73 / 135
071話
しおりを挟む
♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎
「あ、お帰りなさーい!」
「お帰りマスター」
「お帰りなさいませ」
「…ただいまぁ」
ミレーユさん達の話を終えた後、チカ達の元へと戻る。テーブルに腰を下ろすとチカが水を持って来てくれた。
「話は何だったんですか?」
「…イベントが起きたみたいだ」
「イベント?…それってあたしの専用イベントみたいなやつ?」
俺の言葉にローリィが素早く反応した。
「そんな感じといえばそんな感じだけど………俺専用イベントみたいなやつかなぁ?」
ミレーユさんの話を思い出しながら怠そうに答える。しかし、チカ達の反応は違ったようだ。
「マスターのイベントか!?」
「えっ!?ご主人様専用!?」
「ほ、本当ですか??それって初めてですよね?!」
チカ達はガバッと俺に詰め寄ると次々に喋り始める。
「アルス様のイベントとは!?」
「マスターはこれ以上強くなるのか!?」
「専用イベントって事は相手は強いんだよね!?」
「あー……みんな落ち着け。ちゃんと話すからさ」
チカ達を椅子に座らせ、ミレーユさんから聞かされた話を全て話す。『俺が勇者かも知れない』という事も含めてだ。
「---って話だったんだけどよ…どうやら王都に行かねーといけねーんだわ」
ミレーユさん曰く、俺が勇者の生まれ変わりの可能性である事はあの場にいた3人しか知らない。しかし、まだ可能性の段階なので実績を積んで欲しいとの事だった。そういう政治的な意図は分からないのでニリキナに詳しく教えてもらった所、以下の点が分かった。
1、王国最難関を踏破する事によって俺の知名度が格段に上がる。
2、俺は平民なのでダンジョンを踏破する事によって地位が貰える。
3、地位を持つ事で各派閥から声が掛けられると思うが、蝙蝠の役をしてもらう。
4、なんやかんやで民達から指示を集めて、王派閥である事を宣言する。
という雑な内容であった。それを聞いた俺は『はぁ?だからそんなドロドロした所は嫌だって言ってんだろうが!』と文句を言った。
まぁ、1は俺もゲーマーだから一番最初に踏破したいとは思うよ?どんな宝物があるのかも楽しみだからね。2については正直要らない。地位なんて必要ねぇんだよ!!3は以ての外だ。絶対に面倒だろそんなの!!…4は、なんやかんやがよく分からんが、ミレーユさん達的にはそうして欲しいそうだ。出来るだけ早く。
まぁ俺は優しい性格だし、お願いされたら『しょうがねぇなぁ?』とは思うよ?やるとは言わないけどさ。けど、そういうドロドロ系は本当に遠慮したいんだよなぁ…。ぶっちゃけ勇者って言われても良い印象は無いんだわ。だって良いように使われてポイーだろ?お姫様が魔物に囚われててそれを救い出してはい結婚!!とかだったら考えるけどさ…。ミレーユさんとソニアは囚われてないし、腹黒共に現状良いように使われてるからな…。バッドエンドしか思い浮かばんよ。
そんなマイナスな事を考えていると、ローリィが口を開いた。
「それってご主人様だけー?」
「いや?チカ達も行ってもらうつもりだよ?…1人とか寂しいじゃん?」
まぁ駄目って言われても連れて行くけどね。それくらい我儘言っても良いよね?
「「「……………」」」
「ん?」
返事がない事に疑問を抱くとチカがナナ達に目配せをした後口を開いた。
「あのぅ………私達が行くのは構わないのですが…ここの運営はどうしましょう?」
「あっ………」
チカの質問に俺は言葉を詰まらせる。確かに俺達が居なくなればここを誰が回すのだろうか?今のところ給金を支払っているとは言え、俺達がいる事で飯の準備をしたりと色々な作業をしている。誰かに頼んでも良いのだが……コンラッドやラティに頼むのは気が引ける。
「…1人だけ残るってのも嫌だろ?」
「「「嫌です!」」」
「ですよねぇ…………。うーん……どうすっかなぁ…」
「アルス様、王都に行く期日は決まっているんですか?」
「……いや。期日なんかは聞いてないな」
「なら早急にここの責任者を育てましょう。私達が何日掛かるかは分かりませんが、信頼のおける方を探した方が良いと思います」
「……チカ。ヘレナはどうだろうか?」
「ヘレナさんはお腹に子供が居るから駄目」
「じゃあフィンはー??」
「フィンも兵士の仕事があるでしょ?…だから求人を出すか、コンラッドさんやラティさんのツテを使って探した方が良いと思うの」
「…あ、そうだ。先生とかはどうだ?先生ならここで生活して貰っても良いんじゃねぇか?」
「先生ですか………。人格者ではありますが、食事とかの面が心配ですわ…」
「…そこは街の人達に手伝ってもらおうよ。それか、食事当番として雇うかのどっちかだな」
「…私達がどれくらいの期間離れるか分からないので、雇用となれば高く付くかと…」
「うーん……まぁそれは諸経費としてラティにお願いしてみよう。ダメだったら俺が支払えば良いさ」
「…その方向で動きますか。では私は早速ギルドに申請してきますわ」
「それじゃあたしはラティにお願いしてくるー!」
「…ボクは先生だね」
まだ確定では無いのだが、チカ達はすぐに行動を開始した。3人ともそそくさと出て行ったので残された俺は何か無いかと色々と考えていた。
「アルスお兄ちゃん、チカお姉ちゃん達どこに行ったの?」
「ん?……ああ、俺達が王都に行く間にここを任せれる人を探しに行ったよ」
「王都に行く間?……え?お兄ちゃん達は引っ越ししちゃうの?」
「ち、違うぞレイン?ただ、王都に行く用事が出来たからさ。…それがいつなのか、いつ終わるのかがまだ分からねぇんだけどな…」
「僕はどうなるの?」
「ん?……あー、レインはどうすっかなぁ?俺達と王都に行くか、ここに残ってお留守番しとくかどっちが良い?」
「着いて行くに決まってるでしょ!……ったく、すぐそうやって私を除け者にするんだから!」
「……すまんレイン。出来ればどっちのレインなのかをハッキリしてから喋ってくれ…」
「………今は近くに誰も居ないから大丈夫。それで?その用事ってのは何なの?」
「えぇーとだな………
レインがちょこちょことした動きで椅子へと座る。見た目は子供だが中身は大人なので、ミレーユさんから聞いた話を再度レインに聞かせる。ただし、俺が勇者の可能性がある事は伏せておいた。
「…ってな話だな」
「ふぅん?……ま、それならそれで良いんじゃない?」
「適当だなぁ……」
「適当じゃないわよ?ちゃーんと根拠があるもの」
「根拠?何の根拠だ?」
「ここで働くのってサガンの主婦からはかなり人気なのよ?」
「え?そうなの?」
「ええ。ちゃんと給金も払われるし、自分に子供がいたって連れて来ても良いからね。それにここは復旧が済むまでサガンの皆の憩いの場でもあるし。………知らなかったの?」
「全然知らなかった……」
「襲撃の時もここは無事だったからね。手伝いをしてくれる人達は皆そう言ってたわよ?」
「…じゃあ別に責任者とか探さなくても大丈夫なのかな?」
「まぁアルス達が居ないってなると心細く感じるだろうけど……大丈夫だと思うわ?」
「一応、責任者として先生に頼みに行ってるんだけど…」
「先生なら大丈夫じゃない?街の人達からも信頼は厚いし。………問題は食事よね」
「そうなんだよ……。だから今チカがギルドに申請しに行ったんだよ」
「何人ぐらい募集するの?」
「…分からん。そこら辺はチカが判断するだろ」
「…アルスったら本当に頼りないわねぇ。ま、今は職が無いから多く集まると思うわ?その中から選ぶのは大変よー?」
「…そんなに来るかぁ?」
「だから人気だって言ってるじゃない。……最悪、街全体でここの管理を任すってのもアリよ?」
「……なるほどなぁ!それは確かに良い案だな」
「ま、お金は掛かるけどね?」
「足りなかったら俺が支払えば良いだろ。………つーか、その情報何処から仕入れたのさ?」
「フフッ……子供って便利なのよー?聞かなくても近くで話してくれるんだから」
レインのアドバイスにより大体の流れを構築できた。チカ達が戻って来た時にその話をしてみよう。そしてチカ達の報告と照らし合わせて流れに肉付けするだけだな。
(……にしてもやる事が多いな。ま、今更愚痴はいたって後の祭りだけどよ…)
ミレーユからの話を思い出しながら、アルスは小さく溜め息を吐くのであった。
「あ、お帰りなさーい!」
「お帰りマスター」
「お帰りなさいませ」
「…ただいまぁ」
ミレーユさん達の話を終えた後、チカ達の元へと戻る。テーブルに腰を下ろすとチカが水を持って来てくれた。
「話は何だったんですか?」
「…イベントが起きたみたいだ」
「イベント?…それってあたしの専用イベントみたいなやつ?」
俺の言葉にローリィが素早く反応した。
「そんな感じといえばそんな感じだけど………俺専用イベントみたいなやつかなぁ?」
ミレーユさんの話を思い出しながら怠そうに答える。しかし、チカ達の反応は違ったようだ。
「マスターのイベントか!?」
「えっ!?ご主人様専用!?」
「ほ、本当ですか??それって初めてですよね?!」
チカ達はガバッと俺に詰め寄ると次々に喋り始める。
「アルス様のイベントとは!?」
「マスターはこれ以上強くなるのか!?」
「専用イベントって事は相手は強いんだよね!?」
「あー……みんな落ち着け。ちゃんと話すからさ」
チカ達を椅子に座らせ、ミレーユさんから聞かされた話を全て話す。『俺が勇者かも知れない』という事も含めてだ。
「---って話だったんだけどよ…どうやら王都に行かねーといけねーんだわ」
ミレーユさん曰く、俺が勇者の生まれ変わりの可能性である事はあの場にいた3人しか知らない。しかし、まだ可能性の段階なので実績を積んで欲しいとの事だった。そういう政治的な意図は分からないのでニリキナに詳しく教えてもらった所、以下の点が分かった。
1、王国最難関を踏破する事によって俺の知名度が格段に上がる。
2、俺は平民なのでダンジョンを踏破する事によって地位が貰える。
3、地位を持つ事で各派閥から声が掛けられると思うが、蝙蝠の役をしてもらう。
4、なんやかんやで民達から指示を集めて、王派閥である事を宣言する。
という雑な内容であった。それを聞いた俺は『はぁ?だからそんなドロドロした所は嫌だって言ってんだろうが!』と文句を言った。
まぁ、1は俺もゲーマーだから一番最初に踏破したいとは思うよ?どんな宝物があるのかも楽しみだからね。2については正直要らない。地位なんて必要ねぇんだよ!!3は以ての外だ。絶対に面倒だろそんなの!!…4は、なんやかんやがよく分からんが、ミレーユさん達的にはそうして欲しいそうだ。出来るだけ早く。
まぁ俺は優しい性格だし、お願いされたら『しょうがねぇなぁ?』とは思うよ?やるとは言わないけどさ。けど、そういうドロドロ系は本当に遠慮したいんだよなぁ…。ぶっちゃけ勇者って言われても良い印象は無いんだわ。だって良いように使われてポイーだろ?お姫様が魔物に囚われててそれを救い出してはい結婚!!とかだったら考えるけどさ…。ミレーユさんとソニアは囚われてないし、腹黒共に現状良いように使われてるからな…。バッドエンドしか思い浮かばんよ。
そんなマイナスな事を考えていると、ローリィが口を開いた。
「それってご主人様だけー?」
「いや?チカ達も行ってもらうつもりだよ?…1人とか寂しいじゃん?」
まぁ駄目って言われても連れて行くけどね。それくらい我儘言っても良いよね?
「「「……………」」」
「ん?」
返事がない事に疑問を抱くとチカがナナ達に目配せをした後口を開いた。
「あのぅ………私達が行くのは構わないのですが…ここの運営はどうしましょう?」
「あっ………」
チカの質問に俺は言葉を詰まらせる。確かに俺達が居なくなればここを誰が回すのだろうか?今のところ給金を支払っているとは言え、俺達がいる事で飯の準備をしたりと色々な作業をしている。誰かに頼んでも良いのだが……コンラッドやラティに頼むのは気が引ける。
「…1人だけ残るってのも嫌だろ?」
「「「嫌です!」」」
「ですよねぇ…………。うーん……どうすっかなぁ…」
「アルス様、王都に行く期日は決まっているんですか?」
「……いや。期日なんかは聞いてないな」
「なら早急にここの責任者を育てましょう。私達が何日掛かるかは分かりませんが、信頼のおける方を探した方が良いと思います」
「……チカ。ヘレナはどうだろうか?」
「ヘレナさんはお腹に子供が居るから駄目」
「じゃあフィンはー??」
「フィンも兵士の仕事があるでしょ?…だから求人を出すか、コンラッドさんやラティさんのツテを使って探した方が良いと思うの」
「…あ、そうだ。先生とかはどうだ?先生ならここで生活して貰っても良いんじゃねぇか?」
「先生ですか………。人格者ではありますが、食事とかの面が心配ですわ…」
「…そこは街の人達に手伝ってもらおうよ。それか、食事当番として雇うかのどっちかだな」
「…私達がどれくらいの期間離れるか分からないので、雇用となれば高く付くかと…」
「うーん……まぁそれは諸経費としてラティにお願いしてみよう。ダメだったら俺が支払えば良いさ」
「…その方向で動きますか。では私は早速ギルドに申請してきますわ」
「それじゃあたしはラティにお願いしてくるー!」
「…ボクは先生だね」
まだ確定では無いのだが、チカ達はすぐに行動を開始した。3人ともそそくさと出て行ったので残された俺は何か無いかと色々と考えていた。
「アルスお兄ちゃん、チカお姉ちゃん達どこに行ったの?」
「ん?……ああ、俺達が王都に行く間にここを任せれる人を探しに行ったよ」
「王都に行く間?……え?お兄ちゃん達は引っ越ししちゃうの?」
「ち、違うぞレイン?ただ、王都に行く用事が出来たからさ。…それがいつなのか、いつ終わるのかがまだ分からねぇんだけどな…」
「僕はどうなるの?」
「ん?……あー、レインはどうすっかなぁ?俺達と王都に行くか、ここに残ってお留守番しとくかどっちが良い?」
「着いて行くに決まってるでしょ!……ったく、すぐそうやって私を除け者にするんだから!」
「……すまんレイン。出来ればどっちのレインなのかをハッキリしてから喋ってくれ…」
「………今は近くに誰も居ないから大丈夫。それで?その用事ってのは何なの?」
「えぇーとだな………
レインがちょこちょことした動きで椅子へと座る。見た目は子供だが中身は大人なので、ミレーユさんから聞いた話を再度レインに聞かせる。ただし、俺が勇者の可能性がある事は伏せておいた。
「…ってな話だな」
「ふぅん?……ま、それならそれで良いんじゃない?」
「適当だなぁ……」
「適当じゃないわよ?ちゃーんと根拠があるもの」
「根拠?何の根拠だ?」
「ここで働くのってサガンの主婦からはかなり人気なのよ?」
「え?そうなの?」
「ええ。ちゃんと給金も払われるし、自分に子供がいたって連れて来ても良いからね。それにここは復旧が済むまでサガンの皆の憩いの場でもあるし。………知らなかったの?」
「全然知らなかった……」
「襲撃の時もここは無事だったからね。手伝いをしてくれる人達は皆そう言ってたわよ?」
「…じゃあ別に責任者とか探さなくても大丈夫なのかな?」
「まぁアルス達が居ないってなると心細く感じるだろうけど……大丈夫だと思うわ?」
「一応、責任者として先生に頼みに行ってるんだけど…」
「先生なら大丈夫じゃない?街の人達からも信頼は厚いし。………問題は食事よね」
「そうなんだよ……。だから今チカがギルドに申請しに行ったんだよ」
「何人ぐらい募集するの?」
「…分からん。そこら辺はチカが判断するだろ」
「…アルスったら本当に頼りないわねぇ。ま、今は職が無いから多く集まると思うわ?その中から選ぶのは大変よー?」
「…そんなに来るかぁ?」
「だから人気だって言ってるじゃない。……最悪、街全体でここの管理を任すってのもアリよ?」
「……なるほどなぁ!それは確かに良い案だな」
「ま、お金は掛かるけどね?」
「足りなかったら俺が支払えば良いだろ。………つーか、その情報何処から仕入れたのさ?」
「フフッ……子供って便利なのよー?聞かなくても近くで話してくれるんだから」
レインのアドバイスにより大体の流れを構築できた。チカ達が戻って来た時にその話をしてみよう。そしてチカ達の報告と照らし合わせて流れに肉付けするだけだな。
(……にしてもやる事が多いな。ま、今更愚痴はいたって後の祭りだけどよ…)
ミレーユからの話を思い出しながら、アルスは小さく溜め息を吐くのであった。
0
お気に入りに追加
1,356
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

学年揃って異世界召喚?執行猶予30年貰っても良いですか?
ばふぉりん
ファンタジー
とある卒業式当日の中学生達。それぞれの教室でワイワイ騒いでると突然床が光だし・・・これはまさか!?
そして壇上に綺麗な女性が現れて「これからみなさんには同じスキルをひとつだけ持って、異世界に行ってもらいます。拒否はできません。ただし、一つだけ願いを叶えましょう」と、若干頓珍漢な事を言い、前から順番にクラスメイトの願いを叶えたり却下したりと、ドンドン光に変えていき、遂に僕の番になったので、こう言ってみた。
「30年待ってもらえませんか?」と・・・
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
初めて文章を書くので、色々教えていただければ幸いです!
また、メンタルは絹豆腐並みに柔らかいので、やさしくしてください。
更新はランダムで、別にプロットとかも無いので、その日その場で書いて更新するとおもうのであ、生暖かく見守ってください。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる