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夜這い2(R15)
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一方ヴィオラは……
サイフォスに抱かれたいとはいえ、心の準備も出来たとはいえ。
いきなり始まったその行為に、心臓は破裂しそうで……
「あっ、あっっ……ああっ!」
首筋から胸元へと這っていく、愛しい唇と淫らな舌に、たまらなく悶えていた。
にもかかわらず。
胸の先端はもちろんの事、身体のあちこちが余すとこなく愛撫され……
それだけで何度も達してしまう。
しかしサイフォスは、一向に挿入しようとはせず……
ついには、ヴィオラの方が我慢できなくなる。
「ああっっ、サイフォス、様っ……
これ以上、焦らさないでっ?」
「っっっ!
だが入れたら、微塵も持ちそうにないっ……」
「構いませんっ……
早く、サイフォス様とっ、」
言い終えるのを待たずして。
一連の可愛いすぎるおねだりに、サイフォスの理性は瞬殺され。
「ああ俺も、もう限界だっ」
そう言うなり。
今にも張ち切れそうなそれを、溢れる蜜壺に押し当て。
グイとその内部に潜り込んだ。
「あああっっ……!」
例えようもない快感が突き抜け、ヴィオラは即座に達してしまう。
そしてその嬉しすぎる反応と痙攣に刺激されて、サイフォスも持っていかれてしまう。
「ふっ……んんっっ……」
熱い口付けとともに、ドクドクと注がれるものと。
愛する人と一つになっている感覚に、耐え難いほど身悶えるヴィオラ。
同じくサイフォスも……
あまりの快感に、耐え難いほど身悶えて。
愛してやまない妻とようやく結ばれた事に、例えようもない充足感を感じ。
自分にこれほどまで感じてくれている妻に、狂おしいほど愛しさが込み上げていた。
そのため、すぐに回復を迎え。
ーー待って、もうっ?
しかもさっきより大きい気がっ……
そう驚くヴィオラの、まだ余韻が残る身体に。
今後こそ長く持ち堪えようと、リベンジを始めたサイフォス。
「んんっ、待っ、ああっ……あああっっ!」
しかし、それも束の間。
「好きだヴィオラっ……愛してる」
そう囁いた途端。
嬉しいと言わんばかりに、ぎゅううときつく締め付けて、またしても絶頂を迎えるヴィオラ。
それによりサイフォスも……
ーーまさか、俺の言葉でイッたのか!?
その信じられない事実や刺激に、怒涛の如く煽られて。
同様に、すぐさま果ててしまう。
「……すまない。
ほんとに全然、持ち堪えられなくて……」
「いいえむしろっ……
イキすぎて、もうどうにかなりそうですっ」
うるうると陶酔した様子で、息も絶え絶えに告げるヴィオラが……
無性に愛おしくて。
ヴィオラを求める気持ちは、この程度で満たされるはずもなくて。
サイフォスはそんな感情をぶつけるように、ぎゅうと抱きしめながら……
「……だが俺は、全然足りない。
もっともっと、ヴィオラが欲しいっ……」
そう堪らなそうに、頬を擦り付けた。
その言動と、愛する人にそこまで求められている事に……
ヴィオラは胸を、どうしようもなく掴まれて。
嬉しくて、何でも応えてあげたくなる。
元より、サイフォスの望みなら……
どんなに身体がきつくとも、何だって受け入れてあげたかった。
「……いいですよ。
先程言ったように、夜這いの時はいくらでも、この身を捧げます。
ただし夜這いなので、ちゃんと夜明け前には、自室に戻ってくださいね?」
「っっ、それは構わないが……
そんな事を言われたら、一晩中抱き続けそうだっ」
抱かずにはいられない気持ちと、ヴィオラの身体を思う気持ちの葛藤で、苦悩の表情を浮かべるサイフォス。
しかしヴィオラは、そんな愛しい夫の頬を両手で包んで……
「ええ、そうしてください」
そう続きを促した。
それによりサイフォスは、再び理性を抹殺されて。
「ヴィオラっ……
愛してる、ヴィオラ」
熱い口付けのあと、その身体を夢中で欲した。
ヴィオラはおかしくなりそうなほど、快感に追い詰められながら……
ーー私も愛してますっ。
愛してます、サイフォス様っ……
今にも声になりそうなその言葉を、心の中で何度も叫んだ。
そんな中、回を重ねるたびに持続力が増すサイフォスとは逆に。
だんだん連続で最高潮が押し寄せるようになったヴィオラは、とうとう耐えられなくなってしまう。
にもかかわらず。
そうやって、しきりに絡み付いて痙攣し続ける内部に。
そして至極官能的に悶え喘ぐ姿に、サイフォスは煽られる一方で……
ますます激しく求めてしまう。
「やぁっ、もうだめっっ……!」
あまりの快感に。
堪らずヴィオラは、サイフォスの身体に制止の手を押し当てるも。
その手をベッドに抑え込んで、キュッと指を絡めるサイフォス。
ヴィオラはますます、興奮と快感を煽られて。
めちゃくちゃに口内を抉る熱と、グリグリと体内の最奥を抉る熱に、狂いそうなほど悶えて……
ついには、意識を手放してしまう。
サイフォスに抱かれたいとはいえ、心の準備も出来たとはいえ。
いきなり始まったその行為に、心臓は破裂しそうで……
「あっ、あっっ……ああっ!」
首筋から胸元へと這っていく、愛しい唇と淫らな舌に、たまらなく悶えていた。
にもかかわらず。
胸の先端はもちろんの事、身体のあちこちが余すとこなく愛撫され……
それだけで何度も達してしまう。
しかしサイフォスは、一向に挿入しようとはせず……
ついには、ヴィオラの方が我慢できなくなる。
「ああっっ、サイフォス、様っ……
これ以上、焦らさないでっ?」
「っっっ!
だが入れたら、微塵も持ちそうにないっ……」
「構いませんっ……
早く、サイフォス様とっ、」
言い終えるのを待たずして。
一連の可愛いすぎるおねだりに、サイフォスの理性は瞬殺され。
「ああ俺も、もう限界だっ」
そう言うなり。
今にも張ち切れそうなそれを、溢れる蜜壺に押し当て。
グイとその内部に潜り込んだ。
「あああっっ……!」
例えようもない快感が突き抜け、ヴィオラは即座に達してしまう。
そしてその嬉しすぎる反応と痙攣に刺激されて、サイフォスも持っていかれてしまう。
「ふっ……んんっっ……」
熱い口付けとともに、ドクドクと注がれるものと。
愛する人と一つになっている感覚に、耐え難いほど身悶えるヴィオラ。
同じくサイフォスも……
あまりの快感に、耐え難いほど身悶えて。
愛してやまない妻とようやく結ばれた事に、例えようもない充足感を感じ。
自分にこれほどまで感じてくれている妻に、狂おしいほど愛しさが込み上げていた。
そのため、すぐに回復を迎え。
ーー待って、もうっ?
しかもさっきより大きい気がっ……
そう驚くヴィオラの、まだ余韻が残る身体に。
今後こそ長く持ち堪えようと、リベンジを始めたサイフォス。
「んんっ、待っ、ああっ……あああっっ!」
しかし、それも束の間。
「好きだヴィオラっ……愛してる」
そう囁いた途端。
嬉しいと言わんばかりに、ぎゅううときつく締め付けて、またしても絶頂を迎えるヴィオラ。
それによりサイフォスも……
ーーまさか、俺の言葉でイッたのか!?
その信じられない事実や刺激に、怒涛の如く煽られて。
同様に、すぐさま果ててしまう。
「……すまない。
ほんとに全然、持ち堪えられなくて……」
「いいえむしろっ……
イキすぎて、もうどうにかなりそうですっ」
うるうると陶酔した様子で、息も絶え絶えに告げるヴィオラが……
無性に愛おしくて。
ヴィオラを求める気持ちは、この程度で満たされるはずもなくて。
サイフォスはそんな感情をぶつけるように、ぎゅうと抱きしめながら……
「……だが俺は、全然足りない。
もっともっと、ヴィオラが欲しいっ……」
そう堪らなそうに、頬を擦り付けた。
その言動と、愛する人にそこまで求められている事に……
ヴィオラは胸を、どうしようもなく掴まれて。
嬉しくて、何でも応えてあげたくなる。
元より、サイフォスの望みなら……
どんなに身体がきつくとも、何だって受け入れてあげたかった。
「……いいですよ。
先程言ったように、夜這いの時はいくらでも、この身を捧げます。
ただし夜這いなので、ちゃんと夜明け前には、自室に戻ってくださいね?」
「っっ、それは構わないが……
そんな事を言われたら、一晩中抱き続けそうだっ」
抱かずにはいられない気持ちと、ヴィオラの身体を思う気持ちの葛藤で、苦悩の表情を浮かべるサイフォス。
しかしヴィオラは、そんな愛しい夫の頬を両手で包んで……
「ええ、そうしてください」
そう続きを促した。
それによりサイフォスは、再び理性を抹殺されて。
「ヴィオラっ……
愛してる、ヴィオラ」
熱い口付けのあと、その身体を夢中で欲した。
ヴィオラはおかしくなりそうなほど、快感に追い詰められながら……
ーー私も愛してますっ。
愛してます、サイフォス様っ……
今にも声になりそうなその言葉を、心の中で何度も叫んだ。
そんな中、回を重ねるたびに持続力が増すサイフォスとは逆に。
だんだん連続で最高潮が押し寄せるようになったヴィオラは、とうとう耐えられなくなってしまう。
にもかかわらず。
そうやって、しきりに絡み付いて痙攣し続ける内部に。
そして至極官能的に悶え喘ぐ姿に、サイフォスは煽られる一方で……
ますます激しく求めてしまう。
「やぁっ、もうだめっっ……!」
あまりの快感に。
堪らずヴィオラは、サイフォスの身体に制止の手を押し当てるも。
その手をベッドに抑え込んで、キュッと指を絡めるサイフォス。
ヴィオラはますます、興奮と快感を煽られて。
めちゃくちゃに口内を抉る熱と、グリグリと体内の最奥を抉る熱に、狂いそうなほど悶えて……
ついには、意識を手放してしまう。
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