31 / 72
31
しおりを挟む
「ここも舐めてあげる」
ジェイドが僕の性器に顔を近付けていく。
もう少しでジェイドの口に含まれるという時、扉の外からレンの声が聞こえてきた。
「ユーマ様遅くなって申し訳ありません。お1人で大丈夫でしたか?」
「チッ、もう来たのか」
レンの声が聞こえたからかジェイドが舌打ちする。屈んでいた体を起こしてレンに声を返す。
「レン大変なんだ、ユーマがのぼせたみたいで倒れちゃったんだ。助けて」
「なんですって、ユーマ様大丈夫ですか!」
僕が体に力がはいらず倒れているのはジェイドのせいなのにレンにジェイドは嘘をつく。
「2人で入るの久しぶりだったからユーマはしゃいじゃっていつもより長時間入っちゃったようで。俺も気付かなくてごめん」
「2人は仲が良いですからね、ユーマ様も楽しかったんでしょう。でもこれからはもっと気を付けて様子を見てあげて下さいね」
レンもジェイドの言葉を信用している。
僕はレンに支えられ浴室から出る。その後ろからジェイドも着いてくる。
「ユーマまた一緒にお風呂入ろうな。今度はちゃんとしてあげるから」
レンが水を取りに離れている時に僕を扇子で仰ぎながらジェイドが言う。
「また一緒に気持ち良くなろうな」
レンが帰ってきたから小声だけど飛び切りの笑顔で僕の耳元で言う。僕にはその笑顔が怖くて仕方なかった。
「これ以上ユーマ疲れさせたらいけないから俺はもう戻るな。ゆっくり休むんだぞ」
ジェイドは僕の頬を撫でて出て行った。
僕はレンが持ってきてくれた水を飲んでしばらくその場で休む。
「まだ無理はしないで下さいね。寝込んでいる間ジェイドも凄く心配していましたよ。毎日部屋の前までやってきてユーマ様の様子を尋ねられました。だから前みたいに一緒に入れるのが嬉しかったんだと思うんですが、こんなにのぼせてしまう前に気付いて欲しかったですね」
レンはジェイドの言ったことを疑っていないみたいだ。寝込んでいる間レンにはものすごく迷惑をかけた。これ以上心配はかけられない。僕はお風呂場であった本当の事が言えなかった。
レン達とお風呂に入ることで安心していたけど今日みたいにレンが急に来られなくなった時ジェイドがやってくると僕には力で勝てなく抵抗できない。使用人用のお風呂ではそんな危険があることに気付いた。
もう家族用のお風呂に入ることにした。クロードはまだ僕が使用人用のお風呂に入っていると思っているから家族用のお風呂で遅めの時間に入っているみたいだ。だから今のように早目の時間に家族用のお風呂に入ればクロードと鉢合わせにならないはずだ。
「でも気持ち良かったな」
ベッドに入ってジェイドに触られたことを思い出していた。
この世界では初めてだったはずなのにすごく気持ちよかった。
ジェイドに乳首を摘ままれたことを思い出し自分でも触ってみる。摘まむだけじゃなくコリコリと転がしてみる。
「んっ。こっちも触られて気持ち良かった」
右手で乳首を触っていたから空いていた左手で性器を恐る恐る触る。
ジェイドがどうやって触っていたのか思い出しながら自分の性器を扱く。最初は恐る恐る触っていたのがあまりの気持ち良さにいつの間にか夢中になっていた。
「き、気持ちいいよぉ」
触らせられたジェイドの性器を思い出した。僕のを触ってあんな風に興奮してくれたのだと思うと嬉しかった。
最後レンが来たからやめられたが、あのままジェイドの口に僕の性器を含まれたらどんなに気持ち良かったのだろう。あの時レンが来なければ僕は快感に負けてジェイドにもっとして欲しいとお願いしていただろう。
「ん、あっ、あぁっ。はぁはぁ、はぁ......」
自分の手の中に精液を放った。
「快感に負けちゃ駄目なのに。これじゃあ、このままじゃゲームの僕になっちゃう。もっと強くならなきゃ」
自分の手の中に放ったものを見ながら涙を流した。
これがゲームの強制力なのか、あんなにビッチにならないと誓ったのに一度気持ちいいことを体験してしまうとそっちに流されてしまいそうになる。
ジェイドのことは嫌いじゃなくどちらかというと好きだからジェイドにされることにそこまで嫌悪感がないのも問題かもしれない。
「心身共に強くならないと。あとは2人きりにならないことも重要かも」
この体は気持ちいいことに弱すぎる。2人っきりで気持ちいいことをされると雰囲気に流されてしまう。2人っきりにならないことも重要だ。
汚してしまった手を洗い、涙を流した目を冷やし気持ちを新たに切り替えその日は就寝した。
ジェイドが僕の性器に顔を近付けていく。
もう少しでジェイドの口に含まれるという時、扉の外からレンの声が聞こえてきた。
「ユーマ様遅くなって申し訳ありません。お1人で大丈夫でしたか?」
「チッ、もう来たのか」
レンの声が聞こえたからかジェイドが舌打ちする。屈んでいた体を起こしてレンに声を返す。
「レン大変なんだ、ユーマがのぼせたみたいで倒れちゃったんだ。助けて」
「なんですって、ユーマ様大丈夫ですか!」
僕が体に力がはいらず倒れているのはジェイドのせいなのにレンにジェイドは嘘をつく。
「2人で入るの久しぶりだったからユーマはしゃいじゃっていつもより長時間入っちゃったようで。俺も気付かなくてごめん」
「2人は仲が良いですからね、ユーマ様も楽しかったんでしょう。でもこれからはもっと気を付けて様子を見てあげて下さいね」
レンもジェイドの言葉を信用している。
僕はレンに支えられ浴室から出る。その後ろからジェイドも着いてくる。
「ユーマまた一緒にお風呂入ろうな。今度はちゃんとしてあげるから」
レンが水を取りに離れている時に僕を扇子で仰ぎながらジェイドが言う。
「また一緒に気持ち良くなろうな」
レンが帰ってきたから小声だけど飛び切りの笑顔で僕の耳元で言う。僕にはその笑顔が怖くて仕方なかった。
「これ以上ユーマ疲れさせたらいけないから俺はもう戻るな。ゆっくり休むんだぞ」
ジェイドは僕の頬を撫でて出て行った。
僕はレンが持ってきてくれた水を飲んでしばらくその場で休む。
「まだ無理はしないで下さいね。寝込んでいる間ジェイドも凄く心配していましたよ。毎日部屋の前までやってきてユーマ様の様子を尋ねられました。だから前みたいに一緒に入れるのが嬉しかったんだと思うんですが、こんなにのぼせてしまう前に気付いて欲しかったですね」
レンはジェイドの言ったことを疑っていないみたいだ。寝込んでいる間レンにはものすごく迷惑をかけた。これ以上心配はかけられない。僕はお風呂場であった本当の事が言えなかった。
レン達とお風呂に入ることで安心していたけど今日みたいにレンが急に来られなくなった時ジェイドがやってくると僕には力で勝てなく抵抗できない。使用人用のお風呂ではそんな危険があることに気付いた。
もう家族用のお風呂に入ることにした。クロードはまだ僕が使用人用のお風呂に入っていると思っているから家族用のお風呂で遅めの時間に入っているみたいだ。だから今のように早目の時間に家族用のお風呂に入ればクロードと鉢合わせにならないはずだ。
「でも気持ち良かったな」
ベッドに入ってジェイドに触られたことを思い出していた。
この世界では初めてだったはずなのにすごく気持ちよかった。
ジェイドに乳首を摘ままれたことを思い出し自分でも触ってみる。摘まむだけじゃなくコリコリと転がしてみる。
「んっ。こっちも触られて気持ち良かった」
右手で乳首を触っていたから空いていた左手で性器を恐る恐る触る。
ジェイドがどうやって触っていたのか思い出しながら自分の性器を扱く。最初は恐る恐る触っていたのがあまりの気持ち良さにいつの間にか夢中になっていた。
「き、気持ちいいよぉ」
触らせられたジェイドの性器を思い出した。僕のを触ってあんな風に興奮してくれたのだと思うと嬉しかった。
最後レンが来たからやめられたが、あのままジェイドの口に僕の性器を含まれたらどんなに気持ち良かったのだろう。あの時レンが来なければ僕は快感に負けてジェイドにもっとして欲しいとお願いしていただろう。
「ん、あっ、あぁっ。はぁはぁ、はぁ......」
自分の手の中に精液を放った。
「快感に負けちゃ駄目なのに。これじゃあ、このままじゃゲームの僕になっちゃう。もっと強くならなきゃ」
自分の手の中に放ったものを見ながら涙を流した。
これがゲームの強制力なのか、あんなにビッチにならないと誓ったのに一度気持ちいいことを体験してしまうとそっちに流されてしまいそうになる。
ジェイドのことは嫌いじゃなくどちらかというと好きだからジェイドにされることにそこまで嫌悪感がないのも問題かもしれない。
「心身共に強くならないと。あとは2人きりにならないことも重要かも」
この体は気持ちいいことに弱すぎる。2人っきりで気持ちいいことをされると雰囲気に流されてしまう。2人っきりにならないことも重要だ。
汚してしまった手を洗い、涙を流した目を冷やし気持ちを新たに切り替えその日は就寝した。
15
お気に入りに追加
311
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載


【BL】どうやら精霊術師として召喚されたようですが5分でクビになりましたので、最高級クラスの精霊獣と駆け落ちしようと思います。
riy
BL
風呂でまったりしている時に突如異世界へ召喚された千颯(ちはや)。
召喚されたのはいいが、本物の聖女が現れたからもう必要ないと5分も経たない内にお役御免になってしまう。
しかも元の世界へも帰れず、あろう事か風呂のお湯で流されてしまった魔法陣を描ける人物を探して直せと無茶振りされる始末。
別邸へと通されたのはいいが、いかにも出そうな趣のありすぎる館であまりの待遇の悪さに愕然とする。
そんな時に一匹のホワイトタイガーが現れ?
最高級クラスの精霊獣(人型にもなれる)×精霊術師(本人は凡人だと思ってる)
※コメディよりのラブコメ。時にシリアス。

異世界では総受けになりました。
西胡瓜
BL
尾瀬佐太郎はある日、駅のホームから突き飛ばされ目が覚めるとそこは異世界だった。
しかも転移先は魔力がないと生きていけない世界。
魔力なしで転移してしまったサタローは、魔力を他人から貰うことでしか生きられない体となってしまう。
魔力を貰う方法……それは他人の体液を自身の体に注ぎ込んでもらうことだった。
クロノス王国魔法軍に保護され、サタローは様々な人物から魔力を貰うことでなんとか異世界を生き抜いていく。
※アホ設定なので広い心でお読みください
※コメディ要素多め
※総受けだけど最終的には固定カプになる予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる