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痛い、ものすごく痛い。食事をする為に手を動かすのでさえ痛いからジェイドにご飯を食べさせてもらっている。
「これ恥ずかしいね」
「何言ってるんだよ。ユーマが俺にしてたことじゃないか。俺は楽しいよ」
僕の部屋まで2人分の食事を持ってきたジェイドは凄く楽しそうにしている。
「ほらユーマ、あーん。美味しいか?」
「美味しいけど、やっぱり恥ずかしいや」
あの時は楽しんで食べさせてごめん。僕は心の中でこっそり反省する。
この筋肉痛早く治れと必死に願う。
その願いで本来の自然治癒力が高められたのか時間が経つごとに動けるようになっていった。
「ユーマ今日の訓練どうするんだ」
「僕は参加出来ないけど見てるだけでも勉強になるから行くよ。昨日迷惑かけたの謝りたいしね」
食後にレンが淹れてくれた紅茶を飲みながらジェイドと話しているとレンではないメイドがやってきた。
「ユーマ様今日はレンが用事があるので私がお供しますね。あとこれは私が焼いたクッキーなんですが騎士の皆さんの差し入れにしたいんですがどう思いますか?」
やってきたメイドはできたてなのだろうまだ温かいクッキーが入ったカゴを持っている。
「訓練の後はみんなお腹空かせてるから喜ぶと思うよ。ありがとう、エル今日はよろしく」
食後のお茶も飲み終わると僕は足をプルプルさせながらエルの手を借りて訓練場まで歩き出した。ジェイドは僕の速度に合わせていたら遅刻するから先に行ってもらった。
ゆっくり進んでたどり着くともう訓練は始まっていた。
「昨日はすみませんでした。今日は見学させてもらいますが明日からはまたよろしくお願いします」
僕は騎士のみんなに挨拶をして用意されていた椅子に座る。
こんなことこの訓練に参加させてもらっている子供だから許されるけど同じ騎士の仲間なら許されないことだと思う。
「ユーマ様体の調子はどうですか?」
椅子に座って見学していた僕に騎士たちをまとめる隊長さんがやってきて声をかけてきた。
「昨日は迷惑かけてすみませんでした。今日も見学だけの参加許してもらいありがとうございます」
「見学だけでも学べることは多いですよ。しっかり動きを見て真似できると思ったことは次挑戦してください。しかし昨日のユーマ様の力は凄かったですね。びっくりですよ。昨日の相手は騎士たちの間では1番の力強さの持ち主なんですよ」
隊長にも昨日の力のことを言われたがやっぱり魔力のことは言えないから曖昧な答えを言ってしまった。
沢山の人がいる所で不自然な強さは出せないな。使う時と場所をしっかり考えないと。
見学しながらも魔力での増幅のことを考えたり、訓練の様子を眺めながら動きを見たりと忙しく頭を使っていた。体を使って訓練する時より疲れたかもしれない。
「ジェイドお疲れ様。ジェイドって自分の左下辺りからこられるの苦手みたいだね。そっちからくる剣に対して反応遅れてたよ。今度僕もジェイドのそっち側から攻めてみよって思ったよ」
訓練を終えたジェイドが汗を拭きながら僕の傍までやってきた。
僕は今日見たジェイドの訓練の感想を伝えた。
やっている本人よりも外から見ている人の方が割と弱点に気付けたりするものだ。凄腕の剣の達人にもなると上手く隠せるかもしれないけどジェイドはまだ初心者も同然だ。
「うわぁー、嫌なこと気付かれたな。自分でも分かってるんだけど中々反応できないんだよな。見学も割と勉強になるんだな。今度俺も見学してみようかな」
「ジェイドは見学しても我慢できずに訓練に参加してそうだけどね」
「確かにそうかも。じっと見てるより動いてる方がいいわ」
ジェイドは脳筋だ。
「ユーマ様、ジェイドこちらをどうぞ」
ジェイドと話している間にどこかに行っていたエルが僕とジェイドに飲み物が入ったグラスを渡してきた。
「うわっ、これ美味しい。冷たくてさっぱりしてるから訓練の後にはぴったりだね」
「うん、ほんとうまい。熱くなってた体が程よく冷やされるよ」
僕とジェイドはエルに渡された果実水を飲んでその味を絶賛していた。
「喜んでいただけて嬉しいです。よかったらまた作ってきてもいいですか?」
「これエルの手作りなの。ほんと美味しいよ。またお願いします」
僕とジェイドの絶賛にエルは少し照れている。照れている笑顔が可愛い。レンが美人系でエルは可愛い系だ。
「ユーマ様今日の差し入れのクッキーすごく美味しかったです。果実水も美味しかったし。俺あんなのが作れる恋人が欲しいです」
騎士達が休憩していた所から1人の騎士が僕の所にやってきた。
エルはクッキーだけでなく果実水も差し入れしていたようだ。
「クッキーも果実水もエルの手作りなんだよ」
「えっ、あれ、エルさんの手作りだったんですか。あの、えっと、美味しかったです」
「あ、ありがとうございます」
騎士はさっきの勢いは消えてドギマギしていた。エルも僕達が褒めた時より照れて顔も赤くなっている。
僕は新たなBLをここに発見した。
この2人を見ていたら『萌え』という言葉を思い出した。
「これ恥ずかしいね」
「何言ってるんだよ。ユーマが俺にしてたことじゃないか。俺は楽しいよ」
僕の部屋まで2人分の食事を持ってきたジェイドは凄く楽しそうにしている。
「ほらユーマ、あーん。美味しいか?」
「美味しいけど、やっぱり恥ずかしいや」
あの時は楽しんで食べさせてごめん。僕は心の中でこっそり反省する。
この筋肉痛早く治れと必死に願う。
その願いで本来の自然治癒力が高められたのか時間が経つごとに動けるようになっていった。
「ユーマ今日の訓練どうするんだ」
「僕は参加出来ないけど見てるだけでも勉強になるから行くよ。昨日迷惑かけたの謝りたいしね」
食後にレンが淹れてくれた紅茶を飲みながらジェイドと話しているとレンではないメイドがやってきた。
「ユーマ様今日はレンが用事があるので私がお供しますね。あとこれは私が焼いたクッキーなんですが騎士の皆さんの差し入れにしたいんですがどう思いますか?」
やってきたメイドはできたてなのだろうまだ温かいクッキーが入ったカゴを持っている。
「訓練の後はみんなお腹空かせてるから喜ぶと思うよ。ありがとう、エル今日はよろしく」
食後のお茶も飲み終わると僕は足をプルプルさせながらエルの手を借りて訓練場まで歩き出した。ジェイドは僕の速度に合わせていたら遅刻するから先に行ってもらった。
ゆっくり進んでたどり着くともう訓練は始まっていた。
「昨日はすみませんでした。今日は見学させてもらいますが明日からはまたよろしくお願いします」
僕は騎士のみんなに挨拶をして用意されていた椅子に座る。
こんなことこの訓練に参加させてもらっている子供だから許されるけど同じ騎士の仲間なら許されないことだと思う。
「ユーマ様体の調子はどうですか?」
椅子に座って見学していた僕に騎士たちをまとめる隊長さんがやってきて声をかけてきた。
「昨日は迷惑かけてすみませんでした。今日も見学だけの参加許してもらいありがとうございます」
「見学だけでも学べることは多いですよ。しっかり動きを見て真似できると思ったことは次挑戦してください。しかし昨日のユーマ様の力は凄かったですね。びっくりですよ。昨日の相手は騎士たちの間では1番の力強さの持ち主なんですよ」
隊長にも昨日の力のことを言われたがやっぱり魔力のことは言えないから曖昧な答えを言ってしまった。
沢山の人がいる所で不自然な強さは出せないな。使う時と場所をしっかり考えないと。
見学しながらも魔力での増幅のことを考えたり、訓練の様子を眺めながら動きを見たりと忙しく頭を使っていた。体を使って訓練する時より疲れたかもしれない。
「ジェイドお疲れ様。ジェイドって自分の左下辺りからこられるの苦手みたいだね。そっちからくる剣に対して反応遅れてたよ。今度僕もジェイドのそっち側から攻めてみよって思ったよ」
訓練を終えたジェイドが汗を拭きながら僕の傍までやってきた。
僕は今日見たジェイドの訓練の感想を伝えた。
やっている本人よりも外から見ている人の方が割と弱点に気付けたりするものだ。凄腕の剣の達人にもなると上手く隠せるかもしれないけどジェイドはまだ初心者も同然だ。
「うわぁー、嫌なこと気付かれたな。自分でも分かってるんだけど中々反応できないんだよな。見学も割と勉強になるんだな。今度俺も見学してみようかな」
「ジェイドは見学しても我慢できずに訓練に参加してそうだけどね」
「確かにそうかも。じっと見てるより動いてる方がいいわ」
ジェイドは脳筋だ。
「ユーマ様、ジェイドこちらをどうぞ」
ジェイドと話している間にどこかに行っていたエルが僕とジェイドに飲み物が入ったグラスを渡してきた。
「うわっ、これ美味しい。冷たくてさっぱりしてるから訓練の後にはぴったりだね」
「うん、ほんとうまい。熱くなってた体が程よく冷やされるよ」
僕とジェイドはエルに渡された果実水を飲んでその味を絶賛していた。
「喜んでいただけて嬉しいです。よかったらまた作ってきてもいいですか?」
「これエルの手作りなの。ほんと美味しいよ。またお願いします」
僕とジェイドの絶賛にエルは少し照れている。照れている笑顔が可愛い。レンが美人系でエルは可愛い系だ。
「ユーマ様今日の差し入れのクッキーすごく美味しかったです。果実水も美味しかったし。俺あんなのが作れる恋人が欲しいです」
騎士達が休憩していた所から1人の騎士が僕の所にやってきた。
エルはクッキーだけでなく果実水も差し入れしていたようだ。
「クッキーも果実水もエルの手作りなんだよ」
「えっ、あれ、エルさんの手作りだったんですか。あの、えっと、美味しかったです」
「あ、ありがとうございます」
騎士はさっきの勢いは消えてドギマギしていた。エルも僕達が褒めた時より照れて顔も赤くなっている。
僕は新たなBLをここに発見した。
この2人を見ていたら『萌え』という言葉を思い出した。
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