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147 塩なのか、潮なのか※
しおりを挟む「…んんん゛…~~~ッ♡♡♡」
何度も何度もねっちりと唇を食みながら、本格的に自身を扱いてやるとユンファ様は、ビクンッと――そうかからず、腰を軽く浮かせ、ビクビクと腰を跳ねさせて、…たっぷりと熱い精を吐き出した。
「んっはぁ…!♡♡♡ …ぁぁ…♡ はぁ、はぁ……」
根本からドクンドクンと波打つように跳ねているユンファ様のモノを、俺は抑えつけるように握る。――握る俺の手に垂れてかかる熱くねっとりとした粘液に、立ちのぼってくる濃厚な、完熟桃と乳の匂い。
じっとりと汗をかいて艶めく頬は火照り、とろりと気怠げにゆるむ切れ長のまぶたは伏せ気味――艶やかなその姿に誘われて、俺はまたユンファ様の赤い乳首に吸い付く。
「…あっ…?♡ ぁ、♡ ぁ、♡ ソンジュ、…ッ♡」
片方は指でコリコリと回し捏ね、もう片方には吸い付き、口の中でコロコロと愛おしい豆粒を転がしてやり、小さな乳輪ごとたっぷりしゃぶってやりながら――白濁の粘液を塗りこむよう、彼自身をまたぐちゅぐちゅと激しく扱く。
「…んぁぁ…!?♡♡ だめ、だめソンジュ、だめ、…」
ユンファ様は悶え、俺の肩を押し下げようと――すなわち、逃げようとしている。
「…あぁやめて、♡♡ おかしくなっひゃ、♡ …あっあぁだめ、♡♡ だめ…っなんてことするの、…ぁぁっ♡ ♡」
「……ふぅ…、ふ…、…ふふふ…」
可愛い…可愛すぎる。
身悶え、上で頭を振っているわりにその声はとろとろに甘く、蜜にまみれて濡れている。――「んんっ出ちゃう、♡♡♡ だめ、だめソンジュ、…ぉ、お小水出ちゃ…」…なんともいえぬ。
この上品な言葉遣いで身悶えしているユンファ様の、この淫靡な様相――何ともいえぬが、…とにかく、何度でも勃起できる。
「……あぁだめ、♡♡♡ ………、♡♡♡♡ はしたない、けれど、…っ僕、我慢できな……、♡♡♡」
ユンファ様は息も絶え絶え、なんなら嬌声すらもなく息を止め、体を強張らせて必死に我慢しているらしい。――ときおり、間を開けて…………「ぁ、♡」とは声をもらすが、はぁはぁとほとんど吸い込むような、啜り泣いているような呼吸を繰り返し、ふっと息を止め。――また「んん…っ♡♡♡」と艶めかしい声をもらして、何度も何度も弱々しくか細い声で「ソンジュ、ソンジュ…」と俺の名を呼ぶ。
しかし、ぬちゅぬちゅと扱く手を止めてはやらず、乳首を両方なぶり尽くし――いよいよ。
「……ァ、♡ ひ、だめそんじゅ……ッあ…!♡♡♡♡ ぁぁでちゃ……ぁ…、――あぁぁ……」
しょお…と、俺の手にかかるサラサラとした熱い液体。――しょろしょろと穏やかに流れ落ち、小さな滝のように流れて、俺の手を伝ってゆく。…これもまた諦観に近いものだ、もはや止めようというのも無いらしいほど、止まらぬ。
「ひっ…く、…うぅ…やめてといったのに、意地悪…」
ユンファ様は泣き顔を、両手で覆い隠した。
俺に意地悪と言い捨てるほどの、面はゆい思いがあるのだろう。…彼はこの年にもなって小水を漏らしてしまったと羞恥し、嘆いているのだ。――しかし、俺は何も初めて男を抱いたわけでもない。…これで俺は女も抱いたが、男も抱いたのだ。
「…っは、…ははは、ユンファ…これはお小水ではありませぬ。――潮でございます」
「…はぁ…、…?」
ごしごし、泣いていたらしい目元を手の甲で拭ってから、とろりと俺を涙目で見上げてくるユンファ様は、赤面したその顔は、やはり――潮って何?
まずもっておそらくはユンファ様、男が潮吹きをするのか? というところですらないのだろう。いや、女の潮すらも知らず、そもそもが潮とは何だ、から始まっている。
何なら潮、ではなく…塩、とすら聞こえているのかもしれぬ。――こうして何も知らぬところがまた、たまらなく愛おしいのだ。
「ふふ…あまりにも善いと、精の他にも小水によく似たものが、ご分身から吹き出てしまうものなのです……」
「……、はぁ…では、ソンジュ…」
俺が教えてやれば、なぜかユンファ様はしゅんと悲しげな顔をしてしまった。
「…先は…あまり君、善くありませんでしたか…?」
「……、はは、あぁ…いいえ、そうではありませぬ……」
そうきたか。
なるほど…あまりにも善いと、潮を吹く――そう説明した俺が、先ほどの口淫で潮を吹かなかったからと、ユンファ様は落ち込んでしまわれたらしい。
「まさか。とても善かった…。しかし…――まあいわば、この潮を吹きやすい人と、どうしても吹けぬ人がいるものなのですよ、ユンファ…」
「…はあ…そう…、なら、ソンジュはその…塩…? 吹きにくいのか…?」
「ええ、俺は何度試しても、潮を吹けぬタチで…精ばかり出てしまうものですから……」
正直試しちゃいないが、…こう言っておけばよい。
するとよかった、ユンファ様はホッと安堵した顔をして、はぁ…と微笑んでくださった。
「あぁそう、そうか、よかった……」
「…ふふ……」
なんと可愛らしいことか――。
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