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したいことか…*
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「ちょっと待っていてくれ」
ニコラは引き出しの中から自作のティアラを持ち出し、どこにしまってあったのか肌が透けるほどに薄いストッキングを持ち出してきてミアに穿かせ始める。
「姫、お嫌ではありませんか?」
爪先に恭しく口付けながら、足を撫で、悪い遊びが始まる。
「少々思うところはないでもないけれど……もうニコラの好きなようにしたらいいわ」
あきれ顔でミアに見下ろされ、ニコラは股間の物を滾らせた。
「――はい、そう致します」
宣言通り、ニコラは酷かった。
ストッキングごと足指を口に含まれた時は、薬のせいか、思った以上に厳しい叱責がミアの口から出て、言った本人を驚かせた。
叱られた後も、懲りることなく、恥ずかしい格好をとらせたり、陰部を開いて鏡に映してみたりと好き勝手にふるまってミアを困惑させている。
「驚きました。このようなことまでされても私のことがお嫌ではないのですね……」
うっとりとした声で囁きながら、ニコラは己の熱い昂りをミアの蜜口に添えたまま、ゆるゆると動かしている。ずっと、ほんの少しだけ沈ませて、また引き抜く動作を繰り返している。
達することを許さず、生殺しのように快感を高めては穏やかな愛撫で熱を冷ますニコラを、睨みつけようにも、もう胆力がない。
「おや、泣いてしまわれたのですか? このように苛まれても、まだ私をお許しくださると?」
「はぁっ、あ、ニコラ、もう苦しいの……許すわ。私を奪いなさい」
「しかしまだ準備が整いません」
ニコラは意地悪く浅く入口を拭うように掠め、陰核へ切っ先を擦り付ける。
「ニコラ、主人が苦しんでいるのがわからないの?」
「もっと慎重に進まないと、姫様を傷つけてしまいます。思った以上に初々しいお体だ」
ニコラは涙を舐めとり、ミアが耐えられるギリギリの所を選んで刺激を与え続ける。
ミアはとっくに限界だ。限界の域をジリジリと広げていこうとするニコラを憎いとすら思う。
「ニコラ、何をもたもたしているの。私が先へ進めといったらニコラはどうするのが正しいの?」
泣き声交じりのミアの命令は、ニコラの欲を動かした。
嬉々としてミアの全てを見下ろす位置に移動して、それまで仕舞い込んでいた獣性を表に出す。
「姫、おおせのままに。失礼いたします」
ぎらついた目をしたニコラは瓶の中で漂っていた薄膜を秒で取り出し、陰茎に纏わせると蜜口へ押しこんだ。
「ニコラ、ニコラ、来て……もっと奥へ……」
ミアが両腕を開いてニコラを呼ぶと、同じようにニコラが腕を背に回す。
「未来永劫、お慕いしております」
「あっ、あっ、あっ……ちょ、まだ、だめだったか……も……ああああああっ!」
ぐっと膣内に押し入る不相応な大きさが苦しいはずなのに、与えられた喜びの方が勝り、どこで快感を感じたか分からないままにミアは絶頂してしまう。
そうやってうまく入り込んだのは先の部分だけだった。
最初の絶頂は何だったのだろうと思うほど先に進めない。
「……やっと半分だ」
「まだ半分ですか? わたしが乗って、押し切ってしまいましょうか? 痛いのには強いので」
「痛いのはだめだ。無理をするな。もともとミアの体は大きくないのだし、壊れてしまう。それでなくとも処女に無理にねじ込んでいるのだ。奥まで慣らさないと辛いぞ」
「気遣いは無用です。だいたい、ニコラ様のモノが大き過ぎるんじゃないですか? 練習用の道具だってそんなに大きくなかっ……やっ! これ以上大きくしないで!」
ミアは冷や汗をかいてニコラの腕に縋る。
「ミアが煽るのが悪い。しかし狭いな」
「悦くありませんか?」
「逆だ、好すぎる。健気に食いしばって私を搾り上げていて、たまらなくなる。ああ、ミア、少しだけ我慢して、もう少しだけ奥に入らせてくれ」
ニコラがぬるりとミアの頬を舐める。痛みなど気にせず全部入れてしまえばいいとも思うが、ニコラはミアが痛がることは許さない。
「も、もういっぱいです」
「大丈夫だ。まだ行き止まりじゃない。直径は切れない所まで引き伸ばしたのだ、息を吐いて、落ち着いて私を受け入れてくれ。痛かったら直ぐ言うように」
慎重なのに前進することは止めないニコラに対して、ミアは自然と笑みがこぼれる。
「ニコラ様なら容易にやり遂げるかと思っていましたけど、どうにもならない事もあるのですね」
「何を言う、ミアに関しては、どうにもならないことばかりだろうが。だからこうして頼んでいる。少しだけ緊張を解いて私を中に導いてくれ」
ミアは胸が締め付けられて、どうしようもなくなってニコラを抱きしめる。
「わたし、ニコラ様にお願いされるの好きです。ニコラ様のお役に立てることがあるのが、嬉しい。返せるものがあるのが嬉しいのです」
ニコラもミアと同じように背に腕をまわして、頭を擦りつける。
「助けてくれ。ミアが欲しい」
「じゃぁ、協力しましょう。ニコラ様、キスしてください」
「協力か……」
ニコラの舌がミアの舌を巻き上げて優しく絡む。
口を愛撫されて、ミアは思い出したかのように蜜口を潤ませはじめニコラに自由を与えていく。
ニコラが慎重に動くと水音がする。少し緩んだ所を狙ってニコラは一突きに奥まで入り込んだ。
「ん……あっ」
「よし、奥まできたぞ。よく耐えた。これで一つになったな」
臍の下あたりまで圧迫感がある。凄いものが自分の体に入ってしまったとミアは慄く。
「ニコラ様、これ、恐ろしいくらいに奥まで入ってますよ」
「締め付けすぎだ。まだじっとしていてくれ。これから私の剣の形を覚えて、私だけの鞘になるんだ」
「うわぁ。物語に出てきたような台詞ですね。現実で使う人いるんですか? 芝居がかりすぎて怖気立ちます」
ミアが眉を顰めるのがおかしくて、二人で笑う。
「――だが、締め付けが強くなった」
「ニコラ様が気持ち悪いのはいつものことですけど、受け入れきったのは嬉しいです。もう思い残すことはありません」
「それでは困る」
ニコラは貫いたまま小刻みに体を揺らし、ミアを溶かしていく。最初のような張り詰めるような圧迫感は感じない。
「よく熟れてきた。気持ちがいいな」
「……はい」
指でも、口でも、ニコラは巧みだった。
それに比べれば不器用にも思えるニコラの陰茎が一番ミアを乱す。
痛くても苦しくても耐えようと覚悟したというのに、膣内を占拠するこの肉の塊がミアに与えるのは、目眩く快楽ばかりだ。
ニコラはミアを押さえつけると、ゆるゆると腰を前後に動かし始める。次第に激しさを増し、奥を突かれるたびにミアからは嬌声が漏れる。
「ニコラ様……もっと――」
「もっとなんだ? これ以上激しくするのは、まだやめておこう」
「ですからね、もっとニコラ様がしたいことをしてみてください。耐えられるかどうかわからないけど。もっとニコラ様がわたしとしたいこと……ないですか? わたし、禁止行為はありませんので……」
ぴたりとニコラが動きを止める。何を思ったのか表情がない。
息もしていない。
「……したいことか」
ニコラはやおらミアから陰茎を全て引き抜くと、ミアと隔たりを作っていた避妊の為の皮膜を破り捨てる。
ミアは言い方を間違えたかもしれないと冷や汗をかいた。
ニコラは完全に様子がおかしい。
ニコラは引き出しの中から自作のティアラを持ち出し、どこにしまってあったのか肌が透けるほどに薄いストッキングを持ち出してきてミアに穿かせ始める。
「姫、お嫌ではありませんか?」
爪先に恭しく口付けながら、足を撫で、悪い遊びが始まる。
「少々思うところはないでもないけれど……もうニコラの好きなようにしたらいいわ」
あきれ顔でミアに見下ろされ、ニコラは股間の物を滾らせた。
「――はい、そう致します」
宣言通り、ニコラは酷かった。
ストッキングごと足指を口に含まれた時は、薬のせいか、思った以上に厳しい叱責がミアの口から出て、言った本人を驚かせた。
叱られた後も、懲りることなく、恥ずかしい格好をとらせたり、陰部を開いて鏡に映してみたりと好き勝手にふるまってミアを困惑させている。
「驚きました。このようなことまでされても私のことがお嫌ではないのですね……」
うっとりとした声で囁きながら、ニコラは己の熱い昂りをミアの蜜口に添えたまま、ゆるゆると動かしている。ずっと、ほんの少しだけ沈ませて、また引き抜く動作を繰り返している。
達することを許さず、生殺しのように快感を高めては穏やかな愛撫で熱を冷ますニコラを、睨みつけようにも、もう胆力がない。
「おや、泣いてしまわれたのですか? このように苛まれても、まだ私をお許しくださると?」
「はぁっ、あ、ニコラ、もう苦しいの……許すわ。私を奪いなさい」
「しかしまだ準備が整いません」
ニコラは意地悪く浅く入口を拭うように掠め、陰核へ切っ先を擦り付ける。
「ニコラ、主人が苦しんでいるのがわからないの?」
「もっと慎重に進まないと、姫様を傷つけてしまいます。思った以上に初々しいお体だ」
ニコラは涙を舐めとり、ミアが耐えられるギリギリの所を選んで刺激を与え続ける。
ミアはとっくに限界だ。限界の域をジリジリと広げていこうとするニコラを憎いとすら思う。
「ニコラ、何をもたもたしているの。私が先へ進めといったらニコラはどうするのが正しいの?」
泣き声交じりのミアの命令は、ニコラの欲を動かした。
嬉々としてミアの全てを見下ろす位置に移動して、それまで仕舞い込んでいた獣性を表に出す。
「姫、おおせのままに。失礼いたします」
ぎらついた目をしたニコラは瓶の中で漂っていた薄膜を秒で取り出し、陰茎に纏わせると蜜口へ押しこんだ。
「ニコラ、ニコラ、来て……もっと奥へ……」
ミアが両腕を開いてニコラを呼ぶと、同じようにニコラが腕を背に回す。
「未来永劫、お慕いしております」
「あっ、あっ、あっ……ちょ、まだ、だめだったか……も……ああああああっ!」
ぐっと膣内に押し入る不相応な大きさが苦しいはずなのに、与えられた喜びの方が勝り、どこで快感を感じたか分からないままにミアは絶頂してしまう。
そうやってうまく入り込んだのは先の部分だけだった。
最初の絶頂は何だったのだろうと思うほど先に進めない。
「……やっと半分だ」
「まだ半分ですか? わたしが乗って、押し切ってしまいましょうか? 痛いのには強いので」
「痛いのはだめだ。無理をするな。もともとミアの体は大きくないのだし、壊れてしまう。それでなくとも処女に無理にねじ込んでいるのだ。奥まで慣らさないと辛いぞ」
「気遣いは無用です。だいたい、ニコラ様のモノが大き過ぎるんじゃないですか? 練習用の道具だってそんなに大きくなかっ……やっ! これ以上大きくしないで!」
ミアは冷や汗をかいてニコラの腕に縋る。
「ミアが煽るのが悪い。しかし狭いな」
「悦くありませんか?」
「逆だ、好すぎる。健気に食いしばって私を搾り上げていて、たまらなくなる。ああ、ミア、少しだけ我慢して、もう少しだけ奥に入らせてくれ」
ニコラがぬるりとミアの頬を舐める。痛みなど気にせず全部入れてしまえばいいとも思うが、ニコラはミアが痛がることは許さない。
「も、もういっぱいです」
「大丈夫だ。まだ行き止まりじゃない。直径は切れない所まで引き伸ばしたのだ、息を吐いて、落ち着いて私を受け入れてくれ。痛かったら直ぐ言うように」
慎重なのに前進することは止めないニコラに対して、ミアは自然と笑みがこぼれる。
「ニコラ様なら容易にやり遂げるかと思っていましたけど、どうにもならない事もあるのですね」
「何を言う、ミアに関しては、どうにもならないことばかりだろうが。だからこうして頼んでいる。少しだけ緊張を解いて私を中に導いてくれ」
ミアは胸が締め付けられて、どうしようもなくなってニコラを抱きしめる。
「わたし、ニコラ様にお願いされるの好きです。ニコラ様のお役に立てることがあるのが、嬉しい。返せるものがあるのが嬉しいのです」
ニコラもミアと同じように背に腕をまわして、頭を擦りつける。
「助けてくれ。ミアが欲しい」
「じゃぁ、協力しましょう。ニコラ様、キスしてください」
「協力か……」
ニコラの舌がミアの舌を巻き上げて優しく絡む。
口を愛撫されて、ミアは思い出したかのように蜜口を潤ませはじめニコラに自由を与えていく。
ニコラが慎重に動くと水音がする。少し緩んだ所を狙ってニコラは一突きに奥まで入り込んだ。
「ん……あっ」
「よし、奥まできたぞ。よく耐えた。これで一つになったな」
臍の下あたりまで圧迫感がある。凄いものが自分の体に入ってしまったとミアは慄く。
「ニコラ様、これ、恐ろしいくらいに奥まで入ってますよ」
「締め付けすぎだ。まだじっとしていてくれ。これから私の剣の形を覚えて、私だけの鞘になるんだ」
「うわぁ。物語に出てきたような台詞ですね。現実で使う人いるんですか? 芝居がかりすぎて怖気立ちます」
ミアが眉を顰めるのがおかしくて、二人で笑う。
「――だが、締め付けが強くなった」
「ニコラ様が気持ち悪いのはいつものことですけど、受け入れきったのは嬉しいです。もう思い残すことはありません」
「それでは困る」
ニコラは貫いたまま小刻みに体を揺らし、ミアを溶かしていく。最初のような張り詰めるような圧迫感は感じない。
「よく熟れてきた。気持ちがいいな」
「……はい」
指でも、口でも、ニコラは巧みだった。
それに比べれば不器用にも思えるニコラの陰茎が一番ミアを乱す。
痛くても苦しくても耐えようと覚悟したというのに、膣内を占拠するこの肉の塊がミアに与えるのは、目眩く快楽ばかりだ。
ニコラはミアを押さえつけると、ゆるゆると腰を前後に動かし始める。次第に激しさを増し、奥を突かれるたびにミアからは嬌声が漏れる。
「ニコラ様……もっと――」
「もっとなんだ? これ以上激しくするのは、まだやめておこう」
「ですからね、もっとニコラ様がしたいことをしてみてください。耐えられるかどうかわからないけど。もっとニコラ様がわたしとしたいこと……ないですか? わたし、禁止行為はありませんので……」
ぴたりとニコラが動きを止める。何を思ったのか表情がない。
息もしていない。
「……したいことか」
ニコラはやおらミアから陰茎を全て引き抜くと、ミアと隔たりを作っていた避妊の為の皮膜を破り捨てる。
ミアは言い方を間違えたかもしれないと冷や汗をかいた。
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