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幸福に浸りながら望む貴石※
30※
しおりを挟むもう一度挿れようと、ピタリ当てたソンジュさんのモノが熱い。――柔らかい粘膜に触れたソレは、幹ほどに硬くはなくともやはり、ぷっくりとしてハリがある。
ぬぷぅ…と腰をゆっくり沈めれば、今度はなめらかに自分の肉へと食い込む。――熱い肉が、自分の濡れた肉に食い込む感覚が、こんなに生々しく感じたのは初めてだ。
普段は、自分のナカに入ってくる男性器の感触を、あえて認識しないように努めていたのだ。
でも、今は…ソンジュさんの、だから、と――あえて緩め、迎え入れる体制の自分の膣に満ちてゆく彼に、意識が集中する。
「…ふ…ッ♡ んぅ…ッ♡ …~~~ッ♡♡♡」
ぬぷぷぷ…と柔らかく、無抵抗なナカをかき分けられて、太くて硬いモノに押し広げられるこの感覚――もう声なんて出ないくらい、最高に気持ちいい。…本当に僕、僕の体、ソンジュさんの形になってしまいそうだ。
このまま、ソンジュさんだけの体に――なってゆく、んだ。…幸せ…♡
「……んク、♡♡♡」
そう思ったら、こちんと奥を軽くつつかれただけで、甘く絶頂してしまった。
「…ふ、…きもちよすぎる、…もう全部俺のものだからね、ユンファ……」
低く、甘い声でそう言うとソンジュさんは、僕の背中を、腰の裏を強く抱きすくめてきた。――僕はすぐ彼の背中に手を回し、…そのまま激しく突き上げられる衝撃に、揺さぶられる。
「…ぅあっ♡ あっ♡ あっ♡ だめ激し…」
「…忘れないでね…、俺のちんぽの形、もう絶対忘れるなよ、ユンファ……」
「んっ……あぁ、♡ は、はい、もう忘れませ……」
ソンジュさんにしがみつく僕は、その実ナカばかりか、脳までぐちゃぐちゃに掻き乱され、頭の中にまでじんわりとした快感を覚えている。――それは…僕の耳の穴直に注がれる、彼の熱く湿った吐息と、妖艶な低い声のせいだ。
「…今日からユンファは、俺だけのものだからね…、髪の毛一本だってもう、他の人にあげたら駄目なんだよ…? ユンファの魂も、ユンファの精神も、ユンファの肉体も…、もちろんユンファの体液ひと雫だって、今からぜーんぶ俺だけのものだ…、わかった…?」
「あっあ…♡ あぁは、♡ あっはい…♡ わk、わかりました…」
どうしても抗う気が起きない。
素直に、心から従順になっている自分がいる。――体の中をぐちゅぐちゅかき回されて、頭をとろとろにされている。
「…いい子だユンファ…、じゃあ、自分でも宣言しようか…――僕の体は、もうソンジュだけのもの…」
「あっ…♡ あん…♡ ぁ、僕の、っからだ、…もうそ、そん、ソンジュだけの、もの、……」
僕の体は――もうソンジュだけのもの。
「…もう他のおちんぽなんか咥え込めません…、ソンジュのおちんぽがきもちよすぎるから……」
「…っは…♡ あ、もっ他のおちんち…咥えこめませ、…っあ…♡ ソンジュのおちんぽ、きもちよすぎて、だめ…♡」
気持ちよすぎて泣いている僕は、一応言わされている言葉の意味を、…じんわりとながら理解できている。――正直、それは本当のことだと思うくらいなのだ。
「…可愛い…、これからは、ソンジュとだけえっちします…」
「…こっこれから、は…ソンジュとだけ、えっちします…っ♡」
僕はこれから――ソンジュとだけ、えっちをする。
…ことになったらしい。
「…ククク…――僕の精神も、魂も、もうソンジュだけのものです…」
「…っあ、ん♡ うぅん…♡ んっ…ぼっ僕の精神も、…魂も、も…っソンジュだけのもの、です…っ」
僕の精神も――魂も――ソンジュだけのもの。
「僕、ユンファは…ソンジュだけのものです…」
「あっあっあっ♡♡♡ そっソンジュ…僕、ゆ、ユンファは、…僕、……っソンジュだけのものです…っ!」
激しく、速くぐちゅぐちゅぐちゅ、と下から突き上げられ、僕はソンジュさんの背中にしがみつきながら、この浴室にその宣言を響かせた。――このタイミングで更に激しくした彼に、ちょっとした憎たらしさを感じつつも。
「…僕をソンジュのお婿さんにしてください…」
「うっうぅ、♡ うっ…♡ はっ僕をソンジュの、…お婿さんにしてくださいぃ…――ッ!」
「はははっ…言ったからな、ユンファ……」
「ひっ…、え……?」
僕いま、…なんて言った…――?
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