアナは顎を反らせて感じ易い身体を表現する。我慢できずに胸にむしゃぶりつく僕の頭を抱きしめてきた。

 たっぷりと鶏料理を堪能したあとで、宿屋でベッドに座らさせたいつもの夜のマッサージの最中だ。

 どんなに疲れていても忙しくても、日課の乳房チェックはもちろん欠かさない。ある意味これこそが旅の目的であり目標だから。

 脇の下のマッサージと肩甲骨をほぐす作業を二十分。眼の前で乳房を拝める至福の時間。

 代謝をアップさせる程度の軽い運動。
 それだけだと我慢できずにお口でのマッサージを施してしまう。
 未熟な胸の先っぽは敏感で傷つきやすいから丁寧に優しく舌で可愛がる。
 ビクビクと身体を震わせて頭を抱きかかえてくるのはディアナの癖になっていた。

「……少年が私にマッサージをするのは道理にかなわいだろう? 本来なら立場は逆だと言うのに」
「マッサージは僕の趣味だから、気にしなくていいよ?」

 神聖なおっぱい拝謁の時間を遠慮なんかで邪魔されるのは不本意すぎます。
 果たしてこの行為をマッサージと称してクレームが来ないか心配だけど。精々、悪戯小僧の悪戯付きマッサージだし。

「そうは言うがな少年、無理を言ってセックスを免除までしてもらっているし――」

 女性が臆面もなくセックスと口にすると居心地が悪くなるのは童貞の弊害なのかな?

「貴重な薬まで飲ませてもらっている。恩を仇で返すとはまさにこのことなのだろうな」

 薬じゃないから! 迷信だから!
 胸を大きくするために飲みたくもない男の精液を無理して飲むシチュエーションは萌えるけどね!

「何を言っている。別に無理をして飲んでいるわけではないぞ? 確かに濃くて喉に張り付いて飲みにくいことこの上ないが」

 やめて、食レポしないで!
 というか、心の声が漏れてしまった!

「少年が私の為に恥を忍んで出してくれているものなのだから、感謝しかない」

 単に気持ちよくなって出しちゃってるだけです!
 目の前で自分で扱いて出すみたいな屈辱的な扱いを受けているわけじゃないしね。
 誤解が重なり過ぎて胸も痛い。

 恐縮されつつ、性感的にも気持ちのいい脇の下マッサージを再開する。
 うん。お口に含んだ乳首は間違いなく隆起がある。タイミング的に童貞の精液の効果だと誤解を助長しそうだからディアナには黙っておこう。

 ぴっちりとしたシャツだったら、胸ポチがほんのりと目立つから、早々に気づいてしまうけど仕方がない。

 このふくらみは小さな一歩かもしれないけれど、ローマの道も一歩から!

 胸の奇跡! 神秘との出会い!

 いつも以上にマッサージに熱がこもってしまうのは、おっぱいの虜に陥ってしまっているから仕方がないよね。

「あっ……しょ、少年、んっ……うぁっ」

 ぎゅうっと胸に顔を押し付けられて至福の時間。同じ速度で乳首を舌で弾く、弾く、たまに吸う。

「ぃ、いくぅぅ!」

 ディアナはガクガクと身体を微痙攣させてしっとりと柔肌を汗で湿らせた。
 どくどくと鼓動を高鳴らせて短く息を乱す。
 胸の愛撫だけで絶頂する女に調教してしまった。

 ベッドにディアナを座らせて開いた脚の間に体を入れている体勢だから、力強くふとももで締め付けられる。
 ショートパンツだから生足の柔らかい感触にドキドキする。

「あれ?」

 不意に甘い匂いを感じて首を傾げる。汗とも違う香水とも違う体臭に混ざるなにか魅惑の微かな香りが、どこかから……。

 乳首から口を離して匂いのもとを辿るようにしゃがみ込むと、ディアナの長い脚がヒクヒクと痙攣していた。絶頂の余韻に身体から否応もなく反応を示している。それはそれで萌えるけど、これじゃない。

 すべすべの足に手を置くと「ひゃっ」っとディアナは身体をビクつかせた。

「あ、ごめん。冷たかった?」
「違う……脚など触られるのは初めてなのだ」

 胸だけでイク割には乙女な反応だった。これも清濁併せ呑むといって誤用じゃないのかな?

 香りがムッと強くなる。足の付根に目が奪われた。ショートパンツの隙間から白い下着が覗いていて、明らかにそこから惹かれる匂いが立ち込めていたから。

 ああ、そうだ。神聖な胸の事ばかりで視野狭窄に陥っていたけれど、この布の向こうにはいまだ見知らぬ女の部分があるんだった。
 セックスを遠回しに拒絶されていたから頭からすっぽりと抜け落ちていた。

 指が自然とふとももを辿り、ゆっくりと付け根に進んでしまったのは、ディアナの胸に成長の兆しを発見して心が高揚していたからかもしれない。なんて言い訳。

「あ……少年……そこに、興味を持ってしまったのか……」

 もちろん興味はあるよ、男だし。
 ないのは度胸とか意気地とかです。

「こんな女もどきの私では、男を気持ちよくすることが出来るのか不安の女の穴に」

 侵入する指を拒絶するように足に力が込められる。だけど身体が邪魔をして足を閉じることはできない。

「だというのに……はしたなくも濡らしてしまっている、そのいらやしい心根を笑わないでくれると嬉しい」

 乳首の気持ちよさで濡らしてるんだ!
 頼んでもいないのに恥ずかしいカミングアウトをされた。
 まあ、軽くとはいえ絶頂しているんだから、女性特有のラブジュースが滲んでいても恥じゃない。嘲笑ったりしないよと目を見て安心させる。

「……だめだ。その私を女にする目は止めてほしい」

 近づいたら妊娠します、みたいな不名誉な称号が増えた。

 指はショートパンツの隙間から無事侵入して温かい下着に到着。ぴっちりと張り付いている下着の感触を確かめるように撫でる。

「あっ、ふふ、これが男に触れられる感覚……か」

 ディアナの声も僕の指も震えている。

 下着のクロッチ部分に触れると、滲み出た愛液のねっとりとした粘つきを捉えた。
 うわ……下着の上から分かるほど溢れ出してる。これ、相当だよね?

「凄い濡れてる」
「だから、そう言ったであろう……」

 ディアナを見上げると、目があってかぁっと眉を寄せた困り顔を真っ赤に染める。

「ディアナって可愛いなぁ」
「いやらしい女だと褒められても嬉しくないのだぞ、少年……」

 胸を見られても平気だというのに、下着から染み出すくらいに感じてしまった事がバレて相当恥ずかしかったらしい。

 うん、赤面が伝染るくらいに目を潤ませて、こっちを見るなと言うように手で頭を軽く抑えられた。
 たまに見せるディアナの女の恥じらう態度に体中が熱くなる。

 だけど体勢的に指はこれ以上進めない。もっと女の深淵を覗き込みたい。
 ちょっと腰を浮かしてとか頼むのも情けないし恥ずかしい。
 
「……少年、そう緊張するな。お前は私を買った身だぞ? 堂々とやりたいことを命令すればいい」

 僕の指の逡巡をあっさりと看破して、不出来な弟を労るようにディアナは笑い、そっと腰を浮かせると、留め金を外して脚を上げショートパンツをするりと足から抜いた。

 生着替えに口が開いてしまう。

「こうして欲しかったのだろう?」

 脚を下ろすとそのままベッドに載せてMの字になるように大きく開く。
 眼の前に女の股関。ぴっちりと張り付いて愛液のシミがついている下着もあらわ。

「下着は……少年の手で脱がせてくれ。亜人を前にしても遅れは取らないだけの意気地はあるつもりだが、少年の目に自らの恥部をさらけ出す意気地はない」
「う……ん」

 熱に浮かされたみたいに頭がぼうっとする。

 少し腰を上げる協力の下、ディアナの下着をおしりの方からめくるように脱がせると、さっきから気になっていた匂いが漂った。
 下着と割れ目に繋がっていた何本もの透明な糸が伸びて切れる。愛液って水飴みたいなんだな。

「か、顔を見せられない勇気のない私を許してほしい」

 ディアナのはベッドに仰向けになるように身体を倒す。
 下着を途中まで下ろした態勢で両手で脚を抱えて、まるで自ら赤ちゃんのおしめを変えるような屈辱的な格好で挑発してくる。

 目に飛び込んできた初めて見る女の部分は、見事に花が開いていた。
 目に突き刺さるような朱色の粘膜。
 つゆでたっぷりとコーティングされた複雑な陰唇が収められた魅惑の裂け目。
 体毛が薄くてツルツルしている癖に大人の女の唇はくぱっと男を誘うように左右に割れている。

 上には少しだけ顔を出した小さな若芽がツヤツヤしていて、下にはひくひくと蠢く未知の穴。
 処女の柔肉でみっちり詰まる入口は白濁した粘液で守られていた。
 ああ、やっぱりここから漏れていた匂いだった。甘いようでいてチーズみたいな匂い。
 ゴクリと喉を鳴らしてしまう。

 顔を近づけると見られるのを拒むように処所の穴がきゅっと閉まって、透明な液がトロリと垂れた。
 なんてエロさだよ。この興奮を言葉に出来る語彙がないことを悔やんでしまうよ!

「少年、息がくすぐったい……そんなに顔を近づけてあるのか……」

 うん。

「あっ、なんだ……ひっ」

 指で触れる。ふにゃりとした柔らかくも儚い溶けてしまいそうな質感。
 トロトロとした愛液が指にまとわりついて歓迎される。

「っ!」

 窪みにそっと指を当てるとディアナの身体が波打った。

「ふ、触れただけで、この気持ちよさなのか……」
「うわ……指が、吸い込まれる! 凄いよ、ディアナ」

 第1関節分だけ女の中に吸い込まれる。
 吸引してくる穴は男を欲しがっているのかな?

「くぅぅ……ゆ、指の形まで分かってしまう……」

 初めての体への侵入をディアナは両手でシーツを握りしめて噛み締めている。

 指がヌルヌルした中の壁に触れると、ビクッと体を跳ねさせる。きつく締め付けては緩んで何かが絡みついてくる。
 女の身体をコントロールしている気分。
 指でこの気持ちよさって、セックスへの期待感がどんどん膨らむ。
 生々しい蜜の誘惑に抗えない。
 舌を伸ばす。

「しょ、少年! だ、だめだ、そんな所に口をつけては!」

 にゅるりと舌でなめ上げる。
 愛液は生暖かくて少しだけしょっぱい。
 舌に絡まる。
 粘膜はトロけそうに柔らかい。

「あ、ぐうぅぅ!」

 びくっっと、ディアナベッドの上で背中を反らせて、「バ、バカな……体の奥まで震えた……だと」と、呆然とした声を上げた。
 指を飲み込んでいる中が蠕動する。

「頭の……中が、白く……」

 乳首も感じるけど、総本山の快楽部位には敵わないのか、ディアナは受け止めきれない気持ち良さに茫然自失だ。
 あ、今日はこのまま済し崩し的に最後までいけちゃうかも。
 誤解も乳房の成長との迷信な因果関係も、僕の男としての殻も、ディアナの処女の膜も打ち破るタイミングだ。

「ディアナ、いい?」
「しょ、少年……それは、私と」

 もうひと押し! なにか気の利いた言葉でディアナの合意を強引に。

「……ケイスくん、それのどこがマッサージなんですかぁ」

 え?
 あれ?
 なんだろう、僕の受付嬢に対する畏怖の心はこんな時にまで幻聴を発生させるほどの大きさなのか。

「幻聴じゃありませんよ?」

 本人だった。現実だった。

「どうして受付嬢が、ここに!?」
「胸騒ぎがしたからですよぉ」

 つまり虫の知らせ。この世の虫たちよ、仕事をしすぎだよ!

 豊満なおっぱいの下で両手を組んで壁に持たれる姿はまるで不良生徒の悪事を前にした女教師の貫禄だった。にっこり笑うけど、目は据わっている。

 この宿のセキュリティは、どうなってるの!?

「この街は私の傀儡ですから」

 冒険者ギルドの権力ってどこまで広がっているんだろう。背筋が凍るよ!

「婚約者だと伝えたら案外簡単にいれてもらえましたよ?」

 勝手に既成事実を広めないで!?

「冗談はさておいて、ところで、私の前でよくそんな真似ができますねぇ」

 呼んでないし!
 って、いつから見られてたの!?
 プライベートのお時間なんだから、ギルドメンバーの監視員みたいな目はやめて!
 知ってると思うけど、完全に合意の上での不埒だから!

「次の査定では必ず後悔させますからねぇ」

 冒険者の人事考課査定に受付嬢の主観が入っている腐敗したギルドの先が心配になってきた。

「ん? 少年、もう満足したのだな、さて、次は私の――」

 むくりと起き上がるとディアナは受付嬢に気づいた。
 小さく手を振る受付嬢を見て、ポカンと口を開けていた。

「ど、どうしてお前がここにいるのだ!」

 あわててシーツで胸を隠している。
 なんだかなぁ。

「危なかったですねディアナさん、あなたの貞操は守られましたから、明日からもお薬は飲めますよ」
「そ、そうか……危うく大願を忘れるところだった、礼を言うぞ」
「どういたしましてぇ」

 非常識だと思っていたけれど、礼を貰える行いだったらしい。
 おっぱいが小さい分、ディアナの度量は大きかった。

 *

「あっ……少年、出すときは出すと言ってほしいとあれだけお願いしただろう?」

 ベッドに寝かされて、ディアナのねっとりとした舌で裏すじを舐められていると我慢できずにしぶかせてしまった。
 顔に飛び散った精液を指で指で拭いながら、デイアナは眉を釣り上げる。
 ペニスが握られた手に精液が垂れている。

 そんなこと言ったって。
 無意識の内に声に出しちゃう事もあるけれど、今から出しますなんて情けなくて言えないんです! 恥ずかしいんです!
 特に受付嬢の前で鳴かされるなんて屈辱は!

「あらあらまあまあ、我慢できずに暴発させちゃうなんて、童貞ですねぇ」

 馬鹿にしてるけど、僕の剥き出しになった乳首を軽くマッサージして援護射撃をしてきたくせに!

「……ごめん、ディアナ」

 でも受付嬢の嫌味なんて気にしない。すべて赦します。
 だって、アタマの下にはむっちりとした膝枕があって、顔の上には服をはだけて汗ばんでいるおっぱいが乗せられているのだから!
 下乳での顔面マッサージは「私だけ仲間外れなんて寂しいですから、しょうがなくですよ、ケイスくん」という受付嬢の我儘で実現している。
 甘い体臭の神聖なおっぱい様が僕の額に密着している。

「そうか、いや、慣れていないのだから仕方がない……少年、もう一度出せるだろうか?」
「若いんですからいくらでもぴゅぴゅって出せますよ。ディアナさん、最初の一撃目にこそおっぱいの成長の元が濃く含まれているそうですよ」
「くっ、そうか、貴重な情報に感謝するぞ」

 また適当なことを。
 なぜか機嫌の悪い受付嬢に見下されながら、ディアナの舌を使ったマッサージが再開された。
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