17 / 30
始まりの章
17.出発。
しおりを挟む
ディーさんを先頭に、私、ドムさんの順で森を歩いていく。
歩くペースは私に合わせてくれ、こまめに休憩も入れてくれるという、紳士対応。
歴代彼氏より、優しいかも?笑
こんなに優しくしてもらったのにも関わらず、たぶん2時間くらい歩いた頃…
私の足は疲労から上がらないようになり、木の根や小石などに躓くようになってきた。
2人が心配してくれるが、迷惑かけられないと精一杯歩く。
あー、精霊さん達と過ごした3年、私は運動という運動をしていない。
つまり、筋肉が落ち、体力が落ちていた。。。
廃用症候群予防っていいながら、患者さんに指導していたのに…
がっくし。
ハァハァいいながら歩いていたら、いきなり身体が浮いたと思ったら、ドムさんの肩の上。咄嗟にドムさんの頭に手を回して自分の体を支える。
目を白黒させるとドムさんが口に人差し指をかざし、静かにって言ってくる。
えっ?って思いながらじっとする。
探知魔法を展開すると、少し先に何かの群れを発見。迷いの力【メイズ】を使おうと思ったが、息が切れて上手く集中出来ない。ヒヤリとする。
落ち着かなければ。
深呼吸していると、段々と近づいてくる音がする。
ドキドキと早鐘を打つ鼓動に、落ち着こうにも落ち着けない。ドムさんが大丈夫だ、と囁いてくる。
それからすぐ、何かに囲まれる。まだ姿は見せない。
ドムさんは背中にあった大きな剣を取り出し、構える。前にいたディーさんは、ドムさんのそばまで戻ってくる。
ディーさんは、弓が得意だと言っていたが、特に何も持っていない。どうするのか、と思ったその時。
ザザっと音がすると唸り声とともに狼たちが姿を現す。
ただ、直ぐには仕掛けてこない。威嚇している…?
と、正面の一部に隙間が出来る。そして、一際大きな狼…ふたつの頭を持つ狼が出てきた。
ファ、ファンタジー…
いやいや、それどころじゃない。その双頭の狼は、3メートルはあろうかという大きさだ。
「オルトロスか…」
ディーさんが呟く。
オルトロス?あの双頭の狼の事だろうか?どちらにしてもかなり強そうだ。
額にそれぞれ緑と赤の宝石?のようなものが着いている。
って、ぼーっと見てる場合じゃない。
涎を垂らしながら凶悪そうな顔でこちらを睨んでいる。思わず震えてしまう。
こんなの、勝てない。
ピリッとした緊張に包まれる。
そして………
数匹の普通の狼達が、襲いかかってきた。対して、ディーさんは何かを投げた?
キャインっ
いつの間にか半数以上が地面に倒れている。そして、そのまま双頭の狼オルトロスに走りながら攻撃を仕掛けている。
ドムさんは残りの狼達、数十匹を次々と剣で薙ぎ払い、斃していく。
斃しているのに、私は安定して捕まっていられる。
凄い…ドムさんは1歩も動いていなかった。
って、感動している場合じゃない。斃された狼もいるが、立ち上がるもの達もいる。それに、あの大きな狼がいる。
私は、完全にお荷物になっている。
攻撃魔法は……こんな時なのに出来そうにない。
だから、シールド、いやバリアを張ろう。
出来るか…
いや、それくらい張れなきゃ きっとこの世界ではやって行けない。
ドムさんに下ろして欲しいと言うが、ダメだと言う。言い合いをする時間なんてない。このままバリアを張る。
球状に、ドムさんと私、ディーさんの枠組みでバリアを張った。そこへ双頭の狼の1頭が叫びながら炎を口から放った。
ドムさんが私を庇うように肩から降ろして胸に抱き直し、跳躍する。
急に体の位置が降ろされてびっくりした。ぐっとドムさんの腕に力が入り少し息苦しい。
ドムさんの腕の中で現状が見えない。
手をずらして貰えるように少し腕を叩くが、全然ズレない。
苦しくなってきて強めに叩くと、すまん、と言いながら少し緩んだ。
そして、驚く。なんと、さっきまでは地面にいたのに木の枝に乗っていた。
そして、下ではディーさんが双頭の狼の片方の首を切り落としていた。
それでもまだ片方は動いており、他の狼たちもいる。早く手助けしないとっ。
何が出来るだろう。そう思ってハラハラしながら補助魔法を考えている間だった。
ディーさん、大胆にも双頭の狼を前にしてじっと止まった、かと思うと一気にディーさんの周りに水の矢が降り注ぐ。
いやっ
ディーさんが倒れている姿を想像をして、つい目を背けてしまう。
しかし、ドムさんがポンポンと肩を叩く。
「大丈夫、ディーは生きてる。」
そっと目を開け下を見るとディーさんは上を見ながらピースしていた。
ホッとして、腰から力が抜ける。
サッとドムさんに腰を支えられ、下に降りる。急に降りるから、ちょっとヒヤッとした。
安定してたけど。
一言 言って欲しかった。
そして私は、下の惨状に呆気なく倒れた…
-----------------------------
目を覚ますと、岩山の見える場所に寝かされていた。
一瞬何が起きたか分からなかった。
そうだ、狼達の死体をみて倒れたのだ。いや、言い訳をすると死体だけなら平気だった。うん。
かなり、えぐい状態だったのだ。
血生臭さとともに。
倒れた私は悪くない。きっと悪くない。
…どちらに担がれたのだろう…。
申し訳ない。
2人はすぐ近くで焚き火をしており、声をかけ謝った。しかし、配慮が足りなかったと逆に謝られた。
女子供に見せるものじゃない、と。
いや、申し訳ない。
そして、その後のことを聞いた。2人は魔石を取り、そこから少し離れたこの岩山を見つけて1泊することに決めたという。
そして、あの時起きたことがどういう事だったのかを聞いた。
ディーさんは、魔法も使えて、水の矢はディーさんが作ったものだったようだ。
それで一気に双頭の狼、オルトロスと残りの狼たちを斃した、と。
そして、私は逆にバリアについて聞かれた。
精度の高いバリアが張れると、驚かれた。通常であれば、盾のように一面にしか張れないそうだ。
だから、直ぐに私がバリアを発動した時も炎が横から入ってくるとドムさんは木の上に、ディーさんは、後ろに下がったそう。
でも、直ぐに違うとわかり、ディーさんは、守りから攻撃に転じた。それがあの水の矢ウォーターアローだったそう。
多少の火傷などは覚悟していたが、無傷で終わり、とても感謝された。
バリアは、シールドの最上級で、全方向に張れる。ディーさんの言うバリアというのは、精霊たちに習う時シールドとして習ったもののことだろう。シールドは、基本的に一面、1方向からの攻撃に対し有効なものだ。
ドムさんとディーさんは、本当にかすり傷ひとつなかった。とても強い。
あのオルトロスは、狼の進化した姿で額の宝石=魔石によって魔法が使えるようになっていると言う。魔石の色はその狼の特性や土地により異なり、それにより色が決まるそうだ。
オルトロスはC級の魔物ではあるが、魔法が使えるので魔法次第では、相性もあり厄介でもあるそう。
今回は、ディーさん側の属性に軍配が上がったようだ。
歩くペースは私に合わせてくれ、こまめに休憩も入れてくれるという、紳士対応。
歴代彼氏より、優しいかも?笑
こんなに優しくしてもらったのにも関わらず、たぶん2時間くらい歩いた頃…
私の足は疲労から上がらないようになり、木の根や小石などに躓くようになってきた。
2人が心配してくれるが、迷惑かけられないと精一杯歩く。
あー、精霊さん達と過ごした3年、私は運動という運動をしていない。
つまり、筋肉が落ち、体力が落ちていた。。。
廃用症候群予防っていいながら、患者さんに指導していたのに…
がっくし。
ハァハァいいながら歩いていたら、いきなり身体が浮いたと思ったら、ドムさんの肩の上。咄嗟にドムさんの頭に手を回して自分の体を支える。
目を白黒させるとドムさんが口に人差し指をかざし、静かにって言ってくる。
えっ?って思いながらじっとする。
探知魔法を展開すると、少し先に何かの群れを発見。迷いの力【メイズ】を使おうと思ったが、息が切れて上手く集中出来ない。ヒヤリとする。
落ち着かなければ。
深呼吸していると、段々と近づいてくる音がする。
ドキドキと早鐘を打つ鼓動に、落ち着こうにも落ち着けない。ドムさんが大丈夫だ、と囁いてくる。
それからすぐ、何かに囲まれる。まだ姿は見せない。
ドムさんは背中にあった大きな剣を取り出し、構える。前にいたディーさんは、ドムさんのそばまで戻ってくる。
ディーさんは、弓が得意だと言っていたが、特に何も持っていない。どうするのか、と思ったその時。
ザザっと音がすると唸り声とともに狼たちが姿を現す。
ただ、直ぐには仕掛けてこない。威嚇している…?
と、正面の一部に隙間が出来る。そして、一際大きな狼…ふたつの頭を持つ狼が出てきた。
ファ、ファンタジー…
いやいや、それどころじゃない。その双頭の狼は、3メートルはあろうかという大きさだ。
「オルトロスか…」
ディーさんが呟く。
オルトロス?あの双頭の狼の事だろうか?どちらにしてもかなり強そうだ。
額にそれぞれ緑と赤の宝石?のようなものが着いている。
って、ぼーっと見てる場合じゃない。
涎を垂らしながら凶悪そうな顔でこちらを睨んでいる。思わず震えてしまう。
こんなの、勝てない。
ピリッとした緊張に包まれる。
そして………
数匹の普通の狼達が、襲いかかってきた。対して、ディーさんは何かを投げた?
キャインっ
いつの間にか半数以上が地面に倒れている。そして、そのまま双頭の狼オルトロスに走りながら攻撃を仕掛けている。
ドムさんは残りの狼達、数十匹を次々と剣で薙ぎ払い、斃していく。
斃しているのに、私は安定して捕まっていられる。
凄い…ドムさんは1歩も動いていなかった。
って、感動している場合じゃない。斃された狼もいるが、立ち上がるもの達もいる。それに、あの大きな狼がいる。
私は、完全にお荷物になっている。
攻撃魔法は……こんな時なのに出来そうにない。
だから、シールド、いやバリアを張ろう。
出来るか…
いや、それくらい張れなきゃ きっとこの世界ではやって行けない。
ドムさんに下ろして欲しいと言うが、ダメだと言う。言い合いをする時間なんてない。このままバリアを張る。
球状に、ドムさんと私、ディーさんの枠組みでバリアを張った。そこへ双頭の狼の1頭が叫びながら炎を口から放った。
ドムさんが私を庇うように肩から降ろして胸に抱き直し、跳躍する。
急に体の位置が降ろされてびっくりした。ぐっとドムさんの腕に力が入り少し息苦しい。
ドムさんの腕の中で現状が見えない。
手をずらして貰えるように少し腕を叩くが、全然ズレない。
苦しくなってきて強めに叩くと、すまん、と言いながら少し緩んだ。
そして、驚く。なんと、さっきまでは地面にいたのに木の枝に乗っていた。
そして、下ではディーさんが双頭の狼の片方の首を切り落としていた。
それでもまだ片方は動いており、他の狼たちもいる。早く手助けしないとっ。
何が出来るだろう。そう思ってハラハラしながら補助魔法を考えている間だった。
ディーさん、大胆にも双頭の狼を前にしてじっと止まった、かと思うと一気にディーさんの周りに水の矢が降り注ぐ。
いやっ
ディーさんが倒れている姿を想像をして、つい目を背けてしまう。
しかし、ドムさんがポンポンと肩を叩く。
「大丈夫、ディーは生きてる。」
そっと目を開け下を見るとディーさんは上を見ながらピースしていた。
ホッとして、腰から力が抜ける。
サッとドムさんに腰を支えられ、下に降りる。急に降りるから、ちょっとヒヤッとした。
安定してたけど。
一言 言って欲しかった。
そして私は、下の惨状に呆気なく倒れた…
-----------------------------
目を覚ますと、岩山の見える場所に寝かされていた。
一瞬何が起きたか分からなかった。
そうだ、狼達の死体をみて倒れたのだ。いや、言い訳をすると死体だけなら平気だった。うん。
かなり、えぐい状態だったのだ。
血生臭さとともに。
倒れた私は悪くない。きっと悪くない。
…どちらに担がれたのだろう…。
申し訳ない。
2人はすぐ近くで焚き火をしており、声をかけ謝った。しかし、配慮が足りなかったと逆に謝られた。
女子供に見せるものじゃない、と。
いや、申し訳ない。
そして、その後のことを聞いた。2人は魔石を取り、そこから少し離れたこの岩山を見つけて1泊することに決めたという。
そして、あの時起きたことがどういう事だったのかを聞いた。
ディーさんは、魔法も使えて、水の矢はディーさんが作ったものだったようだ。
それで一気に双頭の狼、オルトロスと残りの狼たちを斃した、と。
そして、私は逆にバリアについて聞かれた。
精度の高いバリアが張れると、驚かれた。通常であれば、盾のように一面にしか張れないそうだ。
だから、直ぐに私がバリアを発動した時も炎が横から入ってくるとドムさんは木の上に、ディーさんは、後ろに下がったそう。
でも、直ぐに違うとわかり、ディーさんは、守りから攻撃に転じた。それがあの水の矢ウォーターアローだったそう。
多少の火傷などは覚悟していたが、無傷で終わり、とても感謝された。
バリアは、シールドの最上級で、全方向に張れる。ディーさんの言うバリアというのは、精霊たちに習う時シールドとして習ったもののことだろう。シールドは、基本的に一面、1方向からの攻撃に対し有効なものだ。
ドムさんとディーさんは、本当にかすり傷ひとつなかった。とても強い。
あのオルトロスは、狼の進化した姿で額の宝石=魔石によって魔法が使えるようになっていると言う。魔石の色はその狼の特性や土地により異なり、それにより色が決まるそうだ。
オルトロスはC級の魔物ではあるが、魔法が使えるので魔法次第では、相性もあり厄介でもあるそう。
今回は、ディーさん側の属性に軍配が上がったようだ。
25
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
そんなにホイホイ転生させんじゃねえ!転生者達のチートスキルを奪う旅〜好き勝手する転生者に四苦八苦する私〜
Open
ファンタジー
就活浪人生に片足を突っ込みかけている大学生、本田望結のもとに怪しげなスカウトメールが届く。やけになっていた望結は指定された教会に行ってみると・・・
神様の世界でも異世界転生が流行っていて沢山問題が発生しているから解決するために異世界に行って転生者の体の一部を回収してこい?しかも給料も発生する?
月給30万円、昇給あり。衣食住、必要経費は全負担、残業代は別途支給。etc...etc...
新卒の私にとって魅力的な待遇に即決したけど・・・
とにかくやりたい放題の転生者。
何度も聞いた「俺なんかやっちゃいました?」
「俺は静かに暮らしたいのに・・・」
「まさか・・・手加減でもしているのか・・・?」
「これぐらい出来て普通じゃないのか・・・」
そんな転生者を担ぎ上げる異世界の住民達。
そして転生者に秒で惚れていく異世界の女性達によって形成されるハーレムの数々。
もういい加減にしてくれ!!!
小説家になろうでも掲載しております
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
魔力0の俺は王家から追放された挙句なぜか体にドラゴンが棲みついた~伝説のドラゴンの魔力を手に入れた俺はちょっと王家を懲らしめようと思います~
きょろ
ファンタジー
この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。
ドラゴン、エルフ、ドワーフにゴブリン…多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」。
この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千年以上続く歴史の中で過去最大のピンチにぶつかっていた。
「――このロックロス家からこんな奴が生まれるとは…!!この歳まで本当に魔力0とは…貴様なんぞ一族の恥だ!出ていけッ!」
ソウルエンドの王でもある父親にそう言われた青年“レイ・ロックロス”。
十六歳の彼はロックロス家の歴史上……いや、人類が初めて魔力を生み出してから初の“魔力0”の人間だった―。
森羅万象、命ある全てのものに魔力が流れている。その魔力の大きさや強さに変化はあれど魔力0はあり得なかったのだ。
庶民ならいざ知らず、王族の、それもこの異世界トップのロックロス家にとってはあってはならない事態。
レイの父親は、面子も権力も失ってはならぬと極秘に“養子”を迎えた―。
成績優秀、魔力レベルも高い。見捨てた我が子よりも優秀な養子を存分に可愛がった父。
そして――。
魔力“0”と名前の“レイ”を掛けて魔法学校でも馬鹿にされ成績も一番下の“本当の息子”だったはずのレイ・ロックロスは十六歳になったこの日……遂に家から追放された―。
絶望と悲しみに打ちひしがれる………
事はなく、レイ・ロックロスは清々しい顔で家を出て行った。
「ああ~~~めちゃくちゃいい天気!やっと自由を手に入れたぜ俺は!」
十六年の人生の中で一番解放感を得たこの日。
実はレイには昔から一つ気になっていたことがあった。その真実を探る為レイはある場所へと向かっていたのだが、道中お腹が減ったレイは子供の頃から仲が良い近くの農場でご飯を貰った。
「うめぇ~~!ここの卵かけご飯は最高だぜ!」
しかし、レイが食べたその卵は何と“伝説の古代竜の卵”だった――。
レイの気になっている事とは―?
食べた卵のせいでドラゴンが棲みついた―⁉
縁を切ったはずのロックロス家に隠された秘密とは―。
全ての真相に辿り着く為、レイとドラゴンはほのぼのダンジョンを攻略するつもりがどんどん仲間が増えて力も手にし異世界を脅かす程の最強パーティになっちゃいました。
あまりに強大な力を手にしたレイ達の前に、最高権力のロックロス家が次々と刺客を送り込む。
様々な展開が繰り広げられるファンタジー物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる