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ロン
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病院は獣人が住む森に続く通りの途中にあった。
入口のドアがかなり大きいのが印象的だ。
何組か獣人とヒトが連れ立って歩いているのを見たが、例外なくこちらを見る者はいなかった。
お互いがお互いしか見ていない。
なるほど、アレが番というやつか。
病院の前では犬の獣人が数人たむろしていた。
いろいろな種類の獣人がいるはずだが、町に降りてくるのは犬の獣人が多いように思う。
猫の獣人もかなりいるはずだが、夜行性らしくてあまり昼間は見ない。
ああやって溜まっている奴らから「拾って」いくヒトが居るんだから世の中は分からない。
獣人たちは、番のカップル達とは対照的にギラギラとした目でこっちを見ている。
野良犬に囲まれた時って、きっとこんな気持ちに違いない。
「そんな雑種を連れてどこにいくの?」
背の高い女の獣人がシナを作って話しかけてくる。
「リードも首輪もなし? そいつ、野良なの? 小型犬だからって、放し飼いはいけないんだー」
細長い男の獣人が俺に顔を近づけてくる。
「お兄さん、いい匂いするし、俺も拾ってくれない?」
やんややんやと話しかけてくる。
タチが悪そうだ。
「いや、俺は拾わないよ。別の人にたのんで」
関わらないように別の道に向かおうとすると、クルクルとカールした黒い毛並みの犬の獣人が前を塞ぐ。
「じゃぁ、じゃぁ、そのちっこいのは何? 人の里に降りてきてるんだからオトナなんだろうけどさー、ちっさいし雑種だよきっと。別のにしといた方がいいって」
犬も人間も群れるとろくなことがない。
「あれ? こいつ、お兄さんと番ってないでしょ? ヒトと違って俺たちそういうのわかるんだよー」
垂れ耳の獣人が不躾に嗅ぎ回わり、下卑た笑いを浮かべる。
「お兄さん、まだ綺麗な匂いだし、オレお兄さん好きだなー。お兄さんに拾われたい!」
パタパタと毛並みもまばらな尻尾を振る。
気のせいか、獣臭い。
「こんなちっこいのに番を探しにくるなんて生意気」
わらわらと集まってきてはリンリンと俺の匂いを嗅いでくる。
こんな目に合うなんて、獣人を拾おうなんて思うやつの気がしれない。
「君たち、俺たちは散歩の途中だから失礼するよ」
あまり刺激しないようにこの通りから離れようとするが、細長い獣人が言い出した言葉でリンリンが足を止める。
「そうか! こいつは去勢された愛玩犬なんじゃない? 芸をしてご飯もらうんじゃん?」
「お座敷犬!? うわっ、獣人としてのプライドないの? 俺、初めて見たし!」
群れてギャンギャンと笑っている。
「リンリン、行こう」
聞くに堪えなくて、別の道に進もうと踵を返すと、隣にいたはずのリンリンがいない。
振り向くと、群れに突っ込んでいったリンリンが細長い獣人をひっくり返すところだった。
あの体格でどうやってあの細長いのをひっくり返したのか、馬のりになって相手の首に指をめり込ませている。
きっと「はなせ」とか「やめろ」と言っているのだろうが、細長い獣人は喉を潰されていて声が出ないようだ。
リンリンがにやりと笑い手を緩めると、細長い獣人からキャンという甲高い声が出た。
この細長い獣人が出した鳴き声だとすると、リンリンの勝ちだろう。
しかし、これは……困った犬だなぁ。
唸って威嚇もしないで跳びついていくなんて、立派な狂犬だ。
「ちっ、なんだよ小型犬のくせに」
細長い犬の尻尾は股の間にはさまっていて、もう戦意はうかがえない。
「キャンキャン鳴いたのはそっちだろ。ほら、ボスがキャンと言ったんだから早くお前ら失せろよ。森でも里でも需要のない奴らは大変だよなぁ。僕なんか、ここでは引く手数多だぜ。まぁ引かれたところで汚い手に引かれるつもりもないけどさ」
なかなか辛辣だ。
確かに、ほかの犬獣人と比べてリンリンはずぬけて美しいとは思う。
それ故に苦労も多そうだが。
「早く行きなよ。僕、育ちが悪いから、悪い病気持っているかもよ」
酷薄な表情で言っているが、何が嬉しいのか尻尾がフリフリとゆれている。
「噛み合う覚悟がないなら帰った方がいいと思うけど」
リンリンは低く唸って牙を見せる。
好戦的だ。
「ちっ、こいつ噛み犬かよ! 冗談じゃねえ。お兄さん、その犬やべーよ。早く捨てた方がいいよ」
細長い獣人は吐き捨てるように言って去っていった。
どうやら細長いのが群れのボスだったようで、他の獣人も同じ方向へ消えていった。
「リンリン?」
声をかけると、ピタリと動きが止まる。
急速に尻尾が下がる。
「リンリン、大丈夫?」
リンリンは恐る恐る振り向き、こちらをうかがう。
耳が後ろに倒れてしまっている。
「何処か怪我しなかった?」
「……僕」
何かにおびえるような、こちらをうかがう顔をしている。
何というか……こりゃ、難しい犬だな。
さっきの狂犬ぶりが嘘のように萎れている。
俺は迷いに迷ってリンリンに手を伸ばしてみる。
俺も噛まれるかもしれないけれど、動物を飼うときにこの一手は避けて通れない。
リンリンはこのままでは誰とも良い関係を築けないだろう。
誰か味方が必要なのだ。
初めは肩に、次は背中にそっと触れる。
振り払われる気配はない。
「よし、よし」
嫌がらなかったので、次はあたまを両手で包む。
思ったよりも毛がごわついている。
逃げないな。
しかし、油断は禁物だ。
我慢して、限界を突破すると噛む犬もいる。
俺は計りかねて、しばらくリンリンの黒い目を覗き続けた。
光を反射するつやつやした目に自分が映る。
この子に俺はどう見えているんだろう。
「君は……喧嘩っ早いね」
次は両手でリンリンの顔を挟み込んで耳を揉んでみる。
嫌そうな顔はしてない……よな?
「ケガが無くて良かったよ」
リンリンは口の端を片方だけあげて不敵に笑う。
「はっ! 僕、負けたことないし」
見た目だけで子犬のようだと思っていたけれど、俺よりもずっと大変な目にあってきたのかもしれない。
俺はリンリンのことを何もわかっていないのだろう。
リンリンが俺のことをわからないのと同じくらいに。
「よし、リンリン、肉を買って帰ろう! 育ち盛りなんだから、肉を食べればでっかくなれるさ」
戯けていうと、リンリンは目を見開く。
「僕、ホントにこの大きさで大人だから! これでも一族ではでかい方だし。あんたよりも長く生きてるかもよ?」
「あ、そうなんだ。ほんとに大人なんだね」
「あんた、僕を子どもだと思ってたんだろ」
「……ごめん。誤解してた。でも、君を見た目だけで大人だとわかる人もいないと思うよ。あ、撫でちゃったけど、大人相手にこういうのもダメだった?」
そうはいったが、今更大人として扱えというのは難しい話だ。
「……撫でるのはいい」
照れたように言うが、尻尾が喜んでいる。
正式に許可が出たので遠慮なくモフることにする。
白い耳の外側は長い毛に覆われていて、内側は血管が透けて桃色だ。
「毛がパサパサだな。昨日水だけで洗っただろ」
この辺の水は硬いから、普通に水だけで洗うと毛が硬くなってしまう。
やけに早く風呂から出てきたのはきっと俺を警戒していたからだろう。
「面倒だったし」
「リンリンの毛色、綺麗なんだから、ちゃんと手入れしなきゃだよ」
何が気に障ったのか、リンリンはプルプルと頭を振って俺の手を振り払った。
「……じゃない」
そっぽを向いてボソリと何かを言うが、よく聞き取れない。
「ん? リンリン、何?」
「ちがうって! 僕はリンリンじゃ無い!」
「え?」
「僕の名前はロンだ」
「……ロン?」
「ロンだよ。リンリンは最初の奴が勝手につけた名前。リンリンなんて趣味の悪い名前で呼ぶなよ!」
キャンキャンと吠えるように主張する。
あまり差があるようには感じられなかったが、本人が言うならナンセンスな名前なのだろう。
「違う名前で呼ばれ続けて、なんで訂正しなかったんだい?」
「呼ばれたくなかったから」
リンリンは嫌だっていうのに、ちゃんとした名前も呼ばれたくない……わがままな奴だな。
「俺はいいの?」
「いい。部屋使わせてくれるし、肉を食わせてくれたし、エロいことしようとしないし」
その言葉に、最低限のことも満たされてこなかったこれまでのロンの生活が滲み出ていて、ため息が出る。
「……ロン君、そんな当たり前のことに恩義を感じてはいけないよ。君にそんなこと考えさせるなんて、ヒト代表としてすごく申し訳なく感じるよ」
ツンとしているが、複雑に尻尾が動いているので何か葛藤しているようだ。
「ロンでいい」
俺はロンを名前で呼ぶことを許されたようだ。
「そうかい、ロン。それでね、いい肉屋があるんだ。ロンから食費を預かったし、少し奮発して今夜はごちそうにしようか?」
散歩の行く先を肉屋にして、道を進み始める。
ロンは後ろからついてきて、俺の腕あたりに頭からぶつかってくる。
「いいこと言うね。僕、あんたのことは噛まないかもよ」
ロンは今度は勢いよく尻尾を振った。
入口のドアがかなり大きいのが印象的だ。
何組か獣人とヒトが連れ立って歩いているのを見たが、例外なくこちらを見る者はいなかった。
お互いがお互いしか見ていない。
なるほど、アレが番というやつか。
病院の前では犬の獣人が数人たむろしていた。
いろいろな種類の獣人がいるはずだが、町に降りてくるのは犬の獣人が多いように思う。
猫の獣人もかなりいるはずだが、夜行性らしくてあまり昼間は見ない。
ああやって溜まっている奴らから「拾って」いくヒトが居るんだから世の中は分からない。
獣人たちは、番のカップル達とは対照的にギラギラとした目でこっちを見ている。
野良犬に囲まれた時って、きっとこんな気持ちに違いない。
「そんな雑種を連れてどこにいくの?」
背の高い女の獣人がシナを作って話しかけてくる。
「リードも首輪もなし? そいつ、野良なの? 小型犬だからって、放し飼いはいけないんだー」
細長い男の獣人が俺に顔を近づけてくる。
「お兄さん、いい匂いするし、俺も拾ってくれない?」
やんややんやと話しかけてくる。
タチが悪そうだ。
「いや、俺は拾わないよ。別の人にたのんで」
関わらないように別の道に向かおうとすると、クルクルとカールした黒い毛並みの犬の獣人が前を塞ぐ。
「じゃぁ、じゃぁ、そのちっこいのは何? 人の里に降りてきてるんだからオトナなんだろうけどさー、ちっさいし雑種だよきっと。別のにしといた方がいいって」
犬も人間も群れるとろくなことがない。
「あれ? こいつ、お兄さんと番ってないでしょ? ヒトと違って俺たちそういうのわかるんだよー」
垂れ耳の獣人が不躾に嗅ぎ回わり、下卑た笑いを浮かべる。
「お兄さん、まだ綺麗な匂いだし、オレお兄さん好きだなー。お兄さんに拾われたい!」
パタパタと毛並みもまばらな尻尾を振る。
気のせいか、獣臭い。
「こんなちっこいのに番を探しにくるなんて生意気」
わらわらと集まってきてはリンリンと俺の匂いを嗅いでくる。
こんな目に合うなんて、獣人を拾おうなんて思うやつの気がしれない。
「君たち、俺たちは散歩の途中だから失礼するよ」
あまり刺激しないようにこの通りから離れようとするが、細長い獣人が言い出した言葉でリンリンが足を止める。
「そうか! こいつは去勢された愛玩犬なんじゃない? 芸をしてご飯もらうんじゃん?」
「お座敷犬!? うわっ、獣人としてのプライドないの? 俺、初めて見たし!」
群れてギャンギャンと笑っている。
「リンリン、行こう」
聞くに堪えなくて、別の道に進もうと踵を返すと、隣にいたはずのリンリンがいない。
振り向くと、群れに突っ込んでいったリンリンが細長い獣人をひっくり返すところだった。
あの体格でどうやってあの細長いのをひっくり返したのか、馬のりになって相手の首に指をめり込ませている。
きっと「はなせ」とか「やめろ」と言っているのだろうが、細長い獣人は喉を潰されていて声が出ないようだ。
リンリンがにやりと笑い手を緩めると、細長い獣人からキャンという甲高い声が出た。
この細長い獣人が出した鳴き声だとすると、リンリンの勝ちだろう。
しかし、これは……困った犬だなぁ。
唸って威嚇もしないで跳びついていくなんて、立派な狂犬だ。
「ちっ、なんだよ小型犬のくせに」
細長い犬の尻尾は股の間にはさまっていて、もう戦意はうかがえない。
「キャンキャン鳴いたのはそっちだろ。ほら、ボスがキャンと言ったんだから早くお前ら失せろよ。森でも里でも需要のない奴らは大変だよなぁ。僕なんか、ここでは引く手数多だぜ。まぁ引かれたところで汚い手に引かれるつもりもないけどさ」
なかなか辛辣だ。
確かに、ほかの犬獣人と比べてリンリンはずぬけて美しいとは思う。
それ故に苦労も多そうだが。
「早く行きなよ。僕、育ちが悪いから、悪い病気持っているかもよ」
酷薄な表情で言っているが、何が嬉しいのか尻尾がフリフリとゆれている。
「噛み合う覚悟がないなら帰った方がいいと思うけど」
リンリンは低く唸って牙を見せる。
好戦的だ。
「ちっ、こいつ噛み犬かよ! 冗談じゃねえ。お兄さん、その犬やべーよ。早く捨てた方がいいよ」
細長い獣人は吐き捨てるように言って去っていった。
どうやら細長いのが群れのボスだったようで、他の獣人も同じ方向へ消えていった。
「リンリン?」
声をかけると、ピタリと動きが止まる。
急速に尻尾が下がる。
「リンリン、大丈夫?」
リンリンは恐る恐る振り向き、こちらをうかがう。
耳が後ろに倒れてしまっている。
「何処か怪我しなかった?」
「……僕」
何かにおびえるような、こちらをうかがう顔をしている。
何というか……こりゃ、難しい犬だな。
さっきの狂犬ぶりが嘘のように萎れている。
俺は迷いに迷ってリンリンに手を伸ばしてみる。
俺も噛まれるかもしれないけれど、動物を飼うときにこの一手は避けて通れない。
リンリンはこのままでは誰とも良い関係を築けないだろう。
誰か味方が必要なのだ。
初めは肩に、次は背中にそっと触れる。
振り払われる気配はない。
「よし、よし」
嫌がらなかったので、次はあたまを両手で包む。
思ったよりも毛がごわついている。
逃げないな。
しかし、油断は禁物だ。
我慢して、限界を突破すると噛む犬もいる。
俺は計りかねて、しばらくリンリンの黒い目を覗き続けた。
光を反射するつやつやした目に自分が映る。
この子に俺はどう見えているんだろう。
「君は……喧嘩っ早いね」
次は両手でリンリンの顔を挟み込んで耳を揉んでみる。
嫌そうな顔はしてない……よな?
「ケガが無くて良かったよ」
リンリンは口の端を片方だけあげて不敵に笑う。
「はっ! 僕、負けたことないし」
見た目だけで子犬のようだと思っていたけれど、俺よりもずっと大変な目にあってきたのかもしれない。
俺はリンリンのことを何もわかっていないのだろう。
リンリンが俺のことをわからないのと同じくらいに。
「よし、リンリン、肉を買って帰ろう! 育ち盛りなんだから、肉を食べればでっかくなれるさ」
戯けていうと、リンリンは目を見開く。
「僕、ホントにこの大きさで大人だから! これでも一族ではでかい方だし。あんたよりも長く生きてるかもよ?」
「あ、そうなんだ。ほんとに大人なんだね」
「あんた、僕を子どもだと思ってたんだろ」
「……ごめん。誤解してた。でも、君を見た目だけで大人だとわかる人もいないと思うよ。あ、撫でちゃったけど、大人相手にこういうのもダメだった?」
そうはいったが、今更大人として扱えというのは難しい話だ。
「……撫でるのはいい」
照れたように言うが、尻尾が喜んでいる。
正式に許可が出たので遠慮なくモフることにする。
白い耳の外側は長い毛に覆われていて、内側は血管が透けて桃色だ。
「毛がパサパサだな。昨日水だけで洗っただろ」
この辺の水は硬いから、普通に水だけで洗うと毛が硬くなってしまう。
やけに早く風呂から出てきたのはきっと俺を警戒していたからだろう。
「面倒だったし」
「リンリンの毛色、綺麗なんだから、ちゃんと手入れしなきゃだよ」
何が気に障ったのか、リンリンはプルプルと頭を振って俺の手を振り払った。
「……じゃない」
そっぽを向いてボソリと何かを言うが、よく聞き取れない。
「ん? リンリン、何?」
「ちがうって! 僕はリンリンじゃ無い!」
「え?」
「僕の名前はロンだ」
「……ロン?」
「ロンだよ。リンリンは最初の奴が勝手につけた名前。リンリンなんて趣味の悪い名前で呼ぶなよ!」
キャンキャンと吠えるように主張する。
あまり差があるようには感じられなかったが、本人が言うならナンセンスな名前なのだろう。
「違う名前で呼ばれ続けて、なんで訂正しなかったんだい?」
「呼ばれたくなかったから」
リンリンは嫌だっていうのに、ちゃんとした名前も呼ばれたくない……わがままな奴だな。
「俺はいいの?」
「いい。部屋使わせてくれるし、肉を食わせてくれたし、エロいことしようとしないし」
その言葉に、最低限のことも満たされてこなかったこれまでのロンの生活が滲み出ていて、ため息が出る。
「……ロン君、そんな当たり前のことに恩義を感じてはいけないよ。君にそんなこと考えさせるなんて、ヒト代表としてすごく申し訳なく感じるよ」
ツンとしているが、複雑に尻尾が動いているので何か葛藤しているようだ。
「ロンでいい」
俺はロンを名前で呼ぶことを許されたようだ。
「そうかい、ロン。それでね、いい肉屋があるんだ。ロンから食費を預かったし、少し奮発して今夜はごちそうにしようか?」
散歩の行く先を肉屋にして、道を進み始める。
ロンは後ろからついてきて、俺の腕あたりに頭からぶつかってくる。
「いいこと言うね。僕、あんたのことは噛まないかもよ」
ロンは今度は勢いよく尻尾を振った。
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