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Frozen watchfulness
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しおりを挟む「――ありがとうユンファさん…やはり正直な話を聞いてもらう、というのは、癒やしになるものですね……」
するり…僕を抱き締めていたソンジュさんは、離れてそう、微笑んだ。――その言葉を聞いた僕は、もしかして…と、思う。
「…………」
僕は先ほど、『KAWA's』でソンジュさんに、さまざまなことを話した。――彼をあれを“取材”だと言ってはいたし、結果として僕はパニックにはなってしまったが、もしかしてソンジュさん…僕のことを、癒やすために…?
いや、それはさすがに、ポジティブに考えすぎだろうか。――なんて、僕が考えているうちに、彼。
「…さ、ユンファさん。そろそろ体、洗いましょうか…?」
と、そう言うソンジュさんはなぜか、僕の肩を掴んでくるりと、僕の体を返してきた。
「…? ええ…、…っお、…っ?」
体を洗う、というので、僕はこの浴槽から出るため、立ち上がろうとしたのだが、――それは後ろから、ぐっと肩を掴まれて抑えつけられ、ソンジュさんに阻止された。
「……? ソンジュさん…?」
え…? 体、洗うんじゃないのか?
なら、洗い場に出ないと…――。
「あの、体あら…ぁ、♡ そっソンジュさ、…っ」
とかなんとか不思議に思っていたら彼、後ろから腕を回し、僕の両胸をぬるぬる撫で回してくる。
「……ぁん、♡ あっ…だ、ちょっな、何して…っ!」
それ、どころか、っあんなんて声が出てしまった、――片胸をそうしてぬるぬる…泡を使って撫で回し続けるソンジュさん、くちゅ…と、僕の膣にまで二本、指を差し込んできた。…ぬりゅぬりゅとそのまま、抽挿されているソンジュさんの指に、かくかくと立てた太ももが揺れる。
「……だめ…、く…ぅぅん…♡」
あ、だめソコ…ナカにある前立腺、ゆっくり優しく、くにくにしないで…――きもちぃ…駄目、力抜けて、きもちよくなっちゃう…――。
「…ふふ…きもちいいの、ここ…? おまんこひくひくしちゃってるよ、ユンファさん……」――僕の耳にくっついたソンジュさんの唇、そう低く耳の穴直に囁かれると、それだけでビクンッとしてしまう。
僕はそれを避けるよう、真横に顔を背ける。
「…ぅ…だめ…いや、此処じゃ…もう嫌です……」
「……ふっ…ククク…此処じゃ、ね…――いやぁ本当に、先ほどは最高のえっちでしたよ、ありがとう…」
ちゅ、と僕の耳に口付けたソンジュさんは、「しかし、これはね…」とぬるり。――僕の膣から抜けた指、今度は僕の肩に、浴槽のお湯に浮かんだ泡を擦りつけてくる。
「……?」
どういうことだ…と振り返ると、ソンジュさんは、にっこりと意味有りげな悪い笑みを浮かべていた。
「…はは…ユンファさんは、泡風呂というものをあまりご存知じゃないようですね。――泡風呂というのはこうして…浴槽の中で泡を使い、体を清めるものなのですよ」
「……、へ…?」
そうなの…か?
いや、僕だって小さいころは泡風呂に入ったことくらいあるが、――正直泡風呂って、泡で遊びながら入るものだとばっかり…あっ!
「……ぁー、…あの、セレブのアレだ、多分……」
洋画で、泡風呂に入りながら背中をブラシで擦っているセレブの、アレだ…――そういえば確かに、海外の映画とかだとセクシーなお姉さんが、泡風呂の中で背中とかをゴシゴシ、ブラシか何かで洗っているよな。――あれって本当に、そういうものだったのか。
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