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548. 魔導契約書
しおりを挟む「どうしよう! メガネ君の両親に、挨拶できなかったべ!」
ユリアさんが、なんか涙目で、俺に泣きついてくる。
まあ、それは仕方が無い事だ。
メガネ君の一族的に、メガネ君とユリアさんの婚約より、至高の血族セド血族になれる事の方が重要なのだ。
なにせ、メガネクリーン侯爵家?結成以来の、最大イベントだったのだから。
これで、メガネ君の一族は、アナスタシアを始祖とするバンパイアグループより、一段上の地位になれた。
ウエノクリニックで、包茎手術した男の子のように、1つ上の一族になれたのである。
まあ、その事に比べたら、メガネ君とユリアさんの婚約など些細な事、一族、誰も気にしてなかったりする。
「それより、ユリアさん、これは1つ貸しですからね!
そのうち、何かお願いする事が有ると思いますが、その時はお願いしますね!」
「なんでも、任せるべ! この恩には絶対に報いるべ!」
言質を取った。これで、ユリアさんを合法的に、俺のハーレムに入れる事が出来る。
「じゃあ、一応、ここに血を垂らして下さい!」
俺は、シロに製作させていた、絶対に約束が履行されるという魔道契約書をユリアさんに渡す。反故にされるの嫌だしね。
「これ、本物の契約書だべ……こんなモノを使わなくても、
リコリットちゃんのお願いならなんでもきいてあげるのに……」
「私、こういう事は、しっかりするタイプなので」
「分かったべ。ここに血を垂らせばいいんだべな!」
ユリアさんは、ナイフで親指を切り、契約書に血を垂らす。
すると、契約書に描かれていた魔法陣が青白く輝き、契約が正式に完了した事を示した。
これで、ユリアさんを、強制的に俺のハーレムに入れる事ができる。
このシロ特製の魔道契約書の効力は、絶対なのだ。
まさか、ユリアさんも、メガネ君と結婚したまま、俺のハーレムに入れられるとは、夢にも思ってないだろう。
というか、ユリアさんは、俺の正体が男だと思ってもないし。
俺は、思わず、メガネ君の前で、ユリアさんを滅茶苦茶に犯す想像をして、勃起してしまうじゃなくて、お股が濡れてしまった。
想像以上に濡れ濡れになってしまったので、トイレに行くフリをしてパンツを替えるのを忘れない。
いつも、パンツ濡れ濡れのお姫様って、相当ヤバイからね。
因みに、今回の課外授業は修行も兼ねてるというので、オリ姫を連れて来てないので、普通のパンツを履いていたりする。
俺が、パンツを替えてテントの外に戻ると、
「じゃあ、野郎共、出発すっぞ! 時間が押してきちまったからな!」
セーラ先生が、俺がトイレから戻るのを見計らって、号令を出す。
そう、俺達はずっと同じ場所で野営してたのだ。
これなら、湖畔のログハウスに泊まてた方が良かったかも……。
まあ、結局は、湖畔のログハウスで泊まる予定の日数を、野営で消費できたので、良かったと言えば良かったんだけど。
そんでもって、セーラ先生は、作業用モビルアーマーで進化途中のメガネ君の妹ちゃんを担ぎ、先頭を歩く。
「メガネ君の妹は、私が担いでやっからな!
お前らは、戦闘に集中しやがれってんだ!」
気を失ってるメガネ君の妹をどうしようかと思って固まっていたが、セーラ先生は気を利かせて担いでくれた。
なんやかんや言っても、セーラ先生は俺に甘いのだ。
実際、俺の正体がセドリックだと知ってるし、シロのご主人様である俺の事を無下にはできないだけなんだけどね。
まあしかし、実際、真面目な性格なので、厳しい先生役を忠実にこなしながらも、朝食を作ってくれたり、俺に尽くしてくれているのであった。
基本、作業用モビルアーマーに乗って無かったら、大人しい性格だし。
てな訳で、俺を前衛にして、第35階層に向かう。
婚約して、1つウエノの男になったメガネ君は、もう、前衛やらしてくれとか我儘は言わない。
というか、俺の血族になってしまったので、絶対に俺には逆らえなくなってるんだけど。
まあ、そんな事はどうでも良くて、新たな俺のハーレム候補に任命したメガネ君の妹の覚醒が待ち遠しい。
俺は、メガネっ娘のハーレム候補が欲しかったのだ。
そんでもって、メガネ君の前で犯すのだ。
想像してたら、またお股が濡れてきた。
「セーラ先生、ちょっとお花摘みに……」
「ヤイ!リコリット! 今さっきトイレに行ったばっかじゃねーか!」
「女の子には、色々事情がありますので……」
俺は、無難に誤魔化して、再びパンツを替える事に成功した。
何度も言うが、大国のお姫様が、いつもパンツを濡れ濡れグチョグチョにしてるのは、対外的にとっても不味い事だから。
ーーー
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