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「ユーマ、今日も図書館に行くのか?」
「お母様、これから行こうと思っていますがどうしたんですか?」
図書館に行こうとしていたらお母様に声をかけられた。
「いや、ユーマ昨日お父様の部屋に来ていたじゃないか、何か用事があったんじゃないかと思ってな。昨日は何も話ができなかったんだろ?もしかして家庭教師の話だったんじゃないか?」
「そうです家庭教師の先生どうなっているのかと思って聞きに行ったんですけど、久しぶりに2人とゆっくり話せて楽しすぎて忘れてしまっていました。昨日はお母様もお父様と久しぶりにゆっくり過ごせたんでしょ」
最近お父様は忙しすぎて仕事ばかりしている。ゆっくり過ごせる時間があるならお母様との時間を優先してあげたい。
「お、おう、あの後久しぶりにゆっくり2人で話すことができたが、ユーマはそんなこと気にすることないぞ。いつでも甘えてきなさい」
お母様は僕の頭を撫でながら顔を赤くしている。よく見ると鎖骨の辺りにいくつもの痕があった。それだけで僕はあの後あの部屋で何があったか察した。その痕が見える所だけであんなにあるんだから脱いだらどれだけあるのだろうと考えていた。
「じゃあ、昨日のクッキーすごく美味しかったからまた作って下さいね」
僕ははにかみながらも素直に甘えてお願いする。
「そんなことならいつでも作ってやるよ。ユーマは甘え方が下手だな。でもそんな所が凄く可愛いぞ」
お母様は嬉しそうに僕を抱き上げ抱きしめる。僕はその時お母様の首に歯形があるのを発見してしまった。もしかして服の下には痕だけでなく歯形も沢山あるんじゃ......
どれだけ愛し合ったんですか、と聞きたくなった。
「家庭教師の先生決まったからな。来週から来てくれるぞ。中々決まらなくて悪かったな。勉強頑張って学園でもいい成績取るんだぞ。ユーマなら大丈夫だ。まだ学園の入学試験まで半年あるけどユーマなら絶対入学できるって信じてる」
「半年しかないから必死に頑張ります。入学しても成績には厳しいらしいので2人が恥ずかしくないような成績を取るため頑張ります」
「学園では決められた成績を取らないと退学になるがもしユーマがそうなったとしても、それが真面目にやった結果なら恥ずかしいことなんかないぞ。でもさぼったりした不真面目な結果ならお父様がなんと言っても帰ってこさせないからな」
お母様の顔が笑顔から真面目な顔になる。甘いところもあるが不真面目なことだけは許せないのがお母様だ。
「学びたいことがあるから頑張れます」
僕は魔法の副作用について学園で調べなければいけない。それにケインが来るまで学園を去ることはできない。
僕の真剣な顔を見てお母様はにっこり笑って僕の頭を撫でて去って行った。
僕はいつもより遅くなったけどケインに会うため図書館へと向かった。
「家庭教師の先生決まったから今までのように頻繁にここには来られないと思う」
「そう決まったんだ。僕は今まで通り来るからユーマが来れる日は来てよ。ユーマに会えなくなるのは寂しいから」
今日も2人でクッションに埋もれて本を読んでいた。僕は家庭教師が決まったことをケインに報告した。表情をあまり変えない大人っぽいケインが寂しそうな子供っぽい表情をしていた。僕は思わずケインの頭を撫でていた。
「な、なんだよ」
「ケインも子供なんだなと思って可愛くて。絶対会いに来るからね」
僕が言うとケインは照れたような嬉しいような笑顔を見せた。
「絶対来てよ。僕待ってるからね」
「うん」
2人で笑い合いまた読書に戻った。
最近はケインも魔法について書いてある本だけでなく僕の趣味に付き合って恋愛小説を読んでいたりする。どんなのを読んでるのか分からないがたまに顔が赤くなっている。
「ユーマ、ユーマ。本が落ちそうになってるよ。眠いなら本は閉じて」
「うーん……」
「もう、ほら貸して。この本はこっちに置いておくからね」
最近この場所で読書をしていると眠くなる。お昼寝するのがくせになっている。起きていようと頑張るが毎回睡眠の誘惑に負けてしまう。今日も本を持ったまま寝落ちしそうになっていた。
夢と現実の境目に僕はいた。
「ありがと」
「もう目開いてないじゃないか、ほら寝て」
優しくケインが頭を撫でてくれていた。
「……頭撫でられるの、気持ちいいね。スースー」
「お母様、これから行こうと思っていますがどうしたんですか?」
図書館に行こうとしていたらお母様に声をかけられた。
「いや、ユーマ昨日お父様の部屋に来ていたじゃないか、何か用事があったんじゃないかと思ってな。昨日は何も話ができなかったんだろ?もしかして家庭教師の話だったんじゃないか?」
「そうです家庭教師の先生どうなっているのかと思って聞きに行ったんですけど、久しぶりに2人とゆっくり話せて楽しすぎて忘れてしまっていました。昨日はお母様もお父様と久しぶりにゆっくり過ごせたんでしょ」
最近お父様は忙しすぎて仕事ばかりしている。ゆっくり過ごせる時間があるならお母様との時間を優先してあげたい。
「お、おう、あの後久しぶりにゆっくり2人で話すことができたが、ユーマはそんなこと気にすることないぞ。いつでも甘えてきなさい」
お母様は僕の頭を撫でながら顔を赤くしている。よく見ると鎖骨の辺りにいくつもの痕があった。それだけで僕はあの後あの部屋で何があったか察した。その痕が見える所だけであんなにあるんだから脱いだらどれだけあるのだろうと考えていた。
「じゃあ、昨日のクッキーすごく美味しかったからまた作って下さいね」
僕ははにかみながらも素直に甘えてお願いする。
「そんなことならいつでも作ってやるよ。ユーマは甘え方が下手だな。でもそんな所が凄く可愛いぞ」
お母様は嬉しそうに僕を抱き上げ抱きしめる。僕はその時お母様の首に歯形があるのを発見してしまった。もしかして服の下には痕だけでなく歯形も沢山あるんじゃ......
どれだけ愛し合ったんですか、と聞きたくなった。
「家庭教師の先生決まったからな。来週から来てくれるぞ。中々決まらなくて悪かったな。勉強頑張って学園でもいい成績取るんだぞ。ユーマなら大丈夫だ。まだ学園の入学試験まで半年あるけどユーマなら絶対入学できるって信じてる」
「半年しかないから必死に頑張ります。入学しても成績には厳しいらしいので2人が恥ずかしくないような成績を取るため頑張ります」
「学園では決められた成績を取らないと退学になるがもしユーマがそうなったとしても、それが真面目にやった結果なら恥ずかしいことなんかないぞ。でもさぼったりした不真面目な結果ならお父様がなんと言っても帰ってこさせないからな」
お母様の顔が笑顔から真面目な顔になる。甘いところもあるが不真面目なことだけは許せないのがお母様だ。
「学びたいことがあるから頑張れます」
僕は魔法の副作用について学園で調べなければいけない。それにケインが来るまで学園を去ることはできない。
僕の真剣な顔を見てお母様はにっこり笑って僕の頭を撫でて去って行った。
僕はいつもより遅くなったけどケインに会うため図書館へと向かった。
「家庭教師の先生決まったから今までのように頻繁にここには来られないと思う」
「そう決まったんだ。僕は今まで通り来るからユーマが来れる日は来てよ。ユーマに会えなくなるのは寂しいから」
今日も2人でクッションに埋もれて本を読んでいた。僕は家庭教師が決まったことをケインに報告した。表情をあまり変えない大人っぽいケインが寂しそうな子供っぽい表情をしていた。僕は思わずケインの頭を撫でていた。
「な、なんだよ」
「ケインも子供なんだなと思って可愛くて。絶対会いに来るからね」
僕が言うとケインは照れたような嬉しいような笑顔を見せた。
「絶対来てよ。僕待ってるからね」
「うん」
2人で笑い合いまた読書に戻った。
最近はケインも魔法について書いてある本だけでなく僕の趣味に付き合って恋愛小説を読んでいたりする。どんなのを読んでるのか分からないがたまに顔が赤くなっている。
「ユーマ、ユーマ。本が落ちそうになってるよ。眠いなら本は閉じて」
「うーん……」
「もう、ほら貸して。この本はこっちに置いておくからね」
最近この場所で読書をしていると眠くなる。お昼寝するのがくせになっている。起きていようと頑張るが毎回睡眠の誘惑に負けてしまう。今日も本を持ったまま寝落ちしそうになっていた。
夢と現実の境目に僕はいた。
「ありがと」
「もう目開いてないじゃないか、ほら寝て」
優しくケインが頭を撫でてくれていた。
「……頭撫でられるの、気持ちいいね。スースー」
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