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103話 -いざ、ジュエリア王国へ 12-
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場面は変わりアルスの部屋にて。ベッドに横になっているアルスの周りには心配そうに覗き込むチカ達の姿があった。
「………………湯煙女将!!!!!!」
前世で大好きであったタイトルを大声で叫びながらアルスは勢い良く目覚める。
「キャッ!?!?」
アルスが目を見開き起き上がった事にチカが叫び声を上げる。
「目が覚めたか?マスター」
「………はい?」
キョロキョロと周囲を見回すと、心配そうにこちらを見ているナナ達の顔が目に入る。
(……え?どうしたの?)
状況が分からないままでいると、再度ナナが尋ねる。
「体調はどうだマスター?」
「体調……?」
不思議な単語が出てきてアルスは首を傾げる。
「アルス、貴方さっき風呂場でのぼせて倒れちゃったのよ?」
「風呂場……のぼせ??」
「ご主人様が鼻血ブーーーってなったらコトンって倒れちゃった!」
「え?えっ??」
「意識を失ったみたいなので、ボク達でマスターの部屋に運んできた。………水を飲むか?」
「…………」
ナナから水を渡され、何も考えずにそれを飲む。冷たい水が口内を潤し、食道に流れるのを実感すると共に意識もハッキリとしてきた。
「………あっ。俺、のぼせちゃったのか……」
最後の記憶が風呂に浸かっている記憶だった為、アルスはのぼせたと思い込んだ。
「…なんか迷惑かけたみたいだな。ごめ----
チカ達と目を合わせて謝罪しようとした時、何故かチカ達が全裸の様な錯覚が起きた。
「?? どうかしたのー?」
「い、いや……」
下半身に血が昇るのを実感し、やや前のめり気味でローリィへと返事をする。
(えっ!?なんで!?)
アルスは自分の目に映った光景に動揺する。『自分は妄想してしまうほどムッツリになってしまったのか』と。
残念ながらアルスは、気を失う前の桃源郷を覚えていなかった。何故ならば余りにも過激過ぎる光景に脳の容量が限界を迎え、正常に戻る為に直前の記憶を消したからだった。だが、根幹には画像が保存されており、アルスが菩薩の様な笑みを浮かべた時と同じ様な光景になった為、その画像に差し替えられたのだった。
しかし、その事を覚えていないアルスは自分がそういう目で見ていたのかと--実際、前世の時にはそういう目で見ていたが--幻滅してしまった。
(…本当に溜まってんだな…。何処かで発散しないとヤバイな…)
自家発電にしろ外注にしろ、この世界に来てからは全くしていない。淫らな夢は幾度か見ているが、忙しかった為その様な行為をする暇が無かった。アルスは『王都に着いたらそういうお店に行こう』と心に決めながら、頭を振るう。
「……っし!」
顔をパンパンと叩き、意識をハッキリとさせ、邪な映像を片隅に追いやる。
「……そういや、今何時?」
記憶が正しければ夜明け頃に温泉へと入ったはず。ナナへと時間を尋ねると『朝の8時。朝食をどうするか?』と聞かれた。
「あー…………外に食べに行くか。ってか、オニキスさん達は?」
「部屋で待ってるって。アルスが目を覚ましたら一緒に食事をしましょうってさ」
レインが俺の服を準備しながら答える。服は皮袋に入れていたので、そこから出したのだろう。
「そっか………んなら、朝食を食べに行くか」
「大丈夫ですか?」
チカが俺の体調を気遣ってくれる。
「うん、大丈夫。待たせるのも悪いしね」
「はい、着替え。私達はオニキスさん達に声かけて外で待っとくからね」
レインが着替えをベッドに置くと、そのまま部屋から出ていく。チカ達も外に出たので俺はベッドから降りて素早く着替える。
(………うわぁ…チカ達居なくて良かったー)
アルスのひのきの棒は大樹へと進化しており、いつの間にか履いていたパンツを盛り上がらせていた。暴れん棒はアルスの理性により徐々にひのきの棒へと退化していき、最終的にポークビッツに収まる。そして、ラフな格好へと着替えを済ませると、そのまま宿の外へと急いだ。
「お待たせ」
「早かったわね」
「着替えるだけだからね。……オニキスさん、コーラルさんおはようございます」
「おはようございますアルスさん。のぼせたと聞きましたが、大丈夫ですか?」
「大丈夫です。心配かけてすみません…」
「いえいえ」
オニキスさん達に頭を下げてから何処かで朝食を取ろうと話し合う。
「あ、アルスさん…。非常に申し訳ないのですが…もう少し待っていただけますか?」
「? 別に大丈夫ですけど……何か用事でも?」
「用事という程では無いのですが……マルクスが一緒に朝食を取ると言ってですね……今、知り合いの店に声を掛けに行ったんです」
「それはありがたいですね。…んじゃマルクスさんを待ちましょうか」
どうやらマルクスさんも朝食を取るみたいで、自分の知り合いの店に行ったそうだ。そこは胃に優しいメニューらしく、俺の体調を気遣ってくれたみたいだ。
「おーーーーい!!」
オニキスさん達と談笑しているとマルクスさんが手を振りながらこちらへと走ってきた。
「嬢ちゃん達おはよう!兄ちゃん、体調はどうだ?」
「大丈夫ですよ」
「オニキスから聞いたが、のぼせたんだって?まぁ、温泉は初めてだろうから仕方ないな!」
ガハハと豪快に笑いながらマルクスさんは『こっちだ』と俺達を店へと案内する。そのお店は前世でいう『惣菜屋さん』らしく、朝昼晩で総菜が変わるそうだ。
「胃に優しい料理を頼んでいるからよ。足りなかったら各々でオカズをとってくれ」
そうマルクスさんに言われ席で待っていると、和風っぽい朝食が出てきた。流石に納豆とか焼鮭とかは無かったけど、スクランブルエッグとウインナーっぽい物、スープとサラダにご飯--麦飯っぽい--が出てきた。ただ、俺だけはお粥みたいな物とスープ、あと佃煮っぽい何かだった。
(病人食みたいだぁ………)
出来れば固形物を食べたかったが、マルクスさんが俺を気遣っただろうと思い、お礼を言ってから食べる事にした。……まぁ、お粥だと腹は膨れないよねー。
俺以外--チカ達には物足りなかったらしく、色々と惣菜を頼んでいた--はお腹いっぱいになったみたいで満足そうに腹をさすっていた。その時に初めて知ったのだが、オニキスさん達も昨日とは違い、朝食をガッツリと食べていた。どうやら、この世界の人達は朝食をガッツリと食べるらしく、食べないと元気が出ないそうだ。………なんだっけ?パワーブレイクファースト?だっけ?なんかそんな英単語あったよね?そんな感じ!
「いやぁー食った食った!」
「アルスさん…何も全額払わなくても……」
「良いんですよ。ローリィ達がガッツリと食べてましたしね」
会計はもちろん俺持ちだ。オニキスさん達も結構食べてはいたが、ローリィ達はその倍以上は食べていた。中でもレインは気に入った総菜があったらしくお持ち帰りを頼んでいたもんだから、やっぱ俺が払わないとねぇ?…金はあるから別に良いし。
「この後はどうします?買い物とかありますか?」
「そうですねぇ………息子に何か買って行こうかしら?」
「あたしも買い物したーい!」
「なら、買い物が済んでから出発しようか。チカ、金を渡しておくからここから出してね」
「アルス様は買い物しないんですか?」
「俺はゼロ達を連れて外で待っとくよ。アイツらにも少し周辺で遊ばせようと思って」
「分かりました。出来るだけ早く済ませますね」
かなり多めに金を入れた袋をチカへと渡し、俺は宿へと戻る。俺の姿を見つけたゼロが『ブルルッ』と鳴くと、チカ達の馬も起き上がった。
「おはようゼロ。ちょっと散歩すっか」
ゼロ達の紐を解き、ゆっくりと外へと出て行く。手綱をしてなかったが、ゼロ達は暴れたりする事は無く、大人しく俺の後をついて来た。
「んーーーーーっ……今日も快晴だなぁ…」
町の外に出ると燦々と太陽が地面を照らしているのが分かった。町中だと日陰が出来たりするから快晴な事に気付かなかった。
「チカ達が来たら出発するからなー。それまでゆっくりしてていいぞ」
「ブルルッ!」
ゼロ達は返事をすると町の入り口周辺を歩き回る。その姿はまるでウォーミングアップをしているかのようだった。
ゼロ達が歩き回るのをボーッと眺めていると町中から声が多く聞こえて来た。どうやら町の人々も動き出す時間らしく、段々と賑やかになってきた。その声を聞きながらチカ達が買い物を済ませるのを待つのであった。
「………………湯煙女将!!!!!!」
前世で大好きであったタイトルを大声で叫びながらアルスは勢い良く目覚める。
「キャッ!?!?」
アルスが目を見開き起き上がった事にチカが叫び声を上げる。
「目が覚めたか?マスター」
「………はい?」
キョロキョロと周囲を見回すと、心配そうにこちらを見ているナナ達の顔が目に入る。
(……え?どうしたの?)
状況が分からないままでいると、再度ナナが尋ねる。
「体調はどうだマスター?」
「体調……?」
不思議な単語が出てきてアルスは首を傾げる。
「アルス、貴方さっき風呂場でのぼせて倒れちゃったのよ?」
「風呂場……のぼせ??」
「ご主人様が鼻血ブーーーってなったらコトンって倒れちゃった!」
「え?えっ??」
「意識を失ったみたいなので、ボク達でマスターの部屋に運んできた。………水を飲むか?」
「…………」
ナナから水を渡され、何も考えずにそれを飲む。冷たい水が口内を潤し、食道に流れるのを実感すると共に意識もハッキリとしてきた。
「………あっ。俺、のぼせちゃったのか……」
最後の記憶が風呂に浸かっている記憶だった為、アルスはのぼせたと思い込んだ。
「…なんか迷惑かけたみたいだな。ごめ----
チカ達と目を合わせて謝罪しようとした時、何故かチカ達が全裸の様な錯覚が起きた。
「?? どうかしたのー?」
「い、いや……」
下半身に血が昇るのを実感し、やや前のめり気味でローリィへと返事をする。
(えっ!?なんで!?)
アルスは自分の目に映った光景に動揺する。『自分は妄想してしまうほどムッツリになってしまったのか』と。
残念ながらアルスは、気を失う前の桃源郷を覚えていなかった。何故ならば余りにも過激過ぎる光景に脳の容量が限界を迎え、正常に戻る為に直前の記憶を消したからだった。だが、根幹には画像が保存されており、アルスが菩薩の様な笑みを浮かべた時と同じ様な光景になった為、その画像に差し替えられたのだった。
しかし、その事を覚えていないアルスは自分がそういう目で見ていたのかと--実際、前世の時にはそういう目で見ていたが--幻滅してしまった。
(…本当に溜まってんだな…。何処かで発散しないとヤバイな…)
自家発電にしろ外注にしろ、この世界に来てからは全くしていない。淫らな夢は幾度か見ているが、忙しかった為その様な行為をする暇が無かった。アルスは『王都に着いたらそういうお店に行こう』と心に決めながら、頭を振るう。
「……っし!」
顔をパンパンと叩き、意識をハッキリとさせ、邪な映像を片隅に追いやる。
「……そういや、今何時?」
記憶が正しければ夜明け頃に温泉へと入ったはず。ナナへと時間を尋ねると『朝の8時。朝食をどうするか?』と聞かれた。
「あー…………外に食べに行くか。ってか、オニキスさん達は?」
「部屋で待ってるって。アルスが目を覚ましたら一緒に食事をしましょうってさ」
レインが俺の服を準備しながら答える。服は皮袋に入れていたので、そこから出したのだろう。
「そっか………んなら、朝食を食べに行くか」
「大丈夫ですか?」
チカが俺の体調を気遣ってくれる。
「うん、大丈夫。待たせるのも悪いしね」
「はい、着替え。私達はオニキスさん達に声かけて外で待っとくからね」
レインが着替えをベッドに置くと、そのまま部屋から出ていく。チカ達も外に出たので俺はベッドから降りて素早く着替える。
(………うわぁ…チカ達居なくて良かったー)
アルスのひのきの棒は大樹へと進化しており、いつの間にか履いていたパンツを盛り上がらせていた。暴れん棒はアルスの理性により徐々にひのきの棒へと退化していき、最終的にポークビッツに収まる。そして、ラフな格好へと着替えを済ませると、そのまま宿の外へと急いだ。
「お待たせ」
「早かったわね」
「着替えるだけだからね。……オニキスさん、コーラルさんおはようございます」
「おはようございますアルスさん。のぼせたと聞きましたが、大丈夫ですか?」
「大丈夫です。心配かけてすみません…」
「いえいえ」
オニキスさん達に頭を下げてから何処かで朝食を取ろうと話し合う。
「あ、アルスさん…。非常に申し訳ないのですが…もう少し待っていただけますか?」
「? 別に大丈夫ですけど……何か用事でも?」
「用事という程では無いのですが……マルクスが一緒に朝食を取ると言ってですね……今、知り合いの店に声を掛けに行ったんです」
「それはありがたいですね。…んじゃマルクスさんを待ちましょうか」
どうやらマルクスさんも朝食を取るみたいで、自分の知り合いの店に行ったそうだ。そこは胃に優しいメニューらしく、俺の体調を気遣ってくれたみたいだ。
「おーーーーい!!」
オニキスさん達と談笑しているとマルクスさんが手を振りながらこちらへと走ってきた。
「嬢ちゃん達おはよう!兄ちゃん、体調はどうだ?」
「大丈夫ですよ」
「オニキスから聞いたが、のぼせたんだって?まぁ、温泉は初めてだろうから仕方ないな!」
ガハハと豪快に笑いながらマルクスさんは『こっちだ』と俺達を店へと案内する。そのお店は前世でいう『惣菜屋さん』らしく、朝昼晩で総菜が変わるそうだ。
「胃に優しい料理を頼んでいるからよ。足りなかったら各々でオカズをとってくれ」
そうマルクスさんに言われ席で待っていると、和風っぽい朝食が出てきた。流石に納豆とか焼鮭とかは無かったけど、スクランブルエッグとウインナーっぽい物、スープとサラダにご飯--麦飯っぽい--が出てきた。ただ、俺だけはお粥みたいな物とスープ、あと佃煮っぽい何かだった。
(病人食みたいだぁ………)
出来れば固形物を食べたかったが、マルクスさんが俺を気遣っただろうと思い、お礼を言ってから食べる事にした。……まぁ、お粥だと腹は膨れないよねー。
俺以外--チカ達には物足りなかったらしく、色々と惣菜を頼んでいた--はお腹いっぱいになったみたいで満足そうに腹をさすっていた。その時に初めて知ったのだが、オニキスさん達も昨日とは違い、朝食をガッツリと食べていた。どうやら、この世界の人達は朝食をガッツリと食べるらしく、食べないと元気が出ないそうだ。………なんだっけ?パワーブレイクファースト?だっけ?なんかそんな英単語あったよね?そんな感じ!
「いやぁー食った食った!」
「アルスさん…何も全額払わなくても……」
「良いんですよ。ローリィ達がガッツリと食べてましたしね」
会計はもちろん俺持ちだ。オニキスさん達も結構食べてはいたが、ローリィ達はその倍以上は食べていた。中でもレインは気に入った総菜があったらしくお持ち帰りを頼んでいたもんだから、やっぱ俺が払わないとねぇ?…金はあるから別に良いし。
「この後はどうします?買い物とかありますか?」
「そうですねぇ………息子に何か買って行こうかしら?」
「あたしも買い物したーい!」
「なら、買い物が済んでから出発しようか。チカ、金を渡しておくからここから出してね」
「アルス様は買い物しないんですか?」
「俺はゼロ達を連れて外で待っとくよ。アイツらにも少し周辺で遊ばせようと思って」
「分かりました。出来るだけ早く済ませますね」
かなり多めに金を入れた袋をチカへと渡し、俺は宿へと戻る。俺の姿を見つけたゼロが『ブルルッ』と鳴くと、チカ達の馬も起き上がった。
「おはようゼロ。ちょっと散歩すっか」
ゼロ達の紐を解き、ゆっくりと外へと出て行く。手綱をしてなかったが、ゼロ達は暴れたりする事は無く、大人しく俺の後をついて来た。
「んーーーーーっ……今日も快晴だなぁ…」
町の外に出ると燦々と太陽が地面を照らしているのが分かった。町中だと日陰が出来たりするから快晴な事に気付かなかった。
「チカ達が来たら出発するからなー。それまでゆっくりしてていいぞ」
「ブルルッ!」
ゼロ達は返事をすると町の入り口周辺を歩き回る。その姿はまるでウォーミングアップをしているかのようだった。
ゼロ達が歩き回るのをボーッと眺めていると町中から声が多く聞こえて来た。どうやら町の人々も動き出す時間らしく、段々と賑やかになってきた。その声を聞きながらチカ達が買い物を済ませるのを待つのであった。
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