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4. ゴブリンは女の敵!
しおりを挟む「ヤバイでちゅ……」
「カイト! どうしよう!
私、あんな気持ち悪い化け物に犯されたくないよ!」
ニコは涙目で、俺に助けを求めてくる。
俺にどうしろと……
俺はまだ10ヶ月の赤ん坊なんだぞ。
「ニコちゃん、落ち着いて、きっとカイトちゃんなら何とかしてくれるよ!」
何で、マリーまで、俺に丸投げ?
兎に角、考えろ!
考えなくては、何も始まらない!
「カイト~」
「カイトちゃん」
美少女達に頼られているんだ!
ここで、何とかするのが男という者だ!
俺は誰だ?
俺は大陸一の賢者ではなかったのか?
賢者は、賢い者と書いて賢者と言う。
こんな絶対絶命の場面こそ、知恵を絞って切り抜けてこそ賢者だろ!
ヤバイ。ヤバイ。ヤバイ。
ナニをビンビンにおっ立てたエロの権化。
醜悪ゴブリンが、舌なめずりしながら徐々に近づいくる。
考えろ! 考えろ! 考えろ!
普通に戦っても確実に負けてしまう。
戦わずして勝つ方法。
ん?! そうだ!
あの手があった!
俺がスラムの悪ガキだった時、最も得意としていたあの手が!
誰からも蔑まれ弱者だった俺が、子供が一人で暮らすには厳しすぎる王都で、俺はアレのお陰で何とか生き抜く事ができたのだ。
今のこの状況は、あの頃と同じだ。
誰も助けてくれない。
自分達の力だけで、何とかしないといけない。
生き抜く為なら、汚い事だって何だってしてきた。
正義?
糞喰らえだ!
正義を振りかざして死んでしまったら元も子もない!
俺に良くしてくれたスラムの兄貴分は、まだ生きる術を知らなかった頃の俺に、やっとの事で盗んできたパンを俺に与えて10日後に餓死して死んだ。
そしたら、マリーとニコを見殺しにして、自分は生き残れだって?
馬鹿言え!
誰が見殺しになんてするか!
俺は自分も助かり、自分に良くしてくれた人達も助けるんだ!
俺があの時、自分の手を汚してでもパンを手に入れていれば、俺にパンを与えた事で死んでしまったスラムの兄貴分だって死ぬ事は無かったのだ。
俺は、俺に良くしてくれた者達を絶対に殺させない。
マリーやニコは、俺に良くしてくれた。
多分、二人がいなかったら、俺はこの薄暗い穴ぐらで、とっくに死んでいただろう。
だから、今こそ二人に報いる時だ!
このまま俺が、ここで何もしなかったら、マリーとニコは確実に死んでしまう。
俺をヤリ部屋で産み落とした女を見ただろ!
奴らは、女を自分の性処理の道具か何かにしか思ってないのだ。
マリーやニコだって、奴らにかかれば、散々弄ばれた挙句、殺されて捨てられてしまうのがオチだ。
何せ、今、ヤリ部屋にいる女で、俺が産まれたばかりの時から生きている女など一人も存在しないのだ。
よし、やる。やってやる!
俺がこの手で、マリーとニコを救ってやるんだ!
「マリー! ニコ!
喋っちゃダメでちゅ!」
「エッ! 何で?」
ニコが、言った傍から喋る。
「僕の言う事を聞かないと、二コは、あの醜悪なゴブリンに犯されちゃうのでちゅ!」
「そんなの嫌だよ!」
「ニコちゃん! ここはカイトちゃんの言う事を聞こ!」
マリーがニコに、優しく言い聞かせる。
「ウン、ちゃんと聞くよ。だからカイト、私を助けてね!」
「任せるのでちゅ! 好きな女の子を護るのが、男の子の務めなのでちゅ!」
「……」
ニコは必死に口を閉ざし、神にでも祈るかのように、両手を胸の前で合わせ、カイトを食い入る様に見つめている。
カイトは自分が頼られている事を、ヒシヒシと感じる。
「【幻惑】×4!!」
俺は無言でも、【幻惑】スキルを使う事が出来るのだが、ここは敢えて、俺が何かをしたと示すように、声を出してスキルを使った。
俺がスラムにいた頃、最も得意にしていた十八番を。
「???」
ニコは、ヤリ部屋で起こっている有り得ない状況に、思わず叫びそうになったが、慌てて自分の口を押さえた。
無理もない、突然、自分に瓜二つな美少女が、ゴブリンの集団のド真ん中に出現したのだから。
ニコの他にも、マリーの瓜二つまでも、ゴブリンの集団の中にいる。
驚いたニコとマリーは、お互い顔を見合わせ、お互いを確認する。
「「!?」」
ニコとマリーは、お互いの姿を見て、再び驚き絶句する。
何故なら、ニコとマリーが、醜悪なゴブリンの姿になっていたのだ。
「心配しないでいいのでちゅ!
これは僕のユニークスキル【幻惑】なのでちゅ!」
俺は、ニコとマリーに小声で種明かしをする。
「カイトちゃん、どういう事?」
マリーも小声で質問してくる。
「【幻惑】スキルは、自分や他人を別の者に見せる能力なのでちゅ!
その【幻惑】スキルを使って、ニコとマリーを醜悪なゴブリンに見えるように、スキルをかけたのでちゅ!」
俺は優しく端折って、【幻惑】スキルについて説明する。
「という事は、あのゴブリンの集団の中にいる、私とニコちゃんと瓜二つの人って……」
「あれは、適当な雄ゴブリンに【幻惑】スキルをかけて、マリーとニコに化けさせて、身代わりにしたのでちゅ!」
俺は、少しだけエッヘンと胸を張る。
「カイトちゃん、って、一体何者なの?」
マリーは、俺の目をジッと、見つめながら質問する。
しかし、醜悪なゴブリンにしか見えないので、かなり怖い。
「僕は、マリーとニコの息子のような存在で、二人の事が大好きな赤ちゃんでちゅ!」
俺は自分なりに考えた、今の自分の立ち位置を二人に語った。
「カイトが何者か分からなくても、私はカイトの事が大好きだよ!」
ニコが、俺の事を引き寄せて抱きついてきた。
とても嬉しいのだか、今は醜悪のゴブリンにしか見えないので、とても微妙だ。
ハッ! 俺は何てバカだったんだ!
別にマリーとニコを醜悪なゴブリンに変化《へんげ》させなくても、元々の雌ゴブリンに変化させるだけで十分だったのではないのか。
そもそも、ゴブリン達は、マリーとニコの事をブサイクと言って、目の敵にしていたのだった。
俺は急いで、マリーとニコを醜悪ゴブリンから雌ゴブリンに変化《へんげ》させた。
ニコの体が雌ゴブリンに変わり、俺も少しだけ嬉しくなった。
本来のマリーとニコの姿は、今、ヤリ部屋で悲鳴を上げて犯されてる、身代わりと同じ姿なのだ。
頭の中で超絶美少女バージョンのニコの姿に変換すれば、雌ゴブリン状態のニコに抱きつかれている今の状態でも、嬉しさ倍増になる筈だ。
「それにしても、自分に瓜二つの人が、あの醜悪なゴブリンに犯されてるいるのを見るのは、胸糞悪いんですけど!」
ニコは、俺を抱っこしながら冷めた目で、滅茶苦茶にされて犯されている自分の身代わりの悲惨な惨状を、ジッと眺めている。
「私もニコちゃんも、もしカイトちゃんが機転を利かせて助けてくれなかったら、ああなっていたんだよね……」
マリーも青い顔をしながら、ゴブリン達のヒャッハーしている様子を見ている。
「何で私、女を性処理便所か何かにしか考えていない、醜悪な汚物のような奴らに犯して欲しいなんて思ってたんだろ……」
ニコは鎮痛な面持ちで、過去の自分を反省している。
「本当だよ! カイトちゃんみたいに、『女の子を護るのは、男の子の務めでちゅ!』とか、あの汚物達には絶対に言えないセリフだよね!」
「私、あのカイトのセリフを聞いた時、子宮がとても疼いて、カイトが大きくなったら、私が必ず筆下ろししてあげようと思ったんだから!」
「駄目だよ! ニコちゃん!
私が最初に、カイトちゃんを拾ったんだよ!
カイトちゃんの筆下ろしするのは、絶対に譲らないんだからね!」
何やら、マリーとニコは、俺の筆下ろしをどちらが務めるかで揉めている。
やはり、二人とも基本はゴブリンなので、性に寛容なようだ。
しかし2人は、俺が普通の人間だという事をまだ知らない。
多分、後 2、3ヶ月で大人になると思っているのだろう……
「マリー、ニコ。筆下ろししてくれるのはとても嬉しいのでちゅが、それより、今回の事も踏まえて、これからの対策をしないといけないと思うのでちゅ!」
俺は、このままではジリ貧になってしまうと思うので、これからの事を話す提案する。
「確かにね。あの悲惨な私の身代わりを見て、ここでは生きていけないと思ったよ」
ニコは、未だに犯され続けている自分の身代わりを見て答える。
多分、奴らは、ケツの穴をオ〇ンコと勘違いして、ぶっ刺しているのだろう。
「あれが多分、私達の未来かもしれないよね……」
マリーも悲痛な面持ちで答える。
「マリーとニコは、この穴ぐらから出た事はあるのでちゅか?」
俺は一番気になっていた事を聞いてみた。
「あるよ! 何度か村の襲撃に着いて行った事があるけど、あいつら女を犯す事しか考えてなくて、本当、つまらなかったよ」
ニコが、村を襲いに行った時の状況を教えてくれた。
成程、マリーとニコが普通の雌ゴブリンだった時、確かlv.5だった。
多分、何度か村を襲いに行った時、戦闘してレベルが上がったのだろう。
二人には一応、戦闘の経験があるという事だ。
それなら何とかなるな。
「そしたら、明日から三人で魔物を狩りに行くのでちゅ!」
俺は二人に、考えていた事を提案する。
「無理だよ! カイト知ってるの?
ゴブリンって、この世界で一番最弱の魔物なんだよ」
「知ってまちゅよ! だけどマリーとニコは、ホブゴブリンに種族変更したのでちゅ!
マリーとニコは、自分が思ってるより、とても強いのでちゅよ!」
「カイトちゃん、何でカイトちゃんが、そんな事分かるの?」
ニコより、少しだけ鋭いマリーが聞いてきた。
もう隠していても仕方がないか……
マリーとニコとは、一蓮托生だ。
結局、赤ちゃんである俺は、この二人に寄生していかないと、生きて行く事さえできないのだ。
「僕は【鑑定】スキルを持ってるのでちゅ!
だから、マリーとニコのステータスを見る事が出来るのでちゅよ!
【鑑定】スキルを持っていれば、ある程度は魔物の実力を見る事ができるから、比較的安全に狩りが出来るのでちゅ!」
俺は自分の手の内を、マリーとニコに明かした。
「カイトちゃんが、そう言うなら大丈夫なのかな?」
「この穴ぐらから独立する為にも、少しづつ強くならないと、いつまでたっても醜悪ゴブリンだらけの穴ぐらから出られないのでちゅ!」
「それヤダよ! 奴らと一緒なんて、1秒たりとも同じ空気吸いたくないもん!
私、頑張って強くなるよ!
そして強くなったら、あいつらを皆殺しにしてやるんだから!」
どうやら、ニコはゴブリン達の事が、殺したい程嫌いになっているらしい。
「そうだね! あいつら皆殺しだよ!
恩を仇で返すような奴らなんて知らないよ!
オッパイあげて育ててあげたのに、足蹴にするなんて!」
どうやら、マリーも足蹴にされた事を根に持っていたようだ。
多分、ゴブリンとホブゴブリンとでじゃ、完璧に種族が違っているのかもしれない。
マリーとニコには、既にゴブリン達とは同族意識が無いようだ。
マリーとニコの感覚は、人間の女性のそれと同じだ。
ゴブリンは、女の敵。
俺的にも、その方がやりやすいし。
俺の最初の計画でも、ゴブリンは皆殺しにするつもりだったしね!
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