109 / 135
107話 -いざ、ジュエリア王国へ 15-
しおりを挟む
♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢
「チカ」
「『浄化の結界』」
目的地手前に来た時、俺はチカに指示を出す。レインは素早くそれに呼応し、焼け焦げている村全域に魔法を掛ける。
「マスター。この村に蔓延していた状態異常系は無くなった」
「便利だよな魔法って…。んじゃ中に入るぞ」
俺の後にチカ達が続く。
「お、俺はここに…」
「マルクス。チカさん達が大丈夫といったら大丈夫なんだよ。だから私達も中に入ろう」
中に入るのを渋っていたマルクスさんであったが、やや強引にオニキスさんに連れられ村へと入った。
「…………」
村の状況は酷いの言葉に尽きる。マルクスさんが言った通り、襲撃後のままであった。家々は焼け焦げており、黒焦げの何かが道に数々転がっている。辛うじて屋根がまだ残っている家を見つけ、その中へと入る。
「…まぁベッドは無いよねぇ」
期待はして無かったが、やはり黒焦げであり辛うじて形を保っていた。地べたに寝かせるのは流石に酷いと思うのでテントを取り出しその中にレインを寝かせた。
「酷い汗…」
村に入ってからレインの容態は悪化していた。呼吸は浅く顔色も悪くなっていた。ナナは氷の魔法を使いタオルに包んで氷枕にし、ナナは空調を弄り、ローリィは村に使えそうなものが無いかを探しに出掛けた。
「兄ちゃん、俺が手伝える事は何か無いか?」
「飲み物とかを頼んでも良いですか?とりあえず必要なものがあればひとっ飛びして持ってくるんで」
「……コーラル。ここいらの薬草なんかの知識はあるか?」
「…………………確かこの村は『ルルシュ』よね?だったら周辺の地中に『アマール』って薬草があるはずだわ」
「アマールか………。ドリンクでも作ろうかと思ったが、アマールには毒性があるからな…」
「そのアマールってのは効果がある薬草なんですか?」
「あるにはあるが……ちぃと厄介な品物だ。毒抜きさえすれば毒消しなんかになる」
「それじゃ俺はそれ探してきます。地中にあるって言ってましたけど…生えない草なんですか?」
「地中には出ない……根菜みたいなやつだ。ただ、日光に弱いから見つけた時は素早く皮袋に入れなきゃなんねぇ」
「分かりました。とりあえず探してきます」
「見つける手段はあるのか?」
「探知を使えば何とかなるかと」
「…ならアマールは兄ちゃんに任せる。俺は毒抜きの準備しとく」
家屋から出て村の外へと出る。探知の魔法を地中へと広げ目的の物を探す。ただ、見たことも聞いた事も無い薬草なので見つけ次第皮袋に突っ込んでいく。
「……………えぇ?」
地中に探知を広げていると、変な物がヒットした。それは硬い何かであり、結構大きいものだった。気になったのでそこの部分に広げると、それは結構な深さまで存在しており、中には空洞もある事が分かった。
「…ダンジョンか何かかな?」
地中に埋まっており、硬い岩の様な物、そして空洞。それだけしか分からないが、ダンジョンでは無いかと俺は考える。だが、今回はダンジョンに用は無いし、ダンジョンじゃないかもしれない。ならば無駄な物に割く時間は無い。
一通り地中を掘り、アマール--ボックスに入れ名前をしっかりと確認した--を集め終わるとレインの元へと戻る。レインは未だに呼吸は浅く早い。ただ、顔色は先程よりもマシの様に見えた。
「戻りました。……マルクスさんは?」
「裏側で準備しているわ。アマールは見つかった?」
「はい。じゃマルクスさんに渡してきます」
家屋の裏に行くと簡易的な釜を作っており、水を煮ているマルクスさんがいた。
「おう。見つかったか?」
「はい。数が分からなかったんで適当に採取してきました」
「おう。……兄ちゃん、この皮袋を使い潰しても良いか?」
「??」
「皮袋ごと煮るつもりなんだが…他のモンは入ってないよな?」
「ああ、そういう事すか。大丈夫っすよ」
「んじゃ貰うぜ」
皮袋を受け取ったマルクスさんは沸騰した湯に投げ入れる。グツグツとした湯に紫色が混じり始めた。
「これは?」
「アマールの毒成分だ。……つか、めっちゃ取ってきたな」
「すいません…」
「兄ちゃん、水魔法は使えるか?」
「使えますよ」
「んならこの鍋に水を足してくれ。少しずつで良いんだが……調整は出来るか?」
「多分…」
水の初級魔法を鍋へと注ぐ。この魔法は水鉄砲の様な魔法である。威力はジョブスキルによって変化するが、大抵は使わない魔法だ。
「そんくらいで良いぞ」
マルクスさんのストップの声で魔法を止める。そして再度沸騰するまでマルクスさんは表面の水を周辺に捨てていく。
「大丈夫なんすか?そこら辺に捨てて」
「アマールの抽出した毒は飲まなければ大丈夫だ。ただ、毒成分だけを煮詰めたヤツは危険だけどな」
それからはマルクスさんのお手伝いをする。何度も水を入れ替え、紫色が出なくなるまでアマールを煮込んだ。
「……そろそろ抜けそうだな」
紫色が薄くなり始めると、マルクスさんは自分の皮袋から瓶を取り出す。
「それは?」
「色が完全に出なくなったらこの瓶にアマールを入れる。そして、沸騰した湯を入れて少しおいたら完成だ」
「へぇー…」
「酒なんかを混ぜたら最高の味になるんだが、病人には呑ませられねぇ」
「強いんすか?」
「酒が回るのが早くなるんだよ。その分、味は染み込みやすいし調理のしがいがあるけどな」
紫色が出なくなるとマルクスさんはテキパキと瓶詰めに移行する。予想以上に採取していたらしく、瓶にぎゅうぎゅう詰めになっていた。そして上から湯を入れ残ったアマールは違う瓶に詰めていた。マルクスさん曰く『備え』との事だ。
「コーラル。出来たぞ」
「ありがとう」
「チカ。レインの様子は?」
「まだ意識はハッキリとしてません。発熱は少し治まりましたが……うなされてるみたいです」
「そうか…」
「ご主人様ぁー、ちょっとこっちに来てぇー」
外からローリィの声が聞こえそこに行くと、困った顔をしたローリィがいた。
「どうした?」
「ベッドが造れないか材木を探したんだけど……見つかんなかったぁー」
「まぁ全焼してるしな……」
「それでねー?材木を探してたんだけど、ここには結構死体があるんだよ」
「黒焦げのか?」
「うん…。多分子供も居るっぽい。それでね?相談があるんだけど…」
「ん?相談?」
「ご主人様は聖魔法を使えたよね?それで、この村の死体を空に送ってあげたいなって…」
「………うん。分かった。お墓は作らなくて良いか?」
「一つだけ作ろうと思ってる。レインちゃんと関係してるのかは分からないけど、そのままにしとくのは可哀想だから…」
「…そうだな。俺も手伝うよ」
レインの事も心配であるが、俺が居ても役に立たないし、ローリィのお願いを手伝う事にした。一応チカには伝えといた。結局レインの容態は回復する事無く夕方を迎え、オニキスさんと相談してここに野営する事にした。もちろん野晒しはキツいのでコテージを出し、そこに皆で泊まる事にした。
マルクスさんは俺が出したコテージを見て『こんなモンがあるのか……。つか、最初からコレ出してレインちゃん寝かせれば良かったじゃねぇか』と小言を頂いきながら、夜を迎えるのであった。
「チカ」
「『浄化の結界』」
目的地手前に来た時、俺はチカに指示を出す。レインは素早くそれに呼応し、焼け焦げている村全域に魔法を掛ける。
「マスター。この村に蔓延していた状態異常系は無くなった」
「便利だよな魔法って…。んじゃ中に入るぞ」
俺の後にチカ達が続く。
「お、俺はここに…」
「マルクス。チカさん達が大丈夫といったら大丈夫なんだよ。だから私達も中に入ろう」
中に入るのを渋っていたマルクスさんであったが、やや強引にオニキスさんに連れられ村へと入った。
「…………」
村の状況は酷いの言葉に尽きる。マルクスさんが言った通り、襲撃後のままであった。家々は焼け焦げており、黒焦げの何かが道に数々転がっている。辛うじて屋根がまだ残っている家を見つけ、その中へと入る。
「…まぁベッドは無いよねぇ」
期待はして無かったが、やはり黒焦げであり辛うじて形を保っていた。地べたに寝かせるのは流石に酷いと思うのでテントを取り出しその中にレインを寝かせた。
「酷い汗…」
村に入ってからレインの容態は悪化していた。呼吸は浅く顔色も悪くなっていた。ナナは氷の魔法を使いタオルに包んで氷枕にし、ナナは空調を弄り、ローリィは村に使えそうなものが無いかを探しに出掛けた。
「兄ちゃん、俺が手伝える事は何か無いか?」
「飲み物とかを頼んでも良いですか?とりあえず必要なものがあればひとっ飛びして持ってくるんで」
「……コーラル。ここいらの薬草なんかの知識はあるか?」
「…………………確かこの村は『ルルシュ』よね?だったら周辺の地中に『アマール』って薬草があるはずだわ」
「アマールか………。ドリンクでも作ろうかと思ったが、アマールには毒性があるからな…」
「そのアマールってのは効果がある薬草なんですか?」
「あるにはあるが……ちぃと厄介な品物だ。毒抜きさえすれば毒消しなんかになる」
「それじゃ俺はそれ探してきます。地中にあるって言ってましたけど…生えない草なんですか?」
「地中には出ない……根菜みたいなやつだ。ただ、日光に弱いから見つけた時は素早く皮袋に入れなきゃなんねぇ」
「分かりました。とりあえず探してきます」
「見つける手段はあるのか?」
「探知を使えば何とかなるかと」
「…ならアマールは兄ちゃんに任せる。俺は毒抜きの準備しとく」
家屋から出て村の外へと出る。探知の魔法を地中へと広げ目的の物を探す。ただ、見たことも聞いた事も無い薬草なので見つけ次第皮袋に突っ込んでいく。
「……………えぇ?」
地中に探知を広げていると、変な物がヒットした。それは硬い何かであり、結構大きいものだった。気になったのでそこの部分に広げると、それは結構な深さまで存在しており、中には空洞もある事が分かった。
「…ダンジョンか何かかな?」
地中に埋まっており、硬い岩の様な物、そして空洞。それだけしか分からないが、ダンジョンでは無いかと俺は考える。だが、今回はダンジョンに用は無いし、ダンジョンじゃないかもしれない。ならば無駄な物に割く時間は無い。
一通り地中を掘り、アマール--ボックスに入れ名前をしっかりと確認した--を集め終わるとレインの元へと戻る。レインは未だに呼吸は浅く早い。ただ、顔色は先程よりもマシの様に見えた。
「戻りました。……マルクスさんは?」
「裏側で準備しているわ。アマールは見つかった?」
「はい。じゃマルクスさんに渡してきます」
家屋の裏に行くと簡易的な釜を作っており、水を煮ているマルクスさんがいた。
「おう。見つかったか?」
「はい。数が分からなかったんで適当に採取してきました」
「おう。……兄ちゃん、この皮袋を使い潰しても良いか?」
「??」
「皮袋ごと煮るつもりなんだが…他のモンは入ってないよな?」
「ああ、そういう事すか。大丈夫っすよ」
「んじゃ貰うぜ」
皮袋を受け取ったマルクスさんは沸騰した湯に投げ入れる。グツグツとした湯に紫色が混じり始めた。
「これは?」
「アマールの毒成分だ。……つか、めっちゃ取ってきたな」
「すいません…」
「兄ちゃん、水魔法は使えるか?」
「使えますよ」
「んならこの鍋に水を足してくれ。少しずつで良いんだが……調整は出来るか?」
「多分…」
水の初級魔法を鍋へと注ぐ。この魔法は水鉄砲の様な魔法である。威力はジョブスキルによって変化するが、大抵は使わない魔法だ。
「そんくらいで良いぞ」
マルクスさんのストップの声で魔法を止める。そして再度沸騰するまでマルクスさんは表面の水を周辺に捨てていく。
「大丈夫なんすか?そこら辺に捨てて」
「アマールの抽出した毒は飲まなければ大丈夫だ。ただ、毒成分だけを煮詰めたヤツは危険だけどな」
それからはマルクスさんのお手伝いをする。何度も水を入れ替え、紫色が出なくなるまでアマールを煮込んだ。
「……そろそろ抜けそうだな」
紫色が薄くなり始めると、マルクスさんは自分の皮袋から瓶を取り出す。
「それは?」
「色が完全に出なくなったらこの瓶にアマールを入れる。そして、沸騰した湯を入れて少しおいたら完成だ」
「へぇー…」
「酒なんかを混ぜたら最高の味になるんだが、病人には呑ませられねぇ」
「強いんすか?」
「酒が回るのが早くなるんだよ。その分、味は染み込みやすいし調理のしがいがあるけどな」
紫色が出なくなるとマルクスさんはテキパキと瓶詰めに移行する。予想以上に採取していたらしく、瓶にぎゅうぎゅう詰めになっていた。そして上から湯を入れ残ったアマールは違う瓶に詰めていた。マルクスさん曰く『備え』との事だ。
「コーラル。出来たぞ」
「ありがとう」
「チカ。レインの様子は?」
「まだ意識はハッキリとしてません。発熱は少し治まりましたが……うなされてるみたいです」
「そうか…」
「ご主人様ぁー、ちょっとこっちに来てぇー」
外からローリィの声が聞こえそこに行くと、困った顔をしたローリィがいた。
「どうした?」
「ベッドが造れないか材木を探したんだけど……見つかんなかったぁー」
「まぁ全焼してるしな……」
「それでねー?材木を探してたんだけど、ここには結構死体があるんだよ」
「黒焦げのか?」
「うん…。多分子供も居るっぽい。それでね?相談があるんだけど…」
「ん?相談?」
「ご主人様は聖魔法を使えたよね?それで、この村の死体を空に送ってあげたいなって…」
「………うん。分かった。お墓は作らなくて良いか?」
「一つだけ作ろうと思ってる。レインちゃんと関係してるのかは分からないけど、そのままにしとくのは可哀想だから…」
「…そうだな。俺も手伝うよ」
レインの事も心配であるが、俺が居ても役に立たないし、ローリィのお願いを手伝う事にした。一応チカには伝えといた。結局レインの容態は回復する事無く夕方を迎え、オニキスさんと相談してここに野営する事にした。もちろん野晒しはキツいのでコテージを出し、そこに皆で泊まる事にした。
マルクスさんは俺が出したコテージを見て『こんなモンがあるのか……。つか、最初からコレ出してレインちゃん寝かせれば良かったじゃねぇか』と小言を頂いきながら、夜を迎えるのであった。
0
お気に入りに追加
1,356
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

学年揃って異世界召喚?執行猶予30年貰っても良いですか?
ばふぉりん
ファンタジー
とある卒業式当日の中学生達。それぞれの教室でワイワイ騒いでると突然床が光だし・・・これはまさか!?
そして壇上に綺麗な女性が現れて「これからみなさんには同じスキルをひとつだけ持って、異世界に行ってもらいます。拒否はできません。ただし、一つだけ願いを叶えましょう」と、若干頓珍漢な事を言い、前から順番にクラスメイトの願いを叶えたり却下したりと、ドンドン光に変えていき、遂に僕の番になったので、こう言ってみた。
「30年待ってもらえませんか?」と・・・
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
初めて文章を書くので、色々教えていただければ幸いです!
また、メンタルは絹豆腐並みに柔らかいので、やさしくしてください。
更新はランダムで、別にプロットとかも無いので、その日その場で書いて更新するとおもうのであ、生暖かく見守ってください。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる