31 / 46
6月ー1
しおりを挟む
そしてまた1年の月日が流れた。
「この指輪は、私の愛と真心と変わらぬ貞節の誓いであり、しるしです」
その言葉と共に、指輪が薬指に通される。
そして誓いのキスを交わした、幸せそうな2人を映して……
俺まで胸が熱くなる。
ジューンブライドに因んだ、6月の今日。
巧と章乃ちゃんの結婚式が執り行なわれて、自分の事みたいに喜びを感じてた。
だけど少し切なさも。
7年前の今頃、俺と結歌も結婚を描いてたのにな……
それは、ふとした瞬間に。
*
*
*
風呂上がりに結歌特製のブルーベリーシャーベットを食べて、ソファでまったりしてると……
ウトウトし始めたキミ。
「そろそろ眠る?」
「んん、おかしーな……
ブルーベリーは眠気を覚ますはずなのに」
「え、夜なのに眠気覚ますつもりだった?
しかもブルーベリーって、目の疲れに効くんじゃなかったっけ?」
「どっちもでーす……
ブルーベリーはすごいんだよ?他にもいっぱい……」
「じゃあその凄さは今度聞くから、今日はもう眠ろっか」
そう促して、俺の体に寄りかかってるキミを抱きかかえようとすると。
「まだ寝ませーん!まだずーっと……
明日休みだよ?
それにこのまったりしたカンジ、なんか好き……」
ジタバタ抵抗した後に、また俺に体を預けた。
愛しさが込み上げすぎて、まったりを壊してしまいそうな自分を必死に抑えながら。
そっとキミの頭を撫でた。
「じゃあ結歌の気が済むまで、ずっとこうしてよっか」
そう言うと結歌から、嬉しそうなクスクス声が漏れる。
「ずっとだよ?ずーっと。
気が済むまでとーぶん。
それでねぇ……
ずっとずうっと、道哉と一緒に居たいなぁ。
あ、こっちは永久に気が済む事はありませんよっ?」
まるで逆プロポーズみたいな言葉を、笑いながら零すキミに。
胸が弾けて言葉に詰まった。
「……え、無反応!?
もしかして引いちゃってるっ?」
慌ててキミが体を起こす。
「っ、引いてるよ。
むしろ呆れてる。
居たいじゃなくて、居てくれなきゃ困る。
俺は、ずっと一緒に居るのが当たり前だと思ってたけど、違った?」
キミの言葉に負けじと、強気な気持ちを返してみると。
始めはショックそうな表情を覗かせてたキミが……
キョトンと固まって、すぐにその顔を歪ませた。
「違わないっ……
違わないけど紛らわしーよっ!」
そう抱きついてきて、俺の胸に顔を埋める。
「ごめんごめんっ。
改めて、ずっと一緒に居ような?」
俺もぎゅっと抱き返しながら。
プロポーズもどきの気持ちが嬉しくて堪らなくて。
夢とは別の、もう1つの未来に勇気が湧いてた。
正直その未来と向き合うのは、何よりも怖かった。
だけど……
ーどんな道でも、キミと一緒に歩みたいー
ずっと抱えてた確かな気持ちを、確かな現実に変えようと思えた。
その内ちゃんと、俺からプロポーズしよう。
そう心に決めて。
浮かんだキミのドレス姿に、頬が緩んだ。
*
*
*
「章乃、綺麗だなぁ……」
「文乃もそろそろ結婚したくなった?」
二次会の会場になってる俺の職場で、料理を出しながら……
仕事尽くしの彼女に問い掛けた。
「まぁ、ね。
私もいいかげん、前に進まなきゃね……」
「へぇ、いい人が居るんだ?」
ひとまず料理を出し終えた様子に、そこでそのまま話を続けると。
睨み顔が向けられる。
「そーゆう意味じゃないわよっ。
章乃にはね、前から言われてたの。
道哉には心に決めた人が居るから、どうにもならないよって。
お姉ちゃんはお姉ちゃんの運命の人を探しなよ、って」
思ってもないカミングアウトに、暫し硬直。
「……っ、えっ?」
「えっ、じゃないわよ。
どんだけその子しか見えてないワケ?
こんなに長い間、ココの担当で居続けたのも。
その為に他のオイシイ仕事を蹴ってきたのも。
それなりにモテて来たのに独り身で居たのも。
想いを仕事尽くしで誤魔化して、道哉の友人で居続けたのもっ……
全っ部道哉の事が忘れられなかったからでしょ!?
こんの鈍感オトコっ!」
実を言うと、そう感ずいてた時期もあった。
だけどさすがに何年もそれはないと、とっくにその考えは消えていた。
「っっ……
ごめん、俺っ……」
あまりに健気で一途な想いに、言葉が詰まる。
「謝らないで!わかってるんだからっ。
余計惨めでしょっ?」
「そうじゃなくてっ……」
文乃の気持ちは、狂おしいほどよく解る。
手に入らないかもしれない相手を何年も想い続ける……
切なくて、もどかしくて、やり切れない気持ち。
しかも文乃は、俺の心に揺るぎない存在が居るのを解ってて。
それを側で見守りながら、ずっと……
「何で俺なんだよっ」
思わず片手で顔を覆った。
「……私だって自分を問い詰めたいわよ。
あと道哉の事も。
何でその子なのよ、って」
その言葉で、ハッと文乃に顔を向けて……
ため息が零れた。
そうだよな……
想いは理屈じゃない。
女を憎んでた俺が、結歌に溺れたように。
ずっと会えなくても、愛が募るように。
そして文乃の気持ちが解るからこそ。
「気付けなくて、ごめん。
付き合ってた時も、友人でいた時も……
大事に出来なくて、ごめんっ。
だけど……
ずっとずっと、ありがとうっ」
感極まった想いを伝えると。
文乃の瞳に眩い雫が膨らんで……
大きく崩れた。
「っっ……
あとで後悔したって、遅いからね?
結局ずっと独りぼっちで、寂しい人生送ってもっ、知らないからねっ?」
「ん……
覚悟してるよ」
「下半期は異動に踏み切るしっ、もう滅多に会えないんだからねっ?
だけどそれでもっ……
道哉の新しい道は、ずっと応援してるからねっ!」
「んっ……
俺も文乃の新しい道、応援するよ。
そんで負けないくらい、俺も頑張るよ」
ずっと働いて来たこの店で、来月からはバイトになる。
時間的融通が利くようになる分、それを開業準備に充てて……
俺もとうとう、自分の夢へ踏み出そうとしてた。
「あとっ!
あと……
その子との未来を掴めるように、祈ってるからねっ」
そう泣き笑う文乃が凄く綺麗で、愛しく思えて……
思わず抱きしめたくなったけど。
向けた視線に投影して、感謝の思いで頷いた。
ありがとう、文乃……
俺、何としてでも望む未来を掴まえるよ。
「この指輪は、私の愛と真心と変わらぬ貞節の誓いであり、しるしです」
その言葉と共に、指輪が薬指に通される。
そして誓いのキスを交わした、幸せそうな2人を映して……
俺まで胸が熱くなる。
ジューンブライドに因んだ、6月の今日。
巧と章乃ちゃんの結婚式が執り行なわれて、自分の事みたいに喜びを感じてた。
だけど少し切なさも。
7年前の今頃、俺と結歌も結婚を描いてたのにな……
それは、ふとした瞬間に。
*
*
*
風呂上がりに結歌特製のブルーベリーシャーベットを食べて、ソファでまったりしてると……
ウトウトし始めたキミ。
「そろそろ眠る?」
「んん、おかしーな……
ブルーベリーは眠気を覚ますはずなのに」
「え、夜なのに眠気覚ますつもりだった?
しかもブルーベリーって、目の疲れに効くんじゃなかったっけ?」
「どっちもでーす……
ブルーベリーはすごいんだよ?他にもいっぱい……」
「じゃあその凄さは今度聞くから、今日はもう眠ろっか」
そう促して、俺の体に寄りかかってるキミを抱きかかえようとすると。
「まだ寝ませーん!まだずーっと……
明日休みだよ?
それにこのまったりしたカンジ、なんか好き……」
ジタバタ抵抗した後に、また俺に体を預けた。
愛しさが込み上げすぎて、まったりを壊してしまいそうな自分を必死に抑えながら。
そっとキミの頭を撫でた。
「じゃあ結歌の気が済むまで、ずっとこうしてよっか」
そう言うと結歌から、嬉しそうなクスクス声が漏れる。
「ずっとだよ?ずーっと。
気が済むまでとーぶん。
それでねぇ……
ずっとずうっと、道哉と一緒に居たいなぁ。
あ、こっちは永久に気が済む事はありませんよっ?」
まるで逆プロポーズみたいな言葉を、笑いながら零すキミに。
胸が弾けて言葉に詰まった。
「……え、無反応!?
もしかして引いちゃってるっ?」
慌ててキミが体を起こす。
「っ、引いてるよ。
むしろ呆れてる。
居たいじゃなくて、居てくれなきゃ困る。
俺は、ずっと一緒に居るのが当たり前だと思ってたけど、違った?」
キミの言葉に負けじと、強気な気持ちを返してみると。
始めはショックそうな表情を覗かせてたキミが……
キョトンと固まって、すぐにその顔を歪ませた。
「違わないっ……
違わないけど紛らわしーよっ!」
そう抱きついてきて、俺の胸に顔を埋める。
「ごめんごめんっ。
改めて、ずっと一緒に居ような?」
俺もぎゅっと抱き返しながら。
プロポーズもどきの気持ちが嬉しくて堪らなくて。
夢とは別の、もう1つの未来に勇気が湧いてた。
正直その未来と向き合うのは、何よりも怖かった。
だけど……
ーどんな道でも、キミと一緒に歩みたいー
ずっと抱えてた確かな気持ちを、確かな現実に変えようと思えた。
その内ちゃんと、俺からプロポーズしよう。
そう心に決めて。
浮かんだキミのドレス姿に、頬が緩んだ。
*
*
*
「章乃、綺麗だなぁ……」
「文乃もそろそろ結婚したくなった?」
二次会の会場になってる俺の職場で、料理を出しながら……
仕事尽くしの彼女に問い掛けた。
「まぁ、ね。
私もいいかげん、前に進まなきゃね……」
「へぇ、いい人が居るんだ?」
ひとまず料理を出し終えた様子に、そこでそのまま話を続けると。
睨み顔が向けられる。
「そーゆう意味じゃないわよっ。
章乃にはね、前から言われてたの。
道哉には心に決めた人が居るから、どうにもならないよって。
お姉ちゃんはお姉ちゃんの運命の人を探しなよ、って」
思ってもないカミングアウトに、暫し硬直。
「……っ、えっ?」
「えっ、じゃないわよ。
どんだけその子しか見えてないワケ?
こんなに長い間、ココの担当で居続けたのも。
その為に他のオイシイ仕事を蹴ってきたのも。
それなりにモテて来たのに独り身で居たのも。
想いを仕事尽くしで誤魔化して、道哉の友人で居続けたのもっ……
全っ部道哉の事が忘れられなかったからでしょ!?
こんの鈍感オトコっ!」
実を言うと、そう感ずいてた時期もあった。
だけどさすがに何年もそれはないと、とっくにその考えは消えていた。
「っっ……
ごめん、俺っ……」
あまりに健気で一途な想いに、言葉が詰まる。
「謝らないで!わかってるんだからっ。
余計惨めでしょっ?」
「そうじゃなくてっ……」
文乃の気持ちは、狂おしいほどよく解る。
手に入らないかもしれない相手を何年も想い続ける……
切なくて、もどかしくて、やり切れない気持ち。
しかも文乃は、俺の心に揺るぎない存在が居るのを解ってて。
それを側で見守りながら、ずっと……
「何で俺なんだよっ」
思わず片手で顔を覆った。
「……私だって自分を問い詰めたいわよ。
あと道哉の事も。
何でその子なのよ、って」
その言葉で、ハッと文乃に顔を向けて……
ため息が零れた。
そうだよな……
想いは理屈じゃない。
女を憎んでた俺が、結歌に溺れたように。
ずっと会えなくても、愛が募るように。
そして文乃の気持ちが解るからこそ。
「気付けなくて、ごめん。
付き合ってた時も、友人でいた時も……
大事に出来なくて、ごめんっ。
だけど……
ずっとずっと、ありがとうっ」
感極まった想いを伝えると。
文乃の瞳に眩い雫が膨らんで……
大きく崩れた。
「っっ……
あとで後悔したって、遅いからね?
結局ずっと独りぼっちで、寂しい人生送ってもっ、知らないからねっ?」
「ん……
覚悟してるよ」
「下半期は異動に踏み切るしっ、もう滅多に会えないんだからねっ?
だけどそれでもっ……
道哉の新しい道は、ずっと応援してるからねっ!」
「んっ……
俺も文乃の新しい道、応援するよ。
そんで負けないくらい、俺も頑張るよ」
ずっと働いて来たこの店で、来月からはバイトになる。
時間的融通が利くようになる分、それを開業準備に充てて……
俺もとうとう、自分の夢へ踏み出そうとしてた。
「あとっ!
あと……
その子との未来を掴めるように、祈ってるからねっ」
そう泣き笑う文乃が凄く綺麗で、愛しく思えて……
思わず抱きしめたくなったけど。
向けた視線に投影して、感謝の思いで頷いた。
ありがとう、文乃……
俺、何としてでも望む未来を掴まえるよ。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
パラダイス・ロスト
真波馨
ミステリー
架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。
※旧作『パラダイス・ロスト』を加筆修正した作品です。大幅な内容の変更はなく、一部設定が変更されています。旧作版は〈小説家になろう〉〈カクヨム〉にのみ掲載しています。
スメルスケープ 〜幻想珈琲香〜
市瀬まち
ライト文芸
その喫茶店を運営するのは、匂いを失くした青年と透明人間。
コーヒーと香りにまつわる現代ファンタジー。
嗅覚を失った青年ミツ。店主代理として祖父の喫茶店〈喫珈琲カドー〉に立つ彼の前に、香りだけでコーヒーを淹れることのできる透明人間の少年ハナオが現れる。どこか奇妙な共同運営をはじめた二人。ハナオに対して苛立ちを隠せないミツだったが、ある出来事をきっかけに、コーヒーについて教えを請う。一方、ハナオも秘密を抱えていたーー。
呪配
真霜ナオ
ホラー
ある晩。いつものように夕食のデリバリーを利用した比嘉慧斗は、初めての誤配を経験する。
デリバリー専用アプリは、続けてある通知を送り付けてきた。
『比嘉慧斗様、死をお届けに向かっています』
その日から不可解な出来事に見舞われ始める慧斗は、高野來という美しい青年と衝撃的な出会い方をする。
不思議な力を持った來と共に死の呪いを解く方法を探す慧斗だが、周囲では連続怪死事件も起こっていて……?
「第7回ホラー・ミステリー小説大賞」オカルト賞を受賞しました!
隣の家の幼馴染は学園一の美少女だが、ぼっちの僕が好きらしい
四乃森ゆいな
ライト文芸
『この感情は、幼馴染としての感情か。それとも……親友以上の感情だろうか──。』
孤独な読書家《凪宮晴斗》には、いわゆる『幼馴染』という者が存在する。それが、クラスは愚か学校中からも注目を集める才色兼備の美少女《一之瀬渚》である。
しかし、学校での直接的な接触は無く、あってもメッセージのやり取りのみ。せいぜい、誰もいなくなった教室で一緒に勉強するか読書をするぐらいだった。
ところが今年の春休み──晴斗は渚から……、
「──私、ハル君のことが好きなの!」と、告白をされてしまう。
この告白を機に、二人の関係性に変化が起き始めることとなる。
他愛のないメッセージのやり取り、部室でのお昼、放課後の教室。そして、お泊まり。今までにも送ってきた『いつもの日常』が、少しずつ〝特別〟なものへと変わっていく。
だが幼馴染からの僅かな関係の変化に、晴斗達は戸惑うばかり……。
更には過去のトラウマが引っかかり、相手には迷惑をかけまいと中々本音を言い出せず、悩みが生まれてしまい──。
親友以上恋人未満。
これはそんな曖昧な関係性の幼馴染たちが、本当の恋人となるまでの“一年間”を描く青春ラブコメである。
日給二万円の週末魔法少女 ~夏木聖那と三人の少女~
海獺屋ぼの
ライト文芸
ある日、女子校に通う夏木聖那は『魔法少女募集』という奇妙な求人広告を見つけた。
そして彼女はその求人の日当二万円という金額に目がくらんで週末限定の『魔法少女』をすることを決意する。
そんな普通の女子高生が魔法少女のアルバイトを通して大人へと成長していく物語。
闇に立ち向かう決意
O.K
エッセイ・ノンフィクション
新入社員が入寮した社宅の壁に「早く出ろ」という文字が現れ、会社の闇を感じ始める。やがて、その文字が亡き前任者からのメッセージだったことが判明し、彼の不正暴露と殺害に関わるかもしれないという疑念を抱く。再び現れたメッセージにより、真実を知ったら逃げるしかないという警告を受け、決意を固めて立ち向かうことを決意する。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる