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恩恵と救難
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水の音が家の後ろ側から聞こえているような気がしたので、そちら側へと回ろうと思ったが、帰れなくなることも怖い。しかも、まだ他の生き物などの怖さも完全にはなくなっていない。
水の音が聞こえるのでそこまで遠くはないだろうが、土地勘が全くない。童話のように道標のような物を落としていけば、とりあえず帰り道は分かると思い立ち、まずは何かないかと家の裏手に回ってみる。
……そんな心配はいらなかった。
家の裏手には神様が言っていた畑があり、その奥には補正された道と、すでに川のような水場が見えている。
水を汲みに行くのも問題なくできそうな距離だ。
基本的にはこの畑の作物を交易して生活を、と神様が教えてくれたので、水場の確保は必須だった。立地まで考えてくれたのだろう。しかも、準備されている畑には一人では食べきれないほどの野菜や果物がすでになっている。
「加護がすごすぎるって」
手厚すぎる加護の恩恵に、申し訳ない気持ちが強まる一方だ。
この世界を創った神様にとっては造作もないことなのかもしれないけれど。
畑の野菜や果物を見てみると、僕が知っている物と多少の見た目の違いはあれど似通っている。
トマトに似た野菜が目に入り、空腹ではなったが少し喉が渇いていたので、試しに一つ採ってみることにした。
僕が知っているトマトと形は一致するが、かなり大ぶりで色が赤ではなくピンクだ。
成っている茎を左手で支え、右手でもぎる。ずっしりとした重みがあった。艶々としていて、とても美味しそうだ。
そっと口元に持っていき、匂いを嗅ぐ。うっすらとトマトの香りがした。恐る恐るそのまま齧ってみると、味はトマトと全く同じだった。
とても瑞々しく、すぐに完食する。
身体強化の加護も付与すると聞いたので、食あたりなどもないとすると、もうここに成っているトマトだけでも数日食べる物には困らないことが分かった。
まだ日も高い。
それならば、やはりもう少しこの世界を知るためにまずは川へ行こう。
魚などもいるかもしれない。
動物を狩る自信はないが、魚釣りならば経験もある。
川を見て魚影があれば、釣竿を作ってみようかな、などと考えていると、少し気分が高揚していることに気づく。
生活が保証されていることを知り、少し気持ちに余裕が出来てきたようだ。
見える範囲なので、道標も必要ないだろうと、川へと続く歩道を歩くことにした。
念の為、家の近くに落ちていた少し太めの木の棒を持つ。まぁ、もし何か凶暴な生き物がいた場合、戦闘経験も何も無い僕が勝てる気はしないが。
それでも生き物の気配を最大限気にしながら、川へと向かう。
周囲の木には特に生き物はいない。鳥や小動物も見受けられなかった。
何事もなく、川にたどり着いた。
川は深さはまだ分からないがとても透明度が高い。
向こう岸までは15メートルくらいだろうか?泳いで渡ることはできそうだ。
左から右へと流れているようで、そこまで早い流れではない。
川岸は浅瀬なので、近づき水に触れてみる。少し冷たい水が心地よかった。
川を覗き込むも、穏やかな水面と水草の揺らめく様が見て取れただけで魚影はない。
ほっと一息つく。
自分が事故に合ってからどれくらいの時間が過ぎたか分からないが、意識的にはつい先程で、コンクリートに囲まれた都会の雑踏にいたはずが、今は自然に囲まれた異世界に立っている。
目まぐるしい展開にずっと気を張っていた。
だが、川まで辿り着いたことでなんとなく自分の生活圏の安全を確認できた。
そのまま川岸の砂利の上に座る。
家の周囲に脅威は感じない。
まずは数日、過ごしてみよう。
肝心の獣人には会っていないが、生活の流れが掴めたら、近くに村などないか周辺を歩いてみよう。
そんなプランをぼんやり思い浮かべながら川を眺めていた。
それにしても、綺麗だ。こんなに川って綺麗なんだな。
泳ぎは得意なので、暑い時には泳ぎたいな、などとのんきな事を考えていると、向こう岸に何か動く物が見えた気がした。
すぐに立ち上がり、目を凝らす。
先程見た向こう岸にはなかった塊が見えた。
流木、だろうか?
そう思いつつも確かめようと川岸に近づくと、その塊が動いた気がした。
もしかして、人?
生きてる!?
そう思った瞬間、身体が動いた。
深さは分からないが、深くてもこの距離なら泳げる。
溺れた人かもしれない。まだ生きているなら助けたい。
向こう岸へ向かうために川へ入る。
水は冷たいが、そんなことは言ってられない。一刻も早く、向こう岸へ行かないと。
服が濡れることも気にかけず、水の抵抗にもどかしさを感じながらも、一心不乱に足を前へ前へと動かす。
近づくにつれ、その塊が人であると確証も持てた。茶色のフードとそのフードから伸びた長い金色の髪が見える。
その人は何とか動こうともがいている。立ち上がる力はなさそうだった。
「大丈夫ですかーっ」
出せる限りの声で呼びかける。
歩道を歩いている時にはあれほど少しの音も立てないように過敏になっていたのに。
その人に、助けに行くからもう少し頑張れと伝わって欲しかった。
幸運にも川の深さは腰程までで、そのまま難なく反対の岸にたどり着いた。
慌ててその人に駆け寄り、うつ伏せになっていた身体を抱き起こす。さして力のない僕でも容易なほど、その人はとても軽かった。
「大丈夫ですかっ」
声をかけ、顔を見ると唇は紫色に変色し顔も真っ白で色素がない。
かろうじて、息をしている状態だった。
抱き起こした時に見えたその頭には耳が付いていた。何の動物かは分からないが、獣人だ。
「大丈夫ですかっ目を開けてっ」
救難の正しいやり方など分からない。
とにかく意識が戻って欲しくて、声をかける。
すると、その青白い顔の眉間に少し皺が寄ると、閉じられていた瞳がふっと開いた。
とても美しい青い瞳だった。
焦点が定まっていない瞳を動かし
「あの、こ、あのこは…」と、何かを必死に探しているようだった。
この人がその風貌や声から女性だと分かる。
もしかして、他にも誰か一緒に流されたんだろうか?
思わず周囲を見渡すと、ちょうどその人が倒れていた頭の上辺りに茶色の塊がある。遠くからはフードだと思っていたが、茶色の袋のようだった。
しかし、人影はない。
「しっかりしてください!他に人は誰もいませんよ!」
呼吸が弱々しくなるその女性に必死に声をかける。
「に、げて、あのこと……あのこ、おねが、い」
「え、逃げる?あのこって……」
今にも消え入りそうなその声の内容が分からず、もう一度その女性に問いかけた時、その女性が目の前から一瞬にして消えた。
「え」
手にあった重みはなくなり、残るのはその女性が着ていたであろう薄いベージュの衣服だけだ。
「ど、どういうこと?え、え。消え……魔法?」
あまりの急展開にパニックになる。
確かに、この手にあの女性の重みがあった。
夢ではない。
「でも、逃げてって、あのこって……言ってた、けど」
呆然としながらも、もう一度周囲を見渡す。
やはり、何もない。
急展開と意味がわからない結末に狐に摘まれたような感覚になる。
しかし徐々にこの理解できない現状に恐怖がわいてきた。
最後の「逃げて」という言葉も気になる。
とりあえず、すぐに帰ろう。
しかし、この手にある衣服をどうしようか。ここに捨て置くこともできず、家に持って帰るしかないか……と、困惑しながら急いで立ち上がった時、ふと女性の頭上にあった茶色の袋が目に留まる。
袋だけここに残すのも忍びない。一緒に、と袋を持ち上げようとすると、空だと思っていた袋はずっしりと重い。
「何が入ってるんだろう……えぇっ!」
確認のために巾着タイプの袋を開けると、その中にはもふもふとした生き物がすやすやと寝ていた。
水の音が聞こえるのでそこまで遠くはないだろうが、土地勘が全くない。童話のように道標のような物を落としていけば、とりあえず帰り道は分かると思い立ち、まずは何かないかと家の裏手に回ってみる。
……そんな心配はいらなかった。
家の裏手には神様が言っていた畑があり、その奥には補正された道と、すでに川のような水場が見えている。
水を汲みに行くのも問題なくできそうな距離だ。
基本的にはこの畑の作物を交易して生活を、と神様が教えてくれたので、水場の確保は必須だった。立地まで考えてくれたのだろう。しかも、準備されている畑には一人では食べきれないほどの野菜や果物がすでになっている。
「加護がすごすぎるって」
手厚すぎる加護の恩恵に、申し訳ない気持ちが強まる一方だ。
この世界を創った神様にとっては造作もないことなのかもしれないけれど。
畑の野菜や果物を見てみると、僕が知っている物と多少の見た目の違いはあれど似通っている。
トマトに似た野菜が目に入り、空腹ではなったが少し喉が渇いていたので、試しに一つ採ってみることにした。
僕が知っているトマトと形は一致するが、かなり大ぶりで色が赤ではなくピンクだ。
成っている茎を左手で支え、右手でもぎる。ずっしりとした重みがあった。艶々としていて、とても美味しそうだ。
そっと口元に持っていき、匂いを嗅ぐ。うっすらとトマトの香りがした。恐る恐るそのまま齧ってみると、味はトマトと全く同じだった。
とても瑞々しく、すぐに完食する。
身体強化の加護も付与すると聞いたので、食あたりなどもないとすると、もうここに成っているトマトだけでも数日食べる物には困らないことが分かった。
まだ日も高い。
それならば、やはりもう少しこの世界を知るためにまずは川へ行こう。
魚などもいるかもしれない。
動物を狩る自信はないが、魚釣りならば経験もある。
川を見て魚影があれば、釣竿を作ってみようかな、などと考えていると、少し気分が高揚していることに気づく。
生活が保証されていることを知り、少し気持ちに余裕が出来てきたようだ。
見える範囲なので、道標も必要ないだろうと、川へと続く歩道を歩くことにした。
念の為、家の近くに落ちていた少し太めの木の棒を持つ。まぁ、もし何か凶暴な生き物がいた場合、戦闘経験も何も無い僕が勝てる気はしないが。
それでも生き物の気配を最大限気にしながら、川へと向かう。
周囲の木には特に生き物はいない。鳥や小動物も見受けられなかった。
何事もなく、川にたどり着いた。
川は深さはまだ分からないがとても透明度が高い。
向こう岸までは15メートルくらいだろうか?泳いで渡ることはできそうだ。
左から右へと流れているようで、そこまで早い流れではない。
川岸は浅瀬なので、近づき水に触れてみる。少し冷たい水が心地よかった。
川を覗き込むも、穏やかな水面と水草の揺らめく様が見て取れただけで魚影はない。
ほっと一息つく。
自分が事故に合ってからどれくらいの時間が過ぎたか分からないが、意識的にはつい先程で、コンクリートに囲まれた都会の雑踏にいたはずが、今は自然に囲まれた異世界に立っている。
目まぐるしい展開にずっと気を張っていた。
だが、川まで辿り着いたことでなんとなく自分の生活圏の安全を確認できた。
そのまま川岸の砂利の上に座る。
家の周囲に脅威は感じない。
まずは数日、過ごしてみよう。
肝心の獣人には会っていないが、生活の流れが掴めたら、近くに村などないか周辺を歩いてみよう。
そんなプランをぼんやり思い浮かべながら川を眺めていた。
それにしても、綺麗だ。こんなに川って綺麗なんだな。
泳ぎは得意なので、暑い時には泳ぎたいな、などとのんきな事を考えていると、向こう岸に何か動く物が見えた気がした。
すぐに立ち上がり、目を凝らす。
先程見た向こう岸にはなかった塊が見えた。
流木、だろうか?
そう思いつつも確かめようと川岸に近づくと、その塊が動いた気がした。
もしかして、人?
生きてる!?
そう思った瞬間、身体が動いた。
深さは分からないが、深くてもこの距離なら泳げる。
溺れた人かもしれない。まだ生きているなら助けたい。
向こう岸へ向かうために川へ入る。
水は冷たいが、そんなことは言ってられない。一刻も早く、向こう岸へ行かないと。
服が濡れることも気にかけず、水の抵抗にもどかしさを感じながらも、一心不乱に足を前へ前へと動かす。
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その人は何とか動こうともがいている。立ち上がる力はなさそうだった。
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歩道を歩いている時にはあれほど少しの音も立てないように過敏になっていたのに。
その人に、助けに行くからもう少し頑張れと伝わって欲しかった。
幸運にも川の深さは腰程までで、そのまま難なく反対の岸にたどり着いた。
慌ててその人に駆け寄り、うつ伏せになっていた身体を抱き起こす。さして力のない僕でも容易なほど、その人はとても軽かった。
「大丈夫ですかっ」
声をかけ、顔を見ると唇は紫色に変色し顔も真っ白で色素がない。
かろうじて、息をしている状態だった。
抱き起こした時に見えたその頭には耳が付いていた。何の動物かは分からないが、獣人だ。
「大丈夫ですかっ目を開けてっ」
救難の正しいやり方など分からない。
とにかく意識が戻って欲しくて、声をかける。
すると、その青白い顔の眉間に少し皺が寄ると、閉じられていた瞳がふっと開いた。
とても美しい青い瞳だった。
焦点が定まっていない瞳を動かし
「あの、こ、あのこは…」と、何かを必死に探しているようだった。
この人がその風貌や声から女性だと分かる。
もしかして、他にも誰か一緒に流されたんだろうか?
思わず周囲を見渡すと、ちょうどその人が倒れていた頭の上辺りに茶色の塊がある。遠くからはフードだと思っていたが、茶色の袋のようだった。
しかし、人影はない。
「しっかりしてください!他に人は誰もいませんよ!」
呼吸が弱々しくなるその女性に必死に声をかける。
「に、げて、あのこと……あのこ、おねが、い」
「え、逃げる?あのこって……」
今にも消え入りそうなその声の内容が分からず、もう一度その女性に問いかけた時、その女性が目の前から一瞬にして消えた。
「え」
手にあった重みはなくなり、残るのはその女性が着ていたであろう薄いベージュの衣服だけだ。
「ど、どういうこと?え、え。消え……魔法?」
あまりの急展開にパニックになる。
確かに、この手にあの女性の重みがあった。
夢ではない。
「でも、逃げてって、あのこって……言ってた、けど」
呆然としながらも、もう一度周囲を見渡す。
やはり、何もない。
急展開と意味がわからない結末に狐に摘まれたような感覚になる。
しかし徐々にこの理解できない現状に恐怖がわいてきた。
最後の「逃げて」という言葉も気になる。
とりあえず、すぐに帰ろう。
しかし、この手にある衣服をどうしようか。ここに捨て置くこともできず、家に持って帰るしかないか……と、困惑しながら急いで立ち上がった時、ふと女性の頭上にあった茶色の袋が目に留まる。
袋だけここに残すのも忍びない。一緒に、と袋を持ち上げようとすると、空だと思っていた袋はずっしりと重い。
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