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165. 王都決戦! 決着!

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「ちょっ、待てよぉ~」

 ラインハルトが、キ〇タクでも無いのに、キ〇タクのような喋りで、俺の体を掴んだ。

「離せ! ラインハルト! アイツが、俺のミレーネを殺しやがったんだ!」

 俺は、必死になって、ラインハルトの手の中から抜けだそうとする。

「それは、流石に無理ってもんだろ。お前、ハツカネズミの体で、どうやってドレークを倒すんだよ!」

「何とかして倒すんだよ! アイツは、ミレーネの事を侮辱したんだ!」

「それは、俺も聞いたから知ってるよ。だけど、お前、ハツカネズミの体じゃ聖剣も持てないだろうがよ!」

「じゃあ、一体どうすればいいんだよ!
 俺は、設定し忘れてハツカネズミに変化したから、前の設定と同じ3日後しか人型に戻れないんだぞ!」

「じゃあ、私がドレークを殺してあげるわ!」

 突然、剣士でも無いアナスタシアが、地面に落ちていた聖剣エクスカリバーを拾いながら言う。

「て、何でアナスタシアが……」

 俺は、アナスタシアの言っている意味が分からない。

「ちょっと、私もムカついたから」

「そういう訳じゃなくて、勇者でも無いのに聖剣エクスカリバーが使えるのか?」

「使えるでしょ! もう岩に刺さってないしね!」

「そういう事じゃなくて……」

 ちょっと、何がなんだか分からなくなってきた。
 俺はてっきり、聖剣エクスカリバーは勇者しか使えないと思っていたのだ。

 まあ、確かに、勇者以外の人間が使えないとは、誰も言ってないけど。

 岩から聖剣エクスカリバーを抜けるのは勇者だけで、抜いた後は誰でも使えたのか……。

 というか、それならケンジが使った方がいいんじゃないのか?
 ケンジは、なんと言っても剣術の達人だし。

「アナスタシア、ケンジに任せた方がいいんじゃないのか?」

 俺は、一度、アナスタシアに提案してみる。
 どうせなら、ドレークを倒せる確率が高い奴に、聖剣エクスカリバーを使って欲しいし。

「セド兄、悪いが僕は、神剣 蜘蛛丸マークⅡしか使わない!」

 なんかまた、ケンジがおかしな事を言っている。
 神剣って……いつからシロが打った刀が神剣になったのだ?
 まあ、ケンジはシロを神と崇めているので、ケンジ的には神剣で正しいのか?
 というか、聖剣のエクスカリバーより、神剣の蜘蛛丸マークⅡの方が、格が高そうな感じになっちゃってるんだけど……。
 しかし、マークⅡって、トヨタの車かよ!
 もう売ってないけど。

「という事よ!」

 アナスタシアが、ドヤ顔で俺に言う。

「だったら、ラインハルトに任せればいいだろ!
 ラインハルトは、聖騎士パラディンなんだぞ!」

 俺は、正論を述べてやる。
 兎に角、アナスタシアから聖剣エクスカリバーを取り上げないと大変な事になる。
 だって、アナスタシアの本職は賢者なんだし。

「ああ、それならアナスタシアの方が適任だぞ!
 俺の剣術の腕より、アナスタシアの棒術の方が上だからな!
 実際、俺、何度かアナスタシアに勝負を挑んで、コテンパンに負けてるしな!」

 まさかの答えに、俺は驚く。
 まあ、アナスタシアが凄い事は知ってた。
 なんせ、この世界に3人しか居なかった賢者の、4人目になってしまった程の才女なのだ。
 しかも、本当はババアなのに若返ってるし。

「まあ、そういう事ならお願いします」

 ここまできたら、もう、アナスタシアに任せるしかない。
 だって、本人、やる気満々だし。

「任されたわ! それじゃあ、久しぶりに本気を出しますか!」

 何か、よく分からないが今までは本気じゃ無かったようだ。

 アナスタシアの魔力が一気に膨れ上がり、体中から禍々しい赤黒い闘気が溢れ出す。
 これは、ババア属性の気を貯めてたという奴か。
 大体、凄腕のジジイ、ババアは普段は省エネで生きていて、ここぞという時に本気を出すというアレだ。
 そして、大体、終わった後は本来の姿であるジジイ、ババアに戻ってしまうのだ。

「ふん。少しはやるようだな」

 何故か、ドレークもアナスタシアを敵と認めたようだ。
 主人公である俺を差し置いて。

「露払いする」

「拙者も」

 何故か、メアリーとケンジまでもノリノリだ。

「俺もやるぜ!」

 ラインハルトも、俺をシロに手渡して前に出る。

 俺とシロが、この物語の主人公とヒロインの筈なのに!

「ご主人様、ここはアナスタシアさん達に任せましょ。もう、僕達、乗り遅れてしまいましたし……」

「というか、俺はハツカネズミに変化した時点で、俺に出来る事をは無くなってたんだけどな……」

 もうこうなったら、アナスタシア達に任せるしかない。
 実際、ハツカネズミの体じゃシロの可愛らしいサクランボを、サラサラの体毛でワサワサする事ぐらいしか出来ないし。

「私達が道を作る!」

 メアリーとケンジとラインハルトが、先陣を切って走り出す。

 残りの相手は、爵位持ちのバンパイア12人と、両手を失っているネムラム姉妹とドレークだけ。
 しかし、まだまだ、相手の戦力の方が上である。

 勝てるのか?

 というか、こちらは俺とミーナとシロが戦力外になってしまってるし。
 因みに、シロは俺の世話をしないといけないから戦力外。
 シロの仕事は、ハツカネズミになってしまった俺を全力で守る事なのだ。

「ウオリャァァァァーー!」

 メアリーが、豪快に爵位持ちのバンパイア達を薙ぎ払っていく。

 スパン! スパン! スパン!

 ケンジもスムーズにバンパイアを斬りさいている。

 ラインハルトは大盾を使って、死角からメアリーやケンジに襲いかかろうとするバンパイア共を吹っ飛ばす。

 そして、アナスタシアは、斬られたり吹っ飛ばされているバンパイア共の息の根を聖剣エクスカリバーで、完全に断ち切るのだ。

 なんか俺、要らない子だったみたい……。

「中々、やるようだな」

 ドレークが、まだ余裕綽々で、アナスタシア達に言い放つ。

「貴方は、やり過ぎたのよ」

 アナスタシアが、ポツリと言う。

「なんの事だ?」

 ドレークが、アナスタシアの言葉を拾って反応する。

「この世界に来るまでに、貴方は、アムルーダンジョンで、アムルー冒険者ギルド所属の私達の仲間をたくさん殺した」

 アナスタシアは、ドレークの問い掛けに対して答える。
 どうやらアナスタシアは、アムルーダンジョンで、ドレークが殺したと思われる50人以上の冒険者について怒っているようだ。
 まあ、アナスタシアは誰からも慕われているので、その50人のうち何人か、アナスタシアと仲が良かった冒険者が居たのかもしれない。

「何を言っている? 下等な人間共など、我らの食料だろ?」

「貴方は、バンパイア公爵だから、血を飲まなくても生きられる筈よ!」

 アナスタシアがドレークを、キッ!と、睨みつけ反論する。

「私の部下は、血を飲まなくては生きられん!」

「そしたら、部下を増やさなければ良かった!」

「馬鹿を言え! 始祖様を探す為に、部下を増やさなければならなかったのだ!」

「始祖は、そんな事は望んでいない」

 アナスタシアは悲しい顔をして、ドレークに言う。

「何故、お前に分かるのだ?」

「そんな事、誰だって分かるわ!
 セド君の話によると、貴方達親子は、始祖に助けられたのよね?
 それは、迫害され、夜の世界でしか生きられない貴方達親子が可哀想だと思ったから。
 決して、人間を食料にする為、ましてや人間を劣等種とか言って差別させる為じゃなかった筈よ!」

「劣等種が、何をほざく。これは全て始祖様が望んだ事なのだ!」

「始祖が貴方に望んだ事は、勇者と思われる者に、始祖の指輪を探すように導く事だけだった筈よ!」

「違う! 始祖様は、バンパイアの世界を、始祖様の世界を作れと、仰られていたのだ!」

 ドレークは喋りながら両手を広げ、感極まったのか大粒の涙を流しながら天を見上げ、自分の世界に浸っている。

「これはもう、重症のようね……。
 決して始祖は、そんな事を望んでいない。
 そして、もう貴方を殺すしかない。
 貴方は、気付いてないかもしれないけど、貴方は、始祖を怒らす最大の過ちを犯しているのよ」

 アナスタシアは、吐き捨てるように言う。

「お前は、何の事を話をしている?」

「貴方は、導かないといけない筈の、勇者であるセド君に手を出したの」

「何だ? 一体何の話だ?」

「貴方は、道を誤ってしまったのよ。
 始祖が望んだ未来は、貴方達親子が、太陽の下で幸せに暮らす事だった……」

「五月蝿い! 黙れ! 始祖でも無いお前に、何が分かるというのだ!」

「もう、ダークサイドに堕ちてしまった貴方には、何を言っても無駄のようね……」

 アナスタシアは、そう言うと、ドレークに向かって走り出す。

 そして、

「破魔! 滅殺斬り!」

 アナスタシアは、一瞬にしてドレークの懐に入り込み、目にも止まらない速さで、一閃。

 ドレークの首を斬り落としてしまった。

「残念だったわ。ドラクエル公爵」

 アナスタシアは、生首になったドレークに呟く。

「何で……その名前を……。まさか……シソサ……」

 生首になったドレークが、消え入りそうな声で、最後にアナスタシアに何かを言ったように聞こえたが、遠くに居た俺達には聞こえる筈も無く、そのまま灰になり消えてしまった。

「「お父様ーー!」」

 灰になって消えてしまったドレークを目の当たりにした、ネムラム姉妹が涙を流しながら発狂する。

「悪いけど、貴方達姉妹も死んで貰うわ」

 アナスタシアは、幼女にも容赦ない。
 というか、実際二人とも年齢500歳を越えるクソババアだけど。

「うわぁぁーー! 死にたくないよぉーー!」

 両腕を切断されてしまっている妹のラムが、再び発狂する。
 アナスタシアの強さを近くで見ていたラムは、両腕が無い状態ではアナスタシアに勝てないと理解しているのだろう。

「ラム駄目よ。私達は、始祖様の意に添えず、人間をたくさん殺してしまっています」

 先程まで、発狂していた筈の姉様のネムが、アナスタシアの言葉を聞いた途端、平静に戻りラムに言い聞かす。

「だけど、姉様ぁーー!」

「これは、私達の罪。始祖様のご意志を感じ取れなかった私達親子の罰なのよ」

 姉様は達観しているのか、死に恐怖を抱いていないようである。
 というか、既に、死を受け入れてしまっている。

「残念だけど、貴方達は、導かないといけない筈の勇者に手を掛けようとしたの。
 これは…決して覆せるような事ではないのよ……」

 アナスタシアは少しだけ口を震わせながら、深い悲しみで溢れた表情を押し殺すような顔をして、ネムラム姉妹と、自分自身に言い聞かすように話す。

「エッ……その表情は……初めて会った時の……シソサ……」

 そんなアナスタシアの震える言葉を、目の前で聞いていた妹のラムの涙が、突然、何かに気付いたのか、ピタリと、止まった。

「ね……姉様?」

「そうよ」

 姉様のネムが、優しい顔をして深く頷く。
 そして二人は、お互い顔を見合わせ、以心伝心した後、アナスタシアに頭《こうべ》を垂れた。

「覚悟が出来たようね?」

「「はい」」

 まるで悟りを開いたかのような、晴れやかな表情をしたネムラム姉妹が、シンクロして答える。

「それじゃあ……」

 斬!!

 アナスタシアは躊躇無く、双子の首を跳ねた。

「「シソ……サ……」」

 双子達もドレーク同様、灰になる前に、アナスタシアに何か言ったように聞こえたが、俺達の場所からは、何を言ってるか聞こえる筈も無かった。

 しかしながら、双子の言葉が聞きとれたであろうアナスタシアの横顔が、少しばかり悲しそうに見えたのは、気のせいでは無かったのかもしれない。


 ーーー

 ここまで読んで下さりありがとうございます。

 海賊サー·フランシス·ドレーク編を、どうやら書き終えました。
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