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100. ミッション

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「それでは、今日からの作戦を言うぞ!」

 大食堂で食後のコーヒーを飲みながら、皆に今日からの作戦を伝達する。

「この朝食が終わったら、バハオウには『シルバーウルフ』に戻ってもらい、スパイ活動をしてもらう!」

「サイト君、僕はバハオウさんが『シルバーウルフ』に戻ってスパイ活動をするのは、もう無理のような気がするのだけど。
 男から女になったのもそうだけど、なにより、バハオウさんの格好がいかにも、スパイしてますよ。て、いう格好になってるもん」

 アンちゃんが、もっともな事を言う。

「それでも『シルバーウルフ』に行ってもらう。
 男から女になったのは、うちのサディスティック·サイコ·ニャン娘に返り討ちにあい、チンコを笑いながらスライスされたと言えば、同情されるだろう。
 このくノ一衣装にしても、男から女にされた後、意外に可愛く仕上がったから、アジトに連れて行かれ、一晩中慰み者にされたと言えば、なんとかなるんじゃないのか?
 アジトで犯されまくって、皆が疲れて寝てしまった瞬間を見計らって、命カラガラ逃げて来たと言えば、何も問題無いだろ!
 殆ど、間違ってないし」

「何でだろう……
 サイト君に、改めて私達のやらかした所業を聞くと、私達は人として最低な鬼畜な人間に思えてくるな……」

 アンちゃんが溜息をつきながら、落胆する。

「という訳だ! 頼むぞバハオウ!」

「ハッ! 御館様!」

 いい! やはりくノ一衣装は正解だった!
 セリフによく合う。
 尚且つ、片膝付いて返事をしているので、俺の位置からバハオウを見ると、胸の谷間が強調されて、とてもエロいのだ。
 鎖帷子をタンクトップ型にしてくれたのは、ガン爺さんのファインプレーだな。

 流石に、世界一の防具職人なだけの事はある。
 防御力だけでなく、美しさ、エロさまで追求するとは、本当に尊敬に値する。

 短刀はドン爺さんの作品らしい。
 俺の注文通り、切先のある片刃にしてくれた。
 一応、日本刀のように中を柔らかく、外を硬くして欲しいと注文し、魔法じゃなくて炭で火を興し、鉄の表面に十分に炭素を浸透させながら鍛錬していき、急激に冷やせば、表面だけ硬くなるかも?
 と、メモに書いておいたのだが、このよう完成しているという事は、ドン爺さんの納得した物ができているのだろう。

「おぉ……やっとるな!
 どうじゃ! ワシの作った短刀は!
 お前さんの言う通り、炭で火を興し、鉄を真っ赤になるまで熱して、急激に冷やしたら、本当に表面だけ硬くなったわい!
 それから更に改良し、芯材を焼きの入らない鉄にし、周りに鋼をくっ付けてから、炭で浸炭焼入れしたら、更に丈夫になったわい!
 下手をすれば、オリハルコンの硬いだけの剣より、折れにくく、斬れ味も上なのではないかと思う位の会心のデキなのじゃ!」

 朝食を食べに大食堂に来たドン爺さんが、したり顔で、付き人のセクシーデーモン、ルルちゃんの胸を揉みしだきながら話しかけてきた。

「ウム、完璧そうだな。見た目も日本刀そのものだ!
 この短刀の2倍程の長さで、もう少しだけ反りを入れたモノを、俺用に注文したいのだが」

「今日中は、流石に無理じゃな!
 夜からその短刀を造り続け、完成した後も、ルルちゃんとヤリ続けていたので、とても眠いのじゃ!
 今日は飯を食った後、すぐに眠る予定なので明日以降じゃな!」

 ドン爺さんは、精も根も尽き果てたような表情をして答えた。
 確かに、徹夜明けのオナニーやSEXは格別だからな……

「そんなに急いでないので、暇な時にでも作ってくれ!」

「了解じゃ!」

「それじゃあ、バハオウのステイタスを上げるとするか!
 基本、剣豪職のスキルは持ってるようだから取り敢えず、影渡り、経験値2倍、咆哮、お掃除、必ずイカせる、入門魔法全書、恫喝、調教、影渡り、敵対心、防御力30%up、上級結界、移転装置、咆哮act2、捨て身、鉄拳を与えよう!」

「お……御館様……
 スキルを与える事などできるのですか?
 それもレアなスキルばかりです!」

 バハオウが目を白黒させて驚いている。

「普通に可能だろ!
【族長】スキルを持っていたら訳ないと思うぞ!
 ああ、そうだ。【族長】スキルをゴキ男爵にも与えておこう。
『シルバーウルフ』と事を構えるに当たって、『犬の尻尾秘密基地』の防御力を上げておきたいからな、ついでに、姫にも与えておくか!
 姫は、ゴトウ族の長女として、【族長】スキル位は持っておかないといけないからな!」

「マスター! ありがとうございますです!
【族長】スキルで弟、妹達を益々強くして、マスターのお役にたつのです!」

 姫が嬉しそうに御礼を言う。

「グランドマスター! 有り難き幸せです!
 益々精進致します!」

 どこからともなく現れたゴキ男爵が跪いて礼をし、足にキスをしてきた。

 バハオウのステイタスを確認して見るか。

 ゴトウ·バハオウ
 剣王lv.12  くノ一lv.1
 スキル;闘気、一撃、斬撃波、影渡り、経験値2倍、咆哮、お掃除、必ずイカせる、入門魔法全書、恫喝、調教、影渡り、敵対心、防御力30%up、上級結界、移転装置、咆哮act2、捨て身、鉄拳

 殆ど、ブリトニーと同じスキルになってしまったが、良しとするか、何せ今から『シルバーウルフ』で隠密活動をしてもらわないといけないからな。

 魔法も使えるようにしたし、上級結界まで与えたので、よっぽどの事がない限り簡単にはやられないだろう。

「よし、バハオウ!
 これより、『シルバーウルフ』でのスパイ活動を宜しく頼むぞ!
 危なくなったらすぐに、【影渡り】で逃げてくるんだぞ!
 それから、ここの情報も幾らでも漏らしてよいからな!
 作戦としては、『シルバーウルフ』にここを攻めさせて、返り討ちにする作戦だ!
 バハオウの任務は、いつ何処に『シルバーウルフ』が仕掛けてくるかを探る事、ただそれだけだ!
 それ以外の任務は無いので、軽い気持ちで事に当たれば良いからな!」

「ハッ! お任せ下さい御館様!
 必ずや、御館様のお役に立ち、御館様の3番目の性奴隷になってみせます!」

 バハオウは片膝を付き、軽くオッパイの谷間を強調しつつ、礼をして、忍者の様に、サッ!!  と、消えた。

 やはり異世界モノには、くノ一は必須だな。

 何より、カッコイイし、エロい。

 くノ一とSEX。考えただけで興奮する。

バハオウには必ず、俺の性奴隷になってもらわなければ!

 なので、バハオウのミッションは失敗しないように、どこまでも簡単にしたのであった。
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