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第36話 U字ローターとストライキ その2

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 制服の胸元のボタンを2つ外すと、ぺろっとめくれて左側だけおっぱいがこぼれ落ちた。

 おお。想像以上の卑猥さに驚いてしまう。

 真ん中のボタンを外すと胸元スリットが現れて、左右を別々に外せるように改造した結果だ。

「んんっ!? ん~~!」

 唇を奪われて舌を吸われながら、ユリスが弱々しく抵抗する。

「んっ……あっくん!? また勝手に制服を改造したんですか!? んぶっ」

 すぐにキスに戻る。

 清楚な制服だが、片方だけ乳房が見える背徳感が実に良い。淫乱な人妻にお似合いの格好だ。

 怒った様子でユリスは舌に吸い付いてくる。たっぷりの甘い唾液に舌が浸される。すぐに抗議の意味も忘れて夢中になる。

 息遣いが荒くなってきた。
 そのうちデイープキスだけで、絶頂するような身体に進化しそうだな。

「ん……ふ……っ!」

 丸いおっぱいを手で優しく掴み。下からもちあげるように愛撫をすると、更に舌の吸い付きが強くなった。
 尖りはじめた乳首をコリコリするとひくっひくっと体が痙攣している。
 反対側の乳首もくっきりと浮き上がり、拗ねている様は持ち主にそっくりだ。

 次はスカートを脱がさずとも、下着に触れられるような抜け穴がほしい。
 うっとりした半目のユリスの顔を見ていると、次々とアイデアが浮かんできた。

「あっ、あっくん、待って! 本当に待って!」

 スカートの下に手を入れようとすると、胸を両手で押し返された。

「戸締まりだけ……させてください」

 夜間営業はしていないツギハギ屋とはいえ、店を閉めておかないと客が来ないとは限らない。
 このまま流されて戸締まりを失念してしまうのも問題だと、ユリスは片方のおっぱいを手で隠しながら扉に向かう。

 いそいそと犯されるために準備をする人妻の後ろ姿が最高だった。

「うう……本当にここでするのかな?」

 戻ってくるとユリスは上目遣いでかわいく文句を言って、ぽふっと胸に身体を埋めた。
 エロ行為はともかく、ハグは嬉しいらしい。

「我慢が難しい」
「難しいんだ……寝室、すぐそこですよ、あなた? それに夕食も……まだ……ん」

 キスを再開させて、スカートの後をたくし上げる。ムチムチしたおしりを下着越しに楽しむ。

「あ……もう! あっくんのバカ!」

 片手でおっぱいを隠しているから、俺の手を阻止できないらしい。

 思う存分大きなお尻を堪能していると、「触りすぎです!」とユリスが片手を握ってきた。それは失礼。

 そろそろと股間に手を伸ばす。おしりの割れ目から手を差し込んで、クロッチ部分に触れただけで、ユリスは「あうっ」と大きく身体を揺らした。

 下着の上だから少しだけ指でひっかく。

「あ……くん……やだ……あうっ……いじめないで……ください……ンンッ」

 片手でお尻を揉みしだき。片手で割れ目に沿って指を往復させると、ユリスは大きな胸を押し付けて快感に打ち震える。

 少しだけ思いついて、アナル付近を指でマッサージすると、ユリスは激しく息を荒げて逃げるように抱きついてきた。

「あっくん!?」

 やはり拒絶反応が大きい。
 すぐにアナルの愛撫もおねだりができる、淫らな人妻にしてやろう。

 場所をカウンターそばに変えて、ポケットにに忍ばせていた、即席で作ったアイテムをユリスの割れ目に当てる。

「ん……なに……あっく……」

 念の為下着をずらして、割れ目の濡れ具合を指で確認。
 クチュっと水っぽい音がして、お風呂の湯よりも熱い密が指に絡みついた。
 さすが浮気好きの人妻だ。
 間男の短時間の愛撫だけで期待の大洪水。

「あっ、まだ、洗ってませんから……だめ……れすぅ」

 指を熱くうねる中に入れ軽くクイクイと動かすだけで、身体をピンと硬直させてあっという間に口調もとろけはじめた。

 持ち替えたアイテムの形を手で確認する。ユリス愛用のバイブに比べれば雲泥の差である細さ。
 質感は滑らかで決してユリスの中を傷つけない。
 少しだけサプライズ機能を施しているが、電動でもない変哲もないバイブ――いや、ディルドというべきだろう。
 
 ゆっくりと割れ目に当てる。
 愛液を潤滑液代わりにさせてもらおう。ねっとりとした粘度の高い天然ローションだから、十分に補えそうだ。

「……あっくん……いじわる……です……んはっ、あっ」

 おっと、指が離れるとくいくいと腰を押し付けてきた。
 自らの淫乱汁で新たなる場所を犯されるための準備とは、皮肉が効いている。

「ひっ……あ、はいって……きまし……た?」

 にゅるりと狭い膣内に吸い込まれるように侵入した感触に、ユリスは歓喜の艶声をあげたが、すぐに違う質感に気づいて動きを止めた。

「あ……あっくん、なに? なにを、入れたんですか?」

 くちゆくちゅと音を立てて中をかき回す。

「新しい、バイブだ……ディルドとも言う」
「え? え?」

 ユリスは呆然と俺を見た。
 ん? なんだ? みるみるうちにユリスよ青い瞳が曇っていく。

「ひ……非道いよ、あっくんのバカ!」

 つつっと涙が流れる。
 頭の中が沸騰して、何も考えられないくらいの衝撃と、胸の痛みに襲われる。
 くっ。原因は不明だが、ユリスが泣くだけでこんなにも胸が締め付けられる。

「おい……」
「わ、私に本当に浮気をさせて、別れるつもりなんですか!?」

 しゃくりあげて鼻をすする。

 本当の浮気?
 どういうことだ?

「ユリス、すまない、意味が」
「謝ってほしいなんて言ってません!」

 ぎゅうぎゅう抱きついてくる。
 腕には死んでも離さないと力が籠もる。

「いや、そういう意味ではなくて、何故泣いているのか分からないから、教えてくれと言ったんだ」
「あっくんは! 私の中に他の男の人のおち○ちんが入って平気なんですか!?」

 平気なわけがない。腸が煮えくり返る。だが、間男を凌ぐ間男は見当たらない。

「いや、入れてないぞ?」
「これは浮気です! あっくんのバカ!」

 いつものかわいいバカではなくて、もう知らないという意味がこめられたバカだった。

 アナル開発用のバイブの試作品が気に入らなかったのか?

「そんな汚らわしいものは、早く抜いてください!」

 タブーのアナル用バイブを人妻の嗅覚で見抜いたのか?

「そんな、ちっちゃいおち○ちんなんか、ちっと気持ちよくありません! 私の中はあっくん専用です!」

 そんな場合ではないというのに、いちいちサービス精神が旺盛だった。

 だが、すぐに気づいた。
 ああ、なるほど。
 また失念していたな。

 ユリスの常識では、男性器を模したバイブは身代わり扱いだった。
 つまり、別のバイブというのは浮気認定。萌える展開だ。

 しかしこれはポリシーに反している。
 人妻が我慢できずにおねだりしてきてこそのプレイだ。

「抜いて! あっくんのがいいんです! そんな汚いの、嫌です!」

 愛されていることを確認できて嬉しいが、ユリスは半狂乱だ。

 言えない。今更アナル用のバイブとは言えない。
 何かごまかさないと、浮気をした罰として離縁して、実家に帰りますと本気で言いそうだ。いや、ツギハギ屋がユリスの実家だが。

「ユリス、何を勘違いしている」
「勘違いなんてしてません!」
「これは、幼い頃の俺のペニスだ。模りだ」

 え? と、ユリスの動きが止まる。

「え? ちっちゃなあっくんの、おち○ちん……ですか?」
「そうだ。時期的に……この間聞かせてもらった初恋の頃だな」

 12歳ならこのくらいだろう。
 時空を超えても他人ではないと強調し、さらに年齢設定を行う。

「好きって気づいたちっちゃい頃のあっくんが、私の中に入れちゃったの!?」

 はわわ。ユリスはワタワタする。
 チョロすぎる人妻がかわいい。

「そんな……あんなに幼いあっくんが、私に」

 泣き顔は、困惑顔に。さらに嬉しそうだけど、恥ずかしそうと、百面相だ。

「あの……いいのでしょうか? あっ、動いちゃだめです……あっ……」

 中がきゅうっと締まって細いディルドが動かし難くなる。
 少年では我慢できない締めつけだな。
 この常態で、うねうねした細かな凹凸の多い膣壁で擦られたら、ひとたまりもない。

 そうだ。今こそサプライズの時だ。

「ユリス、そんな中を締めつけたら、すぐに出てしまうぞ?」

 にゅるにゅるとディルドを往復させる。

「ご、ごめんなさい……でも、うう……どうやったら、緩くなるんですか!?」

 また涙目になっている。
 言葉で天然に煽ってくる。

「腰を動きを止めたらどうだ?」
「だって……あっくん……勝手に、動いちゃってます……ん、あっ、だめっ……」

 びくびくとユリスは妖艶に身体を震わせる。腰は大胆にディルドの動きに合わせて前後する。

 ユリスの首筋と額に汗が浮いて、甘酸っぱい匂いが強くなった。
 
 ディルドの手元を力強く押す。

「ひっ……え? なんですか!? どくどくって……」
「ふふ、我慢できず中で出てしまったな」

 疑似射精機能のテストは成功だ。
 身体に優しい素材で作ってあるので安心の疑似精液が、中にべっとりと貼り付いているだろう。
 幼きアレクも大満足間違いなし。

「ちっちゃなあっくんが射精したんですか!? そんな……中に……なんて」

 ぶるぶるとユリスは体中で満足感を表現する。
 ユリスの頭の中では、幼いアレクがかわいらしくぴゅっと放ってしまった図が浮かんでいるのか?
 想像するだけで、嫉妬とともにきれいな年上の女性に導かれた幸福感を感じる。

 これは中々の背徳感だ。
 寝取らせだ!

 色っぽく半開きになったユリス赤い唇を、貪るように奪う。

「ひ、ひぐぅぅ……」

 ユリスは少し遅れて軽く達した。
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