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208. 約束(4)

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 さてどうするか。
 シャーロットは、オナニー覚えたての猿状態である。

 どうやってオナニーをやめさせるか。

 姫が幼児自慰を繰り返していた時も、簡単にはオナニーをやめさせる事が出来なかった。

 やめろと言っても、やめられないって泣いて懇願してきたっけ……。

 それで妥協案として、処女膜を破らないオナニーを覚えさせたのだ。

「……」

 クッ! 失念していた。シャーロットはどんなオナニーをしているのだ?!
 まさか、処女膜を破って無いだろうな!

「シャーロット! お股の割れ目に指を挿れてるか!」

 俺はシャーロットに、鬼の形相で質問する。

 ジョジョジョジョジョジョーー!

 食堂の椅子に座ってオナニーしていたシャーロットが、俺の鬼気迫る殺気に恐怖し、オシッコを漏らしてしまった。

 ヒクヒクヒク……。

「敬愛するアレン様の前でオシッコ漏らしてしまうなんて、もうお嫁に行けないです」

 シャーロットは、オナニーしながら泣き出してしまった。

 それにしても、オシッコを漏らしても、オナニーやめないなんてかなりの重症だぞ。
 これはSEX依存性ならぬ、オナニー依存性ではないのか?
 これは、シャーロットのオナニーをやめさせるのは、相当、骨が折れる仕事だぞ……。

 しかし、指挿れオナニーだけは、絶対に認められない。
 シャーロットは将来、俺の性奴隷のラインナップに入れると決まっているのだ。

 シャーロットの処女膜を破るのは俺と決まっている。
 決して、シャーロットの指ではないのである。

「もう一度言う。シャーロット、お股の割れ目に指を挿れてるか?」

「挿れておりません。割れ目の上の方にある、硬くなった豆粒のようなものを弄ってるだけです……」

「そうか。それなら良かった。これからも今と同じようにオナニーするのだ!
 絶対に、お股の割れ目に指など挿れるなよ!
 もし、お股の割れ目に指を挿れたら、お前とは絶交だ!
 お前のお股の割れ目の穴は、俺のものだ!」

「私のお股の割れ目の穴は、アレン様のもの」

 シャーロットの顔が、みるみる真っ赤になっていく。
 何か、勘違いしているような。

 お股の割れ目の穴限定なのだが……。

「わかりました! 私はお股の割れ目の穴に決して、指を挿れる事はいたしませぬ!」

 シャーロットは、お股の割れ目を弄りながら言った。

 シャーロットの処女膜を守る事は成功したようだが、まだ、人前でのオナニーをやめさせるという根本的な解決は出来ていない。

「もう1つだけ、約束をお願いできるか?」

「勿論です! 将来の旦那様になる人の約束を聞けない筈がありません!」

 やはり、シャーロットは勘違いしているようだ。
 俺の嫁になるのは、姫と、ブリトニーと、アンちゃんだけだ。

 ジュリとも結婚する約束をしているが、俺の心の中では、既にジュリと結婚するつもりなどない。

 色んな前世の記憶がクリアーになってくると、ジュリが好きという気持ちは、俺の妹だから好きというだけであって、そこに恋愛感情は無いのである。

 そんな訳で、ジュリも嫁にする気が無いのに、それより劣るシャーロットを嫁にするつもりなど更々無い。

 シャーロットは、あくまで俺の性奴隷候補なのである。

 しかし、ここは何でも利用する。

「そしたら、お股の割れ目を弄るのは、俺と二人きりの時と、自分の部屋のベッドで寝る前だけにすると約束出来るか?」

「そんな事……」

 シャーロットは、お股を弄りながら黙り込む。

「そんな約束も出来ないなら、俺との結婚は無理だな!」

「そんな! どうしても私の右手は、お股に吸い込まれてしまうのです!」

 これは、相当な重症だ。
 シャーロットのオマンコは、シャーロットの右手だけを吸い込むブラックホールになってしまっているようだ。
 何か解決策は無いか。

『ご主人、相当悩んでるようだね!』

 アタマの血管がはち切れそうなほど悩んでいると、全知全能君が頭の中で話し掛けてきた。

『ああ、シャーロットのオナニーをやめさせる事が出来ないんだ』

『別に、オナニーをやめさせる必要なんかないんじゃないの?他人なんだしね!』

『しかし、原因は俺だしな』

『そっか! それならどうにかしないとね!』

『それを、さっきから考えてるんだよ!』

 俺はキレ気味に突っ込む。

『う~ん……そしたら、オナニーしてるのが、誰にも分からないようにすればいいんじゃないかな!』

『そんな事できるのか?』

『簡単だよ! 今から魔道具を作るから、適当な材料を冒険者バックから拝借するよ!』

『ああ、頼む何でも使ってくれ!』

『ジャジャーン、コードレスピンクローター!』

 暫くして、俺の前に突然現れたのは、まさかの大人の玩具だった。
 しかし、俺が知ってるピンクローターと違う。
 ピンクローターが、プラスチック製ではなく、スライムのように見える。

『俺の知ってるピンクローターじゃないんだが……』

『これは、スライムで作ったピンクローターなんだよ!
 スライムが、シャーロットちゃんのオマンコにフィットしてどんなに動いても剥がれないんだよ!
 それに、オシッコもウンコも食べてくれるから、トイレに行かなくてもいいね!』

 どうやら、スライムピンクローターは、思いのほか高性能のようだ。

『それで、それは気持ちいいのか?』

『勿論だよ! なんたって、僕が作ったんだからね! 普通のピンクローターの100倍は気持ち良い筈だよ!
 愛液もしっかり吸収するから、パンツが濡れる事もないしね!』

 全知全能君は、まさかの傑作を創り出したようだ。
 早速、シャーロットで試してみなければ!

「シャーロット、このスライムを、お股に付けてみろ!」

「えっ! 魔物をお股に……」

 シャーロットは血の気が引いたのか、みるみる青ざめていった。
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