胡蝶の夢に耽溺す【完結】

🫎藤月 こじか 春雷🦌

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83 身勝手な行為※モブユン

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 ぼーっと身を投げ出すユンファ様の下半身に、ジャスル様の肉厚な手が忍び寄り――ピチピチピチ、と音が立つ。

「…ふん、まんこだってこんなぐちょぐちょに濡らしおって、…善いのだろ。素直になれユンファ、そのほうがお前も楽だろうに……」

「…んっ…は…はぁ…、…」
 
 蕾をピチピチと叩かれ、割り開かれた着物の隙間から股間を触られても、天井を見上げたユンファ様は、ぽーっとどこかを遠く見ているだけだ。――、と呼べばよいものを、わざわざユンファ様を恥辱に陥れるよう、ジャスル様は下品な名称を口にする。
 
 ユンファ様は諦めたようで、しかしやはり拒みたい気持ちもあるのだろう。…虚しくも弱々しく、白足袋の足が足掻き、濃い紅の床を白が蹴り――今にも閉ざしたいらしいその細い太ももは、ジャスル様の肥えた身体に阻止されている。

「……ん、♡ ……ふ、……~~~ッ♡♡♡」

 はだけさせられ、乱れた着物の衿元からユンファ様の染まった両胸が覗き、ジャスル様は相変わらず美味そうに彼の乳首をちゅばちゅばと執拗にしゃぶりながら――ぐちぐちぐち、と音を立て、ユンファ様の蕾に指を差し込み、乱暴に掻き回しているらしい。
 こてんと俺のほうに向いた彼の顔、眉を顰め、固く目を瞑ったユンファ様は、ふっと息をとめ――唇をも引き結び、…快感に堪えている。
 
「…っは、…ふーっ、すっかり蕩けておるぞユンファ、お前のまんこ、すっかりとろとろに蕩けておるわ。もうワシの魔羅が欲しゅうて欲しゅうて堪らんようだぞ、なあ…」
 
 ジャスル様は「ほれ見ろ」と、引いた手をユンファ様の顔の近くへ――ねとぉ…と、その太い二本指の間で糸を引く様を彼に見せ付けるものの、ユンファ様は目を瞑ったまま見ず。…それに若干腹を立てたジャスル様は、ユンファ様の紅潮した頬でその手を拭いた。
 
「……うっ、…いや……」
 
 すると当然ユンファ様はそれを避けようと顔を背け、いや、いや、と首を振る。
 
「…何が嫌だ、これはお前のマン汁じゃぞユンファ。…」
 
 そしてジャスル様は、またユンファ様の蕾に指を差し込むと――ぐちょぐちょぐちょと音を立てながらナカを掻き回す。
 
「…ほれ、三本も指がずっぽりじゃ。」
 
「……ぐ…ッ、……ぅふ゛、…いっ痛いぃ…!」
 
 ――当然である、あの太い指三本は、昨日まで初心であった体じゃ痛むはず――これは本当に痛いらしく、泣きそうに顔を顰めたユンファ様は、顔を隠すよう目元に腕を重ねた。――しかし、その紅の帯を巻いたままの細腰は上がる。
 大方媚薬のせいか彼自身はすっかり勃ち上がって赤くなり、ビク、ビクとユンファ様の腰が跳ねるたび、天を突く。――そのぽってりとした撫子色の先からは、たらたらと白濁混じりの涎を垂らしている。
 
「顔を隠すんじゃないユンファ、イかせてやらんぞ」
 
「……っ痛い、痛いですっやめてくださ、…っ痛い、本当に痛い、…」
 
「…………」
 
 イくどころか――本当に痛がっているではないか。
 …ユンファ様への気遣いも何もないジャスル様のその行為に、俺は眩暈さえ覚えるほどの嫌悪感を奥歯で噛み殺す。
 
 それでも顔を隠したまま「痛い、やめて、痛い」と繰り返すユンファ様に、ジャスル様は「これ、悪い子だ」と何か愉快そうに――あるいはごまかして笑い――言うと、すっかり獣のような顔をして、ユンファ様の顔を覆っている腕を取り払い、また口付けた。

「…んぅ、……っ」

 とす、と落ちたユンファ様の柳腰…両手首を濃い紅に縫い付けられ、口内を舌でめちゃくちゃにかき回されているユンファ様の蕾には、おそらくジャスル様の猛ったモノが擦り付けられているのだろう――へこへことその太った腰が揺れている――。
 この無理やりな口付け…悲しそうにその端正な眉は顰められ、彼はきゅっと目を瞑って耐えている。
 
 
「…っふぅぅ…、さあユンファ、こちらに尻を向けなさい…」
 
「……は…っはぁ…、…はぁ…」
 
 ぼーっと虚ろな目をして、ジャスル様を見上げているユンファ様は――紅潮した顔で、先ほどの痛みからか、呆然としていた。
 
 
 
 
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