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マタドール4
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そんな中、カウンターで1人沈んでる京太くん。
「どーしたのっ?元気ないけど……
友達とか取引先の人はっ?」
イベントでオーダーが落ち着いてる隙を狙って、喧騒に負けないように声かけると。
「あ、向こうで刺身食ってる」
って言ったのかなっ?
元気のない声が聞き取りにくくて、顔をぐいっと近づけた。
「京太くんは食べないのっ?」
「っ、俺はいいよ」
「なんでっ?マグロ好きだったじゃん!
居酒屋の時いっつもつまみ食いしてっ……
取って来てあげるよっ」
と返事も待たずに。
スタッフの特権で、副店をサポートしてるバイトのコから1皿譲ってもらうと。
それを京太くんに差し出した。
「粋……
なんでそんなに優しんだよ」
って言ったのかな?
さっきよりボソボソした声が聞き取りにくくて……
もしや自惚れ目線で聞き取ってないっ?
すると、さっきから切なげな瞳があたしを捕らえて。
「好きだよ、粋」
どっ、ひゃああー!
なぜ今っ……
マグロ取って来たくらいでっ!?
いやいやいやいや聞き間違いだっ。
このタイミングでおかしいでしょ!
やっぱり自惚れ目線で聞き取ってるっ。
あ~くっそ恥ずかしい!
とりあえず「あはは~」と愛想笑いを返して、そこから逃げると。
忙しげに店内をサポートしてる悠世くんが視界に入る。
あ、悠世くんはマグロ食べたのかな?
てゆうかケー番聞かれてない!?
でも断ったっぽい……
って、うわあ目が合った!
しかも不自然に逸らしてしまった。
うう、見つめてたのバレたかな……
そしてマグロショーが終わる頃には、受付がピークを迎え。
例のごとくお客様も動き出したからさあ大変!
なのに、生ビールの樽やディスペンサーのシロップ容器なんかの交換が立て続いたり。
プラコップの洗いが間に合わなかったり。
ひぃ~、パニック状態!
「粋っ、これ使えよ」
そこで悠世くんから、大量の新品プラコップを渡される。
どうやら今買って来てくれたようで……
ほんとのスタッフじゃないのに、なんって気がつくの!
それから時刻は21時を迎え。
次のイベント、店長担当のクイズ大会が始まる。
そのクイズの内容は、あたしと悠世くんの提案によるものが多く。
敗退しても、問題提供者やギャラリーとして楽しめるようになっていた。
例えば、プチ腕相撲大会やプチ早食い競争なんかの色々なゲームを即興で催して、その勝敗をクイズにしたものや。
10月の企画を応用した、集団コイントスやスタッフの年齢ハイアンドローをクイズにしたもの。
他にもバーならではの利き酒クイズやお酒の知識クイズなどなど、体験型クイズといった感じだ。
だからそのMCともなると、その場でゲームの参加者を募ったり、みんなの興味や意欲を湧かせる空気を作ったり。
面白さだけじゃなく、対応力とか統率力とかかなりのスキルが求められる。
ちなみに、ゲームの勝者にはうちの1000円分ご飲食券が贈られる。
そんなクイズ大会をぜひぜひ見たいとこだけど、この時間帯は厨房係なあたしは……
いじけて1人引きこもりますっ。
そうして特製唐揚げやポテトなんかを、さっさと揚げてると。
「粋、なんか手伝う事ある?」
悠世くんがヘルプに来てくれた。
「ありがとっ。
じゃあそこの唐揚げを5コずつ盛って、レモンを乗っけてくれる?」
「了解」
「あとプラコップもありがとう!
みんなそれどころじゃない状況だったのに、よく気がついたねっ」
「ん、いつも粋の事見てるから」
はいい!?
いきなり暴れ出した悠世牛に、思いっきり打撃をくらう。
「あ、それじゃなんかストーカーぽいか。
粋の力になれないかなって、いつも目で追ってるから」
いやいやいやいや思わせぶりにもほどがあるから!
落ち着けこの暴れ牛めぇ~。
ってあたしが落ち着け、自称マタドールなんだから……
そうこれは、惚れさせて復讐でも企んでるんだ!
「は、はははー。
気ぃ使いすぎだからー」
でも動揺は収まらず、棒読みで答えてしまう。
「そーだ、悠世くんはマグロ食べたっ?」
そこで思い出した話に変えると。
「……食ってないよ。
粋は元彼の事しか頭になかったみたいだし」
え、なにそれ拗ねてんの?
うそ可愛い!
今度はメロメロ攻撃か~。
「もう、悠世くんの分も取って来たよっ。
そこの冷蔵庫開けてみて?
なんと大トロだよ~」
「えマジっ?
わ、ほんとだ……」
と、なぜか黙り込む悠世くん。
「え、マグロ嫌いだった?」
「や、そうじゃなくて。
嬉しくて、なんか感動」
いやさっきから恐ろしいなマグロの力!
「うっま!
すげぇ溶けるし新鮮っ」
さっそく口にした悠世くんは、そう感激して。
「つか粋は食った?」
「ううん食べてないけど、あたしはいいよっ」
数に限りがあるから社員が口にするのはね~。
すると悠世くんは、あたしの側に来て。
「口開けて?」
箸でマグロを食べさせようとしてきた!
ひいい恥ずかっしいっっ。
し、間っ・接っ・キス!!
「いーいい!ポテト焦げるからっ」
「じゃあ先に上げろよ」
「うんでもっ……
子供じゃないんだし、ほんといいっ」
ポテトを引き上げながら、必死にあーんを拒否すると。
「じゃあ口移しで食べさせようか?」
ぎゃああ!!なんって事をっ。
「いやおかしいからっ、キャラ崩壊してるから!」
てゆうか暴れすぎだからーー。
途端、くはっと吹き出して楽しそうに笑う悠世くん。
この男からかってる……
絶対からかって楽しんでるっ。
なんて極悪な暴れ牛め~!
でもその笑顔はやっぱり愛しくて。
「とにかくっ、悠世くんのために取って来たんだし、働きっぱなしでお腹すいたでしょ?
遠慮しないで全部食べてよ。
あと、出来立てのポテトもどーぞっ」
自分もつまみながら、塩を振ったそれを差し出すと。
クイっと、あたしの手を引き寄せて。
パクっと、つまんでたポテトを食べて。
ペロっと、親指に付いてる塩を舐めっ……
なにするのこの人!!
あまりの衝撃に、一瞬仮死状態になる。
「あ、手の塩舐めない派?」
いやそーゆー問題じゃなくてぇぇ!
「舐めない派っ!」
ほんとは舐めたりする時もあるけど、牽制してそう答えると。
「へぇ、俺舐める派」
今度は人差し指に残ってる塩をチュッとついばんだ。
うぎゃー!!死んっ、じゃうっ。
「もう悠世くんっ!
人の手でしないでっ、これあたしの手だから!」
テンパって当たり前な事を言いながら、掴まれた手を奪還する。
とそこで、バイトのコが唐揚げを取りに来て。
悠世くんは一緒に運ぶと、また表のサポートに戻っていった。
いや死ぬかと思った。
死ぬかと思った!
思い返せば、わざとだったとはいえ前はあんなにクールだったのに……
なにこの変わりよう。
あの頃はまさかこんな……
と今のやり取りを思い返して。
ぐおお悠世くんの感触がっ!
甦って1人悶絶。
そこに副店がやってきて。
「なにやってんの?
手に悪霊でもついてる感じ?」
「いや、ははは~」
悪霊とゆうより色魔な感じです。
そーだ色魔だ、エロ牛め~。
ただでさえそーゆーのに免疫ないのに、さっきからなんなのっ?
いつも目で追ってるとか、口開けて?とか。
か、間接キス未遂とか、口移しで食べさせようか?とか!
指を舐めっ……
うわあ~!
ダメだ頭ん中が周年祭どころじゃなくて、悠世くん祭りになってるっ。
そうか、闘牛といえば祭り。
ついに本気を出してきたな~。
常に死と隣り合わせなマタドールみたいに……
この暴れ牛と闘うあたしも、キュン死&ドキ死と隣り合わせだ。
ああ~、なんとかあの暴れ牛を抑え込まなきゃ!
「え、ほんとに悪霊につかれてない?
なんか妄想の世界にトリップしてて怖いんだけど」
「ひどっ、てポテトつまみすぎじゃないすか!?」
「いや腹が減ってはなんとかじゃん。
ほら、妄想してないでさっさと揚げて?」
この食いしん坊め~。
でもみんなもお腹空いてるだろーから多めに揚げよ。
「どーしたのっ?元気ないけど……
友達とか取引先の人はっ?」
イベントでオーダーが落ち着いてる隙を狙って、喧騒に負けないように声かけると。
「あ、向こうで刺身食ってる」
って言ったのかなっ?
元気のない声が聞き取りにくくて、顔をぐいっと近づけた。
「京太くんは食べないのっ?」
「っ、俺はいいよ」
「なんでっ?マグロ好きだったじゃん!
居酒屋の時いっつもつまみ食いしてっ……
取って来てあげるよっ」
と返事も待たずに。
スタッフの特権で、副店をサポートしてるバイトのコから1皿譲ってもらうと。
それを京太くんに差し出した。
「粋……
なんでそんなに優しんだよ」
って言ったのかな?
さっきよりボソボソした声が聞き取りにくくて……
もしや自惚れ目線で聞き取ってないっ?
すると、さっきから切なげな瞳があたしを捕らえて。
「好きだよ、粋」
どっ、ひゃああー!
なぜ今っ……
マグロ取って来たくらいでっ!?
いやいやいやいや聞き間違いだっ。
このタイミングでおかしいでしょ!
やっぱり自惚れ目線で聞き取ってるっ。
あ~くっそ恥ずかしい!
とりあえず「あはは~」と愛想笑いを返して、そこから逃げると。
忙しげに店内をサポートしてる悠世くんが視界に入る。
あ、悠世くんはマグロ食べたのかな?
てゆうかケー番聞かれてない!?
でも断ったっぽい……
って、うわあ目が合った!
しかも不自然に逸らしてしまった。
うう、見つめてたのバレたかな……
そしてマグロショーが終わる頃には、受付がピークを迎え。
例のごとくお客様も動き出したからさあ大変!
なのに、生ビールの樽やディスペンサーのシロップ容器なんかの交換が立て続いたり。
プラコップの洗いが間に合わなかったり。
ひぃ~、パニック状態!
「粋っ、これ使えよ」
そこで悠世くんから、大量の新品プラコップを渡される。
どうやら今買って来てくれたようで……
ほんとのスタッフじゃないのに、なんって気がつくの!
それから時刻は21時を迎え。
次のイベント、店長担当のクイズ大会が始まる。
そのクイズの内容は、あたしと悠世くんの提案によるものが多く。
敗退しても、問題提供者やギャラリーとして楽しめるようになっていた。
例えば、プチ腕相撲大会やプチ早食い競争なんかの色々なゲームを即興で催して、その勝敗をクイズにしたものや。
10月の企画を応用した、集団コイントスやスタッフの年齢ハイアンドローをクイズにしたもの。
他にもバーならではの利き酒クイズやお酒の知識クイズなどなど、体験型クイズといった感じだ。
だからそのMCともなると、その場でゲームの参加者を募ったり、みんなの興味や意欲を湧かせる空気を作ったり。
面白さだけじゃなく、対応力とか統率力とかかなりのスキルが求められる。
ちなみに、ゲームの勝者にはうちの1000円分ご飲食券が贈られる。
そんなクイズ大会をぜひぜひ見たいとこだけど、この時間帯は厨房係なあたしは……
いじけて1人引きこもりますっ。
そうして特製唐揚げやポテトなんかを、さっさと揚げてると。
「粋、なんか手伝う事ある?」
悠世くんがヘルプに来てくれた。
「ありがとっ。
じゃあそこの唐揚げを5コずつ盛って、レモンを乗っけてくれる?」
「了解」
「あとプラコップもありがとう!
みんなそれどころじゃない状況だったのに、よく気がついたねっ」
「ん、いつも粋の事見てるから」
はいい!?
いきなり暴れ出した悠世牛に、思いっきり打撃をくらう。
「あ、それじゃなんかストーカーぽいか。
粋の力になれないかなって、いつも目で追ってるから」
いやいやいやいや思わせぶりにもほどがあるから!
落ち着けこの暴れ牛めぇ~。
ってあたしが落ち着け、自称マタドールなんだから……
そうこれは、惚れさせて復讐でも企んでるんだ!
「は、はははー。
気ぃ使いすぎだからー」
でも動揺は収まらず、棒読みで答えてしまう。
「そーだ、悠世くんはマグロ食べたっ?」
そこで思い出した話に変えると。
「……食ってないよ。
粋は元彼の事しか頭になかったみたいだし」
え、なにそれ拗ねてんの?
うそ可愛い!
今度はメロメロ攻撃か~。
「もう、悠世くんの分も取って来たよっ。
そこの冷蔵庫開けてみて?
なんと大トロだよ~」
「えマジっ?
わ、ほんとだ……」
と、なぜか黙り込む悠世くん。
「え、マグロ嫌いだった?」
「や、そうじゃなくて。
嬉しくて、なんか感動」
いやさっきから恐ろしいなマグロの力!
「うっま!
すげぇ溶けるし新鮮っ」
さっそく口にした悠世くんは、そう感激して。
「つか粋は食った?」
「ううん食べてないけど、あたしはいいよっ」
数に限りがあるから社員が口にするのはね~。
すると悠世くんは、あたしの側に来て。
「口開けて?」
箸でマグロを食べさせようとしてきた!
ひいい恥ずかっしいっっ。
し、間っ・接っ・キス!!
「いーいい!ポテト焦げるからっ」
「じゃあ先に上げろよ」
「うんでもっ……
子供じゃないんだし、ほんといいっ」
ポテトを引き上げながら、必死にあーんを拒否すると。
「じゃあ口移しで食べさせようか?」
ぎゃああ!!なんって事をっ。
「いやおかしいからっ、キャラ崩壊してるから!」
てゆうか暴れすぎだからーー。
途端、くはっと吹き出して楽しそうに笑う悠世くん。
この男からかってる……
絶対からかって楽しんでるっ。
なんて極悪な暴れ牛め~!
でもその笑顔はやっぱり愛しくて。
「とにかくっ、悠世くんのために取って来たんだし、働きっぱなしでお腹すいたでしょ?
遠慮しないで全部食べてよ。
あと、出来立てのポテトもどーぞっ」
自分もつまみながら、塩を振ったそれを差し出すと。
クイっと、あたしの手を引き寄せて。
パクっと、つまんでたポテトを食べて。
ペロっと、親指に付いてる塩を舐めっ……
なにするのこの人!!
あまりの衝撃に、一瞬仮死状態になる。
「あ、手の塩舐めない派?」
いやそーゆー問題じゃなくてぇぇ!
「舐めない派っ!」
ほんとは舐めたりする時もあるけど、牽制してそう答えると。
「へぇ、俺舐める派」
今度は人差し指に残ってる塩をチュッとついばんだ。
うぎゃー!!死んっ、じゃうっ。
「もう悠世くんっ!
人の手でしないでっ、これあたしの手だから!」
テンパって当たり前な事を言いながら、掴まれた手を奪還する。
とそこで、バイトのコが唐揚げを取りに来て。
悠世くんは一緒に運ぶと、また表のサポートに戻っていった。
いや死ぬかと思った。
死ぬかと思った!
思い返せば、わざとだったとはいえ前はあんなにクールだったのに……
なにこの変わりよう。
あの頃はまさかこんな……
と今のやり取りを思い返して。
ぐおお悠世くんの感触がっ!
甦って1人悶絶。
そこに副店がやってきて。
「なにやってんの?
手に悪霊でもついてる感じ?」
「いや、ははは~」
悪霊とゆうより色魔な感じです。
そーだ色魔だ、エロ牛め~。
ただでさえそーゆーのに免疫ないのに、さっきからなんなのっ?
いつも目で追ってるとか、口開けて?とか。
か、間接キス未遂とか、口移しで食べさせようか?とか!
指を舐めっ……
うわあ~!
ダメだ頭ん中が周年祭どころじゃなくて、悠世くん祭りになってるっ。
そうか、闘牛といえば祭り。
ついに本気を出してきたな~。
常に死と隣り合わせなマタドールみたいに……
この暴れ牛と闘うあたしも、キュン死&ドキ死と隣り合わせだ。
ああ~、なんとかあの暴れ牛を抑え込まなきゃ!
「え、ほんとに悪霊につかれてない?
なんか妄想の世界にトリップしてて怖いんだけど」
「ひどっ、てポテトつまみすぎじゃないすか!?」
「いや腹が減ってはなんとかじゃん。
ほら、妄想してないでさっさと揚げて?」
この食いしん坊め~。
でもみんなもお腹空いてるだろーから多めに揚げよ。
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