ヨロシク☆ご主人様

ことり

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従者の恋

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私のご主人様は、公爵家の嫡男です。
妖精と見紛う儚い美貌と、農業を愛する不動の精神を持った素晴らしい方で、御年10歳になります。

ご主人様は、奴隷として売られ、暗殺組織で生きてきた私を、光の下へと救い出してくださいました。
私はそのご恩に報いるためにも、ご主人様に一生この身をささげるつもりです。

「イヴさま、夜更かしはいけませんと、あれほど言ったでしょう?」
「だってリュカ、灌漑用水に関する文献が…」
「明日私がお手伝いしますから、今日はもうお休みになってください」

華奢な体を軽々と抱き上げ寝台へ運ぶと、イヴさまは「んむー」と不満げに唸りつつも、素直に私の首に腕を回してきます。ああ、なんておかわいらしいのでしょう。

「いうことを聞いてくださらないと、眠りの魔法をかけますよ?」
「あー、それいいかも。なんだか頭がさえちゃって、眠れそうにないんだもの」

眠りの魔法をかけてもいい、だなんて。
よほど信頼している相手じゃないと、言えることではありません。
私は深い感動を覚えながらもそれを押し隠し、イヴさまのやわらかな髪をそっと撫でました。

「では、朝までゆっくりお休みくださいね」
「ありがと、リュカ。また明日ね」

魔法の光に包まれふわりとほほ笑んだイヴさまは、そのまま眠りに落ちました。
いとおしくて離れがたく、寝顔をじっと見つめてしまいます。

輝くように白い肌は、どれほど家庭菜園に汗しても日に焼けることはなく、けれど恥ずかしがるとほんのり色づいて、たまらない色香を放ちます。
やわらかい手触りの髪も、長い睫毛も薄桃色。小さな唇はまるで桜桃の花のようです。健やかな寝息に薄く開いて、奥に隠された蜜へと私を誘います。

ほんの、少しだけ。

私は誘惑に負けて、イヴさまの唇に自分の唇を重ねました。
触れるだけで花の香りが匂い立つような錯覚がして、もっと味わおうと舌を差し入れます。
イヴさまの口内は、なんて、甘さ。

むさぼるように口づけながら、肩までかけられた羽根布団をはがしました。
薄い夜着の上から平らな胸をまさぐり、ほんの小さな突起を探し当てます。
眉を寄せたイヴさまのかすかな喘ぎが、私の唇の中に直接吹き込まれ、もっと声を上げさせたいと、直截な欲望が沸いてきました。

「…ふ、はぁ…イヴさま……」

イブさまの夜着の釦をすべて外し、左右に開いて、月明かりにその裸体をさらします。なんて美しいのでしょう。
唇よりわずかに濃く色づいた乳首に恭しく口づけると、細くしなやかな体がぴくんと反応を返しました。
もしかして感じていらっしゃる、そう思うと胸が熱くなり、幼気な乳首を夢中になって舐め回してしまいます。

「……ぅん…ふ…」

イヴさまの、鼻にかかったむずがるような、か細い喘ぎがもっと聞きたくてたまりません。
私の愛撫は熱を帯びながら、胸からお腹の窪み、足の付け根へと降りていきました。まだ精通を迎えていない性器と、つるりとした周囲の肌に頬をすりよせます。滑らかで、とても触り心地が良いです。

「あぁ……イヴさま…」

イヴさまの片足を肩にかけ秘所をあらわにすると、その慎ましく可憐な蕾に感嘆のため息が漏れてしまいました。もう自らの欲望を堪えきれず、ズボンの中ではち切れそうになっているモノを取り出します。
イヴさまの蕾や果実を舐めしゃぶり、舌を差し込みながら、自分の欲望を扱きました。

「…ぁっ、あ…ぅうん…っ…」

艶めかしい吐息がイヴさまの唇から零れるのを聞くと、お慕いするご主人様を汚している罪悪感と歓喜が同時に湧き上がり、私の先端からあふれ、欲望の幹をしとどに濡らします。
ああ、イヴさま、リュカはもう、イヴさまが愛しすぎて、胸もアソコも弾けてしまいそうです─。

「はぁっ、イヴさま…あぁ……っ」

その瞬間私は寝台に乗り上げ、欲望の飛沫をイヴさまの胸へ、腹へと迸らせました。
白い粘液にまみれた幼いイヴさまはとても卑猥で、けれど神聖なほどの美しさも同居しています。この光景を天井いっぱいの絵画に残せたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

「…イヴさま、リュカがきれいにして差し上げますからね」

私はイヴさまに跨り、淡く上気した頬へと飛んだ一滴をぺろりと舐めました。
夜は、まだまだ長いのです。



「ねえリュカ、聞いて!僕、ようやく精通が来たよ」

さわやかな朝の陽ざしの中、イヴさまはにっこりと笑って言います。
反対に青ざめた私は、一瞬の逡巡の後、全力で土下座しました。

「申し訳ありません。私がやりました!」
「へ?」

大事な大事なイヴさまに隠し事などしたくありません。

それに、もしお許しいただけるなら。

意識のあるイヴさまと、戯れたいですから、ね。
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