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3才から、舌と唾液を絡ませるキスを。

5才からは全身の性感帯開発を。

そして、10才の誕生日を間近に控えた僕は。

「ふふっ、どんな感じ?玲ちゃん。お尻の穴に指、2本入っちゃったけど?」
「んっ、あ、にぃ…さまっ、からだが熱くて、よくわからな…ひゃんっ」

実の兄に、人には言えないところを弄られておりました。



広いベッドの上でうつ伏せになり、腰だけを高く掲げる。
背に体重をかけぬよう覆いかぶさった兄は、桜色に染まる耳たぶに唇を寄せてきた。
「玲ちゃんのお尻の中、あったかくてぬるぬるして…気持ちいいよ」
「あっ、あっ、みみ、やぁ…っ」
いまだ精通を知らない体は、性器よりよほど耳への刺激に弱い。
ぞくぞくと背筋が震え、甘えた吐息が口をついた。
ほかにもうなじ、首筋、背のくぼみ、脇腹、足の付け根、太もも、ひざの裏。
長い時間をかけて開かれた敏感な部分に触れられるたび、兄の指を締め付けてはまた声を上げてしまう。
「にぃさまぁ…もう、たすけて……」
射精がないのは、終わりがないのと同義だ。
逃がすことのできない快楽に濡れた瞳で、細い肩越しに助けを求めた。
「…煽ってくれるね……悪い子だ」
舌なめずるように唇を湿した兄は、空いた手でやわらかな性器をきゅっと握った。
そこはまだ何の反応も示さず、途端に走る痛みに小さく悲鳴を上げる。
「やっぱりまだ、か」
ため息交じりに呟いた後、握りこんだ部分をそっと労わるように撫でてくる。
「ん、兄さま、くすぐったい」
「玲ちゃんのここが大人になったら、兄さまとひとつになろうね?」
涙がたまる目じりに、「待ってるからね」と優しいキスが降る。
「うん」と答えて微笑んだ玲も、兄の唇に軽くついばむだけのキスを返した。
「あー!オレの玲ちゃんかわいすぎるわ!もーたまんないわ!!」
「やっ、あ、にいさまっ」
腸壁の感触を味わうようにゆるゆると動いていた指が、急に奥まで押し込まれた。
2本の指で内側を探りながら抜き差しし、すぐに小さなしこりを探し当てる。
「ああっ!やだ、ぃや、ああぁん!」
突然の強烈な刺激に、玲は頭を打ち振った。素直な黒髪が頬に、うなじに張り付いて艶めく。
それは痛みではないけれど、快楽というには鋭すぎる。
玲は未知の感覚に怯え、今まで気持ちいいことしかしてこなかった兄へ、「こんなのいや、許して」と泣いた。
「触ってもいないのに、かわいい乳首も立っちゃったね」
「きゃあっ!にいさま!にぃさまっ、もうやぁあっ」
ピン、と小さな粒を指で弾かれると、頭の中が真っ白になってしまう。
後孔の抽挿も激しくなり、兄の手管から受け取る感覚が何なのかもうわからない。
玲は背をそらせてシーツをぎゅっと握りしめ、浅い息を繰り返した。
「…乳首だけでイけるようにしたいけど、いじりすぎて服の上から目立っても困るな」
「ほかのヤツに見せたくないしね」と含み笑う兄に、痛いほどに尖った乳首を優しい手つきで捏ねられる。
「あーっ!にいさま、いやぁああ!」
ひときわ甲高い声がほとばしった、その時──。

「お前たち!何をしているんだ…!!」

寝室の扉が開き、父の怒声が響いた。



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兄………いくつなんだろう…(ノープラン)
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