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廊下を走って走って自分の部屋まで全速力で駆けていく。
ベッドに飛び込み頭まで布団を被り必死で眠ろうとするがさっきの光景、セリフが頭の中にこびりついて眠ることができなかった。
「ユーマ様、ユーマ様。朝ですよ、起きて下さいユーマ様」
「うーん。んっ?」
重い目を開けるとベッドの横に立つレンの姿が目に入った。
僕はいつの間にか寝てしまっていたようだった。それでも睡眠時間が足りていないのかなんだか体がフラフラする。
「いつもの時間に起きてこないから心配で様子を見に来たのですがどうされたんですか?」
「ごめんね、なかなか寝付けなくて起きれなかっただけだから心配しないで」
僕はそう言ってベッドから降りて立ち上がろうとしたけど急に眩暈がしてよろけてしまった。
「ユーマ様!すごく熱いですよ。熱があるんじゃないんですか」
「レンの手冷たくて気持ちいいね」
よろけた僕をレンが抱き止めてくれる。僕の額にあてたレンの手が冷たくて気持ちよくてへらへら笑ってしまった。
レンに言われて熱があることを自覚すると途端に立っていられなくなるほどの辛さを感じた。
「ユーマ様!」
レンの焦った声が薄れていく意識の中聞こえてくる。
「あっ、んぁん。クロード様の気持ちいいです」
「僕のこんなに咥え込んで離さないで、ジェイドのここは気持ちいいね」
僕は意識を失いレンによってベッドに寝かされていた。
そのベッドの中で僕は昨日のことを夢にまで見ていた。
昨日の光景とは違うがそこにいる人達がやっていることは同じだ。
「ジェイドここが気持ちいいのかい?ほらこんなに前から蜜を溢して」
「クロード様。あっ、気持ちいい。もっともっと激しくして下さい。突いて、激しく突いて下さい」
「いくよ。ほらほら。ここがいいんだよね」
パンパンと肉と肉がぶつかり合う音が響く。
この夢のジェイドは僕が現実で見たジェイドより淫らだ。
「気持ちいいよ。あっ、んぁっ。ん、ん。出して中に出して一杯中にお兄ちゃまの精子欲しいよぉ」
「ユーマ出すよ。お兄ちゃまの子供孕んじゃいなさい」
いつの間にか淫らなジェイドが僕になっている。ジェイドが消えたわけじゃない。すぐ傍にジェイドもアオイもアキもいる。
僕があの4人の仲間になっている。
「クロード様の次は俺だからな」
「うん、ジェイドのも欲しい。みんなの精子欲しいよ。一杯出して、僕にいっぱいかけて」
僕の周りで3人の男たちが僕の痴態を見ながら自身のものを扱いている。それぞれ絶頂は近く、僕の絶頂に合わせようとしている。
「あっ、んぁ~ん。イク、イク」
「ユーマ、ユーマ」
クロードは僕の奥に打ち付けてその1番奥に射精した。僕もほぼ同時に射精する。それを確認した他の3人も僕めがけて精を放つ。
胸お腹それにお尻が5人の精子で汚れている。
「みんなの精子で一杯だね。沢山出たね」
僕は4人の精子を手に取り混ぜ合わせて笑った。そんな僕の様子を見た4人の性器がまた大きくなっていく。
「もっと頂戴」
僕は1番近くにいたジェイドの性器を手に取り強請った。そしてそれを僕は口に含み美味しそうに舐め始めた。
「いやー」
「ユーマ様大丈夫ですか。しっかりなさって下さい」
僕の叫び声を聞いてレンが近寄ってくる。
「僕寝てた?寝ちゃ駄目なんだ。寝たら駄目なのに」
「ユーマ様これを飲んで落ち着いて下さい」
レンは僕に水の入ったコップを渡してくれた。それを受け取ったけど僕は飲まずに寝ちゃ駄目とぶつぶつ言っている。
「ユーマ様飲んで下さい」
レンが強引に口元まで持っていったことでやっと僕は水を飲む。
「ユーマ様落ち着きました?」
「ありがとう、ごめんね」
「大丈夫ですよ。さっ、もっとお水を飲んで下さい。ゆっくりでいいからこのフルーツも食べて下さい」
僕はレンが差し出してくれた桃に味も見た目も似たフルーツを少しだけかじって食べるのをやめる。レンは悲しそうな顔をして桃を皿に戻した。
「ユーマ様カーテン開けてもよろしいですか?」
「ううん、そのまま閉めてて」
「そうですか。私はこのお皿を片付けてきますね。何かあればすぐ声をかけて下さいね」
僕は寝室を出ていくレンに無言で頷いた。
部屋の外でレンのすすり泣く声が聞こえてくるのを僕はぼんやりと聞いていた。
僕はあの4人の行為を見た次の日からこの部屋で寝込んでいた。今日で10日目になる。
最初は熱を出して寝込んでいたが熱が下がった3日目から眠ると5人で淫らな行為をする夢を見るようになった。毎回僕は誰かに抱かれている。それを僕はものすごく喜んで受け入れている。
そんな夢を見たくなくて僕は眠ることができなくなった。でもいつの間にか眠っている。そして夢を見て叫んで起きる。
そんなことを繰り返していたら僕はどんどん衰弱していった。
誰にも会いたくなくてカーテンも閉め切って部屋を薄暗くして過ごしていた。
最初の頃はレンの他に両親だけには会っていたが今はレン以外の面会は断っていた。
このままでは駄目だと分かっているんだけど心と体が上手く動かない。
「ごめん、ごめんねレン、みんな」
僕はレンの泣き声を聞きながら静かに涙を流していた。
そして泣き疲れて眠る。
またあの夢を見る。
ベッドに飛び込み頭まで布団を被り必死で眠ろうとするがさっきの光景、セリフが頭の中にこびりついて眠ることができなかった。
「ユーマ様、ユーマ様。朝ですよ、起きて下さいユーマ様」
「うーん。んっ?」
重い目を開けるとベッドの横に立つレンの姿が目に入った。
僕はいつの間にか寝てしまっていたようだった。それでも睡眠時間が足りていないのかなんだか体がフラフラする。
「いつもの時間に起きてこないから心配で様子を見に来たのですがどうされたんですか?」
「ごめんね、なかなか寝付けなくて起きれなかっただけだから心配しないで」
僕はそう言ってベッドから降りて立ち上がろうとしたけど急に眩暈がしてよろけてしまった。
「ユーマ様!すごく熱いですよ。熱があるんじゃないんですか」
「レンの手冷たくて気持ちいいね」
よろけた僕をレンが抱き止めてくれる。僕の額にあてたレンの手が冷たくて気持ちよくてへらへら笑ってしまった。
レンに言われて熱があることを自覚すると途端に立っていられなくなるほどの辛さを感じた。
「ユーマ様!」
レンの焦った声が薄れていく意識の中聞こえてくる。
「あっ、んぁん。クロード様の気持ちいいです」
「僕のこんなに咥え込んで離さないで、ジェイドのここは気持ちいいね」
僕は意識を失いレンによってベッドに寝かされていた。
そのベッドの中で僕は昨日のことを夢にまで見ていた。
昨日の光景とは違うがそこにいる人達がやっていることは同じだ。
「ジェイドここが気持ちいいのかい?ほらこんなに前から蜜を溢して」
「クロード様。あっ、気持ちいい。もっともっと激しくして下さい。突いて、激しく突いて下さい」
「いくよ。ほらほら。ここがいいんだよね」
パンパンと肉と肉がぶつかり合う音が響く。
この夢のジェイドは僕が現実で見たジェイドより淫らだ。
「気持ちいいよ。あっ、んぁっ。ん、ん。出して中に出して一杯中にお兄ちゃまの精子欲しいよぉ」
「ユーマ出すよ。お兄ちゃまの子供孕んじゃいなさい」
いつの間にか淫らなジェイドが僕になっている。ジェイドが消えたわけじゃない。すぐ傍にジェイドもアオイもアキもいる。
僕があの4人の仲間になっている。
「クロード様の次は俺だからな」
「うん、ジェイドのも欲しい。みんなの精子欲しいよ。一杯出して、僕にいっぱいかけて」
僕の周りで3人の男たちが僕の痴態を見ながら自身のものを扱いている。それぞれ絶頂は近く、僕の絶頂に合わせようとしている。
「あっ、んぁ~ん。イク、イク」
「ユーマ、ユーマ」
クロードは僕の奥に打ち付けてその1番奥に射精した。僕もほぼ同時に射精する。それを確認した他の3人も僕めがけて精を放つ。
胸お腹それにお尻が5人の精子で汚れている。
「みんなの精子で一杯だね。沢山出たね」
僕は4人の精子を手に取り混ぜ合わせて笑った。そんな僕の様子を見た4人の性器がまた大きくなっていく。
「もっと頂戴」
僕は1番近くにいたジェイドの性器を手に取り強請った。そしてそれを僕は口に含み美味しそうに舐め始めた。
「いやー」
「ユーマ様大丈夫ですか。しっかりなさって下さい」
僕の叫び声を聞いてレンが近寄ってくる。
「僕寝てた?寝ちゃ駄目なんだ。寝たら駄目なのに」
「ユーマ様これを飲んで落ち着いて下さい」
レンは僕に水の入ったコップを渡してくれた。それを受け取ったけど僕は飲まずに寝ちゃ駄目とぶつぶつ言っている。
「ユーマ様飲んで下さい」
レンが強引に口元まで持っていったことでやっと僕は水を飲む。
「ユーマ様落ち着きました?」
「ありがとう、ごめんね」
「大丈夫ですよ。さっ、もっとお水を飲んで下さい。ゆっくりでいいからこのフルーツも食べて下さい」
僕はレンが差し出してくれた桃に味も見た目も似たフルーツを少しだけかじって食べるのをやめる。レンは悲しそうな顔をして桃を皿に戻した。
「ユーマ様カーテン開けてもよろしいですか?」
「ううん、そのまま閉めてて」
「そうですか。私はこのお皿を片付けてきますね。何かあればすぐ声をかけて下さいね」
僕は寝室を出ていくレンに無言で頷いた。
部屋の外でレンのすすり泣く声が聞こえてくるのを僕はぼんやりと聞いていた。
僕はあの4人の行為を見た次の日からこの部屋で寝込んでいた。今日で10日目になる。
最初は熱を出して寝込んでいたが熱が下がった3日目から眠ると5人で淫らな行為をする夢を見るようになった。毎回僕は誰かに抱かれている。それを僕はものすごく喜んで受け入れている。
そんな夢を見たくなくて僕は眠ることができなくなった。でもいつの間にか眠っている。そして夢を見て叫んで起きる。
そんなことを繰り返していたら僕はどんどん衰弱していった。
誰にも会いたくなくてカーテンも閉め切って部屋を薄暗くして過ごしていた。
最初の頃はレンの他に両親だけには会っていたが今はレン以外の面会は断っていた。
このままでは駄目だと分かっているんだけど心と体が上手く動かない。
「ごめん、ごめんねレン、みんな」
僕はレンの泣き声を聞きながら静かに涙を流していた。
そして泣き疲れて眠る。
またあの夢を見る。
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