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神の代理人~バーン視点~
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その日、目覚めた時にひどく頭痛と倦怠感があった。
寝台の横にいた侍医によると、寄宿学校で巻き込まれた服毒による後遺症のようなものらしい。
大切な記憶には作用していないらしいが、確かに寄宿学校での生活が所々記憶から抜け落ちている。
学んだ内容は覚えているので問題はないが、やはり気持ちの良いものではない。
しかし、侍医からもう毒の影響はなく、今後記憶の抜け落ちが生じることはないと断言された。
それならば、まぁいい。
体調が完全に戻り次第、再び寄宿学校へ……と思っていたら父上から急遽お呼びがかかった。
「バーンです」
「入れ」
入室を許可され、クレインが書斎の内から扉を開ける。
「たいした話ではないから、そのまま聞け」
「はい」
そのままクレインと並び立つ形で扉の近くに立った。
父上は書斎で何かの書類に目を通しながら話を続けた。
「体調に問題がないのであれば、俺の代理として聖教の大聖堂へ向かえ」
「は?」
意味が分からず、思わず声が出てしまった。
「聖教、ですか?」
「そうだ」
聖教……今力をつけてきていることは知っている。
救国の騎士を神のような信仰の象徴とし、平民だけでなく下級貴族にも帰依している者が多いと聞く。
しかし、父上は信仰に篤い方ではない。
そんな父上の代理として聖堂へ向かう?
何のために?
「オルレラ公爵家として聖教を信仰し、今後猊下をお支えしていく。お前は猊下の元で聖教を学び、公爵家と聖教を結ぶ役割を果たせ」
「それは……」
父上の言葉を聞き、耳を疑った。
聖教は信仰という名の元に数々の私財が集まり、同時に政治面においても影響を及ぼすほどの権力が集まりつつあると聞く。
まさか、父上は聖教側につかれるおつもりか?
本当に大したことではないかのように書類の片手間に告げられた内容は、国を揺るがすものだ。
「父上、それでは国がっ」
「お前の意見などいらぬ。否は言わせん。向かえ」
「……は、い」
混乱したまま、クレインに促され退室した。
それから即座に父上の命をうけたクレインによって、旅立ちの準備は進められ、当然寄宿学校も辞めることになった。
これで本当に良いのか?という疑問を抱きながらも当主である父上に従わざるを得ない。
胸に重いものを抱えながら、出立した。
旅慣れている訳ではないが、それなりに身体は作っている。
馬車での数日の移動も体力的に問題ないはずだが、なぜか身体が重い。
心に疑念を抱いているせいだと思っていたが、馬車に揺られているとなぜか寄宿学校の日々ばかり思い出す。
そして、喪失感を覚える。
寄宿学校を辞めることにはなったが、それに対し特に思うところはなかったはずだ。
自分に課せられた使命がそれどころではないのだから。
それなのに、なぜだ?
なぜ、こんなにも寄宿学校のことばかりが頭をよぎるのか……。
そんな思いを抱えながら、数日の旅路を経て国で最も大きな聖堂にたどり着いた。
聖堂の敷地内は馬車などでの移動は認められないため最後は徒歩での移動となったが、本当に聞いていた通り周囲には何もない。
広い土地にポツンとその大聖堂は建っていた。
普通、大聖堂であれば信徒が多く集うため周辺は栄える。
宿屋、食堂、旅に必要な物品を揃える店や土産物屋まで商売人達が我先にと周辺の土地を求めるはずだ。
しかし、ここには何もない。
この周辺の土地はすべて聖教側が押さえているのだと聞いた。
見渡す限り、木や草花などの自然物もなく、大地は白いタイルで埋め尽くされ、その中に荘厳な大聖堂が建っている。
その光景は異様だ。
先程まで普通に馬車に揺られ見ていた光景から一気に切り離されたため、聖堂へと続く白いタイルの道を歩いていると、どこか迷い込んだような気分にさえなる。
しかし、その浮世離れした異様さこそ、信徒にはより強烈に印象付けるだろう。
ここには神の代理人がいると。
大聖堂の入り口にはオルレラ家の者が来るという知らせを聞いた聖教側の神官が数名立って私の到着を待っていた。
オルレラ公爵家がこの聖教に帰依するとなると、聖教側に与える恩恵は当然ながら莫大だ。
聖教の信徒は今や国教よりも多いと聞くが、その多くは平民や下級の貴族。
そんな中、この国の貴族の中でも地位も名誉も実力も兼ね備えたオルレラ公爵が信徒に名を連ねると、追随する貴族は少なくないはずだ。
聖教側にとってみれば、またとない好機。
当然、神官達にも歓待される。
オルレラ公爵家に対する美辞麗句を笑顔で聞き流し、ここまで侍っていたオルレラ家の従者と別れ、神官のうちの一人と共に大聖堂へと足を踏み入れた。
聖堂は内壁、椅子や敷物など小物類にいたってもすべて白で統一され、途中すれ違う信徒も皆、白い衣服を身に纏っていた。
聖教において、白は聖なる色だ。
救国の騎士が白銀の髪と透き通った白い肌だったことから、皆少しでもそのお姿に近づこうと白を取り入れ始めたことが始まりらしい。
今では信徒を見分ける一つの特徴にもなっている。
もちろん、私もクレインの用意した白い衣服で身を包んでいた。
祭壇へ熱心に祈りを捧げる信徒たちを横目に、神官に促されるまま進む。
ここに来た私の目的は、父上の言われていた倪下、大神官である「神の代理人」と謁見するためだ。
大神官は基本的に毎日大聖堂にて祈りを捧げているが、その姿を誰にも見せることはないと聞いた。
この大聖堂にて年に一度、救国の騎士がこの国を救ったとされる日に信徒の前に姿を現し、皆の前で祈りを捧げるのだという。
しかし、オルレラ公爵の代理ということで特別に謁見が許されたのだと案内人の神官は息巻いている。
神官が立ち止まり、扉を開けると入室を促される。
この部屋ももちろん、内壁も家具も白で統一されていた。
「倪下から謁見の許可が下りるまで、こちらでお待ち下さい」
そう言い残すと、神官は立ち去った。
「ふぅ……」
到着した聖堂の一室で、周囲に誰もいない一瞬を見計らって息をつく。
疲れが色濃く出始めた。
朧気な記憶とここまでの道中を振り返り、改めて息をつく。
朧気な記憶を辿ることはもう止めたい。
しかし、この聖堂に入ってからも何度も何とも表現の仕様のない胸の内から湧き出してくるような違和感を感じている。
この環境をなぜか自分自身が否定しようとしていた。
信仰する宗教はない。
この聖教に関しても、特に思うところはないはずだ。
ただ、国政においての影響を思うと父上の判断に疑念はあるが、当主である父上の判断に口出しできる力は自分にはない。
父上の考えが別にあったとしても、それを推し測ることもできない。
つまりは、従うしかない。
そう理解しているのに、なぜか従いたくないと思っている。
その理由が分からない。
失った記憶の中にこの聖教に関するものがあるのか……それもこの聖教を否定したくなるような……。
目を閉じ、軽く頭を振る。
考えるな。
もう、消えた記憶は戻らない。
父上の命を全うせねば。
改めて強く自分に言い聞かせていた時、扉が数度叩かれ先程の神官が扉を開けた。
「倪下から許可が下りましたので、謁見の間へ」
軽く頷き、促されるまま再び聖堂内を移動し、謁見の間と呼ばれた場所で「ここでお待ち下さい」と言い残し神官は去った。
謁見の間は当然白で統一され、自分の今いる場よりも数段高い所に椅子が置かれている。
倪下が座られる椅子なのか、先程自分がいた部屋の椅子などとは違い、白銀と宝玉で豪奢な装飾がされていた。
一人になるとよぎる記憶の空白への憧憬とこれからの謁見に対する精神的圧迫に耐えるため、瞳を閉じ深く呼吸を繰り返す。
「おや。お前、エルンストの子だったのか」
人の気配などなかったはずの壇上からの声にハッと顔を上げる。
そこには先程の豪奢な椅子に優雅に腰かける人物がいた。
「救国の騎士、ルカ……?」
思わず口にした瞬間、しまったと拳を握る。
この場の壇上の椅子に座っている人物が、聖教の最高位、神の代理人たるアクラム倪下以外あり得ないのに。
寝台の横にいた侍医によると、寄宿学校で巻き込まれた服毒による後遺症のようなものらしい。
大切な記憶には作用していないらしいが、確かに寄宿学校での生活が所々記憶から抜け落ちている。
学んだ内容は覚えているので問題はないが、やはり気持ちの良いものではない。
しかし、侍医からもう毒の影響はなく、今後記憶の抜け落ちが生じることはないと断言された。
それならば、まぁいい。
体調が完全に戻り次第、再び寄宿学校へ……と思っていたら父上から急遽お呼びがかかった。
「バーンです」
「入れ」
入室を許可され、クレインが書斎の内から扉を開ける。
「たいした話ではないから、そのまま聞け」
「はい」
そのままクレインと並び立つ形で扉の近くに立った。
父上は書斎で何かの書類に目を通しながら話を続けた。
「体調に問題がないのであれば、俺の代理として聖教の大聖堂へ向かえ」
「は?」
意味が分からず、思わず声が出てしまった。
「聖教、ですか?」
「そうだ」
聖教……今力をつけてきていることは知っている。
救国の騎士を神のような信仰の象徴とし、平民だけでなく下級貴族にも帰依している者が多いと聞く。
しかし、父上は信仰に篤い方ではない。
そんな父上の代理として聖堂へ向かう?
何のために?
「オルレラ公爵家として聖教を信仰し、今後猊下をお支えしていく。お前は猊下の元で聖教を学び、公爵家と聖教を結ぶ役割を果たせ」
「それは……」
父上の言葉を聞き、耳を疑った。
聖教は信仰という名の元に数々の私財が集まり、同時に政治面においても影響を及ぼすほどの権力が集まりつつあると聞く。
まさか、父上は聖教側につかれるおつもりか?
本当に大したことではないかのように書類の片手間に告げられた内容は、国を揺るがすものだ。
「父上、それでは国がっ」
「お前の意見などいらぬ。否は言わせん。向かえ」
「……は、い」
混乱したまま、クレインに促され退室した。
それから即座に父上の命をうけたクレインによって、旅立ちの準備は進められ、当然寄宿学校も辞めることになった。
これで本当に良いのか?という疑問を抱きながらも当主である父上に従わざるを得ない。
胸に重いものを抱えながら、出立した。
旅慣れている訳ではないが、それなりに身体は作っている。
馬車での数日の移動も体力的に問題ないはずだが、なぜか身体が重い。
心に疑念を抱いているせいだと思っていたが、馬車に揺られているとなぜか寄宿学校の日々ばかり思い出す。
そして、喪失感を覚える。
寄宿学校を辞めることにはなったが、それに対し特に思うところはなかったはずだ。
自分に課せられた使命がそれどころではないのだから。
それなのに、なぜだ?
なぜ、こんなにも寄宿学校のことばかりが頭をよぎるのか……。
そんな思いを抱えながら、数日の旅路を経て国で最も大きな聖堂にたどり着いた。
聖堂の敷地内は馬車などでの移動は認められないため最後は徒歩での移動となったが、本当に聞いていた通り周囲には何もない。
広い土地にポツンとその大聖堂は建っていた。
普通、大聖堂であれば信徒が多く集うため周辺は栄える。
宿屋、食堂、旅に必要な物品を揃える店や土産物屋まで商売人達が我先にと周辺の土地を求めるはずだ。
しかし、ここには何もない。
この周辺の土地はすべて聖教側が押さえているのだと聞いた。
見渡す限り、木や草花などの自然物もなく、大地は白いタイルで埋め尽くされ、その中に荘厳な大聖堂が建っている。
その光景は異様だ。
先程まで普通に馬車に揺られ見ていた光景から一気に切り離されたため、聖堂へと続く白いタイルの道を歩いていると、どこか迷い込んだような気分にさえなる。
しかし、その浮世離れした異様さこそ、信徒にはより強烈に印象付けるだろう。
ここには神の代理人がいると。
大聖堂の入り口にはオルレラ家の者が来るという知らせを聞いた聖教側の神官が数名立って私の到着を待っていた。
オルレラ公爵家がこの聖教に帰依するとなると、聖教側に与える恩恵は当然ながら莫大だ。
聖教の信徒は今や国教よりも多いと聞くが、その多くは平民や下級の貴族。
そんな中、この国の貴族の中でも地位も名誉も実力も兼ね備えたオルレラ公爵が信徒に名を連ねると、追随する貴族は少なくないはずだ。
聖教側にとってみれば、またとない好機。
当然、神官達にも歓待される。
オルレラ公爵家に対する美辞麗句を笑顔で聞き流し、ここまで侍っていたオルレラ家の従者と別れ、神官のうちの一人と共に大聖堂へと足を踏み入れた。
聖堂は内壁、椅子や敷物など小物類にいたってもすべて白で統一され、途中すれ違う信徒も皆、白い衣服を身に纏っていた。
聖教において、白は聖なる色だ。
救国の騎士が白銀の髪と透き通った白い肌だったことから、皆少しでもそのお姿に近づこうと白を取り入れ始めたことが始まりらしい。
今では信徒を見分ける一つの特徴にもなっている。
もちろん、私もクレインの用意した白い衣服で身を包んでいた。
祭壇へ熱心に祈りを捧げる信徒たちを横目に、神官に促されるまま進む。
ここに来た私の目的は、父上の言われていた倪下、大神官である「神の代理人」と謁見するためだ。
大神官は基本的に毎日大聖堂にて祈りを捧げているが、その姿を誰にも見せることはないと聞いた。
この大聖堂にて年に一度、救国の騎士がこの国を救ったとされる日に信徒の前に姿を現し、皆の前で祈りを捧げるのだという。
しかし、オルレラ公爵の代理ということで特別に謁見が許されたのだと案内人の神官は息巻いている。
神官が立ち止まり、扉を開けると入室を促される。
この部屋ももちろん、内壁も家具も白で統一されていた。
「倪下から謁見の許可が下りるまで、こちらでお待ち下さい」
そう言い残すと、神官は立ち去った。
「ふぅ……」
到着した聖堂の一室で、周囲に誰もいない一瞬を見計らって息をつく。
疲れが色濃く出始めた。
朧気な記憶とここまでの道中を振り返り、改めて息をつく。
朧気な記憶を辿ることはもう止めたい。
しかし、この聖堂に入ってからも何度も何とも表現の仕様のない胸の内から湧き出してくるような違和感を感じている。
この環境をなぜか自分自身が否定しようとしていた。
信仰する宗教はない。
この聖教に関しても、特に思うところはないはずだ。
ただ、国政においての影響を思うと父上の判断に疑念はあるが、当主である父上の判断に口出しできる力は自分にはない。
父上の考えが別にあったとしても、それを推し測ることもできない。
つまりは、従うしかない。
そう理解しているのに、なぜか従いたくないと思っている。
その理由が分からない。
失った記憶の中にこの聖教に関するものがあるのか……それもこの聖教を否定したくなるような……。
目を閉じ、軽く頭を振る。
考えるな。
もう、消えた記憶は戻らない。
父上の命を全うせねば。
改めて強く自分に言い聞かせていた時、扉が数度叩かれ先程の神官が扉を開けた。
「倪下から許可が下りましたので、謁見の間へ」
軽く頷き、促されるまま再び聖堂内を移動し、謁見の間と呼ばれた場所で「ここでお待ち下さい」と言い残し神官は去った。
謁見の間は当然白で統一され、自分の今いる場よりも数段高い所に椅子が置かれている。
倪下が座られる椅子なのか、先程自分がいた部屋の椅子などとは違い、白銀と宝玉で豪奢な装飾がされていた。
一人になるとよぎる記憶の空白への憧憬とこれからの謁見に対する精神的圧迫に耐えるため、瞳を閉じ深く呼吸を繰り返す。
「おや。お前、エルンストの子だったのか」
人の気配などなかったはずの壇上からの声にハッと顔を上げる。
そこには先程の豪奢な椅子に優雅に腰かける人物がいた。
「救国の騎士、ルカ……?」
思わず口にした瞬間、しまったと拳を握る。
この場の壇上の椅子に座っている人物が、聖教の最高位、神の代理人たるアクラム倪下以外あり得ないのに。
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